眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・ゴールデン・アワーズ・ショウ:山田たまき/夜叉と獅子:池戸裕子

ドラマCD「ランドリール3」を買った。
68分半。トークは無し。オリジナルストーリーのドラマCDはあまり買ったことがないのだが、このシリーズはキャラが原作通りで全編笑えて楽しい。今回は文化祭ネタだった。


ボーイズ小説・ゴールデン・アワーズ・ショウ(シャレードパール文庫)山田たまき

大学生の受は格安物件の賃貸に入居する。そこでドラッグクイーンのバイトをする同級生の攻と出会い…。
設定が気になったので買ってみた。デビュー単行本? 可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は大学生。私立名門大学の政経。平凡な家庭。堅実。騒がない。純情。真っ直ぐ。単純。気が短い。潔癖。
攻は受と同じ大学の同級生。理工学部。与党議員の息子。妹弟有り。母親は大学助教授。高校を中退し大検を受け大学に入る。頭が良く不貞不貞しい。垢抜けて世慣れた雰囲気。やたらめったら顔が良い。広い肩幅にみっちりと硬そうな筋肉。190センチ近く。ゲイ。家族仲は悪くないが父親の事を言われると切れる。ドラッグクイーンのバイトをしている。
新人さんの初単行本みたい。文章には癖があって硬め。所々モラトリアムっている感じだが、嫌いではない。
下宿先は築60年の一軒家。攻の実家の持ち家で下宿する事になった受は、攻と知り合う内に…という流れ。受と攻の恋愛面と攻の家に対する気持ちの変化の二本柱で話が進む。
ラブの方がないがしろにされているとは思わないが、攻の事情にもページがさかれているので、二人の関係はこれから? みたいに見える。くっつくまであまり揉めてないので取り敢えずくっついた後の二人のやりとりを読んでみたい。
攻のドラッグクイーンはインパクトがあったが、今の自分でないものになったらすっきりした。程度の理由でバイトしているので、インパクトだけの設定になっているような。
全三巻ぐらいで受と攻の恋愛。攻の家の事情。ドラッグクイーンで何かネタをじっくり書いて欲しかった。攻のストーカー(?)も何しに出てきたのか今ひとつ分からなかったし。
個性はありそうなので次も期待してる。
Hは最後に一度。さわりっこも有り。Hシーンはなかなか萌えた。
次も設定次第。
学生物。下宿物。ドラッグクイーン。大学生同級カプ。19歳。


ボーイズ小説・ 夜叉と獅子(キャラ文庫)池戸裕子

彫り師の受の元に3年ぶりにヤクザの若頭である攻がやって来る。亡くなった彫り師の祖父の変わりに背中の彫り物の続きを頼まれて…。
いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は彫り師。祖父に教わり独り立ちする。祖父は死亡。眉目秀麗。整った顔立ち。伸び盛りの若竹。作務衣で過ごしている。すらりと姿勢の良い長身。
攻はヤクザの若頭。幅の広い西洋人のように厚みのある逞しい肩。企業ヤクザ。肝が太い。独特の光を宿した目。美男。
ヤクザも出てくるが刺青がメインになっている。攻の背中を彫りながら刺青に対する情熱と攻に対する情念が燃え上がっているような話だった。
この作家さんのキャラは情が深い事が多いが、割と静かに水面下でたぎっているような念が、刺青を通していつもよりはぼうぼうとしていた。とても情の強い受だった。
普通なら他人から預かった手紙を燃やす行為はひくのだが、この受の性格にはとても合っていたので気にならなかった。ついでにこういうタイプは粘着っぽいのが苦手だったりするのだが、作家さんの作風のおかげかどろっとした部分はあまり感じなかったので楽しめた。
この受は、密かにかなり変人な部類に入ると思うのだが。ヤクザな攻がたまに霞んでみえる。攻もおらおらだったが、最後は受の方に折れていた。ここら辺もこの作家さんっぽい。
フェチが感じられる作品は好きなので、これも刺青場面は楽しめた。
脇キャラの組長の娘が怖かった。しかし素人の娘がずっと受の家を伺っているのに、受の家を見張っていた下っ端は気付かなかったのだろうか。それはそれでもうちょっと目端の利くのに見張らせれば良いのにと思ってしまった。
Hはそれなり。攻が他の青年とやってそれを受が覗きながら欲情しているシーンがある。
次も地雷で無い限り買ってみる。
ヤクザ物。刺青物。ヤクザの若頭37歳×彫り師27歳。10歳差。特殊職業。攻が他の男と寝てるシーン有り。フェチ。

2008年01月28日(月)
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