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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年06月30日(月) そのほうがおいしい 生タイプのつけ麺はおいしいけれど、つけ麺のつゆには絶対アルコールが含まれていると思います。でもその方がおいしい。たぶんお店で食べるつけ麺のつゆにも入っていることでしょう。
ちょっと前のAA仲間のバースディ・ミーティングでのこと。
僕はバースディ・ミーティングではバースディ・ケーキを用意するのがベストだと思っていますが、それは僕のこだわりにすぎないので、他の人がどうするかは口出しすべき事ではありません。ケーキを切り分ける代わりに、切った形でパッキングされているケーキ菓子を配る人もいます。これは切る手間もなくて楽でいいです。
その日配られたケーキ菓子を食べながら、「あ、これちょっとおいしいな」と僕は幸せな気分でありました。ミーティング終了後に、そのお菓子に手をつけなかった仲間が「これはアルコールが入っているよ」と言い出しました。うんそうか、おいしい原因はブランデーが使われていたからか。においも良かったしね。でもその仲間は、少々お怒りのようでありました。
二年ほど前にも、「このケーキはおいしい。特にレーズンのところが」と思ったら、あとで「あのレーズンは酒で漬けてあるよね」という話になったことがあります。
さすがにウィスキーボンボンとか、チョコレートの真ん中にブランデーが入っているお菓子とかはヤバいだろうと思いますが、ちょっとぐらいアルコールが入っているからって「そんなに目くじら立てなくても」と思います。あんまり厳しいことを言っているとポカリスエットすら飲めなくなってしまいます。
とはいえ、どこで線を引くかは自分の責任で決めるしかないので、僕の基準を人に押しつけるつもりはありません。気をつけるに越したことはありません。
さて、12のステップに取り組む限りは、ステップ4・5の「棚卸し」の作業は避けて通れません。なので、最低でも1回はこれをやることになります。では1回だけで2回目、3回目はないのでしょうか。何度も繰り返しやる人もいれば、1回だけしかやらない人もいます。「何度もやりなさい」とは書かれていませんし、「一度で済ませなさい」とも書かれていません。
ただ、ステップ10は一生続けていく作業ですから、棚卸しも続けてやる作業でしょう。毎日のこまごました掃除の他に、定期的に大掃除をするならば、それを○回目のステップ4・5と呼ぶ人もいます。僕は決してそれをステップ4・5とは呼ばず、ステップ10の一部であると見なしていますが、これも人に押しつけるべき考えではありません。
僕は細々とした棚卸し表は決して人に見せることはありません。書いた紙は溜めずにハンドシュレッダーで処分してしまいます。表を人に見せることを考えると、人間ですからどうしてもそれに「色」をつけてしまいます。つまり、自分を良く見せようと(あるいは過度にひどく見せようと)表を「脚色」してしまい、正直になれないのです。「もう一人の人」に正直になる前に、まず自分に正直になれるようにならなくては、というのが僕の考えです。
でも、他者によるチェックも必要だとステップの本に書かれているので、大掃除は人に聞いてもらう必要があると思いますが、その作業もずいぶん間隔があいてしまいました。せっかくそのために新しくスポンサーもお願いしたのに、何にもなっていません。しかし、離婚に至るほど傷つけ合った結婚生活を表に作るには、まだ冷却期間が必要なのは確かです。
日曜、昼/ひつまぶし・おみそ汁(ぶなしめじ、子供はお吸い物)、夕/つけ麺・おみそ汁の残り
月曜、朝/コーヒー・トースト・サラダ・ヨーグルト・オレンジジュース、昼/カツ重弁当、夕/ラーメンとチャーシュー丼セット(アフター)
火曜、朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト、昼/ハンバーグ弁当
2008年06月29日(日) 休日 娘たちが誕生日プレゼントを持って遊びに来ました。
といっても、歩いてくるわけではないので、車で迎えに行くのであります。
