ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2005年08月26日(金) 記憶不鮮明(長野編) 半年間の休職の間に3本のプログラムを書き上げようと思っていたのですが、ものぐさな自分ですから、結局一本も書かないうちに復職してしまいました。復職しても、すぐに具体的な仕事があるわけじゃないので、「リハビリテーション」と称してそのうちの1本のプログラムを書き始めました。
仕事には使わない自分専用のプログラム。フリーウェアなどといって公開することはないでしょうが、必要だから書いているプログラムです。
プログラムは完成するとことはない存在ですが、ここから先は実用になるという点は存在します。このプログラムもようやっとそこへ到達しつつあります。
お盆前にWindowsの再インストールをしたおかげで、開発ソフト一式も消えてしまいました。今夜Visual StudioをインストールしようとDVDドライブにCDをつっこんだところ、「ギュギュギュギューん」という音がして、CDもDVDも読めなくなってしまいました。
トレイの開閉もできるし、Windowsからは認識しています。でも、何を入れても「ドライブの準備ができていません」と冷たく突き放されてしまいます。
まあ故障でありましょう。回るものはいつか壊れる、というのはオーディオの世界にもコンピューターの世界に共通して言えることであります。そして周りモノに得意なメーカーもあれば不得意なメーカーもあります。
CD/DVDだと国内P社のドライブは壊れた経験がありません。T社のは一台壊したかな。今回壊れたのは国内H社と海外S社の合弁の会社のヤツで、ここのははっきり言って安かろう悪かろうであります。でも安かったから買ったわけです。まだ1年経っていないような気もするので、保証書を探しているのですが、なかなか見つかりません。
これが1年経っていれば諦められるのですが、記憶が定かでないのが、なんとももどかしい。捜していて見つかりそうにないと、「もう一年経っているだろうから」と自分を納得させようとするものの、探すのを止めてしばらくすると「いや昨年の暮れだったような気がする」と思い直して、また探したりしています。
なんともイライラします。
一応明日新品のドライブを買いに行くつもりですが。
一週間がやっと終わってくれたという感じです。この週末はゆっくり休みたい・・・けれど、本棚の引っ越しをひとつ済ませる予定です。
2005年08月25日(木) 記憶の鈍さ 昼間に「あ、これを雑記に書こう」と思いながら、夜になると何だったのか思い出せない。そんなことが続いています。加齢のせいか、ウツのせいかはわかりませんが。
ラジオ夕刊に出演していた長野県内の農業法人の経営者が、「温暖化のおかげで信州でもおいしいお米が作れるようになった」と言っていました。僕が子供の頃は、長野は寒冷地だから、作付けできるお米の品種に制限があって、地元のお米はおいしくないと言われていました。それから「温暖化のおかげで、信州でもワイン用のブドウを作る条件が整ってきたので、ワイナリーにも挑戦したい」と言っていました。
百姓をやっている人が「暖かくなった」と言っているのだから、まあ暖かくなったのでしょう。ただ、いろいろ資料を探し続けているのですが、年平均気温の上昇を示すようなデータを見つけられないでいます。ただデータよりも百姓の言葉を信頼したい気もします。
この温暖化が人間の経済活動の結果なのか、地球の普段の変化の一部なのか、今生きている人間には判断のつく問題ではないと思っています。別段エネルギー消費削減には反対してませんけど。
お盆を過ぎて、涼しい日が増えてきました。もうちょっと安くなったら一玉買って食べようと思っていた西瓜も店頭から消えてしまいました。会社もクーラーを止めている時間が長くなってきました。
復職してやっと今日が初めての給料日であります。台風は東へそれたらしく、こちらでは雨が少し降っているだけです。
リンク集に、そらさんの 青い空を見上げて を追加しました。
2005年08月24日(水) 水曜はウェッド・ネス・ディと覚える ウツの状態はあまり良くありません。ともかく12時前には食事を終えて、1時前までにPETボトルのジュースを一本買って会社に入り、5時半になったら抜け出して帰ってくるだけであります。
ホームグループのミーティング。昨年末に「医師の意見」から読み始めたビッグ・ブックも、「仲間とともに」までやってきました。
しかし、なんか自分は、ときどき無性にAAを止めたくなる時があります。止めて何するの? と自分に聞いてみても、何もしたいことがあるわけじゃありません。ただ、「もうAAなんか嫌だ。疲れた。面倒くさい。もうやりたくない」と思うのであります。
でも、なんとなく習慣的に続けているうちに、気を取り直してまた続けてきました。うんざりした回数だけ、気を取り直してきたと言ってもいいかもしれません。
僕みたいに根っこから狂っている人間は、AAから出て行ったらどういうことになるか、まあ大体予想がつくということもあります。でも、そんな理性的に考えている訳じゃないです。
ミーティングに出席して、自分をさらけ出して話をしてカタルシスを得るってのは、せいぜい3年か5年ぐらいまでのものじゃないですか?
