眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・不埒なモンタージュ:崎谷はるひ

用事で関西に帰っていた。
その時に聞いた母の話。
母親は4年制共学の大学を出ており、今でもその時のゼミの先輩後輩と仲が良く繋がりは切れていない。
その母がイタリア旅行に行った時、同じツアーにいた夫婦と知り合った。夫婦はイタリアの特にベニスが好きらしく、本屋でベニス関係の本を見つければ必ず買うほど。ついでに母親の出身大学の創立者の信念を尊敬していた。話の流れで母親は、母と同じゼミで現在出身大学の教授をしている先生が、イタリアのその夫婦の興味のあるジャンルを研究していると話しした。
旅行から帰り、仲の良いゼミの人とその先生の所に行ったおり、面白い話を聞いた。
その先生がとあるJRの駅で切符を買っていた時、後ろに並んでいた夫婦が話しかけてきた。
夫婦「もしかして○○大学のA先生ですか?」
先生「そうですが」
夫婦「Bさん(母親の名字)をご存じですか?」
先生「C市のBさんなら知ってます」
という事で、その夫婦は教授の名前を覚えており、たまたま先生が切符を買った時見かけた名前でもしかしてと思ったらしい(母がその夫婦と先生が同じ市に住んでいると話していたので確信したらしい)。それから夫婦と先生はイタリア友達になったらしいのだが、母がしみじみとした口調で、「どこに縁が転がっているか分からないよね」と言っていた。確かに。

「一瞬の風になれ」佐藤多佳子の3巻を読んだ。
最終巻。実生活での挫折やトラブルは流石おこらなかった。主人公はひたすら前に進んでいる。緩やかに盛り上がっていった感じ。面白かったが少し単調でもあった。パロ同人が出たら是非とも買いたい。
スポーツ小説は何冊か読んだが、スポーツ部分の描写は男性作家も女性作家もあまり変わらないが、恋愛面では男性作家の書く恋愛エピソードの方がくさく感じる事がある。これは性差なのか。この作家さんは女性のためか恋愛エピソードもさらっと流して微笑ましい気分になれた。



ボーイズ小説・不埒なモンタージュ(ダリア文庫)崎谷はるひ

高校生の受は自分の性癖に悩み街で絡まれていたところ攻に助けられる。攻に一目惚れした受は…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。失敗した。
受は高三。おっとりとした天然ボケタイプ。それなりに裕福な家庭で愛されて育った。可愛い系。性癖に悩む。おとなしく目立たない。すれてない。奥手。友人は少ない。頭は悪くない。強情な所もある。
攻は刑事。すらりとして鍛えられた体。口も態度も悪い。端正な顔。精悍な頬。鋭い目つき。やくざっぽい。面倒見は良さそう。有名大学を出ている。
元は作家さんのサイトにあった小説をふくらませて作ったものらしい。
この受と家族の関係が、丁度リアル世界で巻き込まれている状況とあまりに似ているので(ゲイ云々の話ではないが)、生臭い気分で読んでしまって萌えるどころではなかった。
受もその家族もなんだかなーとしか思えず、萎えてひいたまま読み進めていったので、どのキャラにも感情移入出来ず最後まで萎え萎え。3ヶ月ほど前なら感想は可もなく不可もなくと微妙の間だったかも。もったいない。我ながらリアル世界と絡めてしまうなんて修行がたりん。
しかし淫乱受はともかく、やることしか頭にない受は苦手。本気で頭がいいとは思えなかった。いつもより更に受の台詞がエロゲっぽいというか飛ばしている。直接的な単語を羅列するHは苦手。
受の家族もなんだかなーだし。攻は可もなく不可もなくだったが、作家さん曰くがらっぱち攻は嫌いではないが好みでもない。
最後は同棲までいってた。分厚い割に話が入り組んでいたかというと、そうでもないような。何であんなにページを取っていたんだろう。不思議。
Hでも話の流れでもキャラでも好きな物がなかった。
この作家さんの私的当たりは実は少ないのかもしれない。
Hは多い目。高校生のやりたい盛りなのでアグレッシブに押してくる受。一人Hや薬H有り。言葉が露骨すぎるので申し訳ないがひいた。
次も設定次第。
事件物。麻薬。刑事30代後半×高校生18才。受の嫁入り。一人H。乳首攻め。淫乱白痴受。OKY。CKI。

2006年11月13日(月)
最新 目次 MAIL HOME