心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年08月09日(火) やっと夏休み

明日から1週間の夏休みに入ります。
やれやれ、体力的にも、頭の中身も限界を迎えていただけに、ありがたい限りです。

先日、ネット・オークションで些細なことに文句をつけたおかげで、相手とトラブルになりかかったという話を書きました。先方から僕の謝罪を受け入れる主旨のメールが届きました。でも、なんか変であります。もうとっくに取引は終了しているのに、金額の記載などがあります。
調べてみると差し出し日は8月1日になっています。実に僕のところへ届くまでに8日間かかったわけです。差し出し日付はパソコンの日付を変更すればいくらでも変えることができるわけですが、どうみてもそれが必要な内容ではありません。やっぱり、メールサーバー間のやりとりに8日を要したということでしょうか。

今年になって、差し出したメールが相手に届かなかったのは1件だけです。それぐらいメールの不達や、遅延ということは珍しくなってきました。メールというのは絶対届くものだと信じている人も珍しくありません。でも、ネットワークは生き物(みたいなもの)ですから、メールが届かなくてもちっとも不思議ではありません。

それにしても、(人から聞いてはいたけれど)最近のDI○Nのメールサーバーは調子が悪いです。メールだけに毎月500円。年間6,000円も払っているんだから、きちんと運用してもらわないと困るのであります。

ZIPドライブは換えの部品を無事購入することができました。念のために予備にもう一台買っておきました。

リンク先ネタ、更新ネタ、いろいろあるのですが、気分はすっかり引っ越しに引っ張られていて、「心の家路」の更新はなかなかままなりません。言い訳ばっかりだな最近。


2005年08月08日(月) 立ち番

関西のAAのメーリングリストを眺めていたら、あるAA会場が来週急遽中止になり、仲間が立ち番をするという連絡が回っていました。

僕も2回か3回立ち番?をやったことがあります。会場である公民館が文化祭やら市の催し物やらで使えなくなり、それを会場係だった自分が皆に伝え忘れたのでした。電話番号も知らない仲間も多かった(これは今でもそうか)ので、立ち番をするしかなかったのでした。

公民館の受付の前のベンチで座っていると、何も知らない仲間がやってきます。
「いや実は、これこれこういうわけで」と説明すると、「それはわざわざご苦労様」と感謝されたりするから不思議なものであります。怒られて当然なのですが。
「ああそうですか」と言ってすぐ去る仲間あり、「せっかく来たんだから」と立ち話をしていく仲間あり。珍しくスポンサーがこっちの会場に顔を見せたり。ミーティング開始30分後ぐらいの時間になると、さすがにもうこれ以上遅れてくるヤツもいないだろうからと、居合わせた皆で食事に行ったりしました。そんな機会から急速に親しくなった仲間もいたりして。

休日の法律が変わって、月曜日の休みが増えました。祝日は公民館全体が休みになるので、自動的に休会になるのでした。これは前の週とかまでにアナウンスもするのですが、たまにしか来ない仲間は「休みの日だから時間があって」来てしまったりするのであります。そして、翌週現れて、「先週来たけれど真っ暗で鍵も閉まっていて」という苦情を述べ立てたりするのですが、レギュラーメンバーというのは意外とこういうのに冷たかったりします。
最近では「関東甲信越かわらばん」も紙面の都合で、定例の休日休会は掲載すらしてくれなくなりました。

さて、普段は昼近くまで寝ている自分も、今日は遠くの病院で健康診断と言うことで、実質睡眠2時間半ででかけました。
8時には受付をすませて、病衣に着替えました。血圧測定と身長体重は自動機械が計ってくれました。採血はさすがに看護婦さんがしてくれます。聴力検査は、目の前でスイッチを押しているのが見えているので、あんまり意味がないような・・・。視力検査。そしてなぜか、オプションの眼底撮影が行われました。まあ人間40才を過ぎると10人に一人は緑内障ですから、予防という点ではいいのでしょうが、僕はすでに緑内障を患って年に2回は精密検査を受けています。
胃の検査の問診票の既往症にマロリー・ワイス症候群と書いておいたのですが、理由も聞かれませんでした。胸部レントゲンの後に、生まれて初めてのバリウム検査です。いままで胃カメラは何度か飲んだことがありますが、バリウムは初めてです。
肩に何かの注射を打たれ、まず胃を膨らます薬を飲みました。「げっぷはこらえてくださいねー。したら最初からやりなおしです」というので必死にこらえます。バリウムは粉っぽいヨーグルトのような液体でした。これを少しずつ飲みながら、検査台の上で縦になったり、横になったり、右回りにぐるぐる回ってみたり、機械のアームに腹部を押さえつけられてみたり・・・。もう胃カメラを飲んだのも遠い記憶だけれど、バリウム検査のほうが負担が少ないというのは嘘ではないかと思い、胃カメラを選択しなかった自分を呪いました。
その後は、心電図を取って、医師の診断を受けてお終いでした。

