眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・もう翼はいらない:水無月さらら/あの夏、二人は途方に暮れて:神奈木智
目の前の田んぼで稲刈りが始まった。もう秋の初めか。
ボーイズ小説・もう翼はいらない(花丸文庫ブラック)水無月さらら
SF設定。連邦軍の精鋭パイロットであった受は、仲間を逃すため撃墜され帝国軍伯爵で医官攻に拘束される。両性具有である受は両足と右手は義手になり女として扱われるが…。
設定買い。可もなく不可もなくプラス2。
受は連邦軍のエースパイロット。優秀な遺伝子をつかって人工的に作られた。戦士として育てられて感情が希薄。人形のように整った美貌。銀色の艶やかな髪。紫色の瞳。伸びやかな肢体。
攻は帝国軍伯爵。姉が皇太子の妻になったが障害を持った子供を産み気に病んで自害。艶やかな鳶色の髪。顔半分を覆うマスク状の眼鏡をつけている。高いほお骨から顎のラインがすっきり整っている。つり上がった細い眉。くっきり刻まれた二重瞼。淡い瞳の色。怜悧な顔立ち。完璧な左右対称の目鼻立ち。革命グループに手を貸す。
両性具有のSF物。気持ちは少年らしいが、身体は少女寄り。
地球が大変な事になって宇宙に脱出した末裔が帝国側、地球が持ち直し始めたので地球に戻ると戦争を仕掛けてきて、地球側(連邦)が応戦している。難癖付けてきたのは帝国だけれど、連邦も体外受精で機械的に子供を作り戦闘マシーンにしている。
精神が幼い天才パイロット受が貴族で医者攻に囲われ可愛がられながら心を取り戻していく。みたいな流れ。
正直どちらの体制にも肩入れできず、どっちもどっちな気持ちで読んでいたが帝国の革命勢力も絡んできて最後の十数ページは? のまま終わった印象。
宇宙戦争の方はもっとシンプルでも良かったんじゃないだろうか。なんつーかせっかくのSF設定なのに何か勿体ない。
後、受視点で話は進むんだけれど、両性具有の自分にあまり頓着していないというか、子供産めんかもなー程度にしか意識していなかったのに、途中から帝国側に身体の秘密がばれたらいやだみたいな気持ちになっていて、なんで? と思った。今書いていて気付いたが、性に興味がない→攻にHされ意識するようにという流れが書きたかったんだろうか。そんな風には言及されていなかったのでまったく気付かなかった。
と言うか、受の感情が直ぐ側で見聞きしていると言うより数メートル離れた硝子越しに見ている感じで、親近感がわきにくい。
後、攻よりラスボスっぽい脇キャラが出てきて、魅力的な脇キャラで周囲を固めているというより、攻食われてるんじゃないのか? という感想の方が強くなった。
Hは両性具有なのでその手のシーンもあり。
次も設定次第。
プチSF設定。帝国軍伯爵28歳×連邦軍パイロット17歳。シリアス。年上攻。両性具有。義足受。受の女装。
ボーイズ小説・あの夏、二人は途方に暮れて(ルチル文庫)神奈木智
高校生受は公園で泣いているサラリーマン攻を目撃しつい声をかけてしまう。後日花束を抱えた攻と再会し…。
設定買い。可もなく不可もなくプラス2。
受は高校生。高二。要領は良い方。170センチ。人懐こい。顔立ちは整っている。清潔感がある。
攻は建築士。将来有望。会社員。婚約者がいたが二股されふられる。外見はエリートビジネスマン。俳優だと言われても納得できる端整な顔立ち。細身だがバランスのいいスタイル。
あらすじを読んで最初高校生攻と社会人受かと思ってしまった。
百合ップルかと思ったが、攻に受受しさはない。
平凡な二人の普通の恋愛だけれど、元婚約者との別れがずるずる続いていたので読んでいてしんどかった。
攻の元婚約者の扱い。と言うか言動が一貫していないというか、最初と最後で印象が違う。敵役として粘っていたが、嫌な相手が出れば出るほどそれに対する攻の言動も気持ちは分からないではないが…と思ってしまい盛り上がれなかった。
Hはさくっと。
次も設定次第。
社会人26歳×高校生高二。年上攻。
ふと思ったのだが、BLでは両性具有でも男メンタルなら人を選ぶけど何となくBLカテに入っていたりするが、TLで両性具有はいつか受け入れられるんだろうか。
個人的に思い返すと、女の身体で男メンタルはBLとして読むのは無理、両性具有で男メンタルとして読むのは有り、両性具有で女メンタルとして読むのは無理に近い微妙、男の身体で女メンタルとして読むのは無理。という感じだった。
2013年09月09日(月)
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