眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・アロー:一穂ミチ/雨の日に、:早瀬亮
ボーイズ小説・アロー(ルチル文庫)一穂ミチ
寂れたバーの店長をやっている受の元に中学時代の同級生で行く宛てのない男・攻が転がり込んでくる。奇妙な同居生活が始まったが…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受は寂れたバーの店長。前の持ち主は行方不明。義理の兄にずっと片思いして鬱屈している。無気力。兄には恋人が居る。王子系の品の良い顔。
攻は在宅の自由業。既婚だったが嫁に捨てられた。ハンサム。尋常でない集中力でダーツや射的を当てたり株の動向を当てたりする。
寂れた古い小さなバーと流行っていない商店街など小さな範囲で話が進む。商売する気の少ない受とその店に転がり込んできた無職になった攻がうだうだする話。
テンションが低空飛行のまま淡々と進んでいく。それこそバーの名前の通り薄暗い濁った水底の中でゆったり漂っているような気持ちになった。昔たまに通っていたバーを思い出した(あまり関係ないが三宮にある「どん底」という店に友達が気に入ってよく通っていた。あれも地下街の突き当たりにあるのよね)。
お互い相手に深入りしないので攻の事情はかなり最後に出てくる。
面白くないわけではないのだけど、ゆるーい雰囲気に読んでいると微妙に眠くなってくる。冬コミの企業ブース列に並びながら読んでそうだったのでベッドに転がって読んでいたら寝落ちしていたかもしれない。
くっついた後もゆるーく二人で生きていくんだろうなーと思った。
Hはそれなり。
次も地雷でない限り買う予定。
社会人物。一種の再会物? 同居物。中学時代の同級生。
ボーイズ小説・雨の日に、(シャレード文庫)早瀬亮
苦学生受は女子大生に絡まれていた園児を助けるため水をはねさせ近くにいた攻にかけてしまう。逆恨みされてバイト先を首になり窮地に陥るが、公園で知り合った同じ苦学生攻と知り合い…。
設定が気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大学生。苦学生。バイトをしながら大学に通う。実家は小さな自営で資金繰りが苦しい。大学で学びたいことがあり両親の期待を裏切って進学した。弟妹が居る。おとなしく優等生。成績が良い。赤面症。奥手。平凡。地味だが色白で容姿は整っている。綺麗系。優しく思いやりがある。
攻は大学生。裕福な家庭に生まれ育ち上流階級の一員として生きてきた。既婚の兄が二人。スポーツ学問、ルックスやバックグラウンドも全てハイレベル。憧れの眼差しをむけられ尊敬されており挫折を知らない。男女にもてる。端正な顔立ち。長身で腰の位置が高く非常にスタイルが良い。
バイトを辞めさせられた苦学生に身分を偽って近づいたセレブ大学生攻が困窮しながらも頑張る受にほだされ好きになる話。
やらなければ切っ掛けにならなかったので進行上仕方がなかったのかもしれないけれど、園児を助ける時に水たまりの水をはねさせる必要はあったのかと思ってしまう。園児を助ける受の言動が微妙で好感が持ちにくかった。
受の働く店のオーナーで攻の友達でもある男は、攻がちょっとした意趣返しをしたいという気持ちを受けて軽い気持ちで受を首にしてバイトで採用しないよう周囲の店に圧力をかけていたが、軽い気持ちでそこまでする行動にどん引きした。いい人っぽく書かれているけど普通に近づきたくないタイプだろうに。攻も一応反省しているけどすぐに次が見つかるだろうという理由で受を首にするのに賛同しているのも微妙。
あらすじを読んで園児は知り合いかと思ったが赤の他人らしい。虐待されているわけではないのだけどプチ放置っぽくて園児の家庭環境が微妙に気になる。
赤の他人の園児としょっちゅう公園で遊んでいて周囲に有らぬ疑いをかけられないのかとそっちも気になった。
あらすじと言えば、受のアパートが住めなくなって攻の借りたアパートに一緒に売らす下りで「一組きりの布団の中ちょっと乳首にいたずらをされるくらいで仲良く暮らす」という言葉に吹きそうになった。それぞれ思いを告げておらず表面上は友達同士なのにちょっと乳首にいたずらじゃないだろう。
クライマックスは割とあっさり攻を許していたので、もうちょっときっちり絞めた方が良いんではないかと思った。
Hはそれなり。
次も設定次第。
学生物。大学生社長×大学生。年上攻。たまに眼鏡攻。金持ち×貧乏人。
2012年01月15日(日)
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