心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年06月08日(水) 歩くアルコホーリック

「日々雑記」を置いている「えんぴつ」は年間900円の有料サービスです。
更新期限がきたので、支払いを済ませました。
本当だったら日記ももうwww.ieji.org本体に収容されているはずなのに、計画は遅れるばかりです。まあ、バリバリとプログラムが書けるようならとっくに仕事に復帰しているわけですが・・・。

来週日曜日は病院メッセージの日だったのですが、授業参観が入ってしまいました。病院のアルコホーリクは仲間たちに任せておくことにして、僕は朝7時半に起きて、一時間目からドッジボールに取り組むことになります。それ用にスニーカーも買ってしまいました。

最近引きこもりに近い生活を続けているので、この前に娘とバトミントンをやっただけで息が上がってしまいました。すこしは体力をつけないといけないので、いつも車で通っている精神科のクリニックまで歩いていくことにしました。今mapfan.netで計ったら往復4.5Kmでした。ゆっくり歩けば片道30分のところですが、「東京の人の歩く速度」を意識して歩いたら15分強でつきました。ドアから車・車からドアまで数メートルの移動しかしない自分に比べ、十分、十五分歩くのは当たり前、電車の中でも立っているのが当たり前のアーバンライフのほうが、ずっと健康的なのかもしれません。

復職にあたり、最初は午後からの出勤でもいいか会社と交渉してみるつもりであると医者に言うと、「朝から調子の良い状態で、まず昼からの通勤を試すべきなのであって、朝具合が悪いから昼からという理屈はあっていない。朝具合が悪いならまだ休んでいるべきだ」と言われました。しかし、僕は仕事をしている時でも、土日は昼まで寝ている人間です。たまにAAのことがあると朝5時から動き出して、午前10時の会議にきちんとでていたりするので、家族は「結局は気合いの問題」と解釈しているようですが、夜更かし昼寝は高校の頃からの癖であります。
もしそれが直っていたなら、僕の人生はどんなに違っていたでしょうか(大げさ)。

できるなら休職を続けるべきだが、僕の経済状態からするともう働かざるを得ないという状況の把握については、医者も僕も意見は同じであります。

歩いたので疲れてしまい、ミーティングに行くのも面倒になったのですが、それでも眠い目をこすってホームグループのミーティングへ。ビッグブックの第4ステップのところ。第一の犯人は恨み(と怒り)。第二の犯人は恐れ(と不安)。たとえ相手に非があっても、道路のこちら半分だけは自分で掃除をすること。

帰宅してすぐに寝てしまいました。そして深夜に起きて雑記を書いています。明日は髪を切りに行くつもりです。そしてまた僕は歩くのであります。
土曜日は愛宕山→委員会。


2005年06月06日(月) 蒸し暑い

夜雨が降ってくれたと思ったら、案の定今日は蒸し暑くなりました。

ハードディスクのS.M.A.R.T.ステータスのクリア方法というのを探していました。Googleでそれらしい情報がヒットしたので、見に行ってみると会員制有料の知識ベースでした。しばし迷いましたが、月額$9.98のプランで加入してみることにしました。
知識ベースの内容は、他の知識ベースへのポインターが置いてあっただけで、そっちも有料でした。ひょっとして、それに加入して読んでみると、また別のところへのポインターがあるだけで・・、という悪夢のような連鎖が思い浮かんでしまったので、最初のところに戻って、すぐさま解約の手続きを取りました。

インターネットのサービスで、月額いくらという制度のところで、クレジットカード払いが出来るところは、解約しない限りは次の月も、その次の月も、ずっとずっと請求が来ます。当たり前なんですが、解約のやりかたをわざとわかりにくい場所に置いておいて、一月でも多く請求を勝ち取ろうという会社もあります。
英語の場合には、最初の契約をする時のTerms and Conditionsのところに、Renewという項目があります。その近くを探すとCancellationという項目があって、解約の方法が具体的にやり方がかいてあるので、そこのところだけプリントアウトして取っておくと安心です。
(特に外国のアダルトサイトと契約する時なんかはね)。

AAミーティングは十数人の大所帯でした。送れていったくせに、長話をして、他の人の鼻筋間を圧迫してしまいました。反省。なんかだんだん人数が増えています。このままでいくと、いつかは東京のミーティング会場みたいに、「全員に話す時間が回らなくて当たり前」になっていくのでしょうか?
アメリカでは、AAミーティングに参加しながら何年間も、一回も話をしたことがないというメンバーも決して珍しくないそうです。日本にもそんな日が来るのでしょうか?

