心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年12月26日(日) 間違ったときには・・・

あんまり積極的には使っていないのですが、ieji.org ドメインのメールアドレスというのがあります。POP3(メール受信用)サーバーは提供してもらえるのですが、送信用(SMTP)サーバーを提供してもらえないので、こちらのソフト を使っています。でも最近はSPAM(迷惑メール)対策として、自前のSMTPサーバーからのリレーをrejectするプロバイダーも多く、せっかく送ったメールが返ってくることもあって、積極的に使えない理由になっています。

昨日の晩に、あるメーリングリストに投稿したつもりだったのに、今日になっても配信されません。年末になってサーバーが混んでいるとしても遅すぎる思って、念のため自前のSMTPのログを調べてみると・・・10月以来そのアカウントで送ったメールが全部送信できずに溜まっていました。

10月にファイヤーウォールソフトをアップデートしたのが原因でした。Radish君は malformed (不恰好な)DNSリクエストを出すおかげで、ファイヤーウォールソフトにDNS差し止めをくらってしまい、メールを送れもしなければ、逆に返信もできもせず、一人で悩んでしまってメールを溜め込んでいたようです。

そういえば先月に、「メールが届いてません」という苦情が来たことがあったのに、よく調べもせずに「ちゃんと送りました」と2回返事をしてしまった記憶があります(その時はらちが明かなくて結局FAXで送った)。実はメールはまったく送れていなかったとは・・・。

ITプロフェッショナルだからといって、パソコンでつまづかないわけではありません。四輪駆動車は普通の車より面倒なところでスタックするわけであります。

それにしてもメール相手には申し訳ないことをしました。ステップ10に「誤ったときはすぐに認めた」とありますから、自分の間違いはすぐに認めないといけないですね。お詫びのメールを送ろうかと思いましたが、今日はもう遅くて眠いので・・・と言い訳をして済ませてしまいます。


2004年12月25日(土) 今日は一食だけ

11月には少なかった病院の患者さんが、12月になって増えてきました。
もうすでにお正月明けに入院できるように予約している患者さん(家族か?)もいるという話もあながち冗談ではないようです。
お正月まで待つぐらいなら、とっとと入院してしまった方が良いんじゃないか、という考えはフツーの人の考えなのでしょう。
飲んでいるときは辛くてやりきれないけれど、何とか入院だけは避けたいと思って一日延ばしにする気持ちはよくわかります。そして、「このままではダメだ」と思って入院するんだけど、解毒が終わると「こんな場所でぐずぐずしていられない」という焦りが出てくるもの。
きっと1月の病院メッセージは、たくさんのイライラした人たちを相手にすることになるのでしょう。

サブマシンに入れていたCD-Rドライブが壊れてしまいました。先月DVD±RWドライブを買ったばかりなので、古い部品が壊れても別に困ることはありません。でも、壊れたのを捨てるのはちょっと面倒です。
僕の住んでいるところでは、パソコンの部品などの小型家電製品は「埋め立てゴミ」に分類されていて、月に1回の収集日に出さないといけません。その日の朝に出すのをすっかり忘れていると、部屋の片隅に不要品の山ができます。どうやらこのまま年を越しそうです。

医者に「一月あまりで8Kgも太りました」という話をしたら、「食欲がないという話だったからミラドールを3錠処方したけど、減らそうかね」と言われてしまいました。新しい処方で、体重は減るのか、それとも正月太りでさらに増えるのか?


2004年12月24日(金) まじめに書かれた本について

以前古本屋に本を売りに行った際に、査定を待っている間に 『分裂病がわかる本』 という本を見つけて購入しました。
選んだ理由は純粋に「興味本位」と言っておきましょう。

僕は4回の入院のうち、3回までが(アルコール専門病院ではなく)一般の精神病院でしたので、その間合計5ヶ月ぐらいは、分裂病(統合失調症)の人たちと寝食を共にした経験があります。日本の精神病床35万ベッドは、その大部分が統合失調症の人で占められています。そして精神科医の研究対象も、アルコール依存症などはマイナーなたぐいで、人気があるのは統合失調症だそうであります。

僕が経験から学んだことは、その患者の人たちは決して危険な人たちではないということです。僕は入院中に、激しい口論や殴り合いのけんかが起きているのを何回か目撃しましたが、それは全部アルコール依存症の入院患者が起こしたものでした。

AAのミーティングで、「自分は依存症以外にうつ病も持っている」と告白する人はたくさん見てきました(自分もそうであります)。ところが統合失調症だと言った人は見たことがありません。でも、存在していないかというとそんなことはなくて、個人的に教えてくれた人はいます。彼らが特徴的だったかというと、決してそんなことはなく、物静かな感じで、言わなければ決してそうだとはわからなかったでしょう。

で、本の話ですが、中身は病気について科学的に書かれているほかに、患者の生活はどういったものか、家族はどうしたらいいかということまで細かく書かれていて、なかなか面白く読めました。うつ病や依存症についても、こうした公平に書かれた本が望まれます。

精神分裂病の病名が統合失調症に変わって、出版されている本ものきなみ書名がつけなおされたようです。しかし、きわめてまじめに書かれたこの本のようなものは、重版される機会もないのか書名はそのままであります。ひょっとすると絶版の危機なのかもしれません。
かといってセンセーショナリズムで本を売るのもどうかと思いますけど。


