心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年04月04日(火) 諸事

仲間のバースディ・ミーティングに行ってきました。
ビーナスラインから白樺湖へ、さらに女神湖へと向かいました。
蓼科山の山容が残照を浴びて、薄明の空に浮かび上がっていました。美しいというより恐ろしさを感じさせる風景でした。初めて行った女神湖ですが、左に眺めるだけでアクセルを踏み込みます。峠を過ぎると、右に佐久の市街の夜景が広がっていました。それを右に見て、ひたすら北へ。
意外に多くの仲間が集まっていて驚きました。彼もここでミーティングを始めて5年。その努力には頭が下がります。初めてミーティング場を持ったときに、スポンサーから「5年は続けろよ」と言われたことを思い出します。たった数ヶ月のソーバーの人間に、5年は遠い遠い未来であります。でも1年持たないのじゃないかと言われた僕が、ともかく飲まないでいられたのは、スポンサーのきびしい提案のおかげでしょう。

3月上旬に取り上げたOrigamiことUMPCが9万9800円で発売になりました。10万円を切る価格に「がんばった」という声が出ていますが、もう少しがんばって欲しかったです。
この値段の中にはOfficeとかのソフトの値段は入っていないわけで、2台目のノートPCとして使うには、相当の出費を強いられそうです。
東芝Dynabookの初号機を買ったときの感動や、WorkPadを手にしたときの感激のように、「小さくてもすごそう」と感じさせるものがいま一歩ありません。でも、今後バッテリーの駆動時間が延びたり、ワンセグが見られるようになったり、ナビゲーションが可能になったりすれば、面白くなるかもしれません。

iTMSで買った曲を、CDに焼いて聴いてみました。同じ曲をCDで買ったものと比べてみると、AACでの劣化が分かります。CDと同じ音質を期待しても無理であります。が、これは比べるから分かるのであって、別に悪い音でもなく、最初からiTMSで買えば「そういう音」だとしか思わないのでしょう。

iTMSでアルバムを1枚買うとします。そうするとそれをCDに焼くことになるでしょう。CDを買ったのならCDは譲渡できますが、iTMSでアルバムを買っても焼いたCDは古本屋には売れません。
それはともかくアルバムをCDに焼くと、CDにレーベル印刷をしたり、ケースの表紙を印刷したりしたくなるものです。
CDのレーベル面は、1万6千円ぐらいのプリンターで印刷することが出来ます。というわけでプリンター買い換えになりそうです(iTMS泥沼ともいう)。


2006年04月03日(月) ひいらぎの半分は何でできている?

ノートパソコンのハードディスクを入れ替えました。
このノートPCは2000年のモデルを翌年にアウトレットで買ったものです。(なので、標準搭載のOSはWindows 98SEだったり)。

よく5年も壊れずにもったものだと思いますが、さすがに昨今の高性能PCと比べると遅さが際立ってきました。でも買い換える余裕はありません。もはや仕事では使わなくなっているので、20万近く出して新しいPCを買う言い訳がありません。
今年の正月には、液晶が写らなくなりました。あわてて上半身だけ中古部品を買いました。もうパソコン全体でも2〜3万円ぐらいの相場なので、上半身だけだと1万円しません。が、分解してみたらただの接触不良だったので、手に入れた部品はすぐに売り払ってしまいました。
が、1ヵ月後にまた液晶が写らなくなり、また上半身だけ手に入れて、今度は交換しました。

記憶装置であるハードディスクドライブは、中で円盤が回っています。その円盤を受け止めている軸受けは、以前はボールベアリング、現在は流体軸受けが主流です。流体軸受けの良いところは音が静かなところです。ボールベアリングも悪いとは言いません・・が、さすがにボールとボールが接触しているので、磨耗して玉が小さくなると、軸受けから音がするようになります。
その音がだんだんうるさくなって、ある日「ガガガ」という大音響とともにハードディスクがお亡くなりになる・・・というのがパターンであります。ま、普通そこまで使い込まないでしょうが。

夜中にノートPCを使っていると、ディスクの音が気になるぐらいになって、もうずいぶん時間がたちました。電源を切り忘れて寝てしまうと、夜中にディスクの回転音がうるさくて目が覚めてしまうこともありました。
こいつは古いからボールベアリングです。そろそろ寿命を感じさせます。先延ばしにしてきたのですが、ノートパソコン全体を買い換えるほどの(我が家の)経済復興はまだ先のようです。あきらめてドライブだけ買い換えたのでありました。送料込みで14,000円でした。

新しいハードディスクは速いです。Windowsの起動時間が2/3になりました。

話は変わって、最近成分解析というソフトが人気であるようです。ためしに「ひいらぎ」の成分を解析してみました。

ひいらぎの成分解析結果 :

ひいらぎの28%はむなしさで出来ています。
ひいらぎの27%は食塩で出来ています。
ひいらぎの24%は大人の都合で出来ています。
ひいらぎの13%は黒インクで出来ています。
ひいらぎの6%はやらしさで出来ています。
ひいらぎの2%は税金で出来ています。

