眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・落花の雪に踏み迷う:久我有加/シンデレラゲート:氏之原鯖彦
入稿と旅行が終わった。旅行は楽しかった。
10年ぶりに再訪した南国。南の国なのにのんびりせず体力の続く限り動き回っていた気がする。力の限り遊び倒したので帰国後少し風邪をひいた。
10年前もおたくな友達とこの国に行き、はまっている作品の話をしゃべり倒した記憶があるのだが、その時からメインのジャンルを2つしか移動していなかった。それが一番驚いたこと。我ながらながー。
ドラマCDのロマンチカ3を買ってみた。
いつも通りな出来。ロマンチカ受のモノローグが長かった気もするが、いつも通りなのか。今回は攻が文学賞を取っての攻兄の話がでてくるまで。兄当人はでてこない。まだ普通に続きそう。エゴイストは攻が風邪をひいて受が看病する話。
全サのドラマCDのほーりーないとぎゃらくてぃかが来た。
ドラマCDを買うようになり売り場を何度かまわったのだが、その中でよく目に付く南原さんのCDが前から気になっており、全サにあったのでどんなものかと思って申し込んでみた。
文面からはじけた内容かと思っていたが、思っていたほどははじけていなかった。クリスマスに攻と受が過ごすという内容。それにしても攻は宇宙人だったのか。すっかり忘れていた。
原作は雑誌に載っている分だけ読んだので、あまり人物関係を覚えていないが、黒鵙の全サよりはキャストコメントがある分、多少凝った内容だったような。
ドラ9月号を読んだ。
創刊5周年だったのか。やまねさんの全サドラマCDを申し込むつもり。相変わらず声優萌えではないのだが、全サのアイテムとして興味がでてきたので。
西村さんの漫画は相変わらず微妙にトンデモ設定。やはりメールの相手が攻なのか。
天禅さんと草間さんの話は割と好き。龍川さんはラブシェーカーの番外みたいな話。やってるだけ。受の乳首が立ちすぎて、シャツが引っかけるようになっていたのはすごい。風呂場でやるのは良いのだが色々こすれて痛くないのか。
ボーイズ小説・落花の雪に踏み迷う(ディアプラ文庫)久我有加
大正時代、花街で育った受は人買いになり、山の寒村に赴く。そこで2年前駆け落ちを約束して裏切った攻と再会し…
雑誌掲載とその番外。よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないと割と面白かったの間。
受は花街の有名な芸妓の息子。花街で育ち人買いになる。母親に生き写しの美しい顔立ち。黒く濡れた瞳。濡れ羽色の髪。絹のように滑らかな肌。ほっそりとした体つきだが喧嘩は強い。三味線も上手い。腕っ節も強く筋を通す。裏切った攻の事を憎みつつも忘れられない。勉強家。
攻は財閥の次男。商才があり事業を大きくする。受を迎えに行くため2年間頑張る。性格的に壊れた部分がある。受以外はどうでも良い。漆黒の双眸。精悍で際だった顔立ち。淡々として見えて情熱的。
キャラが着物を着ていることと、花街設定だったので雑誌掲載時には読まずに単行本を待っていたが、読めば良かった。
一番萌えたポイントは性格が壊れた攻。受が世界の中心で、受のために生きている。受を迎えに行くために立派な(?)悪徳社長に成り上がっていた。受を捨てたとして自分の父親に向かって「潰す」とか言っているし。こういう性格がきわきわな攻はとてもツボ。
以下思い切りネタばれにつき注意。
攻と受は腹違いの兄弟という設定も好み。近○そー姦うはうは。ただ近○そー姦は血のつながりに悩む姿を読むのが楽しいのだが、二人ともそれどころではなく、まったく問題にしていなかったので、悩む姿は見ることが出来ない。
攻の壊れた部分を受が補って、仲良く暮らしていくという終わり方も好き。出来上がると濃いーHをしてくれるので、この作家さんのHシーンも好み。
ただ、数回会っただけでHもしなかったのに、攻の思いこみの深さはストーカーちっく。元々危ない性格だったに違いない。
もちろん関西弁はデフォ。悪徳社長やら会社潰しや炭坑の話が出ていた割に、みんないい人になっている気が。後味悪いよりは良いけれど。