ソーバーが長くなればミーティングで話す話もパターン化してしまいがちです。人間、昔のことは忘れるようにできているし。
話は変わって、やっと電話関係の引っ越しが完了しました。
今日、書こうと思っていたメールの返事も、明日かな。
2005年08月23日(火) 火曜 燃費計算:9.6Km/L、1Kmあたり15.2円。高速通勤していてもここらへんが限界の数値のようです。もっとも80Km/hとかで走っていればもう少しだけ燃費は上がるのかも知れません。
さて、台湾に行った時に機内サービスでシュウェップスのトニック・ウォーターを飲んで感激し、通販で買ったことは以前にも書きました。しかしこれはガラス瓶である上に、一本あたり250mLとちょっと量が少ないという欠点があります。ゴミ出しを担当している妻に不平を言われるに至って、少し考えました。
探してみると こちら では500mLのPETボトルを売っているではありませんか。PETボトルは捨てる時に軽いから助かります。押しつぶせば容積も減るし。1.5LのPETボトルもありましたが、とりあえず500mL×24本というのを頼んでみました。楽天にもポイントがたまっていたので、多少の割引になりました。
今朝ほど届いたので、会社に一本持って行きました。
長年のつきあいの同僚が「また変なものを持ってきて」という顔をしたので、「ちょっと飲んでみるかね」といってコップに分けてあげました。感想は、「こんなものを飲むなんて信じらんない」そうでありました。
僕もパソコンを起動して、出勤の手続き(タイムカード)を終えると、おもむろに一口飲んでみました。うーん。これはまずい。おいしくない。シュウェップスと比べると格段の違いです。
きっとジントニックを作っても全然違う味になるでしょう。
とかなんとか言いながら、半日で一本飲んでしまいました。ブドウ糖とかが入っているので、ノン・カロリーではないですが、普通の炭酸飲料に比べれば断然低カロリーなのは間違いありません。
帰宅後、ケースが邪魔なので、押し入れに放り込んでしまいました。我が家の非常用飲料水として保存されてしまうかも知れません。
2005年08月22日(月) 底つき 障害年金の書類の再提出をすませてから仕事へ。
1ヶ月休んでいた月曜のミーティング出席も復活させました。テーマは、「もう一度底つきについて」。
ミーティングでは話さなかったことを書こうと思います。
ヤクルトスワローズの古田敦也選手の名前を知らない人は少なくなりました。でも、彼が高卒の時も大卒の時も、ドラフト指名を受けられなかったという話は意外と知られていません。彼はそれでも野球を諦めずにノンプロへとすすみ、オリンピックで活躍してようやく指名を受け、そこで恩師野村と出会って才能を開花させました。最後までプロ野球選手になる夢を諦めなかったという話は人の心にある種の感動を呼び起こします。
だが、彼は言ってみれば「宝くじの一等」であり、「競馬の万馬券」であり、アル中の「1年に一度あるかないかの気持ちよい酔い」であります。当たりの可能性はゼロではありません。だから絶対に当たらないという否定はできません。
しかし普通は当たらない。どんなに夢を大きく持っても、周囲の客観的評価の方が正しい場合の方が圧倒的に多いものです。状況を客観的に見れていないのは本人だけという状況は実に多いものです。
最近はAAにはアル中しか放り込んでこないK医師ですが、以前はなんでもかんでも「AAにいってごらん」と放り込んでよこしたものです。
ある時、あるミーティング会場に、両親に付き添われて(だったかな)30才ぐらいの男性がやってきました。彼は依存症でもACでもありませんでした。まあ、今の言葉で言えば引きこもりとかNEETとかにあたるのでしょうか。ともかく他の兄弟と違って働いたこともなく、ただ自室で法律の勉強をしている。そして、司法試験に受かるのを目標にしているのだと語りました。
僕は法律関係のことは、大学一年の時に下宿していた宿が法学部の人たちばかりだったので、その人たちの話を聞いた限りでしか知りません。法律家になるには、司法試験という大変難しい国家試験を通らなければなりません。しかし逆に言えば、司法試験に受かれば、裁判官・弁護士・検事(でいいんだよね)といった立派な職業に就くことができます。収入の面でも、社会的ステータスも十分でしょう。
だが司法試験は難関です。法学部の学生も司法試験を受けることすら諦めて普通に就職していく人は珍しくありません。一方で卒業後、仮の職業を続けながら勉強をし、何年も司法試験にチャレンジするという人も珍しくありません。
中には法学部に行ったことのない人で、司法試験を目指す人もいます。僕が飲んだくれていたアパートの隣の夫婦者の旦那のほうも、司法浪人でしたが、30才ぐらいで諦めたようです。
だから、30才で親の支援を受けながら司法試験を目指していること自体は、それほど異常な話ではないのかもしれません。でも法学部に行かない人は経済的理由でそうせざるを得ないケースがほとんどだと聞いています。
さてくだんの彼の親がしゃべるには、どこの大学にも受からなかった人間が、はたして司法試験に受かるだろうか。もう何年も受験を続けているのに。ほんとうに部屋で勉強しているのだろうか。どうみても法律家になれる器はないので、このへんで諦めて普通に働いて欲しい。そう言うのでありました。それを聞いて本人の顔が真っ赤になったのを覚えています。
当時のAAの言葉で言えば「生きていくことがどうにもならない」状態なのは、端から見れば明らかで、「底つき」というには十分なのですが、いかんせん本人に自覚がない。というか十分わかっているのでしょうが、認めたくない。認めてしまえば敗北であります。自分は将来法律家という大人物になるのだ!
