眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・恋じゃない:剛しいら/スーツの夜:剛しいら
ボーイズ小説・恋じゃない(シャイノベル)剛しいら
攻は整形外科医。友人である弁護士と外車のディーラーと3人で飲むのが習慣になっている。ある時いつものように一緒に飲んでいると謎の青年・受がやって来て、3人で自分(受)を賭けないかともちかけられ…
設定がちょっとあれだったがこの作家さんなので買ってみた。割と面白かったと悪くないの中間ぐらい。
攻は顔がよく母親が都内で多くのクリニックを持ち繁盛している。その関係で女にももてるが、他人に愛情を感じたことが無くHも一方的。サド。眼鏡。受はとても綺麗な顔をして他人が好む行動をとることが出来る。二十歳過ぎと自己申告をしているが実際は18才の高校生。
何となく不思議な感じの話だった。映画のようなつくりというか、何人かの登場人物の行動の表面を見ながら時間切りでさらっと流されているような感じ。
正直、受が賭けをしにやってきた動機がよく分からなかった。ついでに友達カプが最初にHしようと決めた動機も。そしてメインの受が攻のもとから去った理由や仲直りしてくっついた心の動きも分からない。エピソードが多いためか突っ込んで書かれていない。その場の雰囲気に流されて分かった気になる。んで思い返すと「?」となる。こんなところも映画を見ているよう。全体的に見ると嫌いではないが、細部に目をやると首を傾げる。萌えという感じではない。
いつもなら2つのカプを入れるのは無理があるのでは? と書くのだろうが、友達カプが減ったからといってこれが変わる気がしないし、さらにバランスが悪くなる気がする。気のせいかも知れないが。
攻の性格が結構ひどいのが、しかもそのひどさが治っているわけではないのが珍しいと言えば珍しいかも。腹の立つひどさではないので治らなくても構わない。攻の家にいる男の家政婦が謎な感じでキャラが立っていた。
それにしても結局、攻の友達カプの片方についていたストーカーはどうなったのだろう。
メインカプの他に攻の友人同士のカプの話もあり。
整形外科医28才×高校生18才。一種の謎解き? オムニバスっぽい。
ボーイズ小説・スーツの夜(ショコラハイパー)剛しいら
受は銀座老舗のテーラーの4代目。イタリアで修行して帰り店を手伝う。ビルのオーナーである攻とは小さい頃から体の関係があったが、ビルを改装し受の店の代わりに新しい店を入れるつもりだと告げられる。テーラーのプライドをかけて賭けをすることになるが…
前はやまねさんの挿し絵が苦手で買わなかったのだが、最近大丈夫になってきたので買ってみた。割と面白かった。やまねさんの絵は嫌いでないが、挿し絵になると小説の印象がきつくなって内容に集中出来ないので、挿し絵としては苦手。
受は童顔で可愛い顔だが気は強い。仕立屋としての腕は良い方。イタリアで5年学ぶ。攻と11才の時からHしているが片思いだと思っている。攻は資産家の跡取りで銀座界隈にビルや土地を持っている。スーツが似合ういい男。ワガママで傲慢。
この作家さんでショタ(?)が読めるとは思わなかった。11才で初体験は殆ど犯罪。まあショタも読めるけど。このカプは結構好き。攻が何様でずっと受は我慢していたが、一人前に見て欲しいと主張して仲良くなるという流れ。攻>受が攻=受になる。
ただ惜しむらくは、受が対等に愛して欲しいと主張して仲直りする下りが、あっさりしすぎているように見え物足りなかった。もうちょっとここら辺を書いて欲しいと思った。
受の父親や受のスーツを着るモデルになる男もキャラが立っていて良い。躾の出来ていないモデルの男がいい男に変化するのはマイフェアダンディ。このまま受パパとモデルの男がどうにかなりそうで、こっちも行く末が気になった。パパも受なんだろうか。カプの仲直り以外は話も設定も脇キャラも満足。
色々障害があると思うけど頑張って乗り越えてねって感じ。
事業家28才×仕立屋23才。5年差。11才で初H。社会人物。銀座のテーラー。
2004年03月09日(火)
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