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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年01月12日(月) よくある間違い? ウェブサイト維持者にとって、人々がどんな検索キーワードでこのページにたどり着いたかというのは興味の対象のひとつであります。本サイトのほうもそれはそれで面白いのですが、雑記のほうは、いいかげんなことをたくさん書いているおかげで、幅広い検索キーワードでひっかかります。
例えば「雪かき」+「やり方」。およそかけ離れたページにたどり着いてしまった方、ごめんなさい。
あと、最近多いのは「世界で一番の花」。これは暮れの紅白歌合戦のことを取り上げた行に書いてあるのですが、これは間違いで正解は「世界に一つだけの花」です。ところが、「世界で一番の花」で検索して、ここへたどり着いてしまう方が、毎日のようにいらっしゃいます。うーん、みんな同じ勘違いをするのですね。
この「世界に一つだけの花」はSMAPのを聞いたことが無くて、女子十二楽坊の演奏しか知りません。そういえば昔、竹内まりあの「元気を出して」も村松健のピアノ曲しか知らなかった年数も長かったです。
せっかくの三連休の一日なんだから、休みらしく休もうと「攻殻機動隊」のアニメを数話見ました。見すぎで軽い頭痛です。
4月18日の地区のオープンスピーカーズのプログラム案作り。
2004年01月11日(日) 初めての東京 生まれて初めてのことなのだけれど、AAの(サービス関連以外で)ことで初めて東京へ行ってきました。
「冬のビッグブックの集い」。うちわのイベントなのに、150人は優に超えるだろうという盛況でした(実は人数を数えたりしていた)。内容については、消化不良を起こしましたとしか言いようがありません。まあ、ぼちぼち後から反芻して、消化していくしかないでしょう。
また、何人かの方と知り合いになれたのは、何よりも収穫でしたし、また仲間と一緒に(あわただしく)摂った食事は楽しかったです。
そんな会場外での話の中で面白かったのは、「アサーティブ・トレーニングがかえって邪魔になる」という話でした。実は僕も「AAの12のステップとアサーティブ・トレーニングは相性が悪い」のではないか、という考えを持っていたのですが、少なくともそう考えている人は、僕だけではなかったということが確認されたわけです。
まあ、そうは言っても、これは僕の個人的意見として捉えて欲しいのですが、アサーティブ・トレーニングと12のステップに同時に取り組むのは、薬物療法と森田療法を同時にやるのと同じように、相互に効果を打ち消しあうのではないかと疑っているのです。
アダルトチルドレンという問題については、以前は僕も自分もそうなのではないかというコンセプトを抱いていた時期もありましたが、だんだんACってなんなのか判らなくなり、しまいには理解不能になってしまったので、ACとアサーティブについてはとりあえずここでは脇に置いておきます。
僕はこれからもアルコホーリクには、「ステップをやれば<結果として>十分アサーティブになれるだろう」と言っていくでしょう。
朝10時から午後4時半まで、どっぷりと(廊下でおしゃべりしたりせずに)会場に漬かっていたのは久しぶりなので、なんだか疲れました。そういえば、あんなに人数がいたのに、場外で話にふけっている人は意外と少なかったなぁ。みんな今回はまじめだったんだね。
2004年01月10日(土) Living Sober コードレスホンのシステムを変更しました。といっても、中古のPHSと中古のワイヤレスTAを買って、家庭内コードレス電話に仕立て上げただけですけど・・・。中古のPHSが三千円もしたのはちょっと意外でした。
今まで使っていたアナログコードレスが、あまりに雑音が多かったので、フルディジタルのクリアな音に感激しました。感激ついでに東京のAAメンバーに電話をしたせいで、2時間も話し込んでしまいました。
夜7時半から地区委員会。10グループの代議員のうち、半数の5人が女性になった。世の中の基準からすれば当たり前のことなのでしょうが、AAの男女比は3:1ぐらいなので、1:1になるというのは珍しいことです。
