眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・秘書の嗜み:鳩村衣杏

ボーイズ小説・秘書の嗜み(ビーボーイノベル)鳩村衣杏

秘書室長の受は、社員の攻に良い印象を持っていなかったが、部屋を焼け出され家に泊めることになる。攻は社長の甥で…。
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないに2歩足りない。
受は健康食品会社の秘書室長。中途採用。前の会社で酒で失敗している。真面目。四角四面。仕事熱心。自分にも他人にも厳しい。社長のために家を買い料理も出来るようになる。銀縁眼鏡。細面で男にしてはやや色白。軟弱な印象はない。眦の切れ上がった瞳。つけ込む隙を与えない堅固な印象の美貌。少し天然入っている。
攻は広報の社員。仕事は出来る。現社長の甥。陽のように明るくおおっぴらであっけらかんとして女性にもてる。サービス精神旺盛。バランスの良い体格。モデルか俳優のような笑顔。酒豪。可愛がられる。ハンサム。
受は昔失敗して自棄になっていた所、今の会社に入り先任の秘書に仕事を教えられ任されて以来、仕事一筋の真面目な性格。社長がいつきても良いよう中古の一戸建てを買い、掃除をし中を整え料理を習い一通りの事が出来るようになる。そこに転がり込んできた攻は受を好きになり、受が社長に尽くすなら自分が社長になって尽くして貰おうとして…みたいな流れ。
攻の屈託のなさがよかった。明るく飄々として一見軽く見えるがしっかりして受を守りそう。この作家さんの書く根本の所でしっかりとした性格のキャラは好感が持てる。カプは二人とも好感が持てて可愛い。
受の誕生日に計画した秘書達のサプライズが可愛かった。
最終的に社長×秘書だと秘書が敬語なのだが、攻は一般社員で年下スタートなので敬語攻になっている。
くっつきかけるまでは、ほのぼのと楽しんでいたのだが、クライマックスの事件で、受が「社長の秘書」という企画でインタビューを受け反響がよかったのに、過去の出来事を暴露されマスコミに追いかけられ…という展開は、芸能人でもあるまいしいくら何でも一般人が業界紙に1度載ったぐらいで、ここまでなるのかと思った。受の過去も別に犯罪ではない。
攻も庇ってくれたが、真相がそのまま語れないので奥歯に物が挟まったような台詞で擁護してもなーと思った。
これがもうちょっと別の事件なら悪くないまで行ったかも。クライマックスが盛り上がりきれずにちょっと萎えた分マイナス。
この作家さんのビブに掲載された話は、どこか一部微妙な物が多いのだが、今回はその中では好きな方。
Hはそれなりにやっているが、最後まで行ったのは最後だけ。相互自慰多い。酒でH。
次も期待している。
社会人物。リーマン28歳×秘書32歳。社長28歳?×秘書33歳。攻が敬語。年下攻。眼鏡受。酒。

2007年07月15日(日)
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