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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年03月04日(木) 名前・名前・名前 最近「アルコール依存症」を扱うWebサイトが増えてきたのは明らかです。
Googleで「アルコール依存症」でサーチ(俗に言うググる)してみると、数百件ヒットします。以前だったら「心の家路」は100位以内に登場していたのですが、最近は200位以内には見かけません(それ以上探す気力はありません)。比較的上位に位置する二郎さんのサイトのリンク集から来る方と、「自助グループ」で検索するとトップに来るあをねこさんのサイトのリンク集からいらっしゃる方が多いです。
サイトが増えることは良いことでしょうね。
本名を名乗る必要が無いAAですが、個人の区別のためにはラベル(名前)が必要です。僕はひいらぎと名乗っています。いわゆる「ニックネーム」です。このニックネームのことを「アノニマス・ネーム」と呼んでいる人々もいますが、僕はその呼び名に違和感しか感じません。「無名の名前」というのは、「牛から落馬」というのと同じぐらいの矛盾を感じます。まあ、なんと呼んでも自由なんだと言われればそうなんですが、それなら「ホーリー・ネーム」とでも呼んだらどうかと言ってみたりします。
人は偽名を名乗るのが好きなようです。文章を書くと筆名というのをつけます。ラジオ番組に投稿するときはラジオ・ネームをつけます。
最初にコンピューターを電話回線を通じて結んだ人たちは、学術研究で携わっていたので本名を使っていたのです。しかし、次に趣味でそれを始めた人たちは、もともと無線を趣味とした人々が多かったのです。免許制のHAMの世界では公式なコールサインを名乗らないといけませんが、CB(市民無線)の場合は不要なので「ハンドルネーム」を名乗ったのだそうです。彼らがコンピューターとコンピューターを接続したときに、「ハンドルネーム」を使うようになったのは自然かもしれません(RCP/Mの頃)。
ネットとネットを結ぶインターネットが出来上がったときに、実名を使う人たちと、ハンドルネームを使う人たちが入り混じったのも面白い現象です。ネット上ではAという名前で、AAの中ではBという名前で、で現実にはCという実名を持つ人もいるわけです。よく混乱しないものですね。
2004年03月03日(水) 広告が復活 さるさる日記のほうに広告が復活してしまいました(お金を払ってないから)。
広告が一行挟まるだけかと思っていたら、実はポップアップウィンドウまで開くようになってしまったという実に凶悪な状態であります。個人的にはポップアップウィンドウは、どんな類のものでも(広告でなくても)嫌いで、ブラウザの設定で「ポップアップ禁止」が可能なものはそうしています。唯一それができないのが、 Windows 標準の Internet Explorer です。
IEのポップアップ抑止の手段はいろいろありますが、Google Toolbar が個人的に気に入っています。(右側のドロップダウンから Japanese を選んでダウンロードです)。抑止時に毎回音がするところも、なかなかよろしいんです。もちろん検索バーとしても役に立ってくれるのですが・・・。
早めに「さるさる」と「えんぴつ」を同時更新するPerlスクリプトを書こうと思いながら、日々がどんどん過ぎていってしまいます。毎日の手間を考えると、面倒でもプログラムを仕上げてしまったほうが、トータルでは労力が少ないことは明確なのですが・・・、なにごとも「面倒くさい」という理由で先延ばしになっています。
少しは余裕が出てきたので、90の道具の続きを書いたり、「女性クローズドは女性限定なのか? 教条主義と現実主義の狭間で」という記事を書いたりするつもりなのですが、なかなか手がつきません。
2004年03月02日(火) 元気ではあるが・・・ 二日続けて休むと、いろいろと厄介な問題が起きそうなので、なんとか出社しました。忙しいときには、考えているヒマもありませんが、ヒマになってくると、いろいろと考えてしまうものです。
「はぁ〜、会社辞めたい」
という気持ちが湧き上がってきます。これは「仕事をしたくない」という気持ちとは別で、「仕事はしたいが、この会社ではしたくない」という気持ちであります。また忙しくなってしまえば、そんな気持ちは忘れてしまうのでしょう。
「ぬるま湯」という言葉を思い浮かべることがあります。ぬるま湯は熱くもなければ、冷たくもありません。だからその中に浸っているのは苦痛ではないのです。湯が熱すぎれば飛び出していくでしょうし、ほどほど熱いなら温まって出て行くでしょう。冷たすぎれば入ってなどいられません。
ぬるま湯では体が温まりませんから、湯から上がろうという気にはなれません。そして時間の経過とともに、ゆっくりとぬるま湯は冷えていくのです。すると外に出るのはますます難しくなる・・・。