会社の同僚を解析したら、59%が毒電波でできていました。


2006年04月02日(日) iTMSで曲を買う

ブログの方で iTunes Music Store を取上げたので、ひさしぶりにiTunesをインストールしてみました。僕はパソコンでは音楽を聴かないので、以前iTunesをインストールした時も、CDから何曲かリッピングしただけでもう飽きてしまって使い込んでいませんでした。僕はiPodを所有していません。

今回はiTMSで曲を買ってみました。
アメリカでは1曲99セントだそうなので、日本でも99円なのかなと思ったら、150円でありました。人気のある歌手は200円だったり、新曲は400円だったりします。
遊佐未森の曲を検索してみたら150円、アルバムは1,500円でありました。中島みゆきは200円、アルバムは1,600〜2,000円であります。
iTMSのアカウントを取得するにはクレジットカードが必要です。カードを持っていない人は、コンビニなどで売っているプリペイドカードを買うことになるのでしょう。そのうちプリペイドカードでの購入も試してみたいです。

CDアルバムの定価は2,800円+消費税で2,940円というのが相場でしょうか。amazon.co.jpあたりだと5%引きが当たり前なので2,793円ということになります。これをiTMSで買って2,000円だとすると、800円弱お得ということになります。さらには、iPodにコピーするのに、いちいちリッピングする手間が不要です。
しかし、CDの現物は手に入らないことになります。
CDの現物を棚にしまっておきたいファン心理の働く相手にはiTMSはあまり魅力がないといえます。逆にたまたま今ヒットしている曲を買いたいとか、昔の思い出の曲を買いたいという場合には、曲あたりでばら売りしてくれるのはありがたいです。

AACの128KHzの音質がどれくらいか・・・、それはまた日を改めて。


2006年03月31日(金) 更新

4月からのパートタイマー勤務の契約書にはんこを突きました。
1年半保った正社員としての立場は失ってしまうわけですが、その間も休職だとか、パートタイム勤務だとかでまともに給料をもらったことがありません。
そろそろフルタイム勤務にと思っていたのですが、周囲の評価は「まだ無理だろう」というものでした。そう評価されるのはちょっと辛いことですが、まあ周囲の評価は受け入れていくべきでしょう。
仮にフルタイムに戻って、今度また体調が悪いから休んだりして、そして有休を使い果たして、さらに休んで勤務時間が規定に足りなくなった場合、また休職しますでは済まないのであります。そして現在の職場もぎりぎりの人数で仕事している以上、辞められても困るというわけです。
辞められても困ると言われても困るのですが、相手が困っているのもわかるので、あまりわがままを押し通すわけにも行きません。

月曜日にはフレッシュな気分で仕事に行くのですが、金曜あたりには疲れがたまってダレてきます。なので、月〜木の週4日勤務にしてもらいました。基本的に金曜日は休みです。仕事の持ち帰りはできないので、金曜日に何をしようか思案しています。

秋に資格試験を受けることにしました。といってもその資格は5年前にも取得しているのであります。しかし変化の激しいIT産業ですから、5年前の試験の問題はすっかり陳腐化しています。なので5年前の資格の価値もそれなりにしかなりません。別に資格に期限がついているわけでもないし、四角がないと仕事ができないわけでもないのですが、更新することにしました。

参考書と問題集を手にとって、本屋のレジに向かい、手持ちの現金が無かったのでクレジットカードを出そうとしました。が、見つかりません。本屋で財布をごそごそやり、カードを1枚1枚確かめたものの、見つかりません。どうやら紛失したようです。

最近でもカードを使った覚えがあります。が、それはネットの通販です。ネットの通販ではカードの現物は要りません。カード番号・名前・有効期限・セキュアコード・暗証番号などなどを入力する必要があるだけです。別に記憶力が良いわけではないのですが、しょっちゅうネットで買い物をしているせいで、すっかり番号を覚えてしまいました。
「最後に実店舗でカードで買い物したのはいつだろう・・・」
3月のはじめに、サウンドカードを衝動買いしたのが最後のようです。

利用履歴を調べてみたら、不正利用はされていませんでした。でも、みつからないので、しかたなくカード会社に連絡して再発行を頼みました。当然番号は変わってしまうようです。
新しい番号を覚えるまで何年かかるやら。


2006年03月30日(木) ポリティカル・インパーシャリティ

雑記を書こうにもネタが無いので、また新聞記事でも取り上げることにしましょう。

朝日のサイトからは消えてしまいましたが、gooに残っていました。
「政治的発言、被爆者は自粛を」平和推進協の要請に波紋

要約すると、原爆の被爆体験談をする人に対して、政治的な発言(天皇の政治責任、9条、自衛隊、原子力発電、靖国など)を慎むように要請が出されたことに対して、反発が起きているという話であります。朝日新聞は戦前の言論統制を引き合いに出して、批判的な論調で報じています。
さらに続報として、原爆施設の案内人にも同様の要請が伝えられています。