「渡る世間は鬼・・・」というテレビドラマに出てくる店は幸楽というのでしょうか? 僕はその時間は「どっちの料理ショー」を見ているので詳しくは知らないのです。その幸楽という店の名前を使ったカップラーメンが(だいぶ前に)発売されました。結構なヒット商品になったそうで、その背景には、いままでカップラーメンなど食さなかった年代の人が、幸楽の名前につられて食べるようになったという現象があるんだそうです。
で、その幸楽のカップやきそばが出ていまして、いま僕の夜食は毎晩幸楽のカップやきそばであります。気に入った物を飽きるまで食べるというのが、僕のスタイルであります。


2005年06月05日(日) 水槽内の変遷

ついにアップルがPowerPCを見限ってIntelに乗り換えるという話をニュースで読みました。ニュースなんて時々しか読まなくなってしまった僕は、任天堂・ソニー・マイクロソフトの3社とも次世代ゲーム機にPowerPCを使うことになったなんて知りもしませんでした。IBMにとってAppleは大事な客ではなくなってしまったわけですね。
ということは、x86版のMacOS Xとか出るのですね。

さて、妻の「一個6円の内職」がその後どうなったかですが、結局やめてしまいました。ノルマがきつくて、徹夜で作業を進めた結果、睡眠不足が恒常化してどんどん効率が落ち、ついに納期遅れがでるようになってしまい、最後は「ごめんなさい」して終わりであります。

昨年6月に買ったメダカ4匹ですが、1匹はすぐに死んでしまい、3匹で冬を越すことになりました。お祭り で金魚をすくったので、メダカと同居させました。メダカのほうが少数派になってしまったので、DIYショップでメダカを2匹買ってきて、水槽も一段大きな物に変えました。

けれど、金魚はすぐに死んでしまい、環境の変化がたたったのか、昨年からいたメダカ3匹のうち2匹も死んでしまいました。いまはまた小さな水槽に戻って、年齢が1年を越えたメダカと、新入りのメダカが静かに暮らしています。

プログラミングのリハビリに入りたいのですが、なかなかその気になれません。


2005年06月04日(土) 土曜

午前中から到着物多し。
ちいさなパソコン部品しか届かないはずなのに、なんだか大きなものが届いていたので開けてみたらレギュラーコーヒーの粉が何袋も入っていました。コーヒーをめぐんでくださって、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。(あとでちゃんとメールも書くけど)。

以前WWWが普及しはじめた頃、有名になった企画で「ネット乞食」というものがありました。何でもいいから食べ物を恵んでもらうというわけではなくて、銀行口座にお金を送ってもらうのです。そして、送金者がその金で「これを食え」と食べるものを指定してくるわけです。そしてネット乞食者が、スーパーを巡って珍なる食材を探し当て、食して感想を書くという企画でありました。

いままでSkypeやろうよ、という呼びかけを少しずつしてきたのですが、誰も反応がありませんでした。Skypeも電話でありますから、相手がいないことには出来ません。今夜、やっとSkype相手がみつかりまして、初スカイプすることができました。感激であります。

音質はいままで試したYahoo!メッセンジャーやMSNメッセンジャーよりは格段に上で、ハーフレートだった頃のドコモの携帯電話なんかよりずっとましであります。ただ、ネットワーク遅延が1秒ぐらい感じられました。なんか昔の静止衛星を使った国際電話みたいな感じでありました。ちょっと酷い時は遅延が2〜3秒になるときもあって、そこのところがなんとかならないか欲が出るところであります。

Alcoholics Anonymous Skype Meetings というのがありますが、そのうちに「日本語AAスカイプミーティング」をはじめたいと野望を抱いております。Skypeのソフトそのものは無料です。マイクとスピーカーでもできますが、ヘッドセット(ヘッドフォンにマイクが付いたやつ)を千数百円ぐらいで購入してパソコンにつないだほうが快適でしょう。

みんなスカイプでミーティングしようよ(と呼びかけだけはしてみる)。


2005年06月03日(金) 才能無し

不良品として安く流れているパソコン部品をレストアして売る、というのが僕の現在の副業の正体であります。なにを・・どうやって・・、という詳細は企業秘密ってほどではないけれど、ここでは内緒にしておきたいです。

