眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・月に笑う上下:木原音瀬

池袋であった木原さんのサイン会に行ってきた。
2時間ほど並んで立っているだけで疲れたけれど、それ以上に、ずっと間違わないよう気を付けながらサインを書き続けて、来た人と会話を交わし続けてくれた作家さんやそれをフォローしていたスタッフには頭が下がる。お疲れ様でした。
上下巻買ってサインをしてもらうのはどちらか1冊(もう片方は判子を押してくれる)ので、下巻にしてもらったのだが、下巻にサインしてもらうのは珍しかったみたい。店員にもスタッフの人にも上巻じゃなく? と聞き返された。
個人的に萌えた巻にサインが欲しい派なので、きっと上巻より下巻の方が萌えるだろうからと下巻にして貰ったのだが、スタッフの方は下巻の方が挿絵が過激じゃないからかと納得していた。
これは、まず書店員の男性に買った本を渡してサインして欲しい方の巻を教えて、店員さんが名前が書かれているサイン会当選葉書をその巻に挟み、作家さんに渡して書いて貰う流れなので、必然的に男性店員に挿絵を見られる確率が上がるためだと思われる。上巻の方がやばかった。心の中でだけそれは違うと否定しておいた。
お土産に作家さんの(多分)地元のお菓子と後日談の載ったペーパーをいただいた。消え物のお菓子と後日webで上げる予定のSSなあたり、転売防止なのだろうかとちと思った。
良い記念になった。

小説ディアプラフユを買った。買ってみた宣言のみ。
木原さんと久我さんと一穂さん目当てだったが、粗筋を読んで栗城さん、玉木さんも気になる。木原さんは次にウイングスに書くらしいが、本当に新書館どさまわりをしているのね。
次号はうえださん、砂原さん、渡海さんが楽しみ。桜木さんの「札幌の休日」がここで復刊されるらしい。懐かしい。



ボーイズ小説・月に笑う上下(ビーボーイノベル)木原音瀬

中学生の攻は、夜の校舎でクラスメートの女の子がヤクザと揉めて窓から落ちた事を目撃してしまう。数日後、攻が苛められている時にその事件について訊いてまわるヤクザ・受と出会い…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受はヤクザ。小さな組のチンピラ。母親は早く死にアル中の父親に虐待されて育つ。疑似家族に憧れている。喧嘩っぱやい。チンピラらしいチンピラ。情はある。そこそこの格好をすればそこそこ見られる。気が良い。
攻は中学生。最終的に外資系の企業に勤める。一人っ子。そこそこ裕福な家庭に育つ。勉強は出来る。頭が良い。中学時代は苛められていた。受のため一通りの事ができるようになった一途攻。背が高く細い。体力は無い。家事は一通り出来る。
攻は中学時代にヤクザ受と出会い、以降9年の関係が書かれている。出会いは中二、最後は攻が会社員になっているまで。
雑誌掲載は中学時代の出会い編。書き下ろしは攻が高校時代の話と大学時代の話。雑誌掲載は攻視点だが、書き下ろし部分は受視点。
苛めや暴力シーンは痛く状況は洒落にならない事もあるのだけれど、妙にラブラブなバカップルに見える二人だった。攻は受を下ネタでからかう。
最後はちゃんと幸せになっていた。受と知り合わなければ、攻は怪我をしたり事件に巻き込まれたりしなかったかもしれないが、受のために成長していった攻の一途さに萌える。
受が後で身を寄せた組のヤクザの息子が、いつか側近にやられればいいのにと妄想したのは私だけではないはず。
Hは最初、初心な攻を受が手ほどきする。その時の受は攻っぽい。攻の性器の皮を剥いたり素股でHまがいなことをしているが挿入はしていない。長じて攻に押されて最後までしてしまう。リバっぽいが本当のリバにはなるのかな。あまり本気でリバにはならないかもと思った。
ヤクザ物。リバっぽい雰囲気。出会いは中学生。メイン部分は大学生×ヤクザ。4歳差。年下攻。下克上。一途攻。受の女装(婚礼の着物)。逃避行。

次の小説ビーボーイでその後の二人が拝めるらしい。楽しみ。


2009年12月19日(土)
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