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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年03月13日(日) 自己責任 病院メッセージに遅刻してしまいました。
理由は道が通行止めになっていたからです。
ウソです。すみません。
途中で「ラーメンぐらい食べていく時間があるだろう」とたかをくくってパーキングエリアに入り、なおかつそこで「お、ソースカツ丼がうまそうだな」と選択を変更してしまい、おまけに店のおばちゃんに、「揚げるのに5分以上かかるけどいいかい?」と聞かれて、文句を言い返せなかったのです。
病院メッセージは仲間がちゃんと司会・進行をしてくれていました。
ひさしぶりにスポンサーに会いました。
相変わらず病気が出ているそうで、この前会った時はベンツに乗っていたのに、今回は軽自動車になっていました。この車で最後にするといういいわけはもう言われませんでした。
一時期太ってしまったそうで、10キログラム以上痩せたそうです。
おもわず「どうやって?」と聞いたところ、「一日2食にして運動するんだ」というしごくまっとうな答えでがっかりしてしまいました。(ああ僕も「楽して痩せたい」人間の仲間入りをしてしまったわけです、いつのまにか)。
終わったあと少しAAの仲間と話をしました。
AAに限らずに、心の問題は結局のところ「自己責任」なんだということです。
そりゃアルコール依存症になったのは、遺伝とか環境とか運が悪かったとかあるかもしれませんが、それを解決する責任は自分自身にあるわけです。
対人関係だとか、仕事のことで悩んでいる人も、自分の問題(自家製の問題)としてとらえることのできない人は、結局は問題を乗り越えられないんだという話でした。
「誰かが何とかしてくれる」のをただ待っているだけだったり、自分以外の「誰それが悪い」と嘆いているだけでは、乗り越えるエネルギーは生まれてこないのです。
そういえば、何年か前に主治医に「21世紀は自己責任の時代ですよ」と言われたのですが、こういうような意味だったのかもしれません。
2005年03月12日(土) WHEN A MAN LOVES A WOMAN ようやく『男が女を愛する時』を見ました(DVDで)。
寝る前にちょっとさわりだけ見ようとしたのですが、引き込まれてしまって、結局夜更かし&寝不足ということになってしまいました。
アンディ・ガルシア演じる夫のでるミーティングは Al-Anon となっていて、「献金で運営されているので・・・」という言葉と共に袋が回っていきます。メグ・ライアン演ずる妻のほうのでるのは meeting となっていて、はっきりAAという言葉は出てきません。このミーティングが、字幕では「セラピー」「治療」「断酒の会」というふうに様々言葉で訳されていました。まあ、かの国でのAAのマーケットシェアは現在4割だという話でありますが・・・。
酒を止めた妻は、すっかり断酒仲間と仲が良くなってしまって、旦那がそれに焼きもちを焼いて・・・、というのはどこでも変わらぬパターンなのでありましょうか。
男は女を深く深く愛していたのであるが、その愛では彼女の依存問題を救うことはできないのでありました。言ってしまえば、ただそれだけのストーリィであるのですが、最後はすがすがしい終わり方であります。
物語のあちこちにちりばめられたのは「謝罪」であります。夫が妻に、妻が夫に、そして子供に・・・。それはパイロットというスペシャリストな職業に就いている白人の夫が、ろくに英語もしゃべれないようなコミュニティにいる中国人のベビーシッターの小娘に頭を下げに行くシーンに象徴されているのかもしれません。
日本にアル中が230万人というのは、アルコール消費量から計算式で推算した数字であります。同じ式をアメリカに適用すると、アメリカのアル中人口は3000万人になるのだとか。実に人口の1割が依存症という国のストーリィであります。
夜は地区委員会に出席。明日は雪が降るのだとか。病院メッセージだというのに。夜更かししないで早く寝る「努力をしよう」っと。
2005年03月10日(木) ハンダ付け ヘッドセットを使って音声入力をしようとしたら、マイクからパソコンに音が入りません。
いろいろ調べた結果、パソコンの中でマイク信号を回す配線が切れているのに気がつきました。ハンダ付けで直すことにしました。
ハンダごてとハンダは工具箱の中ですぐに見つかったのですが、熱くなった半田ごてをおいておく台と、部品を固定する万力がみつかりません。
