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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年04月23日(土) クレジットカード 最近クレジットカードを2枚も作ってしまいました。
一枚は、ガソリンスタンドの提携カードです。
最近のガソリン価格の高騰は生活を直撃している(はずなんだけどカードで払っているので今一歩実感がないけど)のであります。もはや有人のスタンドで給油するなんてことはなくて、セルフのスタンドばかり使っています。
セルフのスタンドでも、まったくの無人ではありません。
「また値上がりしたよね」と店員になにげなく話しかけたところ、「このカードを作って頂ければ、今お使いのカードよりさらに○円お得になります」とセールスされてしまいました。
「でも、年会費とかいるんでしょ?」という問いに対し、「いえ、このスタンドで年に一回でも給油してくだされば、会費は無料です」というので、おもわず入会してしまいました。
もう一枚は、インターネット接続プロバイダーの提携カードです。これは、そこのプロバイダーの接続料金が値引きしてもらえるというもの。そのプロバイダーを解約しない限り、年会費は無料というわけです。今後、このプロバイダーと一蓮托生というわけです。
こうやって顧客の囲い込みに、皆さん必死であるわけですね。
カードを作った理由には、ひょっとすると復職に失敗して会社員をやめることになる可能性を考えたからです。
20代の頃、フリーランサー(といえば聞こえがいいが、ぷーたろー同然)のプログラマー稼業をしていたのですが、結局その間はクレジットカードが作れませんでした。
カード会社の審査を通るためには、2年分の確定申告のコピーを送る必要があったからです。そして、そんなものを律儀に取っておくような生活はしていませんでした。
今は審査も軽くなって、「家事見習い」とかの身分でもカードを発行してくれるようでありますが、「会社員の身分のあるうちにカードはつくっとけ」というのは僕の処世訓のひとつでもあります。
もっとも、何枚ものカードを使い分けるほど器用じゃないので、たいていのカードは机の中で眠っていることになるわけですが。
明日は東京。
2005年04月22日(金) 好転 水冷キットの輸入代理店のサポートに電話をかけてみました。
「この一週間で二度もポンプが止まったんですが!」
という息せき切った僕の言葉に、サポートマンは
「リザーバータンクに空気がたまってませんか?」
と冷静に聞いたのでありました。
ラジエーターの上に小さなリザーバータンクがあるのは見ればわかります。その上部に、少しだけ水の入っていない空間があります。
「でも、空気はほんのちょっとですよ」と抗弁する僕に、メンテマンは
「そのちょっとの空気が少しずつ循環してしまってですね、ポンプのプロペラにたまるんです。するとポンプが空転するんです」
「キャビテーションですか!」
「なんだ知っているんですか。注射器を使って蒸留水をタンクに足して、空気が入り込まないようにしてください」
そんくれー説明書に書いておけよ、と思いながら丁寧に礼を言って電話を切りました。
昨日予備の水冷キットを頼んだショップは、もう発送準備にかかっているとメールが来ていましたが、あわてて電話をしてキャンセルしました。
ともかく、これで無駄な出費は避けられそうです。
薬局で蒸留水は見つかりませんでしたが、代わりにコンタクトレンズ用の精製水がみつかったので、これで代用することにしました。何件か薬局を回って「注射器置いてないですか?」と聞いてみましたが、「昔はともかく今は医療品の問屋に行かないとないですよ」と言われてしまいました。
ひょっとすると、シャブ中と間違われたかもしれません。
注射器の代用品は、インクジェットプリンタのカートリッジに、リフィルインクを注入するスポイトを使いました。
28日から5月1日まで、台北に仕事をしに行くことになりました。
昨年までいた会社のお客さんで、僕が納入した機械の調子が悪いらしく、困り果てていたようです。僕も今は別の企業の従業員で、副業は禁止されているので、手助けしたくてもできずに申し訳ない気持ちでいました(というか、やっかいごとに巻き込まれずにほっとしていました)。
が、僕は今は収入のない身であります。むこうは、飛行機のビジネスクラスとホテルとタクシーを用意するから、ゴールデンウィークにちょっと台北まで個人旅行にこないかというお誘いがありました。そのうちの一日を、その工場で過ごす予定であります。
