眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・恋愛小説は書けない:雨月夜道

BLCD「スーパーラバーズ」1・2を聴いた。
送料の関係でまとめて。どのメインキャラも微妙にイメージと違う。漫画原作だとモノローグが小説原作より少ない分、キャラがどういう状況なのか分かり難いのではないかと思ってしまった。漫画の感想でも書いたけれど、音で聴いても主人公の攻(候補)は不憫だと思ってしまった。
事故で引き取り手が居なくて施設に放り込まれた主人公を放置していた母親や、受(候補)の過去を訊いた主人公を罵倒する女弁護士。受の過去が酷いと分かっているなら最初から攻に聴かないようにと説明しておけばいいのに。記憶喪失なままの攻に対して酷すぎる。
特典トークは子供の頃の受の声優さんと攻、成長した受の声優さんの攻対談と、攻の双子の弟それぞれのコメントになっていた。
次も出るなら一応買ってみるけれど、同じような感想になったらその次は買わないかも。



ボーイズ小説・恋愛小説は書けない(花丸文庫)雨月夜道

売れっ子ミステリー小説家で変人の受は担当編集の攻に片思いしている。うっかり好意を持っていることをもらしてしまい…。
コメディっぽかったので買った。可もなく不可もなく。
受は才能あふれるベストセラー作家。スラリとした長身のモデル体型。品のある整った顔立ち。黙っていればいい男。変人。犬を飼っている。ゲイ。タチ。
攻は編集。鋭い眼光。無愛想でつっけんどん。骨張った長い指先。高い鼻梁。精悍な顔立ち。雄くさい。喫煙者。
担当編集に片思いしている変人作家のどたばたコメディ。
笑う気満々で読んでいたが今ひとつはまれなかった。
受は変人設定で、説明されている言動も確かに変人なのだけど、攻が受に向かって「死ねばいいのに」と言うほど酷い奇行には見えない。受の言動で他人に多大な迷惑をかけているわけでもないし真面目に働いているのに、受の変人ぶりより攻の「死ね」発言の方に驚いた。売れっ子作家にこのレベルの暴言を吐いたら、普通は上司を連れて土下座しにいくレベルだよね。
それなので受の言動で受が通う精神科医が胃炎になるほどのストレスだったのもピンと来ない。
もう一つは作家さんの文の組み立てで合わなかった。例えば攻の言葉に受が急に怒り出す(或いは受の行動に攻が激しく怒る)シーンが出てくるのだけど、怒った理由が先に出てこないので読んでいて怒られている方のキャラと一緒にぽかーんとしてしまう。その後怒った理由が出てきて一応納得は出来るのだけど、キャラの感情が一番揺れている時に呆気にとられていて共感出来ないので、キャラに親近感が持てず、ずっと一定の距離を保ったままだったので作品にのめり込めなかった。
なにげに受より攻の方が常識人ぶって受に酷い事をしていると思う。
Hは少ない目。
次は買うかどうか迷う。
社会人物。出版社。編集者×ミステリー作家31歳。変人受。元タチ受。コメディ。


2011年06月04日(土)
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