必要なのは、風邪をひく覚悟で、外へ飛び出す勇気なんだろうけど、世間の風はやっぱり冷たいのです。
子供たちは英会話に並々ならぬ興味を持っているようです。某全国チェーンの英会話教室の子供教室の「お試し」に行ってきた感想は「ぜひやってみたい」だそうです。値段は「目の玉が飛び出るほど」高くはないのですが、やっぱり高いし、第一「一度始めたら止められない(とっても止めにくい)」仕組みじゃないかという疑いも晴れません。バレエやピアノよりは実用的かもしれませんが・・・子供の教育ってお金のかかるものですねぇ。
2004年03月01日(月) 休みました 仕事を休みました。
朝食を食べては寝、昼食を食べては寝、夕食を食べては寝ていました。よくこんなに眠れるものだと自分でも感心するぐらいですが、それだけ疲れていたのでしょう。食事ができることからすると、それほどひどいうつ状態でもなさそうです。
朝は鼻血が出たので、鼻にティッシュを詰め、ぜぇはぁ言いながら会社に電話をしたら、すんなり「お大事に」と言われてしまいました。さすがに「うつで」とは言えないので、「熱が出ました」とかいい加減なことを言っておきましたが。
ここまで弱りきったのには、昨日栄養ドリンクを飲んだせいもあると思います。
体力が有り余っている人には、栄養ドリンクなんて「ちっとも効かない」ものなんでしょうが、僕のように虚弱な人間ですと、あれほどありがたいものはありません。
でも、栄養ドリンクって、「エネルギーを補給してくれるもの」でもなければ「疲労を除去してくれるもの」でもないんですよね。ある種のビタミン類を補って、未来に使うべき体力を前借りするだけのシロモノです。「だるい」「眠い」という時には休むのが一番なんですが、それを先延ばしにするに過ぎません。
借りたものは返さなければならず、容赦の無い体力の取立てにあって寝込んでいたというわけです。やっぱ休めるときに休むのが一番ですね。AAミーティングも休んでしまいましたが。
2004年02月29日(日) 自明の素晴らしさ 生きていくということは、ただそれだけで素晴らしいことなのです。
そのことは自明であって、何の証明も説明も要りません。
「こういう人生」は素晴らしい、というような条件付けもいりません。
しかし、ある時、生きていくことの素晴らしさが、理解できなくなる(感じられなくなる)ことがやってきます。日常は無味乾燥になり、この世に意味のあることなどないんだ、という気分に落ち込んでしまいます。自分がやっていること、やるべきことに価値が見出せなくなります。
何をやってもつまらないし、くだらなく感じてしまう。
何を言いたいかというと、「うつ」になっているということです。
生きていくことの自明な素晴らしさが感じられない。うつとは切ない病気であります。
2004年02月28日(土) AAはカルトか治療か? Alcoholics Anonymous: Cult or Cure? については こちら のページを教えていただきました。
金曜の夜は早く寝ようと思いながら、結局3時過ぎまで起きていました。
お昼に起床。ご飯を食べた後、また少し寝て、3時半から家族でお風呂へ。ここ近辺は町村それぞれに日帰り入浴施設があります。入浴後、休憩室で電動マッサージチェアを15分使いました。ラーメンならぬ「中華そば」で夕食。CDレンタル店でCDを借りました。
眠ければ寝て、腹がすけば食べる。僕の思い描くスローライフとはこんなものなんだけど。
2004年02月27日(金) Cult or Cure? Alcoholics Anonymous: Cult or Cure?
という本があるのですが、書評を読む限りとても楽しそうな本だったので、買おうと思ったらamazonでは品切れでした。古書を探したら一万四千円もしました(ペーパーバックなのに!)。素直に諦めることにしました。
朝起きるのもつらい状態が続いていましたが、やっと金曜の週末にたどり着きました。第二週の週末はAAでつぶれ、その後の土曜は仕事で、日曜はAAで東京へ行っていましたから、休む暇がなかった一ヶ月でした。体も疲れましたし、頭も疲れましたし、心も疲れました。
何をやっても面白く感じられないのは、心が疲れているからでしょう。月の途中で心の栄養補給になる出来事もいくつかあったのですが、さすがに燃料計はゼロ付近にまで落ちてきてしまいました。自分とAAとの適切な距離を取り戻したいと思います。
AAメンバー4千人という数字があります。名簿がないAAですから、正確な数字を把握する手段はありません。一方でグループ数は417で、こちらは登録数だから正確な数です。一グループあたりメンバー10人は・・・いないでしょうね。仮にその400超のグループが実際に動いていたとしても、実働メンバー数は二千数百人ぐらいじゃないのかな。この推計に賛成してくれる人は多いと思いますよ。
来年は九州の集会にも、東京のラウンドアップにも多分行かないと思います。鬼が笑うか。
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