下剤としてピンクの小粒を2錠もらい、紙には「夜飲んでください」と書かれていたのですが、「バリウムが初めてという人は今すぐ飲んでもらった方が安全です」と言われたので、その場で飲みました。8時間後に効き始めるはずの下剤は、すぐに効果を現して、その病院を出る前に2回、会社で午後2回、帰り道に途中の電器店で1回トイレに行く羽目になりました。

結果ですが、肝臓のGOTとGPTが標準よりちょっと高めである以外は所見なしでした。肝臓の数値は飲んでいる薬が多いからある程度はやむを得ないという説明でした。看護婦さんの話では、この前大学の先生と断酒会の人たちが来て講演していったそうであります。
問診をしてくれた医師の話では、「ここでは依存症の診断はしないからねぇ」でありました。

病院の中で人間ドックと産婦人科はどこか似ています。どちらも本当の病人は少なくて、一時的にそこにいる人たちだらけなので、病気である悲壮感がありません。

近く始まる女性クローズド会場の地図を掲載する準備をしなくては・・・と思いながらも、一日一日がただ過ぎていってしまっている毎日です。


2005年08月07日(日) 健康診断

パソコンの引っ越しをすませる前に、まずテレビの引っ越しをすることにしました。我が家はCATVで引き込んだ線を、まず居間のテレビにつなぎ、そこから3C2Vのケーブルで隣の部屋のテレビに分配し、さらにパソコン部屋のチューナーボードへと分配しています。

だからまず2台目のテレビの設置をすませないと、同軸ケーブルの引き回しができません。「パソコンに届く頃には信号レベルが落ちちゃって」という相談を、学生時代の仲間内の掲示板に書いたら、5Cに変えるべきだというサジェスチョンをもらったので、5CFVという太さ10mmぐらいの線をベランダに引き回しました。

2階に置いたテレビへ仮配線してみると、(距離が伸びたのに)きれいに映るようになったので、やっぱりケーブル交換の効果はあったようです。しかし、なぜかNHKの衛星第一だけはきれいに映りません。「信号ブースターも見直すべきだ」というサジェスチョンもあったので、ブースターを介さずに配線してみると、衛星第一もきれいにうつります。どうやらブースターも10年使って寿命を迎えているようです。

大型電気店で、CATV会社推奨の低ゲインのブースターと、汎用の高ゲインのブースターと、どちらにしようか悩んだあげく、安さで汎用品を選んで帰りました。それがどうやら失敗だったようで、衛星第一は「とりあえず映る」ものの、録画用にはちょっとなーという画質止まりであります(直配線よりドロップしてるし)。もう一度ブースターを買い出しに行く気力もなかったので、今日のところは妥協することに決めました。DVDとLDとビデオデッキを配線し、新しいパソコン部屋へ屋外配線を済ませると、もう夕方でした。

子供たちはビデオで、自分たちの赤ん坊の頃のビデオを喜んでみています。いつまでも8ミリビデオじゃメディアが持たないだろから、パソコンで編集してDVDに焼いておこうと思いながら、その作業はいっこうに進んでいません。

今年のSF大会は横浜だったようで、妻子連れで再会した旧友たちも多かったようです。自分がその輪の中にいられないのは残念なことですが、アルコールに振り回される人生の中で、家庭生活とSF者であることの両立はとてもできなかったので、しかたのないことだと諦め・・・られるようになったのは最近のこと。
まあ、妻が「うちには電気屋さんを呼ばなくてすむから助かるわ」と言ってもらえるだけでもよしとしましょう。子供たちが「カードキャプターさくら」と「ツバサ・クロニクル」が好きなだけでもいいじゃないか。

