心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年08月10日(火) 東京は暑かったずらい。ほらほーせ。

仕事(?)の打ち合わせのために、高速バスで東京へ。
炎天下のビル街を歩いていると、噴き出した汗でシャツがぬれ、背中にべっとりと張り付きます。
普段は、地元で「冷房の効きすぎー」としょっちゅう文句を言っている自分も、ここでは冷房がしっかり効いてやっと適温という感じです。やっぱり東京は暑いです。
打ち合わせを終えると、帰るバスの時刻まで、まだ2時間半以上ありました。

京急から山の手へ、そして中央快速へ乗り換えて四谷で降りました。
しんみち通りを抜けて曙橋方面に向かいました。
斜面に作られた、昔ながらの住宅街で、細い道が途中で行き止まりになっているところがたくさんあります。
目指しているのは、僕が「どうにもならなくなって」東京から郷里に戻ることにした直前にお世話になっていた会社です。ともかく、その会社は潰れていないということはだいたい判っていました。しかし、10年以上前の記憶はあいまいで、なかなか目的地にたどり着けません。
皆さん元気でいるだろうか? 会ったら何を話せばいいのだろう。とりあえず最近なくなった中島らもの話から入ろうか・・・。
やっと懐かしい場所にたどり着いたとき、そこの表札には別の会社の名前が刻まれていました。ねんねんさいさいひとおなじからず。
今回は機会を与えてはもらえなかったようです。必要ならハイヤー・パワーは別の機会を与えてくれるでしょう。


2004年08月09日(月) 架空請求業者との闘い

最近は架空請求業者が大流行という状態であるらしいです。
実際僕のところにも、アダルトサイトの利用料であるとか、ツーショットダイアルの利用料であるとかの「未払い金の債権譲渡を受けたので、○月×日までに下記の口座に振り込まないと、民事訴訟手続き・・・」と書かれたはがきがやってきたことがあります。

やましい憶えのある人間というのは、請求されただけでビビって払ってしまうこともあるらしく、この商売は意外と儲かるらしいです。最近では、某サラ金の顧客名簿が流出して、架空請求でずいぶん金を騙し取られた人がいて(まだ借金が残っていると思うらしい)、業者が穴埋めに追われた事件もありました。
最近は、老人に年金の過払いがあったので、これこれの口座に払い戻せという手口もあるとか。

冷静になって考えてみれば、債権の譲渡人(つまりアダルトサイト)から債権譲渡のお知らせが来るはずです。債権の譲り受け人からの通知でよいならば、誰でも「俺は債権譲渡を受けたから俺に払え」と言うことができてしまうからです。

最近ですが、会社から解雇通知を受けた日の昼休みに、アダルトサイトの利用料を払えという電話が携帯にかかってきました。虫の居所が悪かったので、「それであんたは、債権者なのか?」ときくと「そうだ」というので、「じゃああんたはそのサイトの管理者か」「いや債権譲渡を受けたのだ」「債権譲渡の通知なんて受け取ってないぞ」「送るから住所と名前を教えろ」「そっちこそ教えろ」「民事訴訟するぞ」「できるものならやってみろ」。これが一回目。
まっとうなアダルトサイトなら、電話会社の月々の請求に上乗せして請求が来るはずですし、それで払わなければ、携帯電話が止まるだけです。アダルトサイト側が電話会社に要求すれば電話契約者の請求先は通知してもらえるはずです(約款にそう書いてあるはず)。
こちらの住所氏名を知らないという段階でもう十分怪しいわけです。

二回目は、「民事訴訟手続きをしたいので住所と名前を教えて欲しい」思わず吹き出しそうな電話でした。相手も架空請求という犯罪を行っていることは百も承知のはずです。それが訴訟を起こして自ら身元を明らかにすると言っているのですから、口元が緩んでしまいます。

どうしてもこっちの身元が知りたければ、業者に3万円も払えば携帯電話番号から身元を洗い出すこともできるわけです。なのに電話口で執拗に「住所と名前」を教えろとうるさいのは、ますます怪しく感じられます。もし債権が本当なら、その3万円も請求料として請求すればいいだけなのですから。