4月のオープンスピーカーズのテーマを考えないといけません。一応現在の私の案は「飲まないで生きる(Living Sober)」というところですが・・・。
明日は朝早いので、早く寝ます。
2004年01月09日(金) 眠れるけど眠れない 別に隠しているわけではないが、僕は睡眠薬を服用しています。
ユーロジン2.0mgとロラメット1.0。
ユーロジンは短期型と言われるタイプで、普通は寝つきを良くするために使われるものですが、僕の場合には「熟睡感に乏しい不眠」を解消するために使っています。使わなくても眠れるのですが、朝起きたときに「眠った」という実感がまるで伴いません。これが数日続くと脳が過労状態になるのか、深いうつがやってきます。
ロラメットのほうは中期型というタイプで、早期覚醒(朝早く目が覚めてしまうという障害)に効果があります。ついでにこれは蓄積効果があって、日中もある程度の効果が残るので、神経症・うつ病・統合失調症のいずれにも効果があり、飲んでいる人はかなり多いのではないかと思います。効きすぎると朝起きられなくて、ちょっと困りますが。
欝だよぉ〜と言って寝ていても良ければ、このふたつの薬は要らないのだけれど、壊れてしまった睡眠中枢の代わりをさせる何かがないと、リズム正しい生活が送っていけません。
実は今週、久しぶりに夜寝る前の薬を飲み忘れ(実は間違えて朝の薬を飲んだ)、そのまま寝てしまった晩が一回ありました。「なんか、夢をいっぱい見る夜だな〜」と思っていたのですが、朝起きて事態に気がつきました。本人は夢を見ていると思っていても、実はレム睡眠の時にほとんど覚醒しているのだそうです。妻には、「いびきをかいて寝ていた」ようにしか見えなかったそうですが・・・。
体は休まっているのでしょうが、頭のほうは徹夜したのと同じ疲労状態で、その日一日、出勤したけど仕事になりませんでした(ああ、さらりーまんて楽)。
ソブラエティの長い仲間でも、睡眠薬の手放せない人は結構います。ただ、ハルシオンのような強力な薬を長期間使っている人は知りませんけどね。
かわいそうなのは薬物依存も併発した人たちで、彼らは「2倍飲めば、2倍効くだろう」という強迫観念から自由になることは難しいらしいのです。薬物での失敗は、簡単にアルコールでの失敗につながるので、生活に障害があっても医者が睡眠薬や安定剤を処方しません。
もっとも僕にも、もう医者はワイパックスなどの抗不安剤は処方してくれませんが(アルコールと同じ作用があるから)。
大多数のアルコホーリクにとって、向精神薬は必要の無いものです。無用な危険は避けたほうがいいでしょう。一方、薬中の人にとってみれば、処方薬なんて眠くなりもしないものだとか。
ひとつ、医師に相談なく薬の服用を中止するのは、医師に相談なく倍量服用するのと同じぐらい危険だということは、お伝えしておきたい。
2004年01月08日(木) 夕方、外に出てみると、西の空に金星が輝いています(宵の明星)。
昼間でも肉眼で見えるはずだそうなのですが、周囲に比較物がないと無限遠にピントが合わないので見えないのだとか(雲が近くにあると見える)。
今朝から急に気温が下がりました。
前を行く車が余りにも遅いのでイライラしたのですが、おそらくは凍結路面を恐れているのでしょう。こういう車に限って、いつ洗車したのか分からないぐらい汚れていたりします。まあ洗車は個人の価値観の問題なので、人それぞれなのでしょうが、リアウィンドウもフロントウィンドウも汚れていて、後ろから見ていても前が透けて見えないぐらいだと、「この人、何が危険なのか分かっているのだろうか?」と不安になってしまいます。
車は汚れていてもいいし、遅くてもかまわないけど、ガラスは拭きましょうよ。見えないから。あなたは見えなくて事故にあっても自業自得かもしれないが、後ろから着いていって巻き込まれるほうはたまったものじゃない。ぶつぶつ。
などと心の中でのろいを念じながらミーティング場に到着しました。おくればせながら、このグループの今年初めてのミーティングでありました。
帰り道は満月が雪をかぶった山脈を照らし出して、妙に綺麗でした。山の大きさに比べて、ふもとの明かりの小ささ、人間の営みの心細さを思いました。ふっと湧いて、ふっと消えていく僕の人生。その中の今日一日。分かち合われたぬくもり。
