眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・狼を狩る法則:J・L・ラングレー

ボーイズ小説・狼を狩る法則(モノクローム・ロマンス文庫)J・L・ラングレー

人狼で獣医の攻は、銃で撃たれた狼姿の人狼が自分の伴侶(メイト)だと分かる。手当てした後人型に戻った歴史学者で教授の受を口説いたが受は命を狙われていて…。
ジャンル買い。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は歴史学者。博士号を取り大学で教えている。教授。白人。実家は名家。愛らしい顔立ち。童顔。細くまっすぐな鼻筋。白い桃のような肌。短めのプラチナブロンド。癖毛。太陽のように明るい髪。大きな空色の目。頑固。南部訛り。ゲイ。実家に勘当されている。兄がひとり。
攻は獣医。ネイティブアメリカン。深く魅力的な声。黒く美しい髪。高い頬骨。褐色の肌。明るく大らか。茶色の目。長身。
海外BLの人狼物。受が昔の失恋を乗り越え攻とくっつき家族と和解する話。受を狙っている相手を探すミステリー要素もある。
日本のBLでよく見かけた狼男の設定は、満月の晩に狼に変身する。力が強い。先天的なのと後天的なのがいる。みたいな感じ。
この作品はそれプラス、人狼は男のみが慣れる。人狼父を持つ女性の息子は人狼になる。家族と普通に生活して群れを作り、リーダーのアルファと副官のベータがいる。というもの。実際狼の群れのリーダーをそう呼んでいるみたいなので、人狼物のみの設定という訳ではないんだろうけれど。馴染みがないので新鮮だった。
後は伴侶(メイト)の設定。人狼には生まれつき番の相手がいて、その相手を一目見るだけでどんな人間でも一番に惹かれ離れられなくなる。どれだけハードルが高い相手でもメイトなら仕方がないと納得される便利システム。
攻はノンケだったが同性がメイトで最初は驚いていたが、直ぐに些末な問題にしている。
このカプは受が一番力が強いのも面白い。攻は受に夢中で人狼なら一発で分かる力関係が分からなくて普通に接しているのも良かった。
あと定番と言えば定番だけれど、潤滑剤をカバンに入れる攻防に笑った。
メインキャラの自分の家族との付き合い方に割と多くページが割かれていた。一昔前の日本のBLにも、親にばれた時のエピソードがじっくり書かれることは割とあったけれど、最近は滅多に見かけない。
面白い設定だったので別カプの話も読んでみたい。
Hはそれなり。相変わらず海外物は好みの相手がいかに魅力的か、愚息のたち具合で分かり易く説明している。未だに慣れん。最後は攻受が逆転していたが、お互い挿入することによって両思いを成就させているようなニュアンスだった。体の関係自体は受がやはり受側の事が多そうなのでこの表記にした。
次も買ってみる。このまま続けて刊行されますように。
海外BL。人狼30歳×人狼25歳。リバカプ。ミステリー。謎解き。シリアス。ライカンスロープ。


2013年10月12日(土)
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