眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・徒然:トジツキハジメ/小説・貴公子の求婚:和泉桂

ボーイズ漫画・徒然(ディアプラコミック)トジツキハジメ

エロ漫画家のアシスタントを続ける青年はずっと漫画家に片思いしているが…。
同人の再録と雑誌掲載3本。描き下ろしは表題24P。何となく買ってみた。可もなく不可もなくプラス3。
表題は同人で出していた物。描き下ろしはそのまとめ。Hしていないのでどちらがどちらか分からない。つかHは最後までしなさそうな気もする。
エロ漫画家は元インディーズでバンドを組んでおり、一般青年誌にも描こうとしているところ。6年ほどアシスタントをして家事も得意な青年は、そろそろ思い切ろうかと思いながら煮え切らない関係が続いている。
恋愛未満な淡い関係なのだがあまり萌えはない。本人が望んでいるので仕方がないが、生殺しのまま数年経っているのがちょっと可哀相だった。こういうつかず離れずな関係は嫌いではないが、単行本の2/3で延々やられると状況が変わらなさすぎてちょっと飽きる。
読み切りは、上記の漫画家の元メンバー残り二人の友情以上恋愛未満な話。
一年で10組も客の来ない寂れたホテルに勤めるホテルマンとオーナー息子の話。
ロマンス編集部とオカルト編集部で働く編集者の話の3本。
ホテルオーナーの息子は、バンドでもやっていそうな変わった髪型で何萌え? と思った。
淡々と変わらない日々を綴ったような内容。
嫌いではないがもうちょっとこう変化を…。と思ったのでこの感想。
Hは無し。あってもキス止まり。明確にカプになっている話は無い。
次も設定次第。
ゆるゆる。淡々。漫画家。アシスタント。編集。ホテル。恋愛未満。



ボーイズ小説・貴公子の求婚(シャイノベル)和泉桂

平安。書物が大好きな貧乏貴族の受は家人に強く言われ妻をとることになる。忍んでいった先は隠遁している貴族の攻で…。
地味受と本好きという設定で買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。悪くない寄り。
受は貧乏貴族。式部省で勤務。崩れそうな家。学者の家柄。両親兄弟は無し。生真面目が取り柄。面白みがない。書が好き。平凡そのものな面立ち。優しげな声音。貧相な体躯。澄んだ瞳。素直。
攻は殿上人。表舞台に嫌気が差し嵯峨野で隠棲している。学がある。雅。そうそう見られない美男。端正な面差し。鋭い光を放つ切れ長の目。艶やかな黒髪。深みのある黒瞳。麗姿。漁色家。艶麗な笑み。
平安が舞台のシリーズ2作目。1作目を買ったような気もするのだけど、未読山脈の中に埋もれていて探す気力がわかないので1作目は未読のままこちらから読んだ。
私の大好きなどうせぼくなんてな話。
地味で目立たない受が、きらきらした攻とうっかり知り合い、おっかなびっくり付き合う内に惹かれていき、すっかり好きになったあたりで攻に裏切られることがあり、失意のどん底で思い詰め、どうせぼくなんてを発揮させつつ遁走し、攻が追いかけハッピーエンド。という黄金のパターンが読めて良かった。
もっと探せばあるのだろうけど、最近このパターンを読んでいない。裏切られてどうせ僕なんてを発揮するまではあるんだけど、受が思い詰めて逃げ出す(攻の前から消える)の流れにならないものばかりだったので、にやにやしながら読んだ。
受は地味で目立たないという設定なのに、実際はキラキラしていることも多いが、これは容赦なく平凡なのを強調していて何度か笑った。
普段口を開けっ放しな受なんて初めて読んだわ。
最初は受をからかっていた攻が段々親身になって受を世話しているのが萌えた。
この作家さんの話はいつも書く作品より少し外れている方が好みかもしれない。
Hはそれなり。乳首を結構弄られていた。
他のシリーズもチェックしてみる。つか1冊目を探そう。
平安時代。貴族30歳×貧乏貴族26歳。おたく受。地味受。孔雀攻。美形攻。乳首責め。

2009年01月08日(木)
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