2004年12月23日(木) 障害者手帳とスティグマ

障害者手帳をもらったと言う話は以前に書きました。
一緒に届いた案内の紙には、市のゴミ焼却場に併設された入浴施設が、その手帳で無料になると書いてありました。以前もその入浴施設にたまに行っていたのですが、無料となると結構しょっちゅう行ってしまうのが僕の人間性であります。
銭湯の番台みたいになっているところで、手帳を見せると特に手帳の中身を改めるわけでもなく、通してくれます。

精神障害者の手帳は、身体障害者の手帳や療育手帳と違って、交通機関の割引はほとんどありません。こういうものはまずJRが割引するようになると、他の交通機関も右に習う仕組みだそうです。JRの言い分では、精神障害者の手帳は顔写真が張ってないため、本人確認ができないため、不正利用の可能性が高いということです。
ただ、顔写真を張ることは障害者の家族会などが反対しているのだとか。ここらへんは精神病に対するスティグマの存在を感じさせます。

以前東京のある地下鉄の駅で、僕は切符を間違えて買ってしまい、有人改札のところへ行って払い戻しを頼もうとしました。すると、そこには先客がいて、なにか駅員に高圧的な態度でものを言っていました。
それは3人家族で、子供が(交通事故か何かが原因でしょうか)足に障害を抱えている様子でした。その父親は子供の障害者手帳をかざして、子供の切符の割引を要求していました。「子供だから半額で、手帳があるからその半額だろう。つまり半額の半額だ」。その半額の半額という言葉が繰り返されて、なんだか雰囲気が殺伐としていました。
駅員が「半額の半額と言う切符は自動販売機では販売していないから、駅長室へ行ってくれ」と言うと、その父親はなにかを吐き捨てるように言うと、去っていきました。
あの一件以来、障害者割引と言うのは、感謝して受け取るべきものか、当然の権利としてあるものか、僕は考え続けているのです。


2004年12月22日(水) やっちまったー。

ハードディスクの中身を吹っ飛ばしてしまって、現在Windowsの再インストール中です。
いろいろと失ったデータもあって「トホホ」という感じです。
とりあえずこの休日は復旧作業に終われそうです。やれやれ。


2004年12月20日(月) かっかそうよう

子供が学校でいじめられるといって投稿したがりません。
男の子たちが徒党を組んで、女の子たちを殴ったり蹴ったりするのだそうです。先生も気を配ってくれて入るみたいですが、先生の目の届かないところでやるようです。
この話は、今年の初めぐらいから断続的に聞いているのですが、しだいにエスカレートしてきたようです。
休んだときは先生が様子を聞きに電話をかけてきてくれるのですが、根本的問題の解決にはなりません。結局保護者どうしで話し合うしかないのでしょうか。妻の話と子供の話を聞いて、「うーん」とうなるほかない自分であります。子供の学校で起きていることというのは、隔靴掻痒という感じで、手が届かなくてもどかしい思いです。

話は変わって、携帯電話を買い換えたついでに、「心の家路」の携帯電話向けページを作ってみました。といっても携帯電話向けに注力している余裕もないので、あくまでも実験公開中というところです。

ツーカーとauの旧機種なら http://ieji.org/ez/ 。auの新機種、ドコモ、ボーダフォン(旧ジェイフォン)なら http://ieji.org/i/ であります。一応 Compact HTML で書いている(つもり)なので、PHSでも大丈夫だとは思いますが、確かめる手段がありません。



2004年12月19日(日) 買っちゃった(携帯編)

新宿駅について時計を見てみると、まだ帰りのバスまで100分ありました。
とりあえず西口のカメラ店のパソコン売り場で一時間時間をつぶしました。もう仕事でもプライベートでも新宿にしょっちゅう来ることはないのだと思うと、このカメラ店も、ここのポイントカードの残高も名残惜しい気がしました。
普段あんまり人がいない、プリンターのインク売り場に人だかりがしていました。皆さん年賀状印刷のためにカートリッジを買い求めに来たのでしょう。僕もリフィルインクをひとつ買ってポイントを消化することにしました。

外へ出て携帯電話売り場をのぞくと、買おうか買うまいか悩んでいる新発売の端末が売りに出ていました。機種変更の場合、今のを25ヶ月以上使っていれば8千円まで安くなると値札に書いてありました。
いったんコンビニまで退いて、ジュースを飲みながら戦略を練りました。
「よし、25ヵ月以上経過していたら、機種変更しよう。24ヶ月以下だったら、潔くあきらめよう」

店員に調べてもらうと、「25ヶ月以上でしたよ」と笑顔で答えられました。
それでもまだ心に迷いがあって「バスの時間まであと20分しかないから・・・」。「10分間あれば余裕で機種変更できますよ」。完敗。

携帯電話にもポイントがたまっていて、結局4000円足らずですみました。
新しい携帯電話は、前のより薄くて軽いです。ポケットの中の存在感がなんとなく頼りない。
ブラウザの動作が軽快だったので、ついつい天気予報とか余計なものまで見てパケット代を使ってしまいました。
「心の家路」も携帯で見れるようにしようかなぁ。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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