報酬は雑収入として確定申告しなくてすむ程度のものではありますが、まあ助かります。
それが先日徹夜でデータサルベージ作業などしていた理由です。
PHSを台北でも使える機種に変更しに、遠く離れた町の田んぼの中の電話ショップへゆきました。対応してくれたお姉さんは、元歌手で今はバラエティをやっているYOUに性格も顔も似た人でありました。
僕が自分の使っているPHSの電話番号を知らなかったせいで、時間がよけいにかかってしまいました(だってデータ通信カードの番号なんて覚えないでしょ)。まあ、僕はYOUのファンであるので、おねいさんと話をするのはなんだか楽しかったです。
そのおねいさんに花屋さんの場所を聞き、その花屋さんで仲間のバースディのプレゼント用の花束を作ってもらいました。ショッピングセンターに入っている花屋さんだと、店員もアルバイトだったりして、「花を選んでくれませんか」と頼んでも、「どうぞご自分でお選びになってください」と冷たく突き放されたりするのですが、専門の花屋さんは予算を聞いて手際よく選んでくれ、束を作っている間にコーヒーをごちそうしてくれたのでありました。
僕のつながった頃は、県内のAAに女性メンバーも少なかったので、バースディのケーキを切り分ける作業は野郎どもがやったものでした。まともに切れずに形が崩れても、そこはご愛敬でありました。
最近は女性メンバーが上手に切ってくれます。でも、手が足りないからって、先週病院を退院したばかりのメンバーが、バースディ者の話も聞かずにケーキを切る役をやっているのはどうかと思うのであります。
飲食洗い物は女性の役割なんて・・・AAは男女平等のはずじゃなかったのか。
まあ、他のグループのことにあまり口を出すのは良くないことでもあるし、僕のスポンサーは「物言えば唇寒し」とか「雄弁は銀」などと言っていたので、よけいなことは言わないことにしておきましたが、ここに書いているのでは意味がないか。
今日のバースディ者の下の子供と、僕のソブラエティが同じ年。彼女のソブラエティと、僕の下の子の年が同じ年数であります。
「次はひいらぎの番だね」と言われました。僕の日が来るまで、今日一日ずつ飲まないでいきたいと思います。
2005年04月21日(木) 寝る パソコンの置いてある部屋が片づいたので、長座布団を引いて寝られるようになったのはうれしいことであります。いままでは、座椅子によりかかるようにして寝ていました。
パソコンのファンとHDDの音がうるさいのを気にしなければ、昼間に安心して横になれる空間ができました。(いままでどんな部屋で暮らしていたんだか)。
さて、パソコンでビデオのエンコード作業なんかをやっていると、CPU負荷が高くて、熱が発生します。高性能ファンを思いっきり回してあげると、なんとかCPUは60℃を下回る温度になってくれます。でも、その状態ではぶんぶんうなるファンの音がうるさくてかないません。寝られませんし、音楽も聴けませんし、落ち着いて本も読めません。
しかたないので、CPUの水冷キットを買うことにしました。
いつも頼んでいる秋葉原の通販ショップに頼んだのですが、なかなか発送処理をしてくれません。イラついたので、キャンセルして、ネットオークションで即納をうたっているものを落札したのが先週です。
さっそく届いて、喜んで取り付け稼働させたら、なかなかパソコンが静かになって満足でありました。
が・・・、水を循環させるポンプがこの1週間の間に2回止まりました。水の循環が止まると放熱が滞って、CPUがすごく熱くなります。130℃を超えても動作しているんだから、AMDのにくらべてIntelのCPUは強いです。いやそうじゃなくて、たまたま僕が部屋にいる時だから、パソコンを緊急停止できましたが、そうでなかったらどうなっていたか・・・。
温度は果てしなく上昇して、部品は焼損、最悪火災発生。
こいつは不良品だから交換してもらわないといけません。
が、買ったのがショップじゃなくて、オークションなので、初期不良で交換というわけにはいきません。メーカーへセンドバックして修理扱いであります。悪いことに、それまで使っていた空冷キットは売り払ってしまった後であります。
修理のために送り返している間、CPUを冷やす機構がないと、パソコンが使えません。
そんなわけで、秋葉原のショップへもう一台注文してしまいました。とんだ金の無駄遣いであります。焦りが判断ミスを呼び、いらだちがさらなるイライラを呼び、最後には完全な無気力になってしまう。僕の病気であります。
ようやく新しいメールアドレスが決まったので、AA用の名刺を作りました。(いままでのアドレスも受信専用で使っていきますが)。