三回目は、中年の女性でした。30分ほど話しましたが、結局彼らの請求額がいくらなのか、今回も教えてもらえませんでした。請求額と振込口座を教えてくれたら、すぐに消費者センターと警察に行こうと思っているんだけどな。相手もバカじゃないか。

どうせ相手は闇から手に入れた携帯で、通話料金なんて気にしないでかけてくるのでしょう。就業時間中の電話で困らせようとしても、こちらは閑中忙ありの無職人です。はたして、四回目の電話が来るのか、それとも彼らは新しいカモを見つけるのに精を出すのか、未来は誰にもわかりません。


2004年08月08日(日) 失業者的休日の過ごし方

久しぶりの休日でありました。
中耳炎のせいでプールも海もお預けだった長女が、「プール連れて行け」とうるさかったのですが、パパは疲れているからという理由で、布団を引きなおして寝てしまいました。起きると夕方の5時半で、プールへ出かけた家族は、まだ誰も帰っていませんでした。

人と会ってばかりで、疲れる一週間でした。これからもこうしたことが続くかと思うと、もううんざりという感じです。「会社というのは営利のための団体である」ということをつくづく思い知らされました。

エアコンのない部屋で、パソコンと同居していると暑くてたまりません。
夕方からまた寝て、もう一度起きたらもう夜の10時でした。


2004年08月06日(金) 固定発携帯着(その2)

長女のヘルペンギーナは無事治り、中耳炎の手術も無事終わりました。滲出性中耳炎といって、鼓膜の内側の炎症から出た浸出液が耳にたまってしまう病気で、結果として難聴になっていたのですが、鼓膜に人工的に穴を空けるという手段で、「うるさいほど良く聞こえる」ほどに回復しました。
次女の歯列矯正も始まっています。
僕が傷つけた 左手の小指 ですが、回復途上です。もう傷はふさがって、小指の屈伸運動でリハビリテーションをしています。指きりげんまんぐらいならできますが、もっと細かい作業(たとえば鼻くそほじったりとか)はまだ訓練が必要なようです。

さて、固定→携帯の料金設定権利は携帯電話会社が持っていました。なので、素直に090-xxxx-yyyyとダイアルすると、ドコモへは3分70円、auへは90円、Vodafoneとツーカーへは120円となかなか「ぼったくり」の値段設定になっています。経営が苦しいという会社ほど料金が高くなっているのは正直というかなんというか。
我が家はNTTから長距離と携帯への通話明細をもらっています(これは無料)。するとやっぱり携帯への料金の高さが気になります。

長距離や国際電話みたいに、固定→携帯にも中継接続業が認可されて、各社ともサービスが始まっています。基本は長距離と同じで、携帯電話の番号の前に00XYという番号をつければOKであります。
0036 は相手の携帯によって値段が変ります。ドコモへ3分52.5円というのは特筆に値するかな。同じNTTの 0033 は一律54円。合併した 0038 も54円。0077 も54円なんですが、系列のauに限っては51.3円。

まとめると、ドコモへは0036(西日本は0039)、auへは0077、他の2社へは0033あたりが無難ということでしょうか。個人情報の扱いが○○で××だという噂を気にしなければ、0083 は最も安くて51円であります。

ちなみに、僕の携帯はどこへも3分90円というプランです。

携帯へは携帯電話でかけるのが安いというのは過去の話です。電話代が爆発して悩んでいる方は、固定→携帯の料金を検討してみたらというテレコムマニアのお話でした。


2004年08月05日(木) 固定発携帯着(その1)

失業してから、電話をかける機会も、受ける機会もずっと増えました。
電話のパターンとしては、固定→固定、固定→携帯、携帯→固定、携帯→携帯と4つあるわけです。このうち携帯発の料金は、携帯電話会社の料金プランに縛られているので、安く上げる方法はありません(精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、各携帯電話会社とも割り引きがあるので、調べてみるとお得かもしれません)。

