眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ロマンスの黙秘権3:うえだ真由/伯爵の囚われ人:池戸裕子

ボーイズ小説・ロマンスの黙秘権3(ディアプラ文庫)うえだ真由

相変わらず忙しい日々を送る二人。受の受けた多重債務者の相談を攻が難色を示し喧嘩をしてしまうが…。
最終刊。続刊。前の話が好きなので買ってみた。3冊通して悪くない。
キャラ説明は前巻で。
大きな事件で締めるのではなく、小さな事の積み重ねで終わっていた。2と3は似たような傾向の話なので、まだまだ続けられそうな終わり方だった。ラブラブっぽいのでお幸せに。
文章の表現で「ぷっと吹き出す」ことが多く見えた。
Hは出来上がったカプなので、この作家さん比でのいつも通り。
次も地雷で無い限り買ってみる。
弁護士物。社会人物。認知。弁護士×弁護士。大学時代からの同級生。



ボーイズ小説・伯爵の囚われ人(アルルノベル)池戸裕子

仏師見習いの受は義父の跡を継ぐため海外で3日だけとある場所で出会った伯爵の攻と付き合って日本に帰る。攻は受を追って日本にやって来て…。
いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は仏師見習い。施設育ちだが8歳の時に二代目仏師の義父に引き取られ、仏師になるための修行をしている。美しい黒髪、黒い瞳。一見物静かに見えて気性は激しい。奥手。
攻はイギリス貴族。成功している。彫りの深い顔立ち。すらりとした美しい立ち姿。高い自尊心と揺るぎない自信。青みがかった灰色の瞳。眩しく強い輝きを放っている。
「この禁じられた愛に」の脇カプ話。「禁じられた」の当て馬だったイギリス貴族が攻。
仏師になるには禁欲的な生活をせねばならず、結婚も恋人も出来ないので3日だけ好きにしていいと、海外にある快楽の館みたいなところに行き攻と出会い好きになってしまい将来と恋愛の間で悩む受の話。
襲名するためには攻と付き合えないのなら、もうちょっと仏師としてのエピソードや義父との関わりを書いてくれた方が、受の引き裂かれそうな気持ちが実感出来た。
強引傲慢な攻だがこの作家さんの攻なので必死な部分も書かれている。そこら辺は可愛い。不細工なぬいぐるみがベッドに飾ってあったのに笑った。あれを見て受を思い出していたのかと思うと微笑ましい。
話は好きなのだがさらっと流れすぎて萌えまで行かなかった。受の義父に恋愛感情を匂わせなくても良いのではないか。肌を見せるシーンは好きなんだけど、後半とくに詰まって見えたので、襲名以外に義父の感情が出てきてすぐ攻の元に走るにはページがなさ過ぎて、さっきは反対していたのにもう良いのかとクライマックスがあっけなく感じた。
Hはそれなり。受が衆人の前で一人Hする場面もあるが、この作家さんなのでさらっと。
次も地雷で無い限り買ってみる。
脇カプ。彫刻。期間限定の恋人。イギリス貴族30歳過ぎ×仏師20歳。

2007年11月05日(月)
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