夜は電話関係の設定を済ませようと思っていたのですが、昼間の疲れで夕方から寝てしまいました。月曜日は朝から健康診断で、前の日の夜9時以降は絶食です。12時以降は水もダメであります。

毎日夜食を食べて寝る習慣の人間に、絶食して寝ろというのは厳しい条件設定です。電話でAA仲間と話しているうちに1時になってしまったのですが、気にせずに水分をたっぷりとって、薬も飲みました。それから問診票の記入をしていたら2時になってしまいました。
健康診断の結果を会社に通知してもいいよ、という同意書にはんこをついているので、問診票に書いたことも会社に知られてしまうのでしょうが、もううつ病で半年も休んだことだし、これ以上隠すこともないだろうと、既往症にアルコール依存症・緑内障・筋緊張性頭痛と書いておきました。

空腹と口の渇きが気になってなかなか眠れませんでしたが、明け方4時頃には浅い眠りの中に落ちていきました。


2005年08月06日(土) 加藤諦三

通勤では車の中でラジオを聞くことにしています。行きの通勤(昼時)ではFM長野を聞いています。この時間帯、以前は地元局制作の番組を流していたのですが、現在はJFNのCOCO mixに替わっています。ちなみに僕は「しのじゅん」と井坂綾の区別がつきません。

帰りの時間帯は、NHKラジオ第一の「ラジオ夕刊」を聞いています。新聞を取っていなくて、ニュースサイトも読んでいない自分としては、時事を知る唯一の窓であります。

「夕刊」というだけあって、ニュースだけでなく、論説委員が出てきて解説をしたり、コラムがあったりと、1時間近く聞いていても飽きない内容になっています。

先日そのコラムのコーナーに、早稲田大の教授で、本もたくさん書いていて(数百冊だそうだ)、ラジオの人生相談の回答者もやっているという、加藤諦三という人が出ていました。僕はこの人のちょっとしたファンなのですが、なにせ著書が多いので買い集めることはしていません。
最近出した本に『無名戦士の祈り』に関する本があって・・・という切り口で話は始まるのですが、その祈りは「心の家路」にも収録している I ASKED GOD とほぼ同じものであります。南北戦争で負けた南軍の無名の兵士が残した祈りであるという紹介から始まって、いや実はこれはネイティブアメリカンの○○族に伝わるものに似ている、とかいう話の展開を見せます。

で、まあこの人は心理学者で日本人の心理というのをず〜っと研究している人ですから、話は「日本人の若者は」という話が本題であります。平成バブル景気以降、日本人の若者は拝金主義に陥っているということを指摘するのであります。たとえば昨日一千万円で買った株が、今日は二千万円になる。これが我が身に起れば「素晴らしいことだ」という風潮に支配されているというのであります。そういわれてみればそうかもしれません。堀江社長なんかが時代の寵児になれるのも、拝金主義者たちの支持があってこそなのかもしれません。

では、アメリカはもっとドラスティックな競争社会なのではないか、という指摘に対して、教授はアメリカは確かにそういう面があるが、そうでない価値観も尊重するという民主主義が浸透していると答え、その一例として、無名戦士の祈りがあちこちに掲示されていることを論拠としてあげます。

たとえば、アメリカは日本に比べて離婚率がとても高い。では家庭は殺伐としているかというと、必ずしもそうとは限らない。日本は離婚率は低いが、「家庭に対して満足しているか」というアンケートに対し「満足している」と答えた人の割合は主要13カ国の中で最低であった。確かにアメリカは離婚は多いかも知れないが、家庭に対して満足している人の割合は日本よりずっと多いのである。

エリートサラリーマンがうつ病になるのが珍しくなくなってきた。霞ヶ関の官僚が自殺するのも珍しくなくなってきた。これらは子供の頃からこつこつとまじめに努力してきた人たちである。また、児童虐待をする親も(全部ではないが半分ほどは)子供の頃から勤勉であった人たちである。まじめに努力してきたのに幸せになれない。これは目指すものが間違っているのではないか。

金銭とか社会的成功を目標に置くから幸せになれない。もっと他の価値観を見いだすヒントとして「無名戦士の祈り」を提示して、コラムは終了するのでありました。

僕は金がないのであります。だから働かなければならないのであります。労働するのは金銭のためなのです。もし報酬が支払われなければ僕は仕事に行きません。では金銭のために働いているのかと言えば、答えはノーであります。得た金銭で家族が生活ができる。それがありがたいのであります。ほかにもいろいろあります。

