眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・嘘ツキの恋:火崎優/追憶・風子のいた情景:火崎優

ボーイズ小説・嘘ツキの恋(オークラノベル)火崎優

雑誌の編集部で働く受は、同窓会で大学時代片思いしていた攻と再会する。優しい嘘をつく攻の言葉が信じられず…
雑誌掲載とその続編書き下ろし。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は本を読むのが好きで編集部に就職する。大人しく真面目。野暮ったい。平凡な性格。友達は多いが話すのが苦手で聞き役タイプ。
攻は人の輪の中心にいるタイプ。背が高くスマートで少しきつめのハンサム。性格は明るくもてる自慢をしても嫌みに取られない。大学三年で中退しアメリカへ。その後作家になる。人を喜ばせるため気楽に嘘をつく性格。
タイトルにもあるように、本編も続編も「嘘」がキーワードになっている。
攻に嘘をつかれたのを知りつつアメリカ行きを見送り、ずっと連絡を待ち続けている受の切なさはそれなりに楽しめたのだが、再会した後Hして種明かしされるまでが早くて、再会した後の受の悶々としたところを書いてもらえていたら、感想は悪くないまでいったと思う。
折角の切ない一途設定だったのに残念。
続編は同棲するためのお試し期間として攻の部屋に転がり込むけど、そこで攻との考え方の違いに悩んでみたいな話。
クライマックスHをした後の引っ越す引っ越さないの会話がごちゃついていたような。もっとシンプルにしめてほしかった。
次も多分買っている。
社会人物。再会。高校からの同級生カプ25歳同士。作家×編集。



ボーイズ小説・追憶・風子のいた情景(ラヴァーズ文庫)火崎優

雑誌掲載2本。いつも買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
1つ目は翻訳で生計を立てている受の恋人が亡くなり、その恋人の前の彼氏である攻と出会う。亡くなった恋人が切っ掛けで友人になり一緒に暮らすようになるが…
受は親がお金持ちで経済的には不自由していない。そのため心が許せる友達は無く寂しい環境。親の借りた部屋で翻訳をして生計をたてている。顔は整っている。
攻は恋人の幼なじみ。学生時代は遊んでいた。軽くウエーブのかかった長めの髪。女性にもてそうな容姿。背が高い。フリーター。
雑誌掲載の時に読んだ記憶はあったが、その時と同じ感想だった。
亡くなった恋人を挟んで知り合うというのは、ボーイズではあまり無いパターンだが、作家さんがこだわっただけあって女性の存在はあまり悪い印象は無かった。
気になったのは文章が頭でっかちというか、感情が身についていないというか、作家さんが頭で考えたままのキャラに肉付けされていない文章になっているように見える。この作家さんはたまに青年の主張をするがそれと同じような感じ。なのでキャラの台詞がそのキャラが体験、体感してからの言葉として発してるように思えない。
後この作家さんの書くキャラは割と経済的に独立しているのが多いと思っていたが、この受キャラは結構親がかりなのが気になった。別に独立していないキャラが嫌いなのではなく、自立しているみたいなことを言っている割に…と思った。
2つ目はアメリカで修行してきたカメラマンの攻は、兄弟で兄である受に片思いしている。帰国後受と同居することになり…
受はビデオ映像で攻はカメラマン。この作家さんの話は割と雑誌の時に読んでいるはずなのだが、覚えが無かった。攻が実の兄弟である受にずっと片思いしており悩んでいるがあまり萌えなかった。
次も設定次第。
短編。同級カプ。兄弟。

2005年05月27日(金)
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