売るにはまず仕入れなくてはいけません。毎日落札しまくって、EXPACK500の袋がいくつも届きます。いったいどれぐらい金を使っているのか、実は計算していなかったので、EXCELのチャートにしてみました。4万円を超えていました。ありゃりゃ。そんなに使っていたとは。

やっぱり表にして書いてみないとわからないことはたくさんありますね。

修復作業にも、その後のチェック作業にもパソコンを稼働させます。すると、テレビを録画したり、「心の家路」をいじくったりする作業がその間はできないことになります。修復作業専門に使えるパソコンが欲しくなりました。ブツは何でもいいのです。古くても。性能が悪くても。ただなるべく小さい方が助かります。それに値段は安いにこしたことはありません。

中古パソコンを商っている店に行ってみました。ソニーのVAIOデスクトップの古いのが7,000円でしたが「高すぎる」のでパスです。エプソンのプリンターが500円で出ていたので買っておくことにしました。近くのDIYショップでそのプリンター用の再生インクを買うと700円あまりでした。インクのほうが本体より高いなんて。
久しぶりにエプソンのプリンターを買いましたが、持ってみるとずしりと重いです。さすがメカのエプソン。

3月に部屋を掃除した時に、フロッピーディスクを数十枚捨てました。そんなもの滅多に使わないだろうと思ったからです。が・・、あれから10枚買い、今日もまた10枚買い。

去年まで雇ってもらっていた会社(の跡)には、使われていないパソコンが何台もあるはず、あれを貸してもらおうかと思いながら、電話をしてみましたが、元社長は不在でありました。

サンタの○庫で「ジャンク品」のNEC VALUESTARが2,604円で出ていました。Celeron 266/HDD 4.3Gというのは古さを感じさせますが、値段が魅力です。もし元社長から借りるにしても、借りる時と返す時に菓子折ぐらいはいるでしょう。2,604円は菓子折代金にちかいものがあります。
この店のジャンクはさすがに「電源すら入らない」というゴミであったりはしないので、とりあえず買って帰ることにしました。

自宅で電源を入れてみたら、Windows 98(SEじゃないやつ)が起動しました。いま、僕の足下でこつこつ動いていてくれてます。

でも、黒字に転換するまでにはだいぶ時間がかかりそうです。やっぱ商売の才能はないですね。


2005年06月02日(木) ひとまわり

あるメンバーのバースディミーティングに出席してきました。
途中の道の駅に入浴施設があるので、お風呂に入っていこうと、お風呂セット持参でしたが、実際には入っている時間もなく、ミーティング会場で晩ご飯代わりにコンビニのざるそばを食べることになりました。

12年のソブラエティ。AAにとって12は特別な数字ですね。
「○○○さんておぼえてる?」と昨夜妻に聞いたら、「おぼえている」との返事でした。世話になったよね。うん。12年のバースデイだそうだ。行きたいんだ。うん。いいかな。行っといで。というやりとりが昨夜ありました。

諏訪の教会の階段で、一緒に花火を見上げていた時から、もう10年もたつというのでしょうか(それともあれはその次の年だったか)。ソブラエティが経つにつれて、メンバー同士は離ればなれになっていく、とビルも書き残しています。僕も彼も地元固定になりつつあります。
もうバースディだからといって、出かけていけることもないのかもしれません。
もう二度と会えないということはないでしょうが、毎回会うたびに、それが最後になる可能性はあるわけです。

いつまでも時間があると思っていた、若かったあのころ。「人生ももう後半戦」なんてうそぶいていた頃。でも「これが最後」ってのが増えてくるのが、本当の人生の後半戦なんですね。

ふと携帯電話を見ると電池切れです。そういえば火曜あたりから目盛りが減っていたような気が・・・。シガーライターから充電するアダプターを携帯電話につないでみましたが、ちっとも充電しません。壊れてしまったようです。富山県の一番東端にいるときに、松任のミーティングに出るために、連絡の必要があって買った思い出深い充電器です。何とか直したいものであります。

アクセスカウンターが今日は180もいきました。実はこのうち10〜20ぐらいは、何らかのスクリプトによる攻撃?であります。refererが特有なので、パターンではねています。xxxとかpronという単語を含んでいると数えないことにしています。でも、sexという単語ではねると性依存症のサイトからリンクがあっても気がつけないことになります。なかなか加減が難しいものであります。

掲示板のほうへの広告の書き込みも、Fast&Firstに書かれていたように、yournetを全遮断して、osakaとmarunouchiのnttpcをはねるだけでも、だいぶ管理の手間は減るはずなんです。でも、掲示板に書き込めないなんていう苦情のメールを受け取るのも嫌なので放置しています。

