せらび
c'est la vie
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みぃ


2006年09月22日(金) 星回りに呼応する

またちょっと間が空いてしまった。

今日は乙女座29°の新月であり、また日食(eclipse)でもある。

それがお茶の間の皆さんにとって目視出来るかどうか、という点については、この際どうでも良い。西洋占星術的見解の話である。

今月は二つのエクリプス(日食・月食)が到来する、かなり重々しい月である。まぁいつもセットなのだが。

以前にも日記に書いたかも知れないが、エクリプスの際は通常の満月や新月の数倍のエネルギィが放出されているので、物事が突然予期せぬ展開を見せる事が多く、しかしそれに釣られて性急に決断などすると間もなく後悔する羽目になるから、気を付けねばならぬ、という事になっている。

ワタシはその第一弾、9月7日の満月・月食時に、ワタシの出生時のアセンダントの角度が丁度一致していて、かなり冷や汗を掻いた。先日日記を書いた頃が、それである。当時ワタシは、ボスとの意思疎通問題または業務上のパートナーとしての関係に悩まされていた。

この日記を書いている今、その問題はひとたび解決したかのように見えたのが思わぬ方向に飛び火して、更に大きな問題となってワタシを苦しめている。

いや、本当のところは元々大きな問題だったのだが、見ない振りをしてい遣り過ごしていたのが表面化して来た、という話である。

今回は何だろう、と調べてみると、ワタシの出生時の冥王星が正に乙女座の29°を逆行中だった、という事が分かる。これは痛い。どうやら今回のエクリプス的不運は、ワタシを直撃する事になっている模様である。

冥王星は最近一寸有名になった、例の「惑星成り損ない」である。西洋占星術業界においてはこれまでの解釈を継続していく様子なので、ワタシもそのまま解釈に含める事にするが、これは中々ヘビーである。


今回のエクリプスは、射手座の冥王星と獅子座の土星が良好な角度を形成しているところを直撃する形で、好ましくない角度を形成している。

これは、ワタシが一向に態度を改めないので、痺れを切らした外的要因がワタシの代わりに決断を下してくれようとしているかのようである。ワタシの人生は再び、三度、いや四度、大きな変革を迫られているようなのである。

実は、現在と同様な冥王星と土星の位置関係は、過去にもあったらしい。

資料によると、1995年5月から9月まで、冥王星は蠍座の終わるギリギリの辺りに位置し、魚座の土星と良好な角度にいた。また1996年3月から1997年の4月まで、牡羊座にいた土星が射手座に入った冥王星と良好な角度にあり、同じ状況が1998年1月には二週間程続いた。

そう言われて気づいたのだが、ワタシはこのうち1995年時と1996-97年時に、まぁ言うなれば人生の道をうっかり誤って、そのツケを払わされている。1998年時はそれほど大きな節目では無かったものの、成すべき措置をつい取りそびれて後に痛い思いをする羽目になっている。何れにせよ、人生の辛苦を舐める逆境の最中にいた事には違いない。

嫌な予感である。


「人事を尽くして天命を待つ」と言うけれども、現在のワタシの人生においてはワタシの権限では決められない物事が色々とある。実際尽くせるだけの人事を尽くしたかどうかは、自分でも一寸良く分からないのだけれど、とは言え今回の一件については既に他者に決断を委ねざるを得ない状況に至ってしまったので、とりあえずワタシは神妙にしてその決断を待っているところである。

自分のやりたい事を、人に許可を取ってからでないと出来ない、というのは大変不都合で、また不甲斐無いものである。こういう時、外国人というのは大変不便である。

このところ何をやるにしても、一筋縄で行かない問題が色々と絡んでいて、仕方なくワタシはそれを保留にしている。すると矢継ぎ早の催促状が飛んで来て、返事をしたいのは山々なのだけどそういう訳でワタシも他人の返事待ちなのだから、如何とも仕様が無く、引き続き保留にする。そうこうしているうち匙を投げられてしまって、何ともがっかりする。

一通り事が済んでから改めて説明すればどうにかなるものだとは思うけれど、こういう時は本当にエネルギィを削がれるような気がする。

折りしも、まだ上の決断が出ていない最中なのだが、ワタシは今日ひとつ会合を仕切らなければならない事になっている。

まさかこんな事態になろうとは思ってもみなかったから、ワタシは当初の予定の通り続投するつもりでいたのだけれど、此処へ来て状況が一転して、ワタシは自分の身の振りを心配しなければならない事になったので、実際それどころではないのである。

しかしそうは言っても、今日のところはやらない訳には行かないから、平静を装ってやる事になるだろう。心許無いが、他に致し方無い。これが運命というものか、と因果な事態を呪う今日この頃である。



この一件が上手い具合に進んだとしたら、ワタシはもう今後一切こうしたトラブルの所為で不安な日々を過ごすのは御免だと、何としてもそれを回避する方向で努力を惜しまないだろう。そして漸く一通りの成すべき事を達成したらば、こんな精神衛生上好ましくない場所からはとっととオサラバするのである。自分の人生を自分でコントロール出来る人物になるべく、自分の人生を切り拓いていこうと思う訳である。

しかしもし上手く行かず、つまり最悪の事態になった場合、ワタシにはそんな選択も残されていない。尻尾を巻いて泣く泣くお家へ帰るしかないのである。そして、こういうチャンスはもう二度と与えられないだろうから、ワタシの人生も夢も理想も、最早これまでである。



ところで、今回のエクリプスでヘビーな思いをしている人々が意外と少ないらしいのに、ワタシは一寸驚いている。

本来なら今月は、何だか知らないが思うように事が進まないとか、どうも彼方此方滞って面倒を掛けさせられているとかいうような不平不満が続出する予定になっているのだが、殊に今日のエクリプス周辺でひいこら言っているのは、やはりワタシくらいしかいないようで、なにやら悔しい。

勿論こういう事を察知するにも個人差があるのだが、数日前から妙な気配を感じている人もあれば、エクリプス当日にがつんとやって来て驚く人もある。また、現時点での星回りとその人の出生時のお星様それぞれの角度が悪くない場合は、逆に良い知らせが舞い込んで来たりして、ちっとも辛くなんかないという人だってある。

ここ数日を乗り越えればどうにかなるのか。いや、その頃にはワタシの未来も決まっていよう。良かれ悪しかれ、お天道様が答えを出してくれるのだから、たとえ文句があったとしても、これまで結論を出さずに過ごしていたワタシの自業自得ではある。


溜息が胸を満たして、食欲不振。


昨日
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