ねろとおーちゃんの日常...ねろ

 

 

不安なこと - 2004年11月09日(火)

今日はおーちゃんが通うことになる小学校で
就学前健康診断というものがあった。
幼稚園を特別に早退して、一緒に通うことになる年長さんが
小学校に集まった。

おーちゃんの幼稚園からも、結構同じ小学校に通うのかなー・・
と思っていたら、
近くのI幼稚園からは30人強、S幼稚園からも30〜40人入学するそうな。
おーちゃんの幼稚園からは10人ちょっと。
あれ?結構少ないじゃん。
クラスが3クラスになるか4クラスになるか、まだわからないらしいんだけど、
4クラスにわけられちゃったら、同じ幼稚園出身の友達が2人か3人しかいないかも。

いつも同じお友達ばかり遊ぶのではなく
新しい友達をたくさん作って欲しいとは思いつつ、
がらっと変わる環境の中では、知った顔が近くにいることがどれだけ心強いか。
それを考えると、ああ、おーちゃんは大丈夫だろうか、ととても心配になる。

友達のことでは、最近不安なことがある。

おーちゃん、どんな子とも2人で遊ぶのは楽しそうなのだが
一緒に遊ぶ友達が3人、4人・・と増えていくにつれて、ひとりでぽつんといることが多くなる。
少なくとも年中のころはそうではなかった。つい最近の傾向なのだ。
でも、見ていると、仲間はずれにされているとかではない。
勝手に一人ではずれてきちゃうの。

「もう!○○ちゃんは今おーと遊んでるんでしょ!!」
などと、誰かに文句を言うわけでもなく、
かといって
「○○は今、□□ちゃんと遊んでるの。おーちゃんはあっち行って!」
と言われるでもなく。
なんとなくおーちゃんはひとりでぽつんとなる。

就学前健診が終わった後も、何人もが校庭に残って遊んでいたのだが、
今日もおーちゃんはひとりでぽつんとなっていた。
たまーに気のつくお友達が「おーちゃん、一緒にあれやろう!」
なんて誘いに来てくれるのに、気のすすまなそうな様子でついては行くが、
しばらくすると、またふらーっとひとりになっている。
でも、親の目からすると「みんな、楽しそうだな。いいな、混ざりたいな。」
という気持ちがにじみ出ているような気がしてならないのだ。

勝手に一人ではずれているくせに、混ざりたいな、もへったくれもないのだが・・・。

でも、なーんとなくおーちゃんの気持ちがわからないでもない。
たぶん、ぼーっとしているうちに遊びが始まっているんだけど、
友達の真似をして遊ぶのが恥ずかしい、とか、
「入れてー。」と声をかけるのが恥ずかしい、とか。
たとえ一緒に遊べていても、
仲良し仲良しーみたいな雰囲気が気恥ずかしい、とか、
そういうことなのかなー。
実は、私も小さいころそんな気持ちがあったのだ。
入れてって言うくらいなら、一人で遊んでたほうが気がらくだ、
みたいなハスに構えた考え方もしてたりして。(←これは私の幼少時代)

おーちゃんのひとりでぽつんとしている様子を見ていると
「ひとりでも平気だもーん。」と強がっている様子と、
「みんな楽しそうだな・・」と混ざりたい気持ちとがじわ〜っと伝わってきて、
私はなんだかとっても胸が苦しくなる。

で、今日。家に帰ってきてから、
じっくり話し合ってみた。

いらいらした、「ママは怒ってるのよー!」というのが前面に出ないように、
極力冷静に話を進めてみたのだけど・・・なかなか難しいのだよ。
「(前略)ママが見てると、おーちゃんは自分でみんなの輪から離れてぽつんとしてるじゃん。
独りで平気だもん!って強がって見せておいて、実は
『みんないいなー、楽しそうだなー、混ざりたいなー』って思っているように見えるよ。
なんでそうなるのかな。おーちゃんの気持ちをママに教えて。」
と切り出してみたのだが、しくしくと泣くばかりで話が進まず。
「ママがさ、『あーゆうのはやめろ!』『こうして欲しい!』って、がみがみ言うのは簡単なのよ。
でも、ああなるのはおーちゃんなりに理由があるんでしょ?
その理由がわかれば、ただやめなさいっていうんじゃなくて、
こうした方がいい、とかその考え方は改めなきゃだめだって
一緒に考えていけるじゃん。だからおーちゃんの気持ちを教えて。」
と切々と説明するのに、ぽつぽつと発言する内容はなんとも的外れな答え。

あんまりにもラチが空かないので
「ねー、おーちゃん?ママの話聞いてる?ママ、今なんていった?」ときいてみたら、
「・・・忘れた・・。」
という答え。
あんまりな答えに、思わず私まで涙がぼろぼろ出てきてしまった。
それを目の当たりにしたおーちゃんも、自分がママを泣かせたという気持ちからか、
さらにわんわんと泣き始めた。

見るに見かねたパパが登場。
私はなんとなく別室に移動し、二人の語らいに耳をそば立てた。
パパはお友達と遊ぶ様子を知っているわけではないので、
今日の状況のみにポイントを絞って話をした様子。
で、話を聞いていたら、
今日はタイヤの跳び箱やアスレチック系の綱を登っていくような遊具ばかりで
おーちゃんは出来ないから遊びたくなかった。
おーちゃんは違うことをして遊びたかったのに、お友達はそれらの遊具で遊んでいたから
中に入っていかなかった。。
などなど。
運動系が苦手なおーちゃんらしい答えが返ってきた。
それに対してパパは、
「(前略)・・ということでね、おーちゃんが好きな遊びばかりをできるわけじゃない。
お友達が遊びたいもので一緒に遊ぶことだってたくさんあるだろう。
みんなに合わせることって、とっても大事なんだ。
たとえば、小学校に入ったら、体育の授業って言うのがあって『今日は鉄棒をやるぞ』ってことになる。
そしたら、みんな鉄棒の練習をしなくっちゃいけないんだ。
おーちゃんは『苦手だからやんないもーん』ってできないんだよ。
もう、たくさん人の輪に入って一緒に行動するってことが必要な歳なんだよ。」
と説明していた。
今度はおーちゃん、「わかった。」とうなずいていた。
パパが「さっきのママの話は、聞いていたんだよね?理解はしたの?
それともわからなかったの?」と聞いたら、
「・・・むずかしくって解らなかった・・」という答えが。。

その後ダンナに
「君の話、そんなに難しくはなかったと思うよ。
でもね、まずママの気迫に押され、さらにいろいろ言われちゃったから、
頭がこんがらがっちゃったっぽいよ。」
といわれた。

ああ。私って説明やお説教がへたくそなのかな。。
おーちゃんに苦手なことにもチャレンジできる度胸や、お友達に合わせられる柔軟さを
身につけて欲しいと要求している私だけど、
私もおーちゃんに対する言葉づかいや接し方、
彼女を理解する広い心をもっと持たなければならない。

親は子供の鏡。
子供に変わって欲しいと願うなら、
まず自分が変わらなければ。。


...




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