仲間に電話していたら夜半を過ぎてしまいました。
ミーティングがあった日は、帰宅した後にいろいろなことができない。するだけの時間が無いということに、いま一歩納得がいかない自分がいます。
2004年01月07日(水) 魂の労働 車の車検証には「所有者」と「使用者」のふたつが記載されています。
今乗っている車はディーラーでローンを組んで購入したので、ローンの最中は所有者がディーラーに、使用者が僕の名前になっていたわけです。晴れてローンが終わったので、所有者の名義を書き換えてもらうよう、先日ディーラーにお願いに行きました。
ほかのメーカーでの経験からすると数千円の手数料を取られるだろうと予想していたのですが、無料でやってくれるというのはありがたい話です。
委任状に実印を押して、あと市役所で印鑑証明を取ってきてくれと言われたので、今朝市役所に寄りました。市民カードというものを持参すれば、あとは手数料だけで機械が発行してくれるはずなんですが・・・「このカードは受け付けられません」とすげなく断られてしまいました(くそ、機械の分際で)。
そのまま窓口に寄ればよかったらしいのですが、急いでいたのでそのまま会社へ行ってしまいました。
市役所なんてめったに行かないから勝手がわかりません。
昔、東京で飲んでいた頃は、水道料金の振込みを忘れてしょっちゅう水道が止まっていたので、水道課にはしげく通ったものですけど。さすがに電気を止められたことはないけど。あれは水道とかと違って、五角形の専用のボルトを使っているので、素人には手が出せないのだという話です。
魂の労働という本を読み始めました。もっとも、まだ序文を読んでいるところですけどね。
睡眠不足で頭が痛いです。ま、これは寝れば治るので、心配はいらないですが。
2004年01月06日(火) ゼネラルサービスは実験の場所? この2日間というもの、僕はExcelのチャートを眺めておりました。自分で作ったそのチャートとほぼ同じものは昨年の評議会の報告に載っているのですが、僕の作ったものは決算の年次変化ではなく、毎年の予算のほうです。日本AAのゼネラルサービスの財務規模は年々大きくなっているのですが、大きくなっていくのには当然理由があって、それは予算組みの時点で前年より大きな予算を組むからです。その予算が膨らむ理由を探っていたわけです。
予算項目が増える一方というわけではなくて、中には何十万円という予算項目が翌年からすっかり消えてなくなっていることもあります。サービスに携わる人が、新しく何かをやりたいと思えば予算の要求をするわけですし、勝手に何かを始めておいて、後からそれに金銭という裏づけを要求している場合もあります。そして、それを推し進める人が去り、人が変われば、やることも変わってくるということです。
なにも存在しないところにtrustee(理事)という存在が作り出され、彼らが構想するままに「とりあえずやって」みているわけです。今の日本AAのゼネラルサービスというのは、いわば実験の場であって完成したものではありません。そしてその実験の成果(AA全体に恩恵が及んだか、メンバーが恩恵を感じたか)を評価する仕組みが機能していない。いや、悪口を言えば、成果が感じられるほどの実験が行われたことなど無かったと言っても過言ではありません。
だから、新しいことは出来ないよとか、ここ何年か続けてきたことも今年は中止ね、と言い出すの躊躇するべきではないな、という結論にたどり着いたというわけです。
だって、収入が増えないのに支出を増やすわけにはいかないもん。それに家賃とか人件費とかはちょっとづつでも増えつづけているんだから。他を削るしかないよ。
まあゼネラルサービスに対する僕のdutyもあと2ヶ月がヤマです。関心はともかく熱意は薄れつつあります。早くひとりの無名のボランティアに戻りたいという気持ちは強いし、AAそのものの魅力を増すこために試行錯誤する活動に、時間もエネルギーも割いていきたい希望も日々強まっています。
ともかく睡眠不足は今日でおしまいにしたいです。
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