心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年02月11日(水) つもり

夕/塩タンメン(幸楽苑)
夜/ヨーグルト・チーズ
53.3Kg, 10.8%
朝/コーヒー・トースト・チーズ・生野菜サラダ
昼/デミグラスハンバーグとカキフライ・ごはん・コーヒー
夕/ざるそば・小いなり×3
53.0Kg, 10.9%

「心の家路」のほとんどのコンテンツは2002〜2004年頃に書いたものです。
あの頃はやたら熱心だった、と遠い目をしたりして。

ということは少なくとも5年前に書いたものです。

人間、5年も経てば、知見も広がり、経験も積みます。
昔書いた文章を読み直すと恥ずかしい限りです。
特に「依存症について」とか「自助グループの勧め」とか、書き直したいと思うこともあります。
いつかは書き直すつもりですけど。

「つもり」ということは、「今はやらない」ということです。
「やりたいと思っている」ということは、「まだしたくない」ということ。

書き直して、ついでに携帯電話用の変換エンジンもかまして、RSS配信もしたいな。
二郎さんじゃないけど、本にするのもいいかも。
コミケ用の印刷屋に100部で頼めば万単位で済むかな。
いやいや、自宅のプリンターで両面印刷して、製本だけ印刷屋に頼めばもっと安いか。
なんか途端に面倒な話になってきました。
いやいや「つもり」という話だったので、マジに考えてはいけないか。

とりあえず今夜はもう寝ます。


2009年02月09日(月) 朝/コーヒー

昼/明太子チャーハン(コンビニ弁当)・ハム真代パン

晩ご飯を食べながらNFLプロボウルの録画中継を見ていました。
今シーズンはNFLの試合をまったく見ないで終わると思っていましたが、最後のプロボウルを見られて幸せです。

スーパーボウルはロスリスバーガー率いるピッツバーグ・スティーラーズが優勝したそうで、一番素敵なシーズンを見逃した悔しさがあります。シーズンMVPはインディアナポリス・コルツのペイトン・マニングなのはなぜなんでしょう。

プロボウルでは、ペイトンと、その弟ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニングの兄弟対決が見物でしたが、両者とも試合に出場したものの、時間がずれていいて「兄弟対決」という感じにはなりませんでした。

バレンタイン目前で、ホヤカーリーという植物の鉢植えが人気なのだそうです。
もともとは こんな感じ の蔓性植物なのですが、そのハート型の葉っぱだけを挿し木?にして、ラブリイ・ハートとか、2枚あわせて ラブラブ・ハート などという商品名で売られているのだそうです。一鉢数百円ですが、バレンタイン用に白い陶器の鉢なんかにいれて数千円。これが商売というものでしょうか。
葉っぱだけの植物を見ると、「かわいい」よりも、「異様」という言葉が似合う気がしますけど。


2009年02月08日(日) かにたま

昼2/寄せ鍋の残り(鶏もも肉・エリンギ・まいたけ・しいたけ・ぶなしめじ・白菜・ほうれん草・豆腐)
夕/焼きそば(キャベツ・豚こま)
夜/ヨーグルト
53.6Kg, 12.8%

朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/チーズバーガー・ベーコンレタスバーガー(マクドナルド410)
夕/かに玉(タケノコの水煮)
54.1Kg, 12.2%

4個パックのたまごを買っておいたのですが、ひとつも食べないうちに賞味期限が迫ってきた(ていうか過ぎた)ので、かに玉を作ることにしました。
といっても、中華調味料の売り場で「かに玉」ってのを買ってきて、書いてあるとおりに作っただけなんです。

僕としては、そういうレトルト調味料を使うことにまったく抵抗がありません。
しょうゆを小さじ1/2、塩を小さじ・・、というところから作れれば、それは素晴らしいことだと思いますが、それでおいしい料理が作れるようになるには、それなりの失敗も重ねねばなりませんので、その手間も惜しいし。

それよりも、レトルト調味料を使って失敗できるほうがすごいと思います。
あれは書いてあるとおりに作れば、誰が作ってもだいたい同じ味に仕上がるはずなんですけど。そうならないのは、書いてあることを無視するからでしょうね。