固定→固定というのは、以前から長距離電話会社がたくさん参入していて、マイラインなどという仕組みすら出来上がっています。全国どこへかけても3分20円というのには大分お世話になりました。
光ファイバーやADSLを引いていれば、IP電話というのが使えるというので、さっそく申し込みまして、今日機材が届きました。このIP電話の番号を仕事用の番号に使おうと思っています。050で始まる番号は昔PHSが使っていたので、「これはケータイの番号ですか?」と聞いてくるおじさんもいました。
さて、機材が届いて早速セットアップを始めたんですが、1時間たってもつながりません。面倒になったので、いったん寝てから再挑戦しました。説明書どおりにやれば、何のことはない10分もあれば繋がりました(そう、いつも説明書を読むのは最後の手段なんです)。機材のレンタル料が毎月380円。全国どこにかけても3分8円。音質は携帯よりは多少マシな程度です。

固定→携帯というのは、携帯電話会社のドル箱で、10円で十数秒、3分かけると100円を越すなんていう料金設定すらあります。こいつを何とか安くする方法というのを考えるのは、次回。


2004年08月04日(水) 便利商店

ホームレスの人は増えました。僕の住む地方都市にも、駅前の地下とか、公園の東屋とかに散見されます。冬場は氷点下になるので、大丈夫かなと思うのですが、そういうときは暖かいところに移動するのでしょうか?

ホームレスの人には会ったことがありますが、日本で物乞い(金乞い)をする乞食の人には会ったことがありません。唯一の経験は、台北の地下街を歩いていたときに、地べたに頭をこすり付けている老人を見たことです。何ヶ月も風呂に入っていないような風貌で、汚れた服を着て、頭をひたすら地下街のタイルにこすり付けるようにしていました。
台北駐在経験の長い商社の人は、ポケットから小銭をだして、金ダライの中に放り込んであげました。すると老人は涙を流して「謝々」と言うのでした。僕もじゃらりと入れてみたら、「謝々」と涙顔を見せてくれました。

「イマドキの日本にはいないですよね」と商社マンに話しかけると、「ああ見えても、そこら辺のアルバイトなんかよりずっと稼ぐんだそうだよ。縄張りとかあって大変らしい。あの肌も服も涙顔も商売道具だよ」とそっけない答えでした。
「じゃあなんで恵んでやるんですか?」
「施しをすると、閻魔帳に書いてもらえるでしょう。日本だと施しも商品化されて、コンビニのレジ横に並んでるがね」

コンビにでは施しさえコンビニエントであります。


2004年08月03日(火) やれやれ

失業したらゆっくり朝寝ができるなんて思っていたのは幻想でした。
だいたい子供は夏休みで、朝から大騒ぎです。それに朝から携帯に電話がかかってくるので、おちおち寝てもいられません。かといって、換気の悪いパソコン部屋で、50℃以上の熱風を吹き出すPCと一緒にいると、なにか作業しようという気にはなりません。それで、涼しい夜中にパソコンに向かっていると、睡眠時間が短くなってしまいます。

昨日に続いて、今日も会社時代の顧客に呼び出されました。でも仕事がもらえたので良しとしましょう。もちろんいきなり個人と取引はできませんから、どこかあいだに入ってもらう商社を探さないといけません。手形の割引とか、世の中には僕の理解していない様々な事象があるようです。

ずいぶん長いあいだミーティングに出てない気がするので(といっても先週月曜に出たかな)、杖突峠 を初めて通ってAAミーティングに行きました。時間があったので、公園の駐車場で昼寝をしたら、危うくミーティングに遅刻するところでした。

心も身体も疲れているんだなぁと感じた一日でした。
ホームページの更新もしたいし、時間もないことはないのですが、そこまで気力が回らないという感じです(やっぱミーティング不足かな)。

娘が耳の手術で2泊3日の入院で、妻は付き添い、下の娘はジジババのところへ行ってしまい、かりそめの独居生活をすることになりました。洗濯しないといけないし、アイロンもかけなきゃいけないし、炊飯器で一日あっためられて変な臭いのするご飯もなんとかしなくちゃ。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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