一時期頑張っていたママの調子が、ここのところ悪く、晩ご飯は作ってくれるものの朝食はダメなのだそうです。なので平日は長女がパンを焼いて、次女を起こして・・ニュースZEROを最後まで見るのが習慣だった長女が、ズームイン朝を最初から見る習慣に変わったそうです。
まあ、子供たちは給食で栄養のバランスをキープできているかもしれませんが、パパには給食はないのだよ。
前回引っ越し用段ボール箱の上で宿題をやらせたのがえらく不評だったので、テーブルを買いました。それから今日中古の洋服ダンスの配達があり、これで買おうと思っていたものは大方そろいました(あとトイレのコーナーボックスぐらいか)。
昨日は元妻の母方の祖母の十三回忌だったそうです。思い起こせば僕のソーバー1年目は、ずいぶん葬式やら法事が多く、酒の席にばかり出ていました。跡継ぎにあたるおじさんは、以前奥さんに逃げられてしまい、手元に残した娘も嫁に行った後は、カビと暮らすような生活だそうです。昨日もおじさんの家に法事に行ったのか掃除に行ったのか分からないほどだったと、娘がこぼしていました。
お昼は、ひつまぶしにしました。小学生にどんぶり飯は多すぎるかと思いましたが、ぺろりと食べてしまいました。「おいしい」と言われても、鰻を焼いたのはパパではないのだよ。
サクランボを買っておいたのですが、「またぁ? 本当にパパはサクランボが好きだねぇ」と言われてしまいました。そりゃ確かにサクランボは好きですが、お前たちのために買っておいたのだ、とは強く言えません。
「イチゴ地獄」ってのがありましたな。イチゴの季節になると、父親が毎日イチゴを買って帰る。家族のほうや喜ぶどころかもうゲンナリなのですが、「もう結構です」とは言えないために毎日イチゴを食す羽目に・・。我が家でもやりましたが、ほかの家でもあるみたいですね。ひょっとしてアル中お父さんの得意技なんでしょうか。
それでもサクランボは5分も立たずに1パック消えてしまいました。宿題も終わったので、朝食用のバタピー、チーズ、お茶漬けなどをおみやげに持たせて送っていきました。
玄関口まで送っていくと、奥で夕食とお風呂の準備をしていた元妻が顔を出しました。
「もうレーザー脱毛には通ってないの?」
「うん、金がかかるからね。でもどうして? ヒゲが濃くなってきた?」
「そうだよ。またお風呂で剃りながら血をだらだら流してるんでしょう」
「うん、あれはみじめな気分だよ」
離婚しなければそんな苦労はしなくて済んだのに、と言いたいのでしょうが、無論それが言葉になることはありません。子供とプールに行く日付を決めて帰りました。
こうやって密に子供と接していても、いずれだんだん疎遠になっていき、金を送るだけの関係になりがちなのだとか。だいたい一緒に暮らしていたとしても、娘が中学生高校生になれば、父親への甘え方も「親父、金をくれ」になっていくものなんでしょう。それが精神的自立なんでしょうし。
ところで、誕生日のプレゼントは何だったのか?
実は何ももらってないのです。プレゼントは手紙だったようですが、実は迎えに行ったときにまだ書いている最中で、待たされたパパが「いつまで待たせるんだ!早くしろ」とやったせいで、書くのを中断して出てきちゃったのだそうです。
2008年06月28日(土) 新グループ そう言えば、雑記で報告するのをすっかり忘れていましたが、AAのホームグループに属していないない(通称ホームレス)状態を解消し、仲間と新グループをスタートさせました。名称はビッグブック○の会(○には犬でも猫でも虫でも、好きな漢字をひと文字入れて下さい)。
4月から始めて、先月登録したばかりです。ミーティング参加人数はいつも数人で、二桁になることは滅多にありません。司会が話す人を指名するのではなく、話したい人は挙手をする仕組みですが、今のところ時間が足りなくて話せずに帰った人はありません。ビギナー(?)中心の会場になっています。司会をやっていて「時間の配慮をお願いします」と叫ばなくて済むので、とっても楽です。
このグループの正式発足(登録後の初回ミーティング)と、僕のバースディミーティングが重なりました。おまけにその日は僕が離婚届を出した日でもありました。集まってくれた十数人の仲間の中には、「おめでとう」と言っていいのかどうか戸惑うひともいたようです。いやいや、申し訳ない。別に意図して重ねたわけじゃありません。偶然です。いろんな意味で、新しい出発やら再出発が重なった、晴れやかな日だったと記憶しています。
