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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年12月31日(金) 大晦日 今年も「心の家路」にたくさんのアクセスをいただきまして、ありがとうございました。
これを書いている裏では、WAV編集ソフトがMDからの録音中であります。今回は録音の音質がいいのでノイズリダクションなどの手間がいらなくて助かります。ただ、しゃべっている内容の中から固有名詞を削除するという作業は、実時間以上の手間を食うことになります。
固有名詞といっても、たかだかAAでのニックネームやグループ名・県名ぐらいなので、個人的にはわざわざ削除する必要があるのか疑問に思ってはいます。ただ、スピーカーのプライバシーを守るという意味では、必要な作業なのかもしれません。
今回の録音にも自分の声が入っていて、聞いているだけで恥ずかしくなります。声が小さいのとマイクの使い方がとても下手で、ほとんど聞き取れない部分すらあります。この場を借りてお詫びしておきます。ごめんなさい。
毎年恒例(とそろそろ言ってもいいでしょう)のお正月三が日特別ホームページは、今回は「砂の上の足跡」の使い回しであります。実は年賀状も全く同じデザインなんですが、「年賀状連動企画」と名前を付けて手抜きをごまかしておきましょう。
それから、携帯電話用のページも暫定公開しました。ホームページの右上に無粋なQRコード(二次元バーコード)があるので、バーコード読み取りの機能がある携帯電話をお使いの方は試してみていただきたいです。
今年も「心の家路」にたくさんのアクセスをありがとうございました。
我が家では年末の大掃除をするでもなく、ただ単なる休日として過ぎていきます。
来年はリンク集に追加をいくつか検討しています。それに「90の道具」も、がんばって続けていきたいです。
2004年12月30日(木) 遅くなってごめんなさい 夏の「ビッグブックの集い」の様子を録音したMDが8枚僕の手元にあります。これに参加したときには僕は時間が無制限にある自由人だったので、MDを編集してCDに焼き、配布できる形式にするのを引き受けたのでした。
が、いつまでも時間が自由になるつもりでいたので、「そのうちにやろう」と一日延ばしにしているうちに就職してしまい、時間に追われる生活をするうちに、そんなMDの存在すら忘れていました。
先日上京してAAの委員会に出た際に、「その様子を聞きたいという仲間もおるんやけどな」と催促されてしまいました。というわけで、今日はMDデッキとパソコンを久しぶりにつないで、音声のオフライン編集などしていたのでした。
ところで、キーボードを入れ替えてから気がついたのですが、僕は「U」のキーを右手の中指で押す癖があるようです。人差し指で雄のが正しいタイプ方法なのですが、間違って覚えてしまったようです。「U」のキーを打つ回数は意外と多いので、右手の移動量が多くなって腱鞘炎に良くないような気がします。
というわけで、癖を直そうと努力しているのですが、なかなかうまくいかずに苦労しいています。以前「P」を薬指で打っていたのを小指に変えたときも難儀しました。
もちろん、キーボードなんてどんな風にたたいたって自由なのです。でも、「こういう指運びをするとスムーズでよろしい」というのがあるのはピアノの鍵盤と同じかもしれません。
2004年12月29日(水) 接続すると言うこと キーボードが壊れ、マウスの線が断線し、モニター内蔵のUSBハブが変なデータを出している状態なのに、「何かソフトの設定が悪いのだろう」といろいろといじくり回して時間を浪費していました。
さて、ディジカメを買って以来、ほとんど毎日上着のポケットに入れて持ち歩いています。
重さは135グラムですから、一番最初に買ったPHSぐらいの重さです。大型の携帯(FOMAとか)より若干重い程度だと言えばわかってもらえるでしょうか。
しかしシャッターチャンスはあまりありません。毎日が自宅と会社の往復で、どちらでも机の前に座っている時間が一番長い僕であります。自由時間はほとんど夜ですから、勢い夜の写真が増えることになります。