回復は料理にたとえられることがあります。
自己流の料理をおいしく作れるようになるには、相当な回数の試行錯誤を重ねねばなりません。同じように、自己流のステップをそれなりにできるようになるには、相当な回数の試行錯誤が必要です。そんなことをやっているうちに、人生はどんどん過ぎてしまいます。

先達の残したレシピが紙に書いてあれば、その通り作るのが上達の早道です。
ステップのやり方が本に書いてあれば、それに従ってみるのが回復の早道でしょう。

が、アル中さんは地図を持たずに道なき道を切り開くのが大好きなのであります。


2009年02月07日(土) コンビニ

夕/キングプレート・ドリンクバー(ガスト1,174)
夜/チョコ少々
53.9, 11.3%

朝/コーヒー
昼/インスタントラーメン
夕/寄せ鍋
夜/ツルヤの和風サラダ
計測なし

朝/なし
昼/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト・ツルヤの和風サラダ

パソコンのUSB関係が不調になりました。
プリンターが行方不明になって印刷できないし、USBメモリは認識しないし、USBヘッドホンからはノイズが出るし、メモリカードリーダーはUSB1.1でしか動きません。
仕方ないので家電店に行って、USBハブとカードリーダーを買ってきました。ついでにファンコンも買って、しめて6,500円。
交換したらすべて正常に動き始めました。安物のUSBハブが壊れていたのでしょう。

さて、僕はお弁当を持っていかず、会社近くのコンビニでお弁当とジュース500mlを買うのが通例でした。コンビニ弁当の主流価格帯が500円台から300円台に移った、という話は以前に書きました。その動きは不景気が始まる前からのことで、景気の良いときでもコンビニ利用層の貧乏化は進んでいたわけです。
弁当は安くなっても、ジュースのペットボトルは147円のまま、新製品だと160円を超えている場合もあります。

毎日コンビニに寄っては、お弁当・ジュース、時には雑誌やお菓子を買っていました。それが最近は、週に1〜2回です。

お弁当は前の日の夜にスーパーの見切り品を買って冷蔵庫で保管。さらにジュースは1.5Lのを買って、自宅で500mlのに詰め替えています。

以前はPETボトルに自宅で淹れたお茶を詰めてきた人が「貧乏くさい」と陰口を叩かれているのを聞いたことがありますが、この不景気で「節約は恥ではない」という風潮にすっかり変わりました。おかげでこちらも気楽なものです。

そんなわけで、コンビニに行くのは週に1回水曜日の少年サンデーの購入日だけ。その日はコンビニ弁当を自分に許す、お楽しみの日なのであります。

前夜買っておいた弁当を忘れずに持参する、というのが朝の課題であったりします。

外気温:8.2℃
室内気温:25.4℃
PCのエアインテイク:28.9℃
CPU温度:41℃
CPU冷却フィン:34.9℃
マザーボード:50℃
ICH温度:83℃
GPU温度:64℃


2009年02月05日(木) 俺のことは信用しなくて良いけど

夕/ぶり大根・野沢菜漬け・茹でたブロッコリー・ごはん一膳(実家)
夜/チョコ少々・チキンラーメンミニ
54.1Kg, 11.4%
朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ・サラダ
昼/細巻き弁当(ジャスコ199)

病院メッセージに行ったあと、実家で夕食をごちそうになりました。
母は嫁への文句を聞かせたかったらしいのですが、鬱陶しいのでシャットアウト。
叔父が転んで大腿骨を骨折し、すでに入院2ヶ月。要介護認定3級。

酒をやめて2年経ったころか、あるいは3年か、5年ころの話。
僕は土曜日の午前中は朝寝をするのが幸せです。そこへ、実家にいる母親が用があって電話をしてきました。僕が寝ぼけた声で電話に出ると、母は
「お前、また飲んでいるんじゃないか?」
と心配するのです。

失敬な。もう何年も飲んでいないのだから、少しは信用したらどうなのか、と腹を立てたのですが、20年以上のソーバーを持つ仲間に言われました。
「女房と親は一生信用してくれない。心の奥底ではずっと心配している」