ちなみに、同じ日の同じ時間帯に、隣の建物で断酒会をやっています。参加者の平均年齢は、おそらく20才以上違うでしょう。でも向こうの方が女性が多いですな(奥さんたちがいるから)。
今日は外食せずに自分で食事を作ったのですが、その分ほかで使ってしまいました。
水曜、夕/マグロの刺身、ホタテのボイル、おみそ汁(絹ごし豆腐+もやし+ぶなしめじ)、ごはん。
木曜、朝昼/コーヒー・トースト・ヨーグルト・バナナ・飲むヨーグルト、夕1/カレーパン・蒸しパン、夕2/カレードリア・ポテト(CoCo壱番屋)
金曜、朝昼/コーヒー・トースト・サラダ・バナナ・ヨーグルト・飲むヨーグルト、夕1/醤油ラーメン(仲間の店)、夕2/翡翠麺の冷やし中華・ドリンクバー(アフター)
土曜、朝昼/コーヒー・スパゲッティ・サラダ・飲むヨーグルト・バナナ、夕/つけ麺・バナナ
2008年06月25日(水) 理解を積み重ねない いままでのAAライフを振り返ってみて、僕は「経験を積み重ねてきた」とか「理解を積み重ねてきた」とは思わないのです。
もちろん、ある経験があって、それがあったからこそ、次の経験ができてというふうに重なっていくものはあります。理解についても同じです。一足飛びに次の経験、次の理解はできません。
「よし、これだ」と信じて深めていったものが何かあっても、そこは病気の人間ですから、理解がどんどん歪んでいって、最後は袋小路に入ってしまうことがあります。そういう場合には、無理しても先に進むことができなくなります。
結局、いままで自分がやってきたことを否定して、元に戻って別の方法へ進まなければなりません。過去の自分の努力を否定するのも辛いし、その過程でお世話になった人がいれば、その人から受け継いだ考えを否定するのも辛いものです。否定しながらも、次の道が見つからない状態が一番辛いものです。
否定されるべき過去とは、例えば棚卸しのやり方であったり、性格上の欠点や、自分自身への、他者との関係への理解だったりします。回復とか成長には、過去の自分のやり方(囚われ)を否定する(手放す)ことが不可欠です。それには、自分の今までの回復だって否定しなければならない局面もあります。だから、ソーバーの年数分だけ素直に回復を積み重ねるというわけにはいかないのでしょう。
そうやって自分の囚われをあぶり出しても、身に染みこんだ習慣はぬぐい去りがたく、自分はなかなか変わりません。結局回復も成長も、たいして変わらない自分のまま生きていくということであり、たいして変わらない自分のまま生きていけるのが奇跡なのだと思います。
さて掲示板ではたまちゃんに先を越されてしまいましたが。
ハイヤー・パワーが僕に酒を飲ませることはあり得ると思います。酒を飲まないことが善であり、飲むことは悪である、というのは僕のモノサシで計る尺度です。神さまはおそらく違うモノサシを使っていて、神さまにとっては僕が飲むことが善であることもあり得ます。神さまに「僕が飲まないことを善としてくれ」と頼むわけにもいきません。
その時が来れば、僕が飲むことは僕にとって意味があることかも知れません。あるいは、僕に意味があるとは限らず、ほか誰かにとってなのかもしれません。それでも大局的に見れば、僕にも意味があることなのでしょう。
このプログラムをやっていれば「ハイヤー・パワーは僕に酒を飲ませない」と信じるのは少々身勝手だと思います。神さまはいつも僕のことを考えいてくれ、僕に良くしてくれているのです。辛くて苦しくてたまらないことであっても(例えば再飲酒も)、起こることすべてにはきちんと意味があり、恵みです。
ただ僕は神さまほど頭が良くないので、(自分も他の人も)なんでこんなに苦しまなきゃならないのか、さっぱりわかんねーよ、とブツブツ言ってしまうのです。ついついね。
2008年06月24日(火) 健康診断 健康診断のため早起きして病院へ。会社が費用を出してくれるので、それはありがたい話です。いままで健康診断をしてくれる会社に3社勤めましたが、メニューの内容は会社が出す費用によってまちまちでありました。
