眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・背徳のエチュード:久遠カンナ

今日会った友だちに台湾土産を貰った。行く前に何が良いかと訊かれたので「私らしいと思う物」と答えたら、いくつかあった土産の中に、山田ゆぎの「愛情的温度」という台湾バージョンの漫画が入っていた。因みにその友だちは、高校時代に一緒にイベントに行ったことはあるが、社会人になって同人やBLからはすっかり足を洗っている状態。何故この作家さんを選んだのか尋ねてみたら、「表紙が一番服を着ていたから」だった。彼女の苦労を思って少し笑ってしまった。
これの日本語バージョンは読んでいないので買ってみよう。

その友だちと甲子園の決勝を見ていた。北海道にはじめての優勝旗。おめでとうございます。
その友だちは銀行員なのだが、「甲子園が終わったんか。なら明日から混むな」とつぶやいていた。何でも彼女の勤める銀行の関西の支店では、どこも甲子園期間中は客が少なくなるらしい。そして終わると客足が戻る。そんなに視聴率があったのかとちと驚いた。



ボーイズ小説・背徳のエチュード(アクアノベル)久遠カンナ

高校生の受は小学校の頃からピアノを習い、今は毎週1度ピアノレッスンに通っている。先生である攻はコンクールを総なめにするほどの実力の持ち主だったが、二十代半ばで事故に遭い、ピアニストの道が閉ざされ指導者になっている。通常のレッスンの後は秘密のレッスンも行われるようになったが、受が進路で悩み攻との関係に自信が持てなくなってしまい…
雑誌掲載とその続編。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は高校生。小学3年の時にピアノリサイタルに行きピアノを習うようになる。綺麗系の顔立ち。大人しく静かな性格。音大に進めるほどの実力はないが、ピアノが好きで弾くのが楽しいと思っている。被虐の性癖を持ち縛られて支配されるのを好む。
攻は留学中の事故で指導者に転向。週に4人だけ個人レッスンを見ている。他に講師やCMの曲作りを手がける天才肌。やや長めの髪。物静かな大人の男の雰囲気。
受が1枚だけ隠し持っていた裸で縛られている少年という前衛的な芸術作品を攻に見られ、内心の被虐性を知られ、毎週縛られてゆっくりと開発されていくとかいう話。
縛られ内面を暴かれというわりにポルノっぽくはない。ほんのりエロ。受が攻に服従していて、一見私の苦手な攻>受の傾向が強くバランスが悪いように見えるが、攻が受を猫可愛がりしているというか、掌中の珠のように愛でているのであまり気にならない。
続編は5年後でくっついて、受は攻の助手のような事をしながら大学に通いピアノのバイトもしている。攻の元に新しいレッスン希望のスポーツ選手のように精悍で体格の良い高校生が現れ、言い寄られて…という展開。
受は流されつつちゃっかり間男とHしているので、ちょっとびっくりした。受の浮気ってあまり見ないような。
間男と寝た言い訳部分は少し気に入らなかったが、この作家さんは雰囲気を楽しむために読んでもいるので、気にしないことにした。読む人によっては何寝言言ってるねんと思うかも。
少しドメスティックな香りのするほのぼのとした作風なので、それが気に入っているけど今回は設定が設定だけにあまりその雰囲気は味わえなかった。
次もあるなら読んでみたいけれど、作者が後書きでも書いていたが、同人もネットもしていないようなので、次の情報を知るまで気にかけてしまう。そのままフェイドアウトする率もあるし…。
ピアノ。SM。拘束。ピアノ教師33才×高校生17。18才? 続編では5年後。受の浮気。

2004年08月22日(日)
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