時代物。大正。近○そー姦。会社社長×人買い18歳。事件。花街。第一次世界大戦。
ボーイズ小説・シンデレラゲート(アクアノベル)氏之原鯖彦
両親が亡くなり中卒でフリーターの受は、友人の紹介でショーの裏方としてバイトしにきていたところ、世界的に有名なヘアメイクアップアーティストの攻に見出されモデルとして生きることになるが…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくと今一つの間。
受はフリーターからモデルに。両親が死亡し親戚に引き取られるが冷たくされ中学を卒業して一人暮らし。眼鏡をかけやぼったい格好をして容姿にコンプレックスがあった。180近く。細身。小さな頭、長い手足、顔の骨格は綺麗な対称で全体的なバランスが完璧に近い。男性モデルにしては線が細い。姿勢が良く歩き方が美しい。明るく周囲に愛される。
攻は有名なヘアメイクアップアーティスト。祖母が外国人。翡翠のような薄い瞳。幾分長い目の黒髪。190前後。モデルであるのが不思議なほどの美貌。中卒で叔母の経営する美容学校で資格を取り、ニューヨークに渡る。海外で成功し日本に帰る。
デビュー作らしい。文章は硬い目で、何度か他の作家さんでも書いたけれど、不特定多数ではなく特定多数に見せるための文章っぽい。
読み始めて最初の方は違和感があった。ゲームの二週目の最初をしているような感じ。ゲームの主人公は何もない状態からスタートして力や知識を身につけて成長しエンドを迎えるが、二週目は最初から色々付属している事が多い。それ似ているというか。
主人公はモデルのモの字もしらない状態のはずだが、ものの考え方や会話など行動の端々に一度エンドまでいってしまったキャラに見えた。
それなので、受をモデル素人として読み進めていた最初は違和感が拭えなかった。受がそれなりのことが出来るようになると気にならなくなったけれど。
キャラは嫌いではないのだが、話として面白いかと聞かれると今一つな感じ。
受がモデルの道を歩む行程で、殆ど躓かずトントン拍子に上っている。攻や脇キャラやモブにまで愛されて、きらめく才能が溢れ、やればやるだけ上に行く。攻が浮気することもなく、願いがみんな叶っていくのを見ると飽きてくるというか。
親戚に引き取られて数年は虐げられ、前を向けないびくびく君の割にショーにでた次の日には、モデルになることをさくっと決めて、暗い自分と決別して前向きに進もうと自己解決している。モデルの勉強をしている時、間違った方向に行きかけても自分で軌道修正しているし、カップルで揉めかけても攻から謝ってくれるし、ライバルは皆暖かい。
虐げられていた親戚での話やら攻に引き取られる過程はさらっと流されているだけで、葛藤やら諍いの部分は殆ど無い。
裏を返せば、嫌な気分にならずにサクセスストーリーを楽しめるのだろうけれど。テンプレと顔に書いてある典型的な苛め脇キャラでも出てきた方がメリハリが出るのだと思った。
甘い味に深みを加味するためのぴりりとしたスパイスが無いので、どこまでも甘いだけの話になっているような。
モデル業界の説明は丁寧だったが、そのステップにしたがって受が駆け上がる様子が順調に書かれているだけで、膨らみのない話になってしまった気がする。
ついでに、精神的なもので目が悪かったのはどこに行ったのか。読み落としたのか。バイトしていたはずなのに、攻の部屋に行ってすぐモデル修行していたのも気になる。大した仕事でなくても急に止めて大丈夫だったのか。
イラストが殆ど別の場所に移動してばらばらになっていたのは気の毒だと思った。
脇カプは少し気になる。
次も設定によって様子見。
社会人物。有名なヘアメイクアップアーティスト28歳×モデル16歳。モデルの世界。ニューヨーク。脇カプ?
それにしても、この作家さんの話をどこかで読んだ気がする。同人でだろうか。かなり前の記憶なのだが。
2005年08月03日(水)
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