被爆体験を聞くために講演をお願いしたのに、(賛成でも反対でも)靖国神社参拝の話をされたのではたまったものではない、というのが聞く側の正直な話でしょう。被爆体験には、人を集めて政治的発言をする特権を伴うものなのか、という反感をもたれてしまうかもしれません。被爆体験はなるほど次代に伝えるべき貴重なものなのかもしれませんが、政治的発言は人の耳を閉じさせるのに十分であります。

アルコール依存症の体験談をするときも同じことが言えるでしょう。人の心をつかむためには自分の体験だけを話すのが一番効果的であるようです。AAでもたまに、依存症の病理についての話を一生懸命する人や、どこそこの○○さんはどうだったという話ばかりする人もいます。病院の治療方針について反対ばかり言っている人もいます。誰もそれを「ダメだ止めなさい」と遮ったりしないけれど、そういう人の話が心に残ったことがありません。ましてや政治的発言なんかに偏ったら最悪です。
自分の体験をありのままに話して、そこから何を汲み取るのかは、相手に任せる。それが実は一番効率がよいと経験が伝えられているわけであります。

世の中には何かを大声で批判している人たちがたくさんいます。それはそれで、その人の大事なものを守るために戦っているんでしょう。それに耳を傾ける人もいれば、退ける人もいます。退けられることも承知で話をしているのでしょう。
なるほど体験談と言うのは、批判よりも、人に聞いてもらいやすい、納得してもらいやすい題材であります。人に話を聞いてもらえると言うのは、なかなかに自分を満足させる体験であります。が、相手の考えを自分と同じにしようと欲張りすぎると、もう結構と言われるのがオチです。

「このままでは話を聞いてもらえなくなる」という危機感がわからない人というのは、論争があって当たり前だと思っている人なのだと思います。

などということを書いているこの記事も、実は政治的に偏っている(一方の人の肩をもっている)わけであります。雑記に何を取り上げるか、取り上げないかというのは、かなり気を使うことであります。AAのメンバーであることを明らかにしてサイトを維持している以上、「外部の問題には意見を持たない」という基本方針に忠実であるべきです。
が、僕の生活は基本的には平凡で退屈なものであり、外部の問題を取り上げないことには「何を食ったか日記」になってしまうという悩みもあったりします(ひらきなおり)。


2006年03月29日(水) もろもろ

雪が降っています。
スタッドレスタイヤが磨り減ってきたので、今年はそのまま夏もはき続けてサマータイヤとして使い切ってしまおうと思っています。

歯の治療は続いています。
奥歯の治療は終わったのですが、前歯の間に微小な虫歯が点在していて、時間を食っています。

「アリス・イン・ナイトメア」をクリヤしました(日曜日)。
もっともレベルは「簡単」に設定してですが、この上に「普通」「困難」「悪夢」(うろおぼえ)があります。わざわざ難しくしてやってみようとは思いませんが。
こんなにゲームをやりこんだのは何年振りでしょうか。

夏のイベントについて、携帯電話でも見られるホームページを作っています。
HTMLを書くのじゃなくて、テキストを流し込むと、パソコン用にも携帯用にも加工してくれるというタイプを始めて使っています。なかなかもどかしいです。


2006年03月28日(火) 泥酔が罪?

アメリカでのバーで深酒しただけで逮捕されるという記事でも取り上げることにしましょうか。

泥酔することは犯罪なのか、という疑問はあります。

日本で過失運転致死傷罪ができるまえは、飲酒運転による事故の加害者は業務上過失致死傷罪で処罰されていました。この刑が最大でも懲役5年であったために、人が死んだという結果に対して、他の罪に比べてあまりにも軽いではないかという議論があって、過失運転致死傷罪が新設されたわけです(最大懲役15年)。
業務上というのは仕事をしていてという意味ではなく、日常生活のうえでという意味だそうです。刑法が制定された明治のころには、故意にではなく過失によって人が死ぬということは滅多に無く、その罪を重く問うことは適切でないという背景があったようです。
しかし、文明開化が進んで、だれでも(たとえば車という)凶器にすぐ変わる装置を操作している世の中になると、重い罪が適切でないと悠長なことを言っていられなくなるわけです。

時代が変われば罪に問われる事柄も変わる。これについて連想するのがコンピューターのクラッキングです。今は不正アクセス禁止法(1999年)があります。しかし、それ以前、刑法に電子計算機なんたらという条項ができる1987年以前は、他人のコンピューターに侵入することを罪に問うことができませんでした。どうしても立件しなければならないときには、他人のコンピューターを操作=電気を消費した=電気を盗んだ=窃盗罪として起訴されていました。
時代の変化とともに問われる罪も変わると言うことでしょう。

アルコールによる害は日本よりアメリカのほうが深刻であるわけですが、日本も人口が増えなくなった(むしろ減っている)割にはアルコールの消費量は増えるばかりです。健康な人の飲酒習慣にけちをつけるつもりは毛頭ありませんが、アメリカで起きた事象が何十年か後には日本でも起きることは経験的に知られているわけであります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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