今の会社の選ぶメニューは、身長・体重・体脂肪率・胴囲(これは自分で計る)・血圧・視力・聴力・採血・採尿・採便・胸部レントゲン・心電図・胃カメラ・問診です。あと自費オプションで骨密度とかマンモグラフィーとか選べますが、頼む人は誰もおりません。眼底検査は緑内障で通っている眼科で年2回やっています。
以前と違い、今は午前中待っている間に、血液や尿の検査数値も、レントゲンフィルムもできあがってきて、帰る前に結果を知らされます。今回は「異常なし」でした。ただ異常がないのは「生活習慣病について」であって、全身健康というわけじゃありませんよ、もちろん。
それから「痩せすぎ」というコメントがつきました(昨年は適正体重だったのに!)。
「これ以上痩せるようなら、現在かかっているメンタルのお医者さんに相談してください」
だそうです。医者の困った顔が今から目に浮かぶようです。
胃カメラではなくバリウムも選べるのですが、一昨年に一度やって凝りました。げっぷを我慢するのが辛いうえ、そのあとに飲む下剤の効果がたまりません。下剤を渡された時に「1時間ぐらいで効き始めます」と言われましたし、「夕方までお通じがなかった」という話も聞いていたので、「じゃあ途中で食事をして、会社に着いてからでいいや」と余裕をかましていたら、僕の場合は効きがあまりにも早く来てしまいました。
1時間どころか、病院のドック検診センターから正面玄関までたどり着けず、途中のトイレに1時間釘付けでした。なので一生バリウムを回避し続けたいと思います。
だいたいさぁ、バリウムって白くてドロドロしてて、何かに似ていて気持ち悪くないですか?(ほら、これであなたもバリウムが飲めなくなった)。
酒をやめて1年目の健康診断の結果はぼろぼろでした。特に肝臓です。GOTの数値が正常に戻るには3年ほどかかったと記憶しています。数値が正常になったからと言って、肝臓が正常に戻ったわけではありません。肝硬変一歩手前まで行った臓器ですから、今スライスしてみればたくさんのスジが入っていることでしょう。
健康診断以外にも、メンタルクリニックで最低年に1回は血液検査を受けています(会社の健康診断の結果も伝えています)。薬を飲み続けている以上、血液検査は必要だと思います。処方薬が原因で数値が上がることもあります。「ウィルス性肝炎の検査もしますか」と聞かれるのでお願いしています。性的に奔放ではない(つもりな)ので、肝炎もらったりはしてないはずですが、まあ念のため。
ちなみに、健康診断の問診票の既往症の欄には「アルコール依存症」と書きますから、会社はもちろんそれを知っています。
火曜、夕/マーボ茄子・イカ天・豆腐のみそ汁・ごはん小(村井食堂)
水曜、朝/健康診断のため絶食、昼/たらこスパランチセット(サイゼリヤ)
2008年06月23日(月) 電話番号確定 大学入学のために上京した時は、一人住まいのために電話を引いている学生は少数派でした。友達に電話するにしても、アパートの大家さんに電話して呼び出してもらうのが普通でした。
その後、パソコン関係でアルバイトをするようになって金回りが良くなり、アパートに電話を引くことにしました。民営化された直後のNTTに、7万2千円の工事負担金なるものを払った覚えがあります。
アパートを引き払って長野に戻ることになると、実家では親の電話を使えばいいわけですから自分の電話は不要になり、加入権は休止という扱いにしておきました。そして結婚して二人で住む時に電話が必要になったので、その権利を使ったわけです。元妻は一人住まいをしたことがないので、電話の権利を持っていませんでした。なので、離婚して僕が家を出る際、電話の権利も持って出てしまうと、彼女は加入権を購入しなければならなくなります。
NTTが民営化する頃から加入権が無料になるという話がありましたから、もう加入料なんて廃止されないまでも、数千円ぐらいになっているだろうと思ったのですが、まだ3万6千円もするので驚いてしまいました。携帯電話もPHSも、最初の頃は加入料を徴収していましたが、次第に値を下げてゼロ円になっています(2〜3千円の事務手数料を取っているところはあります)。ドコモが加入料をゼロ円にした時の、資産価値減損の訴訟もドコモ側が勝って終わったはずですから。
