眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・ディール:水壬楓子/ミクロレベルまで愛して:中原一也/白馬の騎士:四谷シモーヌ

ボーイズ小説・ディール(リンクスノベル)水壬楓子

知らない男達に連れ込まれまわされそうになっていた所を攻に助けられた大学生の受は、代わりに攻に抱かれることになる。足の捻挫が治るまで攻の部屋にいることになったが…
シリーズ2冊目。前作を読んでいたので続けて買ってみた。それなりに面白かった。
受は父親に早く死に別れ母子家庭だったが、親が再婚して義兄が出来る。中学生の頃から義兄に抱かれ、長じては義父にも抱かれるようになった。素直で健気。我慢強い。顔は可愛い系。攻は幼少の頃母親に虐待されていた。母親は自殺。愛情を知らずに育ったので愛し方を知らない。他人に心を見せない。均整の取れた体。破滅的な考え方。
前作よりこっちの方が好みかも。こちらの方が攻が破壊的でひどい男なのだが、私の好きな強い男が弱い存在の腹で泣くというシチュエーションがあるので楽しんだ。ただ表面はやはりドメ男と耐える受なので、不愉快に思う人もいるかも。受は耐えているが深い愛情で攻を思っている。受の方が器は大きく見える。
続きが単行本でも雑誌掲載でもあるらしいので楽しみ。
トップガード28歳×大学生19歳(20歳)。ボディガード物。



ボーイズ小説・ミクロレベルまで愛して(ラピスノベル)中原一也

受は中学時代からの友達・攻と腐れ縁を切ろうとしていたが、ある日事故にあい攻が研修中の病院に運び込まれる。住んでいる場所を知られ退院後押し掛けられるが…
なんのかんの言って買っている作家さんなので買ってみた。割と面白かった。
受は喧嘩っ早く攻が絡まれていたのを助けて以来の仲。普通のサラリーマン。顔は悪くない。前向きさっぱりしている。攻は医者の息子で王子様のような雰囲気で美形。頭も良く医者の卵。人に言えない趣味がある。不感症。
いつも期待して読みながらどこか好みでない話が多かったこの作家さんだが、これまで読んだ4,5冊の作品の中でこの本が一番面白いと思えた。我ながら意外だった。受も攻も出来た人間でなく、攻など途中でおいおいと突っ込んでしまったが、どこか憎めなくて楽しめた。この作家さんのさっぱりした作風は好き。
攻の趣味は中学時代にはまった受の精○を顕微鏡で見るというもので、初めはひいたが慣れれば笑える趣味になった。脇キャラも個性があってイヤなタイプではなく、読後感も良かった。
23歳同級生カプ。医者の卵×イベント会社のサラリーマン。ぎゃぐっぽい?



ボーイズ小説・白馬の騎士(ビブロスノベル)四谷シモーヌ

高級ホテルのオーナーである受は、カジノで金融界のカリスマ・攻に大敗する。借金を待ってもらう代わりに体を要求され寝てしまうが…
表題と続編。表題は雑誌の時に読んでいたが、何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
受はホテルのオーナー。経営に興味を示さず遊びほうけている。美しい顔立ちで王子のような雰囲気。頭も悪くないがモラルは低い。攻は経営コンサルタント彫刻のように端正な顔立ちで天才的な頭を持ちカリスマ。低い美声。
本で調べた内容を書きましたっぽい説明くさい部分もあるが、前作の「奇跡」よりはこちらの方が楽しめた。受はだらしなく享楽的な部分もあるが悪い人間ではない。反省する部分は反省している。ただ続編などでも頑張って戦ってたりしているのだが、あまり賢い感じはしない。攻の方が一見ぶいぶい言わせているが、色々受につくしている。
脇役も悪い人間はあまりいない。が、もうちょっとこう何とかなれば、もっと好きな話になった気がする。ただこの作家さんの描く漫画よりは小説の方が読みやすいかも。
経営コンサルタント26歳×老舗ホテル二代目社長28歳。一応ホテル物。乗っ取り。幼なじみ。

2004年04月10日(土)
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