眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・熱傷:高槻かのこ

ボーイズ小説・熱傷(プラチナ文庫)高槻かのこ

名のある彫り師の四代目を襲名した受は、ある時強引に連れて行かれヤクザ組長攻の背中に墨を入れることになったが…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は彫り師。有名な彫り師の四代目。父親も彫り師だった。子供の頃は刺青師を毛嫌いしていた。腕は良い。弟子がいる。美形。やわらかな曲線を描く白桃のような頬に降りかかる艶やかな黒髪。花も恥じらう柔らかな美貌。武道のたしなみがある。度胸がある。大阪出身。
攻はヤクザの組長。有能。逞しい体躯。抑え込まれた威が自然とあふれ出すような強い眼差し。下に慕われている。明るく屈託のない表情は強い日の光のイメージ。傲岸不遜。
ヤクザと刺青師の話。ヤクザの内部抗争とかなら殺伐とするはずだけど、作風がほんわかしているのでシリアスで深刻な雰囲気にはなっていない。
これまで読んだBLヤクザ攻の背中に彫られた絵柄は、竜、虎が多くたまに毘沙門天や弁天、吉祥天みたいな神様系だったけど、この攻には花和尚魯智深という水滸伝の登場人物が彫られている。攻は天下取ったる系の性格ではないからか。
刺青を彫られて受に気絶させられる攻のエピが面白かった。
受にはヤクザ組長の息子である無二の親友がいる。攻より登場が早かったので当て馬になるのかと思ってしまった。
Hは最初攻が強引に。内容はそれなり。
次もあるなら買うかも。
ヤクザ物。刺青物。ヤクザ組長30代×刺青師。内部抗争。入れ墨。


2010年11月07日(日)
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