眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・Replay:榊花月

悲しい。ニュースで中島氏が亡くなったのを見た。一番最初にらもさんの存在を知ったのは、明るい悩み相談室だったか、ラジオのぷるぷるぴいぷるだったか。学生時代、あの独特の話し方や考え方が好きで本もよく買っていた。本当に悲しい。



ボーイズ小説・Replay(シャイノベル)榊花月

2冊目。今回は「Replay」「BLUE」を再録。書き下ろし「手紙」は5P。今回も初っぱなからネタばれ全開なので注意。


登場人物は1冊目の感想のABCDで表記する。性格設定は1冊目に有り。
「Replay」はBとAが別れた後、Aが会社で倒れBはAに未練を見せる。Aが拒絶し更に溝は深まる。その折りCの母親が亡くなり、Aは葬式に行く。そこで家族と折り合いの悪いCの姿を目撃。一泊した朝にCを受け入れる。
「BLUE」はBがDと同じ会社にいた新入社員時代の話。Dの傷ついた過去を知り気にかけるようになる。折しも同じく新入社員の恋人・Aが忙しくしている間に、Dをその場の流れで強○。最終的には拒絶されAに泣きつく。
再録のリプレイを読むのは久しぶりだがそれなりに萌える。基本的に1夫1夫を好むが、Aの別れた恋人の事が忘れられないままCの事も見捨てられない心境が面白く読めて、Aがどういう結論を出すのか興味が有り楽しみにもしていた。Hシーンは今読んでも萌える。Cのせっぱ詰まった感じが良い。
ブルーは前に出た時は引きつつも、実はBも良い奴できっといつかフォローが入ると思っていたのだが、1冊目の書き下ろしB視点を読んだ後では、もう。がっくりしたまま。
書き下ろしの手紙に至っては、未だAに未練たらたら。B視点で俺が6年一人の相手と続くなんてすごいことなんだぞーとか言われても。乾いた笑いしか出てこない。再録の余韻を冷水で冷まされている感じ。
1冊目で怒りが振り切れたので、今回は読んでいても腹は立たなかったが、乾いた笑いは満載だった。もういいからお前は黙っとれというのが書き下ろしの感想。Bをフォローするためについているのだろうが、反対に足を引っ張っているようにしか見えない。
こういうBみたいな男が好きな人もいるのだろうから、お好きな人にはたまらん展開なのだろうけれど、私には駄目だ。
それにしてもDは薄幸。これで上手くまとまるんだろうかと、1冊目より不安が増した。後書きには「ますます泥沼化する人間関係」とあった。元々泥沼化を上手く料理出来る作家さんだと思ってそれを楽しもうと思っていたのに、Bが居なくなれば全てが上手くいきそうに見える。それは読み応えのある泥沼化というのだろうか。
それにしても、前の作品はまだ楽しめるのに、最近の作品は萎えるだけというのは、やはり作風・雰囲気は変わっているんだよね? 一人乗り突っ込みが増えたからとかではなく。どこが違ったんだろうと逃避のように考えてしまった。
取り敢えずBの痛さに慣れてきたので、次も一応買ってみる。
社会人物。高校からの同級生カプ。24〜25歳。多角関係。浮気。続刊。

2004年07月28日(水)
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