眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・悪辣で優しい男:火崎勇/シャンパーニュの吐息:夜光花

今回のコミケパンフはロムの方を買った。初めてかも。今回はスケジュール上2日目にちょろっと行くのが精一杯なので、少しでもやすいロムにした。
忙しいなら行かなくてもいいんだけど、オリJをどうしてもまわりたい。

キリスキリン3を買ってみた。
続きが気になったので。ファンタジーでは剣士や王様が主役で魔法使いは脇役のイメージが強かったのだけど、主人公の魔法使いの少年が最後の戦いでトリをとっていた。主役なんだから当たり前か。
一応ハッピーエンドになるのかな。やはり西洋のファンタジーは、お約束というか定番がよく分からない所がある。でも分からないながら、ぐいぐい読めたので面白かった。



ボーイズ小説・悪辣で優しい男(プラチナ文庫)火崎勇

成績は良いが強引な営業マンである攻は経理の受に片思いしている。ある夜酔った受に好きだと告げられ喜んで抱くが次の日避けられるようになり…
殆ど買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はリゾート開発会社の経理。王子様のように色が白い肌。色の薄い髪。男にしては細い身体。6人兄弟の中で女が4人。当たりが柔らかい。物腰と口調が柔らかく上品な男。真面目で一本筋が通っている。
攻はトップ営業。ハンサムで金回りは良い。両親を早く亡くし祖父母に育てられる。モデル並にいい男。黒馬に乗った騎士。悪辣。色仕掛けで営業をかける。
攻は土地持ちのジジババの孫をたらし込んで土地を売ってもらう枕営業もしているが、後になると何故そんなに営業に熱心なのか出てくる。基本的にこの作家さんの書く仕事面の姿勢で、何だかなーと思う事は少ないので、今回も最初は驚いたがまあまあ納得出来た。
ただ、攻が今一つヘタレ。受に拒否られたからといって自棄になって土地持ちの孫にこなかけて寝なくても。
まだ受とくっつく前なので、それは50歩譲ったとしても、その孫が刃物を持って押し掛けたのは自業自得。受が切られて怒るにしても、まずはもっと反省しろや。と思ってしまった。何だかなー。
受に丸く収めてもらって形無し。受は好きになれたが攻は好きになれなかった。いつも読んでいるので攻の行動も脳内補完で何とかできたが、この作家さんを読み慣れていなければ、ただのヘタレにしか見えないかも。
最近の受タイプは、元気系か美人系でタイプが2つだけになっているような。前はもう少しバリエーションがあったと思うのに。
次も地雷でない限り買っている。
社会人物。攻視点。リゾート開発会社。同期カプ。



ボーイズ小説・シャンパーニュの吐息(キャラ文庫)夜光花

レストランオーナーである攻は、自分の店に10年前に亡くなったはずの弟とうり二つな従業員受が働いていることを知り声をかけるが…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。真ん中ではなく可もなく寄り。
受はレストラン勤務。綺麗な顔立ち。口が悪い。明るい性格。顔が小さく人形のように整っている。一見儚げ。口より先に手が出る性格。
攻はワイン輸入会社の社長。父親と弟を亡くし家族は現在母親だけ。やり手。若いが威圧感がある。眼光が鋭い。後ろに撫でつけた髪。押しが強いわがままな女性が好み。おしとやかでしずかなタイプは好みでない。誠実。女性にもてる。
既刊4冊はいずれも気に入った内容で、今回5冊目がどうなるかと思っていたが、大きく引っかかったのは二つ。
一つ目。最初社長と従業員の玉の輿物だと思い読み始めたが、次にタイトルもシャンパーニュだし攻の店で働く職業物になるのかと思ったが、次に謎の男が出てきたので目的があって攻に近づく詐欺物かと思い、やっと攻の過去の事件と関連する事件物だと分かった。
読み始めて1/3ぐらいまでどのジャンルになるのか分かりにくく、作品の中に入るまで時間がかかった。
ボーイズに限らずどの作品でも、見始めてすぐにどのジャンルに属するのか(ホラーだとかコメディだとか)判断し、意識をそっちにセッティングしてのめり込むのだが、そこまでいくのに時間がかかった。走る先のいきつくゴールを早い目に示してくれないと、鼻先をどっちに向けて良いか分からない。
作家さんはちゃんと前振りをしていたかもしれないが気付かなかった。か、別の前振りと誤解していた。
もう一つは(以下激しいネタばれにつき注意)、


攻の父が幼児趣味で攻の弟もその犠牲にあっていたというオチなのだが、幼児虐待、人身売買の話が出てくる割に、文章の雰囲気がほのぼのしているというか暗さが無い。
別にトラウマになるような幼児性愛を明るく語ってもいいのだが、内容と文章のギャップに戸惑った。この作家さんの既刊「不確か」みたいな雰囲気があれば違和感なく入り込めたと思うのだけど。
上手く言えないが、この経験をしたキャラはこれぐらいのダメージを受けるはずみたいな基準が誰でもあると思うのだけど(例えば、折り合いの悪い訳ではない身内が死んだらせめて数ヶ月は落ち込んでいるだろうけど、3日で立ち直っていたら不自然に感じるなど)、キャラの立ち直りがエピソードの割に早かったというか。
別に深刻なエピソードの打たれ強いキャラという設定でも良いのだが、全員が全員さらっと流しすぎ。
これも早い段階で作品世界に入っていれば、気にならなかったかもしれないが。
ついでに、人身売買を追っている刑事が、子供が死んだことにするために身元不明の死体を焼いて誤魔化さなくても、他に方法はあるんじゃないかと思った。それと受の戸籍はどうしたんだろう。闇から買ったかもしれないが、所々微妙に引っかかる。
攻はいい人ながら受への執着は、この作家さんが書いてきた既刊の攻キャラを彷彿させるものがあり期待したが、くっつくまでで終わっていたので見どころは少なかった。
キャラ同士のやり取りは好きだし脇キャラも立ていると思ったが、事件物の部分でひっかかった感じ。
Hシーンはねちっこくて好み。この作家さんのHシーンは好き。
全体的に視点の定まるのが遅く、既刊よりは突っ込んだ言動が少なくぬるかった印象。
両思いになったんだから幸せになってほしい。
次も期待している。
社会人物。事件物。会社社長29、30歳ぐらい?×従業員24歳。似非近○そー姦
。幼児虐待。

2005年12月18日(日)
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