眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・肉食獣のテーブルマナー:草間さかえ/小説・ゲット・ア・フォーチュン:水無月さらら
ボーイズ漫画・肉食獣のテーブルマナー(ドラコミック)草間さかえ
短編集。雑誌掲載のみ。描き下ろしは後書きとカバー裏ぐらい。雑誌で気に入っていたので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
1つ目。会社員の攻はマンションの上階の物音を迷惑に思っていた。上階の住人で青年・受と知り合い部屋に呼ぶ仲になったが…。会社員×一卵性双子の兄19歳。受は真っ直ぐな性格。ゲイの遊んでいる弟に不満を持っている。
2つ目。1つ目の一卵性双子の弟の話。大学生の受は同じゼミの先輩である双子の弟・攻に酔いつぶれたところを連れて帰られて…みたいな流れ。最後まで行ってないがこのカプ。弟の方が大人びて垢抜けている。兄に片思いしている。受は攻の大学の後輩で、眼鏡・顎髭。
3つ目。デザイン関係の仕事をしているゲイの青年は、仕事先の会社員に片思いしている。同じゲイだと思い誘ったがゲイではなくおたくで…という流れ。最後まで行ってないが多分ゲイ×会社員? 会社員はネコミミ娘が好き。
4つ目。同じピアノ教室に通っていた幼馴染みの受と攻。長じて受はピアノ教室を経営していたが、そこに攻が遊びに来て…。幼馴染みカプ。眼鏡受。襲い受。
1つ目以外何げに眼鏡受の宝庫なのか。趣味が一環しているようで何より。全体的に淡々とした雰囲気で、乾燥している。オタ会社員のネコミミ娘の絵もエロゲオタ好みというよりサブカルっぽい雰囲気になっていた。この淡々とした雰囲気は好き。
個人的には1つ目の話が好きかな。
カバーを捲ると3つ目の話の番外。猫が可愛かった。
Hはこの作家さん比でそれなり。最後まで行ってない奴が多い。
次も設定次第。
短編集。双子の兄弟。社会人物。淡々。ピアノ教室。おたく。
ボーイズ小説・ゲット・ア・フォーチュン(アルルノベル)水無月さらら
会社員の受の恋人・攻は同期だったが会社を辞めトレジャーハンターをしている。徳川の埋蔵金、温泉を掘り当て上り調子だが受は平凡な自分と釣り合いがとれないと悩んでおり…。
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。萌えは少なかったが所々笑えた。
受は損保の会社員。一流会社の経理部。実家はバレー劇団を持ち、両親姉達はバレーダンサー。受もバレーを習っていたがアキレス腱を切って断念。三流大学出身。祖母はロシア人。クオーター。平凡な人生を望む。経歴は平凡だが、容貌は非凡。抜けるような白い肌。金茶色の巻き毛。やや緑がかった茶色の目。くっきりした二重。麗しい美形。
攻はトレジャーハンター。一流大学を卒業しトップで会社に入社。受と寮が隣同士になり告白する。運が非常に良い。頭が良く体力もある。185センチ以上の長身。目鼻立ちのくっきりした男らしい容貌。会社ではプリンスと呼ばれていたイケメン。がっしりとした体躯。明るく前向き。勢いがある。
何かにつけて運が良く派手な攻と釣り合わないんじゃないかと悩む受の話。後書きにもあったように恋愛物というよりは受の自分探しがメインっぽい。
最後の方は駆け足で無理矢理進めている感じもしてバランスは良くないのだけど、受の悩みぶりは楽しかった。
最近のこの作家さんが好きなのだが、どの部分がこんなに気に入っているんだろうと我ながら不思議だったけれど、この本を読んでいて何となく分かってきた。
前にこの作家さんの作品を、初期の頃はリーズナブルなカクテル、それ以降はシングルモルト、バルコニー辺りからは国産ウイスキーみたいと書いたことがある。
20代後半から30代頭の今回の受や既刊の主人公が、達観した気持ちで人生を愚痴るところが好きなのかもしれない。10代後半から20代半ばくらいまでの「人間なんて!」「人生なんて!」という達観ではなく、20代後半の肉体にも精神にも少し衰えが出てきて、「人間なんて…」「人生なんて…」という哀愁や苦みの加わった達観。
街の居酒屋の片隅で国産ウイスキーを飲みながらリーマンがするような、枯れきっている訳ではないが、うらぶれた感じのしみじみとした語り部分がたまに出てくるのが好きなのかもしれない。
そういう面は今回も楽しめた。それ以外は微妙かも。全体的に少しばらけている気がした。トンデモとして読むと楽しめるかも。攻の調子の良さはなかなか爽快。ヘリを使って受の住むマンションに会いに来たり、アフリカで財宝を探し当てサファイアをぱちってきたり。破天荒過ぎて笑った。
Hは出来上がったカプなのでそれなりにこゆい。初っぱなダウジングをしながらHしたのには驚いた。初めて見たわ。
次も地雷でないかぎり買ってみる。
トレジャーハンター。リーマン物。元同期27歳同士。トレジャーハンター×会社員。ギャグ。ダウジングH。
2007年04月30日(月)
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