そういえば昔はそんな台は持っていなくて、タバコを吸いながら灰皿を台代わりにして使っていたんだっけ・・・と探したら、冷蔵庫の上から灰皿が出てきました。
タバコを吸わなくなってもう何年も経つのに、年に何回かやっているハンダ付けのための万力が見つからないのはなぜでしょう・・・。
結局本棚の奥の方から、半田ごて台と万力は無事発掘されました。
ハンダ付けはすっかり下手になっていましたが、マイクは無事使えるようになりました。
2005年03月09日(水) 飲酒運転 郊外の居酒屋に広大(?)な駐車場が完備されていたりする土地柄であります。
AAミーティングからの帰りに車を運転していると、どうも前を走っている車が飲酒運転なのではないか、というような気がするときがときおりあります。
そりゃ僕も飲酒運転の経験がないこともないこともないこともないわけですが、見ていて気が気でない感じであります。
まず車線内を右へ行ったり左へ行ったりふらふらとし、場合によってはセンターラインをはみ出していたりします。妙に速くなったかと思うと、こんどはずいぶんゆっくりになってみたり・・・。一つ前の車との車間距離も縮まったり開いたりであります。
居酒屋に言わせれば、駐車場は運転者本人のためのものではなく、運転して帰るのは酒を飲まない同乗者であり、はたまた世の中には運転代行業者というのもあるので、必ずしも運転者に酒を飲ませる利便を図っているわけではないんだよ、ということになるんだそうであります。
そうは言っても、忘年会なんかの会場となった居酒屋には、会社から乗り合わせていくんだけれど、散会後に会社から自宅へ帰る車は、各自自分の車を運転して帰るのがさも当然という世の中であったりするわけです。
僕は飲まないともう皆がわかっているので、慎重派の方々からは「自宅まで送ってくれ」と頼まれることにはもうなれてしまいました。
さて、飲酒運転(?)でふらふら走っている車の話に戻るわけですが、そうした車のあとをついて行くと、どうしても苛々してしまうのですが、ここで無理に追い抜いたりして、あとで追突されたりするのもかなわないので、しかたなく車間距離を十分にとって、おとなしく後ろをついて行くぐらいしか策がないのであります。
2005年03月08日(火) 住所録 お正月にパソコンで管理している住所録のデータが吹っ飛んでしまいました。
僕は紙の住所録というのを使っていないので、パソコン上のPIM(個人情報管理)ソフトのデータが壊れてしまうと、電話一つかけるにも、メール一つ書くにしても、名刺やらメモ書きが乱雑につっこんである箱をひっかきまわす羽目になるわけです。
データのサルベージ作業などという面倒なことをする気にもなれずにいたのですが、ここ2〜3日やっとそれにぼちぼち取り組んで、ようやく住所録が元に戻りました。いただいた年賀はがきには住所変更のお知らせが書いてある人も何人かいたので、それも反映されました。
話は変わって、『世界の中心で愛を叫ぶ』の映画DVDをやっと見ました。レンタルで借りてきたのはずいぶん前なのですが、ダビングしておいたまま見る気になれずに放っておいてしまいました。DVDの便利なところは、字幕表示ができることです。
日本映画なんだから字幕なんかいらないだろうとおっしゃられるかもしれません。でも、最近の映画はなんだか声がぼそぼそ言うばかりで聞き取りにくいものが増えた気がしませんか? いや単に僕が年を取って耳が悪くなってきているせいかもしれませんが。
ともかく僕は日本語の音声に日本語の字幕をつけてDVDを見る習慣があるわけです。
原作を読んでいたので話の筋は分かっていたのですが、それにしてもストーリーが冗長すぎてつまりませんでした。高校時代のきらめくような純愛がこの話のメインテーマで、そのほかのものは枝葉にすぎないわけであります。大人になった主人公の現在の婚約者であるとか、思い出の残るカセットテープというガジェットだとか、そういった枝葉が茂りすぎて、原作では読んでいてこっちがはずかしくなるようなクサい恋愛話という太い幹が、隠れて見えなくなってしまっているような気がしました。
2005年03月07日(月) 減免? 地区委員会のために借りている市の公民館から、来年度の利用料の減免申請書を出せと言う手紙がやって参りました。毎年3月の恒例行事であります。
公民館というのは税金で建てられた公共の施設でありますから、誰にだって無料で使わせてもいいのでしょうが、そうすると「無料なら」という理由で大して公益性のない目的に使う輩が押し寄せることになりかねません。そこで利用料というのを徴収することにして、敷居を高くしているわけでありましょう。
