眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・せつなさは夜の媚薬:和泉桂

ボーイズ小説・せつなさは夜の媚薬(リンクスノベル)和泉桂

清澗寺シリーズ3男編。清澗寺家の3男である受は、危ないところを白人の攻に助けて貰い旅先で再会する。強くひかれていくが攻は清澗寺家に因縁のある家系で…
シリーズ。清澗寺家の行く末が気になったので買ってみた。萌えとしては可もなく不可もなく。突っ込みどころが多く別の意味で楽しめた。
受は明るく真っ直ぐな性格。親と兄に似ず真面目で奥手。次兄ほど美しくはないが整った顔立ち。美少年。家族を大切にしている。商才は次兄より有る。
攻はイタリア貴族の末裔。金髪青眼。畏怖させる力と気品に満ち堂々とした雰囲気。鮮烈な美貌。父親が清澗寺パパに横恋慕し病死。以来清澗寺家と因縁の関係に。
長男次男編を読んで萌えは無かったが、続編が気になったので読んでみた。何というのか、ある程度突き抜けてしまうと、萌えとは別の次元で楽しんでしまった。萌え的には好みでなかった次男の性格も、この次元では気にならなくなる。
内容的にはロミジュリ。攻の父親が清澗寺パパに横恋慕してふられ病死。それ以来攻の一族は清澗寺家に復讐を誓うという、なんだかなーな内容。仰々しく説明されてもただの逆恨みちゃうん。と突っ込みそうになった。
まっすぐ行かずに迂回しまくりで話をややこしくしているだけのような。まあそれがお話というものなんだろうけど。
攻も復讐復讐とごちゃごちゃ言っていた割に、あっさりと受との愛に殉じていた気がする。
脇役まで丁寧に設定されていたので、別の話で出てくるのかも知れない。設定数珠繋ぎは微妙な時もあるが、清澗寺なら何となくいいや。
Hはシリーズに合わせて多いめ。受との初Hの後、受が「もっと意地悪されるのかと思った」とか言い、攻は「結構意地悪したつもりなんだけどな」と受を可愛いとか思っていたが、受の意地悪の基準が、パパの爛れた性生活だったり、次男の目隠しSMだったらと思うと、呑気に受可愛いとか思ってる場合ではないんじゃないかと笑えて仕方がなかった。
読み切りは次男カプの話。次男が誘拐されて云々という下り。このカプは一番閉鎖的で閉じている。病的なカプは嫌いではない。
突き抜けた話は好きなので、雑誌に載るという清澗寺パパの話は期待している。
シリーズ。大正。イタリア貴族30代頭?×清澗寺家の3男19歳〜21歳。

2005年01月19日(水)
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