眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・美少年は32歳!?:水無月さらら
ボーイズ小説・美少年は32歳!?(キャラ文庫)水無月さらら
オタク高校生受とデイトレーダー攻は、ある日街角で中身が入れ代わってしまう。それぞれの家で暮らしつつ生活になじもうとしていたが…。
設定が気になったので買った。萌えは薄かった。というかトンデモな話だった。
受は高校二年生。姉が一人。オタク。ラノベ好き。小柄。奥手。さらさらと茶色い髪。運動が苦手。前に出られない。164センチ。45キロ。成績は平均だけど素地は悪くない。外見はかまわないが小綺麗にすると美少年。
攻はデイトレーダー。脱サラしたばかり。両親は他界。父親は有名な作詞家だった。体脂肪率が一桁。細マッチョ。高級マンションに住む。スタイリッシュな部屋。182センチ。高い額。引き締まった頬。くっきりした二重。日本人離れした彫りの深い顔立ち。芸能人のよう。勝ち組人生。自信家。バイ。
入れ代わり物はいくつかのパターンがあるが、これはUFOが通り空間が歪んで入れ代わっていた。原因が判明するのが早く、元に戻る方法は二人の間であまり模索されていない。どちらかと言うと現在の体の生活に慣れようとするのがメイン。受の体に入った攻の方が積極的で順応性が高く楽しんでいる。攻の体に入った受の方はうじうじとしていた。
半分過ぎても受は攻のセフレと交流して(Hしていないが押し倒されている)、攻は受の女友達とデートしており、二人の恋愛にはさっぱりなっていなかった。
間に挟まるオタク談義も長い。オタキャラは好きだけど、オタクキャラを強調している会話というより、昔見ていたアニメの懐かしい話をしているので、あまりオタクな感じがしない。
ついでに言葉選びがたまに古くさく感じて何度か引っかかった。
終盤でも相手に恋心を抱くというより、運命共同体としての情に流されているような気がする。ラブではなかった。
このままどうするんだろうと読んでいたら、クライマックスHが凄かった。
以下オチのネタバレなので注意。
この手の入れ代わり物は入れ代わった相手の立場になって、理解を深めて好きになり元に戻ってくっつくみたいなパターンが多いのだけれど、このカプは入れ代わったままHしている。
中身が変われば外見が自分でも別人のように見えるのかもしれないが、受(人格は攻)が誘って奥手な攻(受)が押し倒し、受(攻)はやるつもりがやられそうになるのに驚いたが、ま、いっかと広い心で受け止めていた。ある意味とても男前なのだが。
自分の体にやられるのって究極の自慰みたい。
やった後すぐに元に戻ったのも驚いたが、流れで二回目を始めたのも驚いた。突っ込まれたのは二回とも受の体なんだけど、やったことはリバではないのかと思った。
最後の方はもやもやした気持ちで読んでいたのだけど、このクライマックスHで全てを吹き飛ばされた。明後日の方向過ぎる力業。この作家さんはたまにすごい話を書くけれどこれもすごかった。
次も設定次第。
トンデモ設定。入れ代わり物。投資家32歳×高校二年生16歳。ある意味リバ。コメディ。オタク受。眼鏡受。年上攻。
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2011年07月20日(水)
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