仕方ないので、加入権を妻の名義に変更(譲渡)することで落ち着きました。自分のほうは新しい住まいに電話を引くのに、加入権の不要な「ライト」というのを選ぶことになります。3万6千円が不要な代わりに、月々の支払いが250円多くなります。
なんだぁ250円だったら、これを彼女に押しつけちゃって、自分が加入権を持っていた方が良かったかと思うのですが、まあそこは誠実にやるって事で。
ところが実際にADSLを引いてみると、リンクは不安定で通信が切れるし、IP電話は調子が悪い・・。それは我慢するにしても、じゃあもっと安いところはないのか・・。というわけで、電話もADSLもKDDIに変えることにしました。これで月々600円ほどの節約になります。加入権などと面倒なことを言わないのも嬉しい。
それで、IP電話の番号はもちろん、固定電話の番号もまたまた変わる可能性があったのですが、26日に工事が終わって無事開通すれば、それで決着するはずです。これでようやく転居のお知らせハガキやメールを出したり、新しい名刺を作ったりできるようになります。
日曜、夜食/カップうどん
月曜、朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・サラダ、昼/ジャージャー麺・ミニおむすびセット、夕/具のないラーメン(生タイプ)、夜食/ヨーグルト
火曜、朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・サラダ、昼/こだわり和風ミニ弁当・コロッケバーガー
2008年06月22日(日) 頭では分かっても 「自分は入院したことがないから、入院した人の気持ちが分からない」というAAメンバーが増えてきたように思います。そのぶん自分は軽症なんだというエクスキューズの場合もあれば、新しい人の体験に共感できないぶんだけメッセージを伝える障害になっていると嘆く場合もあると思います。
軽症だという雰囲気を作りたい人には、「入院してない人のほうが重症なんだ。だって助けを求める能力がそれだけなかったんだから」と言ってあげます。経験に共感できなくてと嘆く人には、慰めの言葉は特に要らないでしょう。
入院経験の無さは、AAでは問題にならないと思います。
ただ(これを言うと物議を醸すかもしれませんが)、スリップ(再飲酒)した経験の無いのは、メッセージを伝える上では大きなハンディキャップかも知れません。
「真面目に酒をやめようとしたのに、しばらくしたらやっぱり飲んでしまった」
「一生懸命AAのプログラムをやっている(つもり)だったのに、また飲んでしまった」
熱いストーブに触れて何度もヤケドをしたのに、その経験を忘れてまたストーブに触りたくなってしまう。ストーブ=アルコールです。その狂気こそがアルコホリズムの(ひとつの)本質なのですが、その経験がないのは結構大きい欠落じゃないですか?
「ある時に酒をやめようと思って、それからずっとやめている」とか、「AAに来てからは失敗したことがない」とか。そういう人は、再飲酒する人、AAに真面目に取り組めない人に対して、若干冷たいような気がします。また飲んでしまう病気であるとか、なかなか断酒に真面目に取り組めない「そういう病気である」ことに対して、体験を元にした共感がないから冷たいんじゃないか。そう思ってしまうのは、僕の偏見でしょうか。
僕としては、入院したことが無い人より、AAに来てから失敗したことのない人のほうが、メッセージを伝える上で大きなハンディキャップを抱えている、と思っています。まあ僕は、入院もスリップも経験が豊富にあるので、人の心配などせずともいいわけなんですが。(と自慢してみる・・いや自慢できることなんだろうか)。
金曜・夜食/回鍋肉の残り・ごはん・おみそ汁の残り
土曜・朝/コーヒー・トースト・ジャム・ヨーグルト・アカディ、昼/肉野菜炒め・キュウリの塩もみ・冷や奴8分の1、夕/うなぎ・お吸い物・マカロニサラダ・グレープフルーツジュース。夜食/ヨーグルト・チーズ
日曜・朝/コーヒー、昼/カレーライス・おみそ汁(もやしと豆腐)・マカロニサラダ、夕/カレーライスの残り・おみそ汁(ぶなしめじ)・マカロニサラダ
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