今までもディジカメを持ってはいたのですが、それほど使わなかったのは、やっぱりパソコンへの転送が面倒だったからでしょう。USBケーブルでつないで、転送ソフトを立ち上げて・・・というのは正直「かったるくて」やっていられない。
新しいディジカメはメモリーカード式なので、カードを抜いてパソコンのカードリーダーにぶっさせば即座に編集できるのが楽でいいです。
ところで先日買い換えた携帯電話にも、もちろんカメラはついているわけです。解像度はVGA(640×480)なので、画質さえよければセカンドカメラとして使っても悪くないかも・・・。そこで携帯電話とパソコンをUSBケーブルでつないで、撮影したデータを転送できるソフトを買ってきました。そして、冒頭に書いたように、ソフトがまともに動かなくてハマっていたというわけです。
我が家には大掃除という習慣がないので、年末年始の休みは「日常の疲れをとるリフレッシュ期間」になっております。携帯電話がディジカメの代わりになるかは、また後日。
2004年12月27日(月) 今年一年を振り返ったりする 今年最後のAAミーティングへ出席。県内では年末までにまだいくつかAAミーティングもありますが、この盆地の中はとりあえずこれでお終いであります。
テーマは(恒例?)「今年一年を振り返って」。
今年は10月にラウンドアップがあったけれど、それよりも個人的に印象に残ったのは、毎年やっている地区のオープンスピーカーズミーティングでした。以前同じ建物でやったのは6年前でしたが、その当時とグループの構成メンバーががらりと変わってしまっていて感慨深かったです。それはともかく、今回のオープンスピーカーズ以降は、メンバーの定着率も上がったし、新しい人もつながったし、にぎやかになって、良い影響がたくさんでました。
一方で、亡くなった人も、飲んだ人もいた一年でした。
個人的には7月に会社が倒産して「ぷう」に成りはてたり、10月から就職した会社でストレス満載だったりと、そう悪くはないけど、平穏無事というわけでもありません。収入はここ10年では最低でした。
ともかく、これで今年のAAスケジュールは全部終了です。
自分の気持ちを振り返ると、下の子供が来年小学校に上がるので、ランドセルを買ったのが印象に残っています。飲んだくれで反社会的存在だった僕が、いつのまにか小学生二人の父であります。もっとも、父親は数万円のディジカメを衝動買いし、娘には数万円ではなく数千円のランドセルを背負わせるあたりは、まだまだ性格的欠点はどうにもならないのであります。
今年も飲まずにこれました。これも皆様からいただいた力のおかげであります。
ありがとう。
2004年12月26日(日) 間違ったときには・・・ あんまり積極的には使っていないのですが、ieji.org ドメインのメールアドレスというのがあります。POP3(メール受信用)サーバーは提供してもらえるのですが、送信用(SMTP)サーバーを提供してもらえないので、こちらのソフト を使っています。でも最近はSPAM(迷惑メール)対策として、自前のSMTPサーバーからのリレーをrejectするプロバイダーも多く、せっかく送ったメールが返ってくることもあって、積極的に使えない理由になっています。
昨日の晩に、あるメーリングリストに投稿したつもりだったのに、今日になっても配信されません。年末になってサーバーが混んでいるとしても遅すぎる思って、念のため自前のSMTPのログを調べてみると・・・10月以来そのアカウントで送ったメールが全部送信できずに溜まっていました。
10月にファイヤーウォールソフトをアップデートしたのが原因でした。Radish君は malformed (不恰好な)DNSリクエストを出すおかげで、ファイヤーウォールソフトにDNS差し止めをくらってしまい、メールを送れもしなければ、逆に返信もできもせず、一人で悩んでしまってメールを溜め込んでいたようです。
そういえば先月に、「メールが届いてません」という苦情が来たことがあったのに、よく調べもせずに「ちゃんと送りました」と2回返事をしてしまった記憶があります(その時はらちが明かなくて結局FAXで送った)。実はメールはまったく送れていなかったとは・・・。