お金は欲しいですから、宝くじも買います。でも何億円かが当たっても、お金持ちになったと周囲からうらやましがられたいとは思いません。金銭のために働く必要がなくなれば、別のことのために時間を割くことができるようになるという夢があるだけです。

「家庭に対して満足しているか」というのは、なかなか厳しい質問であるのかも知れません(少なくとも僕に対してはそうです)。それに「はい」と答えられた人は、たぶん霊的な病も、それほど重病ではないのでしょうね。

一日かかって、ギガビット対応の屋外用LANケーブルをベランダに張り巡らせました。テレビのケーブルも3C2Vから5CFVに配線替えです。毎年AAの地区委員会と重なって行けなかった、地元の街の大きなお祭りに家族一緒に出かけました(今月は委員会は休み)。
でも、体も心も疲れていたので、途中で家族と別れて帰ってきてしまいました。韓国食材の店の前で出来たてのチヂミを夕食代わりに買い、タイ式マッサージの店の前でタイ式の焼き鳥を4本買いました。こんな小さな街にも、異国の文化は着実に浸透してきています。

でもやっぱ金は欲しいよ。


2005年08月05日(金) ふぁびこん (favicon.ico)

今月は何ヶ月ぶりかに、アクセス統計のデータが自動でまともに生成されました。
毎日動くプログラムならともかく、一ヶ月に一回しか働かないプログラムのデバッグは大変であります。日記をieji.org内に収録するソフトも書きたいのですが、月末の処理だとか、年末の処理だとかの動作確認が面倒なことになるので、先延ばしにしています。First & Fast のウェブマスターも20世紀からずっと、日記の更新プログラムの改造を続けていらっしゃいます。
ちなみに、このサイトには 自分で勝手にリンクを追加できる機能 があり、技術系の人しか集まらないサイトになんだとは思いましたが、「心の家路」も勝手にリンクさせていただきました。ただ、ジャンル分けが普通の検索エンジンなどとは大きく違っていて、「健康」だとか「生活」だとかというジャンルがありません。しかたなく「ノーマル系・人間」というカテゴリに入れたのですが、はたしてアル中が「ノーマル系人間」にカテゴライズできるのかは疑問であります。

さて、ページごとのアクセス数 の上位に常にランキングされているのが、favicon.ico ファイルであります。もともとはInternet Explorerの独自機能として実装されたものですが、いまやOperaも、Netscapeも、Firefoxもfavicon.icoをほしがります。
詳しくは、favicon.ico の使い方 あたりを参考にして頂くとして、簡単に言うと、「お気に入り」に登録した時に、その名前の前に表示されるアイコンであります。

ふと気が向いてアイコンファイルを作ってみることにしたのでした。といっても、いつも左上に表示されている葉っぱのGIFファイルを16x16と32x32に縮小したバージョンを作っただけです。今時16色表示のパソコンもないでしょうから、256色だけにしました。

「心の家路」をブックマークして頂くと、そのタイトルの先頭に葉っぱのマークが表示されると思います。うざいとかダサいとかいう意見はメールでください。

最近空いている時間の大部分を、とあるプログラムの開発に費やしています。趣味でプログラムを組む(除くスクリプト類)のは15年ぶりぐらいじゃないかと思います。酒のせいで、いろいろとダメになっていたものも、少しずつ取り戻しつつあるのかもしれません。


2005年08月04日(木) BOX原稿

今頃皆さんの手元に渡っているBOX-916(日本AAの月刊誌・活字によるミーティング)には、僕のゴールデン・ウィークの台北行きの記事が載っています。

一応戻ってきてから、台北でのミーティングの様子をJSOにメールで伝えてはおいたのです。国際局担当の方からメールで「なんで日本ではアラノンとAAの合同ミーティングが・・・」という定番のぼやきを含んだメールをいただきました。所長からBOX-916編集長に「原稿の依頼をしたらどうか」というメールのCCをいただきました。