しかし、公共性のある催しであるならば、その利用料というのをまけてあげたり、あるいは無料にしてあげてもいいよ、というのが「利用料の減免処置」であります。
AAにどれだけ公益性があるのかの問題は、この際脇に置くとして、公民館などを定期的に使っている団体は、たいていこの減免処置というのを受けてほぼ無料で使っているわけです。
しかし、AAには伝統7というのがあって、「外部からの寄付は辞退する」ということになっています。一応利用料金が定められているものを、無料で使わせてもらっているということは、その料金ぶんを「寄付してもらっている」(AA流の用語で言えば献金してもらっている)ということにならないのだろうか、という問題提起がありました。
以前にBOX-916(AAの機関誌)にアメリカでの事例が紹介されていて、たとえほとんどの団体が無料で使わせてもらっている会場であっても、名目上の利用料があるならばAAはそれを支払うものだとされていました。利用料を受け取ってもらえない教会などへは、椅子や机などの備品を寄付することで利用料の支払いに代えているという例も紹介されました。
一方で、AAが何かのイベントのためにホテルを借りるような場合に、他の団体が通例受けるような割引を受けることは伝統7には違反しないという話もありました。
まあ、とりあえず地区委員会の財政はつつましく貧しくやっているので、会場費用がかからないということは大助かりであります。断酒会さんと同じように暖房費も減免してもらっています。
僕の顔を出しているグループの会場には、会場費を払っているところもあれば、減免を受けているところもあります。
結局のところ、グループの良心に任せられる問題だということなのでしょうか?
2005年03月05日(土) IP電話 IP電話というものを使っています。
ヤフーBBを契約している人は、IP電話のサービスも同時についてくるので、使っている人も多いのではないかと思います。
僕はNTTのフレッツの契約なので、IP電話の機器はNTTからレンタルして、サービス自体はインターネット接続プロバイダーから受けることになります。
IP電話を導入したのは去年の8月で、ある事情から電話番号がもう一つほしくなったというのが理由です。かといってNTTの固定電話を一本引くには(今はともかく、当時は)7万円もの負担金を支払う必要があったわけです。そこへ行くと、IP電話は特に申込料金も必要なく、050で始まる電話番号が付与してもらえるので、無難な選択であったわけです。
一般の固定電話へは全国どこへでも3分8円程度、携帯電話へも1分20円弱という料金的なメリットも魅力でありました(ちなみに、同じIP電話システムどうしだと通話無料)。NTTから借りたアダプタのレンタル料金は月額400円ほどですが、なぜだかプロバイダーが200円の割引をしてくれるので、実質的な基本料金の負担は200円ほどであります。
その後、その電話番号の必要はなくなってしまったのですが、解約するのが面倒なのでそのままにしてありました。
興味を失ったのにはもうひとつ理由があって、NTTから借りているアダプタの不調であります。セットアップして3日ぐらいすると、発呼も着呼もできなくなってしまいます。このときUPnPでつながれているルーターの通信ランプは激しく明滅して、負荷がかかっていることを予想させます。悪いことに、この状態になるとルーターに接続したPCのインターネット接続もできなくなってしまうということです。
これでは困るので、IP電話を使わないときはアダプタの電源を切っておくという対症療法で対応してきたのですが、これでは発信にしか使えないので、電話としてはあまり意味はありません。
今年の正月に暇があったので、NTTのメールアドレスに症状を訴えるメールを送っておいたら、ちゃんと返事が来ました。それにのっていた故障担当の電話番号に電話したところ、「アダプタの設定ミス」だの「一時的な回線不調」だの、いろいろと疑われたのですが、結局アダプタを交換してもらえることになりました。
以来2ヶ月ぐらい、まったくアダプタを交換したことは忘れていたのですが、実家に電話する用があったので、ひさしぶりにIP電話の受話器を取り上げてみたら無事に使えました。
やっぱりアダプタが不良品だったんじゃん。
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