ITプロフェッショナルだからといって、パソコンでつまづかないわけではありません。四輪駆動車は普通の車より面倒なところでスタックするわけであります。
それにしてもメール相手には申し訳ないことをしました。ステップ10に「誤ったときはすぐに認めた」とありますから、自分の間違いはすぐに認めないといけないですね。お詫びのメールを送ろうかと思いましたが、今日はもう遅くて眠いので・・・と言い訳をして済ませてしまいます。
2004年12月25日(土) 今日は一食だけ 11月には少なかった病院の患者さんが、12月になって増えてきました。
もうすでにお正月明けに入院できるように予約している患者さん(家族か?)もいるという話もあながち冗談ではないようです。
お正月まで待つぐらいなら、とっとと入院してしまった方が良いんじゃないか、という考えはフツーの人の考えなのでしょう。
飲んでいるときは辛くてやりきれないけれど、何とか入院だけは避けたいと思って一日延ばしにする気持ちはよくわかります。そして、「このままではダメだ」と思って入院するんだけど、解毒が終わると「こんな場所でぐずぐずしていられない」という焦りが出てくるもの。
きっと1月の病院メッセージは、たくさんのイライラした人たちを相手にすることになるのでしょう。
サブマシンに入れていたCD-Rドライブが壊れてしまいました。先月DVD±RWドライブを買ったばかりなので、古い部品が壊れても別に困ることはありません。でも、壊れたのを捨てるのはちょっと面倒です。
僕の住んでいるところでは、パソコンの部品などの小型家電製品は「埋め立てゴミ」に分類されていて、月に1回の収集日に出さないといけません。その日の朝に出すのをすっかり忘れていると、部屋の片隅に不要品の山ができます。どうやらこのまま年を越しそうです。
医者に「一月あまりで8Kgも太りました」という話をしたら、「食欲がないという話だったからミラドールを3錠処方したけど、減らそうかね」と言われてしまいました。新しい処方で、体重は減るのか、それとも正月太りでさらに増えるのか?
2004年12月24日(金) まじめに書かれた本について 以前古本屋に本を売りに行った際に、査定を待っている間に 『分裂病がわかる本』 という本を見つけて購入しました。
選んだ理由は純粋に「興味本位」と言っておきましょう。
僕は4回の入院のうち、3回までが(アルコール専門病院ではなく)一般の精神病院でしたので、その間合計5ヶ月ぐらいは、分裂病(統合失調症)の人たちと寝食を共にした経験があります。日本の精神病床35万ベッドは、その大部分が統合失調症の人で占められています。そして精神科医の研究対象も、アルコール依存症などはマイナーなたぐいで、人気があるのは統合失調症だそうであります。
僕が経験から学んだことは、その患者の人たちは決して危険な人たちではないということです。僕は入院中に、激しい口論や殴り合いのけんかが起きているのを何回か目撃しましたが、それは全部アルコール依存症の入院患者が起こしたものでした。
AAのミーティングで、「自分は依存症以外にうつ病も持っている」と告白する人はたくさん見てきました(自分もそうであります)。ところが統合失調症だと言った人は見たことがありません。でも、存在していないかというとそんなことはなくて、個人的に教えてくれた人はいます。彼らが特徴的だったかというと、決してそんなことはなく、物静かな感じで、言わなければ決してそうだとはわからなかったでしょう。
で、本の話ですが、中身は病気について科学的に書かれているほかに、患者の生活はどういったものか、家族はどうしたらいいかということまで細かく書かれていて、なかなか面白く読めました。うつ病や依存症についても、こうした公平に書かれた本が望まれます。
精神分裂病の病名が統合失調症に変わって、出版されている本ものきなみ書名がつけなおされたようです。しかし、きわめてまじめに書かれたこの本のようなものは、重版される機会もないのか書名はそのままであります。ひょっとすると絶版の危機なのかもしれません。
かといってセンセーショナリズムで本を売るのもどうかと思いますけど。
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