眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・おとなりさま:七織ニナコ/小説・はな咲く家路:一穂ミチ
マガジンビーボーイ10月号を買った。
蓮川さんは恋愛操作。2カプのほのぼの。佳門さんはあすまさん原作の王族結婚もの最終回。最後まで受に向かって妻というのに慣れなかった。絵で見ると破壊力が倍。幸せになって何より。国枝さんは50×50の高校生編。昔から二人でじゃれてましたという話。
高峰さんは新キャラが出てきた。本庄さんは外国人攻の続き。攻がファスナーを下ろした場面、何故か受になるのかと思ってドキドキした。そっちでも新しい世界が開けそうだけど。楢崎さんは山形弁受の続き。まだキス止まり。腰乃さんはリーマンと高校生の話。ほのぼのして良かった。なえさんは長めの話。話は結構好きだけど、絵が。まだ安定していないのか雰囲気がえらく変わっていて最初草間さんの話が載っているのかと勘違いした。
次号は蓮川さん、石原さん、まさおさんのために買ってみる。
小説ビーボーイ10月号を買ってみた。買ってみた宣言のみ。
櫛野さん、西江さんが楽しみ。次号はきっと買わない。
ボーイズ漫画・おとなりさま(リブレコミック)七織ニナコ
会社員2年目の攻は新しく引っ越した先で、会社の課長・受と隣になった。受は会社と自宅でまったく性格が異なり…。
雑誌掲載と描き下ろしは40Pほど。雑誌で気になっていたので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受は会社課長。白髪。会社では穏やかで仕事が出来る。部下の信頼も厚い。家では無愛想でルーズ。家事は出来ない。がさつでずぼら。
攻は社会人2年目。黒髪。家事は一通り出来る。料理を作っている。真面目。受に振り回される性格。
オンとオフで二重人格のように性格の違う年上上司受に振り回される部下攻の受難リーマンカプの話。
初単行本? 絵柄は結構好き。リーマン話に合いそう。
最初雑誌で読んだ時に、攻に乗っかった受が自分から入れていてビックリした。入れるまでこっちが攻だと思っていた。
1冊同じカプの話で話自体は嫌いではないのだけど、1冊として読むと物足りないのでこの感想。
この本に限った事ではないのだけど、最近思っていた事。
最近のBL漫画はキャラ個人の情報が少ないのが増えてきている気がする。
一昔前、1冊かけて1本の作品なら出会いから始まり、例えば、メインキャラの故郷の話、家族構成、オフの時の趣味、嗜好品、学歴みたいなのが話の端々に出てきて、そのキャラがどういう性格でどういう人生を歩んできたのか、その情報を元に頭の中で立体的にキャラを立てていきながら読んだのだけど、最近はそういう枝葉の情報が殆ど分からないまま話が進む漫画が増えてきた気がする。特に東京漫画社などの雰囲気系で。
この話も最初と最後でキャラプロフィールは殆ど変わらなかった。
毎回家族構成や趣味を必ず描いて欲しい訳ではないけれど、短編ならともかく長編でキャラ自体の情報が少ないと、頭の中の立体の部分がいくつか欠けたまま動くので、キャラ萌えが薄くなる事はある。情報が少ないと絶対萌えない訳ではなく相性もあるのかもしれないが。もしかして二次同人をやっているかどうかもあるのかなー。
あくまで前より増えたという感想で、そればかりになったという意味ではないですよと念のため。
話自体はほのぼのリーマンカプで可愛い話だった。
Hはあるけれど、下半身があまり描かれていないさくっと系。
次も設定次第。
社会人物。リーマン物。会社の部下×課長。ヘタレ攻。乗っかり受。
ボーイズ小説・はな咲く家路(ディアプラ文庫)一穂ミチ
大学生の受は母親の再婚で、同じ年の義兄弟攻と家族になる。高校3年の時に攻に好きだと言われたが、家族が壊れるのを恐れて拒絶する。そのまま大阪と東京で進路が別れたが、2年後の冬休み実家で過ごす事になり…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。雑誌で気になっていたので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大学生。大阪で下宿している。母子家庭で育ったが母親の再婚で広島に行く。眼鏡。10月生まれ。頭が良く几帳面。気配り。律儀。落ち着いた雰囲気。
攻は美大生。東京に住んでいる。彫刻の才能はありそう。その道では知られた木工制作者の父親と暮らしてきた。産みの母親は7つの時に亡くなる。はっきりした性格。一重だけどくっきりとした瞳。黒目がえらく濃い。気性がきつそうに見える。気取りのない自由さ奔放さ。無遠慮な物言い。大雑把に見えて機微に敏感。りりしい面差し。マイペース。家事が苦手。3月生まれ。
義兄弟物。両親の再婚で兄弟になった受攻。生真面目で四角四面な所のある受と天才肌で奔放な攻のカプ。話自体は大きな波があるわけではなく平凡でオーソドックスな恋愛物。
今回読んでいて感じた事。
男同士の恋愛物を楽しむためにBL小説を読んでいるが、メインの恋愛以外の部分で楽しめる事もあって、例えば普段手が届かないような豪華な場面を楽しんだり、印象深い綺麗な場面を楽しんだりする事なんだけど、この作家さんの文章を読んでいると、昔自分が体験した感情やその時の空気みたいなものを思い出す事がある。
とても嬉しかったりとても悲しかったり、感情が大きく揺れた時の記憶以外に、何があったわけでもない日常の一こまの記憶もしっかりと脳内に保存されていて、例えば冬の早朝窓を開けた時の空気の匂いだったり、住んでいた家の廊下に反射する陽の光だったり、自分が寝た後隣の部屋から響いてくる両親の話す声だったり、そういう何気ない・何でもないけれど懐かしい記憶を、この作家さんの小説を読んでいると思い出す事がある。
そういう記憶は柔らかい気持ちと一緒にあるので、それを思い出させてくれる話は、冷静に読み返すと普通の地味な恋愛話でも、勝手にポイントが加算され好印象になる。
今回も何度か昔の記憶を思い出してほんわかした。
実際そういう感情部分をのけると、雑誌掲載分は取り敢えず付き合おうっかなという所で終わっていて、書き下ろしでは受が就活をして恋愛部分に焦点が絞り切れていない気がする。
後半、たまに受攻の視点どちらで語られているのか混乱する所があった。ついでに最後の攻のしでかした事は、攻らしいと思いつつも、いい年なんだからもうちょっと考えればいいのにと考えてしまった。目の事故は恐いよ。
これからもこういう雰囲気で書いていってくれると嬉しい。
Hはさくっと。クライマックスHはフェードアウト気味。これを読んでやっといつの間にか二人は最後までやる仲になっていたんだと気付いた。
次も設定次第。
義兄弟物。再会物。家族物。同じ年の兄弟カプ。しみじみ。広島弁攻。
2009年09月15日(火)
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