眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・真夜中に嘘を抱いて:飛田もえ/料亭遊戯:飛田もえ

ボーイズ小説・真夜中に嘘を抱いて(ジーンノベル)飛田もえ

研修医である受は中学の頃から知り合った同級生の攻に片思いしている。その秘密を4歳上のボクサー義兄に知られ抱かれるようになったが、それを攻に知られ家を飛び出す。受を探すため車を出した義兄は事故死。それから4年の月日が経ち…
お試しでまとめ買いした1冊。可もなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。
受は研修医。顔は良く頭も良いほう。義兄は両親を亡くし親戚をたらい回しにされていたのを、義兄の父親の親友だった受の父親が不憫に思い引き取る。昔は仲が良い兄弟だったが、受が攻を好きになると義兄が一人で取り残されると思いこみ執着された。わりと破滅型。
攻は受と同級生。受の義兄に憧れ同じボクサーを目指すが目をやられ引退。片目は殆ど見えない。スポーツ記者になる。寡黙で我慢強い。受の乱行を静かに見守っているようなタイプ。
攻が好きでばらされたくなければと義兄に脅され義兄とやっていて、亡くなった後は亡くなったのは自分のせいだと他の男とやりまくり。乱行を心配する攻に、告白せず身代わりに抱いてくれと4年ほど関係を続ける。一番の近道を通らず大きく迂回しまくる話。何でそこまでこじれているのかと思ってしまった。義兄が亡くなる直前のエピソードもそんなにひっぱるような内容ではなかったし。同じところで延々足踏みしている感じ。
話の雰囲気や攻キャラは好きなタイプだが、もっとさくさく話が進めば良かったのに。
受が自業自得で脅された時、攻が解決するのだがそのシーンそのものは書かず、受を待たせて終わったよん。と戻ってきて口で説明して解決。もう少し萌えポイントをついてくれたら…とは思う。
3角関係。疑似近○そー姦。ボクサー。受の輪○紛いのシーン有り。



ボーイズ小説・料亭遊戯(オヴィスノベル)飛田もえ

母親が亡くなり天涯孤独になった高校生の受は、母親の関係で京都で料亭をやっている攻の家に引き取られる。グループの若い社長である攻は、受を口説いてきて…
まとめて買った既刊の1冊。悪くない。
受は高校生。母子家庭で母親が亡くなった後は天涯孤独。東京育ち。前向きで仕事は真面目。頭は悪くない。人付き合いも悪くない。攻は料亭の女将の息子。顔と頭が良く女遊びが激しいがスマート。初恋は受の母親。
この作家さんの本をいくつか読んだ中では、一番動きがあって楽しめた。少しだけ「どうせぼくなんてえーん」もあった。
読んでいると京都界隈の説明が多く旅行書を読んでいるような気分になった。前も別の作家さんで書いたが、エピソードとエピソードの間に京都の説明が入るので、話の流れがぶつぶつ切れているように見える。キャラの心情が流れていなくて、説明で話が切れた後、受の心情が変化していて、何時の間にそんな話に? と思うこともしばしば。これがなければもっと楽しめた。
「海色の」の時に日記のような文体と書いたが、これはそう思わなかった。
京都探訪。料亭の話。華街。若社長×高校生。

2005年01月05日(水)
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