眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・くるおしく、きみを想う:沙野風結子
ボーイズ小説・くるおしく、きみを想う(アイノベル)沙野風結子
ホストの兄が失踪し残った借金を肩代わりしてくれた医者の攻に、弁護士の受は兄の代わりになるよう要求され…。
最近気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。悪くない寄り。
受は弁護士。憧れの弁護士事務所に入ったばかり。178センチ。初めてあった時からずっと攻が好きだった。真面目で一途。兄に似た風貌だが性格は正反対。整った顔立ちで異性が取っつきやすい。
攻は医者。天才心臓外科医。医者の仕事に真面目に取り組んでいる。両親も医者だったが大学に入った後離婚する。冷たく整った顔立ち。切れ長の眼。氷を思わせる透けるような色彩の瞳。色素の薄い柔らかなクセのある髪。厚みと肩幅のあるバランスの良い体躯。隙が無く知的で無機質。眼鏡攻。銀のフレーム。
子供の頃出会った時からずっと攻が好きだったが要領のいい兄に取られ、社会人になって再会した後も兄の身代わりに抱かれ、冷たくされるがやはり好きなので辛い…という流れ。
読後の第一声は「攻、むかつくー」だった。
攻の虐めぶりと冷たくするエピソードがツボで、受のどうせぼくなんてを十分に楽しんだのだが、最後受が折れたままで終わったので溜飲が下がらないまま。別に別れて欲しいわけではないが、是非とも攻には大きく後悔することが起こったり痛い目にあって欲しい。
最後のクライマックスは盛り上がりに欠けてずるずると終わった感じだったので、なおさら読んでいる時の最初の方の感情を引きずったままだった気がする。ワンパターンでも、それなりの事件やハプニングを起こして読者の意識を入れ替えさせて欲しいのよ。
「攻、むかつくー」の感情の中でうっかり忘れそうになったが、結局攻はいつ受の事を好きになったのかよく分からない。受に身代わりを要求した時から気にはなっていたのか。一緒に住み始めて段々好きになったのか。
一見完璧な人物のようでどこか抜けて見えるのよね。この攻。その間抜けさもあって、攻酷いと言いたいが言い切れないこのもどかしさ。
作品がつまらなければ、そのまま忘れられるのだが、途中が面白かったので未練が残る。攻が大変反省するエピソードの載った小冊子がつきますと告知されたら、それを目当てにもう一冊買うかもしれない。
溜飲が下がっていたら、感想は悪くないプラス1ぐらいまで上がっていたと思う。
受兄も大概酷い性格だが、これはあくまで脇の引っかき回し役なので、役割を十分に果たしたのねで終わった。
Hは今回も頑張っているイメージ。攻の職場で椅子にくくりつけられて尿道にカテーテルを突っ込まれたり、攻のを下着の上から舐める描写をねちっこく描写したり。Hそのものだけでなく、受の袖に攻が指を突っ込んだりする端々の行動でエロチックな描写をしているのが高ポイント。
次も設定次第。でもやはり、攻は一度酷い目に遭えばいいと思うのよ。
社会人物。身代わり物。再会物。13年後の再会。医者31歳×弁護士26歳。年上攻。5歳差。拘束H。パン○ェラ。顔○。眼鏡攻。一途受。お医者さんごっこ。
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2007年03月05日(月)
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