僕が生まれて初めてかかった東京の精神科のクリニックには、僕の初診の記録は残っていなかったそうであります。もう14年も前の話ですからねぇ。
やっぱり徹夜なんかすると、後がこたえます。無気力にごろごろ転がってばかりいる自分であります。
2005年04月19日(火) 疲労困憊 前の会社の社長に会いに行きました。
用件は僕がした仕事のデータをコピーして貰うためであります。千円の菓子折を持って挨拶に行きました。
社長は人が変わったようでありました。プロ野球の鬼監督が、野球をやめたとたんに「よいおじさん」になるのとちょっと似ているかもしれません。
「俺は20年会社勤めをして、20年会社をやってと、人生が20年区切りになっているんだ。だからこれから20年は自分の好きなことをしようと思うよ」と言いながら、20年前に買ったまま会社経営に忙しくて読めなかった本を手にしていました。朝から晩まで読んでいるのだそうです。
ひきこもりでは体に悪いだろうと、奥様が花見に連れ出して、ちょうど帰ってきたところへ僕が電話を入れたのだそうです。この奥様も「なんとかなるわよ」のケセラセラの人なので、この夫婦はやっていけるのでありましょう。
人間は変わるものであるし、変われるものであると、感じました。
なので、仲間のバースディ・ミーティングでもそんな話をしてしまいました。
それにしても、最近はバースディ・ミーティングが増えました。僕がつながった頃は、全県でも年に数えるほどしかなかったのに、最近はなんだかしょっちゅうであります。とても全部は出られません。良いことなのに違いありません。
前の会社の社屋は、もう電気も止まっているのでパソコンも動かず、データも吸い出せませんでした。パソコン2台を借りて帰って自宅で作業です。が・・・、起動しません。結局徹夜でデータサルベージ作業をするはめになってしまいました。おまけにDVD-Rが書き込みに3回連続で失敗してくれるし・・・やっぱり一枚49円のメディアは仕事に使うには良くないかなぁ。
資源ゴミの日なので、徹夜明けのまま、本を整理して出すことにしました。大島弓子選集、坂田靖子、めるへんめーかー。なかには絶版で、一時期一万円以上まで値を上げた本もありますが、インターネット・オークションの普及で、500円でも売れないものになってしまいました。
リタイアしてから海外旅行とスイミングと絵(描く方)に凝っている母が、画材を買いに街まで出てきたついでに我が家に寄っていきました。今度の展覧会には(会員ではないものの)出展招待がきたそうで、50号の大物を描いている最中であります。
というのは口実で、たまには我が家にも来客がないと、散らかったままちっとも片づかない(かといって来客は誰でもいいわけではない)ので、寄るように母に頼んだのは、他ならぬ僕であります。
である以上、徹夜明けだからといって寝ているわけにもいかず、夕方まで起きている羽目になりました。
ThinkPadのDVDドライブが部品で届いたので(中古なのに4千円以上した)、CD-ROMドライブの部品をばらして入れ替えました。フロンベゼルがなくて格好が悪いので、プラスチック板をヤスリで削って自作。これでやっとノートパソコンでもDVDが観られる・・・、と思ったものの、再生ソフトがありません。
フリーウェアのDVD再生ソフトがいつくかあったはずなので、探しておきましょう。
さすがに40を過ぎると完徹はこたえます。
2005年04月16日(土) ディジタル化 (パソコンおたくネタ)
以前からTVキャプチャボードは持っていました。ConexantのBt878搭載のとってもベーシックなやつです。中古で買ったのですが、5千円しかなったと思います。
当時は、Linuxパソコンを作って、それでテレビを録画するというのが流行していたわけです(ごく一部で)。Bt878ならLinuxでデバイスドライバーで苦労することもなかろうと、思ったわけです。しかし、例によってLinuxがインストールされることもなければ、テレビ録画パソコンが作成されることもありませんでした。
Bt878はWindowsパソコンにささって、野球中継を見るのにでも使われるのがせいぜいでした。
3月に「溺れる人」をパソコンで録画した時に、その映像を見て「VHS以下だなぁ」という感想を持ちました。最近では1万円ちょっとで3次元Y/C分離機能を持ったチューナーで、MPEG2のハードウェアエンコードのボードが買えます。
で、レーザーディスクを売って得た金を元に、つい買ってしまいました。