昨年の離婚協議のときも、妻にこう言われました。
「あなた、一人になって飲まないでやっていけるの?」

父親の酒を飲んだ姿を知らない娘たちでさえ、誰の教育のせいか、こう言いました。
「パパ大丈夫? 飲んだらお金なくなっちゃうよ」

自分ではもう大丈夫と思っていても、「いつ飲み出すかわからない気違い」が実態であり、自分で自分のことはよく見えなくても、周囲からはよく見えるわけです。
飲酒欲求も消えたし、もう大丈夫、と思っちゃうと危ない危ない。

この気違いは完全な正気には一生戻れないわけですが、こつこつミーティングに通って、へなちょこながらもステップをやり、ちびちびと信仰を深めて、「かりそめの正気」を維持する努力をしているわけです。

気違い本人を信用しろと言っても、とうてい無理な話でしょうが、正気を維持する努力やその仕組みは信用して欲しい、と本人としては思うのです。


2009年02月04日(水) わかっちゃいるけど、やめられない

夕/牛丼並・サラダ・みそ汁(すき家)
夜/朝鮮人参と鶏の水炊きの残り・チョコ少々・ポテトチップス少々
計測無し
朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト・野菜サラダ
昼/細巻き・おにぎり・サラダ

ニュースを見ていると、雇用を守って一時帰休(賃金カット)を選択する企業と、賃金を守って人員削減をする企業に分かれてきた感じがします。
景気がV字回復すると予想する人はほとんどいなくなりました。2年後あたりに緩やかに回復が始まるにしても、へたをするともっと遅くなるかも知れません。

1929年の世界恐慌の後、アメリカを含む各国は、自国の産業を守る保護主義政策に傾きました。これが国際貿易を減速させ、景気回復の足を何年も引っ張りました。大統領がルーズベルトに変わってニューディール政策が実行されるまでそれが続きました。
その長い底なしの不景気のなかからAAが誕生したわけです。

日本から中古車をせっせと買っていたロシアが、自国の自動車産業保護のために、関税を引き上げました。アメリカはビッグ・スリー救済のために巨額の資金注入、イギリスも同様です。

二日酔いになるとわかっていても今夜飲まずにいられない、のと同じで、将来苦しくなるとわかっていても保護主義政策はやらずにおれない、のかもしれません。明日の欠勤よりも、いまの禁断症状をなんとかしたくなるわけです。そうして不景気が長引くと戦争が増えるわけです。


2009年02月03日(火) 素直さが回復の鍵?

朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/焼きそば弁当(西友298)
夕/朝鮮人参と鶏の水炊き(もも肉・朝鮮人参・白菜・ほうれん草・エリンギ・ぶなしめじ・舞茸・椎茸・豆腐)
夜/おにぎり×1・チョコ少々
54.4Kg, 11.4%
朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト・野菜サラダ
昼/コーヒー・ふんわりオムライス(ジャスコ318)・野菜ジュース

ある仲間と「回復する人としない人の違いはなにか」という話をしていました。酒をやめた人でも、その後の回復の速度に違いもありますから、その違いがどこから来るか、という論点でもいいです。

結論は「素直さじゃないかな」ということになりました。

別の人が、回復に必要なのは「子供のようになること」と言っていたと聞きました。
子供は騙されやすいものです。
「おじさんは駅に行きたいんだけど、道が分からないんだ。一緒に乗って、道を教えてくれないかな」などという言葉を信じて誘拐されてしまうぐらい、人を信じやすく騙されやすいわけです。(もっとも、最近では学校も親も「知らないおじさんは疑え疑え」と教えていますが)。

ところが、アル中さんは猜疑心の固まりです。それはおそらく、アルコールが脳に及ぼした影響が断酒後も何ヶ月、何年と残るからです。ひょっとすると、酒を飲む前から根性が曲がっていた可能性もありますが、そのことはひとまず脇に置くとして。

猜疑心のせいで、人のアドバイスを素直に受け入れることができず、自分のやり方や考え方に固執した結果、痛い目を見る羽目になります。痛い目に遭って「これからは素直にならなくては」と考え直せればいいですが、その間に再飲酒をしていると、さらに意固地になって素直になりにくくなっていくわけです。

せっかく自助グループに通っていても、素直さが無ければ、効果がなかなか出てこないのではないか、という結論でした。

沸き上がる反抗心を抑え、意識的に「子供のような素直な気持ち」になって、先ゆく仲間のアドバイスに騙されてみる、ということが回復の鍵ではないかと思う次第。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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