実際にメールで原稿の依頼が来たのが5月後半で、時間がないので締め切りを延ばしてもらって6月10日に入校の予定でした。ただ、僕はそのころ副業に夢中で、原稿のことなどすっかり忘れていて、締め切り間際になってあわてて書き起こすことになってしまいました。
「文章は、最低限一晩寝かせた方が良い」
という経験則があるのですが、最近は「心の家路」の更新も、書いたはじからFTPするという具合で「寝かせる」どころじゃありません(日々雑記はもちろん見直ししてません)。BOXの原稿も、いけないとは思いつつ、そのままメール送信してしまいました。

BOX-916に僕の書いた文章が載るのは、おそらく5回目です。ビッグ・ブックの個人の物語の翻訳が一編、THE LANGUAGE OF THE HEARTS(心の言葉)からの翻訳が一編、「読者の声」の原稿が足りないからと言われてでっち上げたのが一編、「ビルはこう思う」私はこう思うの原稿を頼まれて一編、そして今回の「世界のAA」で頼まれて一編。

「活字によるミーティング」でありながら、自分の体験をつづった文章は一度も投稿したことがありません。いまさら書けと言われても・・・うーん。

ホームグループの人数がとても少なかった頃。どんなに深く話をしても、分かち合いの範囲は限られた人数の限られた経験でしかありませんでした。そこでBOX-916を買って、みんなでひとつの記事を読んでミーティングをしてみることにしました。BOX-916はグループ・メンバーにとって、日本のAAという外の世界を眺める窓になりました。自分たちが大きな共同体の一部であるという意識も芽生えたような気がします。

ビッグ・ブックの読み合わせとあわせると、しょっちゅう本ばかり読んでいるグループになっちゃいましたが、分かち合いは増えてきたと思います。

自分は書かないでおいて、人に勧めるのは悪いことですが、BOX-916はいつでも原稿を募集中です。メールでも原稿を届けられるし、携帯電話で何通かにわけて投稿された記事もありました。

「ミーティングで話す時間が足りないよう」と思っていたりするんだったら、ぜひBOXへ原稿を書いて送っていただきたいです。そこは活字によるミーティング。決して特別なAAではありません。いつも通りのスタンスでかまわないのですから。


2005年08月03日(水) ZIP

ZIPドライブが壊れました。

ふつうのパソコンユーザーにとっては、ZIPディスクなんて、見たことも聞いたこともないものでありましょう。
どのパソコンにも(たいてい)ついているフロッピーディスクの容量は1.44MBです。大容量・高速化があたりまえのコンピューターの世界で、フロッピーの速度も容量も15年以上変わっていません。

ちなみに、フロッピーというのは愛称で、規格名はフレキシブルディスクと言いますが、そう言っても誰にも通じないでしょう。フロッピーを発明したIBMでは、相変わらず固有名称の「ディスケット」という名前を使っています。

しかし、1.44MBではあまりに容量不足で不便です。そこで「次世代フロッピーディスク」という規格がいくつか出されました。一つはLS-120(スーパーディスク)というもので、容量120MB、大きさはフロッピーと一緒というやつです。
もうひとつは、アイオメガというところが出したZIPディスクというもので、容量が100MB。大きさはフロッピーよりはちょっと厚め、大きめです。

僕はLS-120もZIPも使っているので、どちらの方が優れているというものでないことは知っています。そして、LS-120もZIPも「次世代」でありながら、なぜかフロッピーに取って代わることはなく、そんなものを使っているのは変わり者だけという世の中になってしまいました。

実は僕は21世紀になってから(つまり「次世代フロッピーディスク争い」が勝者なく終わってとっくにたってから)、ZIPにはまった人間であります。

100MBというのは、仕事のデータを入れて持ち運ぶのにちょうどいいぐらいの大きさです。自宅にも職場にもドライブを置いておけば、なかなかに便利なのであります。

しかし、内蔵型のZIPドライブというのは耐久性に乏しくて、2年ぐらい使うと壊れてしまいます。そのたびに、ネットオークションでマッキントッシュ用の中古ドライブを漁る羽目になっています。

最近では同じくZIPを使っていた同僚も、USBのフラッシュメモリーだとか、ポータブルタイプのHDDとかに鞍替えしてしまいました。それも悪くないと思いながら、やっぱりZIPには愛着があります。

自分はいったいいつまでZIPを使い続けることができるのだろうか? となんとなく思ったこのごろです。

(パソコンネタはわかんねーから書くなと言われますが、ネタがないので書いちゃいました。ごめん)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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