しばらくはテレビ番組なんかを録画して遊んでいたのですが、そのうちにVHSテープをパソコンで録画して編集し、DVDに焼いておくということを始めました。まあ、たぶんお金のある人なら、VHS+DVDのついたハードディスクレコーダーなんかを十万円ぐらいで購入して、お手軽にすませるのでしょうが、こっちは貧乏人であります。ヒマもあるし。
3月に部屋を片づけていて思ったのは、「どうしてVHSのテープはこうもかさばるのだろう」ということであります。絶対βのほうが優れていたと思うのでありますが、技術的に優れているものが市場を支配するとは限らないという好例であります。
大学の先輩は引っ越しの際にVHSテープ400本をゴミの日に出したそうですが、その量はいかばかりであったことでしょうか。
テープを再生してパソコンのハードディスクに録画し、MPEG2をDivXにエンコードするという作業を、一日一本ずつ地道にやっております。内容は子供には見せられない大人のコンテンツであります。この作業が終わったら、部屋の一角を占めていたテープは、プラスチック・ビニールゴミの日に捨てられる運命でしょう。
それが終わったら、8ミリ(フィルムじゃなくてビデオのほう)で録画した子供の成長記録をDVDに焼くという、実にお父さんらしい作業に精を出すとしましょう。
肉体的コンディションも、精神的コンディションも、波を打ちながらゆっくりと向上しています。でも、医者はまだ働くのは無理だと言います。傷病手当金が出ないので、生活に困っちゃうんですよと訴えたら、障害者年金を申請してみませんか? という話になったので、社会保険事務所に年金の加入状態を調べに行ったり、東京で最初にかかった精神科のクリニックに電話をしたりしているのであります。
やっと仕事の資料なんかに、目を通す気力がでてきました。
2005年04月14日(木) 狂った人 地区の会場の地図が刷り上がったというので、取りに行くことにしました。
B4版両面1000枚で4,700円というのは、すごく安いと思うのですが、今回は「紙の色はピンク」という指定があったので、1枚あたり2円上乗せして6,700円です。
それだけの金を立て替えておくには僕の財布はちょっと寂しい状態でした。
たとえばAAのイベントで泊まる時とか、東京まで行く時とかのお金のかかる時に、妻に「お金をください」と言うと露骨に嫌な顔をされるので、そうした事態を避けるためにへそくりをしております。たとえば3月にジャンボ宝くじで当たった1万円は、使わずにそのへそくりへ繰り入れてありました。現在の残高は2万円であります。
出がけにそこから1万円を抜き出そうとしたところ、へそくり袋が見つかりません。
30分ほど探してみたけれど見つかりません。
仕方ないので諦めて出かけて、帰ってきてまた探しましたが見つかりません。
そういえば先日母のところを訪れた時に、財布などから数万円だけ抜いていく空き巣が頻発していて、義理の姉も被害者であるという話を聞いていました。
家の者に、「俺のへそくりを見つけたか?」と聞いても、「最近片づけしてたから、一緒に捨てたんじゃないの?」とつれない返事が返るばかりで、ちっとも親身になってくれません。
「くそ、警察に被害届を出しに行くぞ」
そういって上着に腕を通したら、内ポケットに袋ごと入っていました。
先日ある人と食事の約束をした時に(結局その食事はドタキャンされてしまったわけですが)、もし金が足りなかったら恥ずかしいからと、出がけに時間がないので袋ごと内ポケットにつっこんだまま、すっかり忘れていたのでした。
そんなわけで、精神的にも、肉体的にもすっかり疲れてしまいました。
まったく自家製の問題であります。
2005年04月13日(水) コントロール喪失 最近オークションで買ったもの。
・11b無線LANカード2枚(Win95,Linuxパソコン用)。これは安かった。
・11b/11g共用無線有線ブリッジ。パソコンで録画したMPEG2を居間のテレビで見るため。
・ルーター。高性能用に置き換え。
・CPU水冷キット。だって、ファンがぶんぶんうるさくて。
・StarSuite7。なぜか代わりにポストペットV3が届く。
・USB2.0+IEEE1394+1000Baseコンボカード。
・USB2.0+IEEE1394コンボカード(なぜかまだ届かない)。
・3次元Y/C分離機能付きテレビキャプチャカード。(だって787Aじゃ画像汚くて)。これはオークションじゃなくて通販ですけどね。
次々届く荷物に、妻の目がつり上がってきております。
そう、私はいま物欲の季節を迎えております。
どうせわたしはキチガイで、コントロール喪失で、オタッキーだよん。
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