眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・無口な情熱:神奈木智/食うか食われるか:ふゆの仁子/紅茶は媚薬:剛しいら

ボーイズ小説・無口な情熱(キャラ文庫)神奈木智

高校生の受は初恋であり2年前に家でした幼なじみの攻の兄をファッション誌で見つけ、東京に攻とともに会いに行く事にする。新進のデザイナーとなった攻の兄に頼まれ攻とともに服のモデルを頼まれるが…
表題と続編。たまに買っている作家さんなので買ってみた。割と面白かった。
受は高二。天文部。上品で甘い顔立ち。割と感情が顔に出る。攻の兄に片思いしていた。普通の高校生。攻はバスケ部で活躍していたが、受と同じ天文部に入る。寡黙で不言実行タイプ。しっかりしていて堅実。ずっと受に片思いしていた。周りの話題になるのが苦手。ストリート系の服が似合う。背が高くモデルとしても十分通用する。
家出して上京しデザイナーになっていた幼なじみの兄に会う内に、実は攻の方が好きだったと自覚してくっつくという話。他愛のない話だが、この作家さん独特のほのぼのとして優等生的でいい雰囲気の話になっていると思う。続編は少しばたばたした気もするが、脇も個性的で読後感も悪くない。特にえーと思う部分も無く小さくきれいにまとまっている。
このカプがもう少しモデルをして欲しかった気もする。まあでも、この終わり方で良かった。
幼なじみ同級生高校生カプ。ほのぼの。ファッション。片思い



ボーイズ小説・食うか食われるか(ダリアノベル)ふゆの仁子

経営コンサルタント会社で働くの受は、新しいフレンチレストランのシェフを探して1軒の店を見つける。シェフ攻の味に惚れ込み通って交渉するが良い返事をもらえない。お互いを知るためにと空いた時間攻の店で働くことになるが…
よく買っている作家さんの新刊なので買ってみた。わりと面白かった。
受は綺麗系の顔立ち。父親がコンサルタントをしており、その仕事ぶりをみて同じ道に進んだ。大学卒業後米国に留学、向こうでも働いて実績を積み父親と同じ会社で働いている。仕事はやり甲斐を感じており出来る。攻は受より5センチほど高い。立っているだけで威圧感がある。凛々しくて見目の良い顔立ち。不器用で頑固な性格。仕事にプライドを持ち腕は良い。
途中でぐだぐだと崩れる事もなく、比較的スムーズに話は進んでいたような気がする。このカプは好み。攻が受にすがるシチュエーションは好き。周りのキャラも悪くない。
ただなーこの作家さんの話でいつも首を傾げるのが、攻が受を無理矢理Hに持ち込む理論。今回も新しい店の話が纏まりかけていたのに攻の態度が途中で急変、受が驚いて何故ですかと訊いたところ教えてやるといきなり受を押し倒す。その行動に至る理屈がよくわからん。
その屁理屈はどこから出てくるんや。あんたやりたいだけちゃうん。と突っ込んでしまう。この作家さんの最初が無理矢理パターンはいつもこれでひっかかる。もうちょっとスムーズに押し倒してくれたら良いのにな。
因みにこの話の脇カプが携帯の有料サイトで読めるらしい。
社会人物。フレンチシェフ30代半ば×コンサルタント社員20代後半? 料理。



ボーイズ小説・紅茶は媚薬(ダリアノベル)剛しいら

茶畑の三男坊である受は、紅茶専門店を作るべくイギリスの紅茶メーカーに交渉しに行く。社長でありイギリス貴族である攻の元に行き交渉するが、賭けに勝てば販売を許可すると言われ挑戦するが…
殆ど買っている作家さんなので買ってみた。それなりに面白かった。
受は静岡の茶畑が実家。片思いしていた女性が兄と結婚してしまい、それを機に紅茶専門店をひらくため日本で販売されていない紅茶を売りたいとイギリスに交渉しに行く。女顔で綺麗系。意外と気が強い。紅茶を愛する。攻は祖母がインド人母親がアメリカ人のイギリス人。精悍な顔立ちに傲慢ワガママ。仕事は出来る。ゲイ。
文章に「野獣」とか「月がみている」とか微妙に恥ずかしい言葉が並ぶのだが、そこは目を瞑って楽しんだ。
紅茶の話がメインではあるが、今更紅茶とは、煎れ方とはと書かれていなかったのが良かった。多分一から書かれると萎える。
この手の話は読者が作中で取り上げているものが欲しくなれば、作家さんの勝ちだと思うが、読んでいて紅茶が飲みたくなった。
攻と受の会話はベタな日本語訳の洋物に見える。
中国人の脇カプの話もちゃんとありありという雰囲気はちょっと。と思った。読んでみたいかと訊かれたら、読んでみたいというけれど。
最後は攻とラブラブしているより、受と父親の歩み寄りのシーンで終わっているのは良い。
。次も期待。
イギリス侯爵35歳×茶畑の3男坊24歳。紅茶。イギリスメイン。イギリス人×日本人。

2004年04月06日(火)
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