こちら の統計のバグがやっととれました。結構携帯からのアクセスも増えていて、本腰入れて対応しないと・・・と思いながら、今夜も寝てしまうわけですが。


2005年06月01日(水) 診断書

申立書だけではなく、診断書まで「こんなふうに書いてください」というのを作ってしまいました。患者が自分の診断書を書くのだから異常な話であります。

「午前中に起きて活動したらどうなんだ」という怒鳴り声で一日が始まりました。
これぐらいの始まり方のほうが活動量が豊富だったりします。

仕事に行っていた時は、毎朝レギュラーコーヒーを飲むのが日課でありました。休むようになってから別にカフェインを摂って目を覚ます必要もなくなったので、麦茶などを沸かして飲んでいましたが、さすがに熱い麦茶はうれしくない季節になってしまったので、コーヒーに戻っております。
しかし、粉が切れてしまいました。しかたないので、インスタントコーヒーで我慢です。今日こそは粉を買ってこようと心に誓いながら毎日忘れ、毎日誓い直しております。空腹にインスタントコーヒーを飲むとなんだか胃がむかむかしませんか?

診断書を書いてもらう病院に電話をかけて、「こんなふうに書いて欲しいサンプルを持って行きたい」という話をしたら、「もう書き上がっています」という返答でした。こうして僕の昨夜の狂った努力は無に帰したのでした。1〜2週間かかるはずが4日でできるなんて・・・。とりあえずもらいに行くことにしました。

診断書は窓口に置いてあって料金を支払うだけで手に入れることはできたのですが、せっかく病院まで来たのでソーシャルワーカーさんに会っていくことにしました。会議が終わるのを待つこと15分。診断書の内容は、僕の願いとはほど遠く、年金には結びつきそうにありませんでしたが、「先生も『これ以上の作文は無理』とおっしゃっていました」という話でありました。まあ、事実と違うことは書けないものね。
最初は診断書を書くことにすら難色を示していただけに、ともかくここまでこぎ着けただけでも良しとしましょう。
ついでに、AAのパンフレットとミーティング会場の地図、7月のオープンスピーカーズの案内を渡しました。「うちはアルコールの患者さんは、○○病院や○○○メンタルクリニックに回してしまうのであまりいません」と聞き慣れた言葉を聞きました。地域のどこかでアルコール医療が発達すると、患者の中でも扱いのやっかいであるアルコール患者を、すべてそこへ押しつける傾向が生まれるもののようです。
それでも、AAのことを知ってくれたワーカーさんが一人でも増えたんだから、15分の価値はあったことにします。
でも、どうして民間病院のワーカーさんはしょっちゅう入れ替わるのでしょうか。

市役所で戸籍謄本と住民票の写しを取りました。妻の所得証明も取ろうとしましたが、来週木曜日で税金の年度が変わるので、それは来週に回しました。

市の美術館によって、展覧会に落選した母の絵を受け取りに行ってきました。50号の絵は、ステーションワゴンのリアシート&カーゴにやっと収まりました。

いつものメンタルクリニックへ。診断書をソーシャルワーカーさんに渡し、申立書の下書きも見てもらいます。主治医に、今月中旬に上司との面談があること、7月中旬より仕事に復帰したい希望を伝えました。良いとも悪いとも言われませんでした。

ホームグループのミーティングは、BOX-916を読んで「ホームグループ」。
普通の人間関係は挨拶を交わすのが第一段階。天気の話など世間話が第二段階。心の悩み事を話すのが第三段階。なのにホームグループだと大して親しくない人といきなり第三段階まで踏み込んだ話をしてしまう。だから、すごく親しいんだと勘違いしてしまうけれど、そうじゃないんだ勘違いしちゃいけないんだ。という話をしているメンバーがいました。
それは素晴らしい気づきだと思ったので、本当はこんなところに書いちゃいけないんだろうけど、記録に残しておきたくて書いてしまいました。
そう、すごく親しいんだと思って甘えちゃいけないんだ。人間関係の病気なんだから。
(と言いつつ、ここに書くと言うことがすでに甘えだな)。

空腹のまま、インスタントコーヒーを飲んでやっぱり気分が悪くなりました。

母に金を借りて帰る。兄には内緒である。兄弟といえどもすでにお互いに眷族を持つ身。金については他人だと思ったほうがいいというのが、年寄りの知恵でありました。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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