つまり底をつくというのは、自分のありのままの状態を受け入れることであり、敗北の受容でありましょう。「まだどこかに勝ち目があるはずだ」と考えているうちは、まだまだ底なし沼なのかもしれません。
AAのプログラムは「徹底した敗北」を要求しているのであります。先の司法浪人君とはその後二度とお会いすることはありませんでした。
2005年08月21日(日) 利子 パート勤務では食っていけないので、実母から金を借りました。
利息はいらないという代わりに、とあるセミナーに出てほしいと言われました。それはとある、マルチ・レベル・マーケティングというののセミナーであり、それに絡んでいるのは兄なのですが、その兄が一家で九州旅行中であるというので、人数あわせにでてほしいと言われたのでした。
金を借りる手前、「嫌だ」とは言えないものであります。
ネットワーク・ビジネスなどと言葉を操っていますが、昔風に言うならネズミ講ではないですか。まあ親戚のつきあいというのもあるので、僕も「でぃすとりびゅーたー」というのになって、年会費千数百円を取られています。そこまではまあ仕方のないことでありましょう。
キーワードは「健康にいい」というのと「収入が上がる」というものであります。システムの中で成功した(つまりお金をたくさん稼いだ=たくさん売ったグループの長の)人が体験談を語るという内容でありました。
「健康にいい」ということは悪いことじゃありません。ただ僕は、ここから仕方なく買った泡立ちの悪い歯磨きペーストよりも、キシリトール入りで泡立ちのいい市販のペーストと、歯周ポケットまで掃除してくれる細かい歯ブラシの組み合わせが好きなのであります。
そして、おそらく会場を埋め尽くした数百人の人は、「健康にいい」よりも「お金になる」ということに興味を引かれていることは間違いありません。
成功している人たちに共通していることは、時間をつぎ込んでいる人たちだということです。副業でやって成功しているという人はいません。でも、時間をつぎ込むんだったら、普通のビジネスでもいいと思うのですが、どうなんでしょう。
以前お会いした会社の社長さんが、「俺は成功して当然だ。だって人の2倍・3倍働いているんだから」とおっしゃっていました。僕は人の2倍・3倍働いてまで成功したいと思いません。なるべく楽をして成功したいです。
大阪や東京からもたくさん人がきているところはAAのイベント並の動員力だなぁなんて感心していたのですが、廊下に出てさぼっている人がいないところはAAとは全く違うところであります。
母に約束したとおり2時間たったので、途中でも帰ってきてしまいました。経済的に成功したいという願いは悪い話ではありません。でも僕は忙しいのは嫌です。堀江社長が海外にバカンスに行ったという話を聞いたことがありますか?
お金はほしいです。たとえば宝くじに当たりたいです。3億円あれば働かずにすみますから。もし3億円当たったら、Linuxをマイクロカーネルで書き直すことに人生を費やすかもしれません。
やっとメインパソコンも、そこそこ動作を始めました。まだオフィスとかインストールがすんでいません。
さて、障害年金の申請書類をまた書かねば。
2005年08月20日(土) 低空飛行 金曜日は会社を休んでしまいました。
夕方になってパソコンの交換部品を買いに行きました。マザーボードと電源ユニットを購入しました。
ハードウェアの交換と、配線のとりまとめだけで朝の4時になってしまいました。
水冷システムの水が減るたびに、純水(じゃなくてコンタクトレンズ用の精製水)を足していたのですが、そのせいで沸点がだんだん下がってきたらしく、一度CPUが120℃まで加熱した段階で沸騰してしまいました。過加熱の結果、漏水が起きたりしたのも遅延の原因です。
仕事に復帰したばかりだというのに、プライベートでは引っ越しが始まってしまったし、メインマシンの調子が悪くて、Windowsの再インストールから始めないといけないし・・・。
目標を低く低く設定して、なんとかそれをこなしていくしかありません。
もくじ|過去へ|未来へ![]()
![]()