心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年09月09日(火) 明日は明日の出たとこ勝負

明日から富山であります。

これから出張の準備をしないといけません。
さすがに一週間以上の出張となると、ぜんぶ着替えを持っていくわけにもいかないので、ある程度にしておいて、現地で洗濯する(ホテルにラウンドリーがある場合)か、パンツまでクリーニングに出さないといけません。
黒部市内のホテルに宿泊する予定です。車で同僚と一緒に移動するので、ミーティングにいけるチャンスはないでしょうが、一応一覧表だけプリントアウトしておきました。

ホテルからダイアルアップする予定ですので、雑記とかは更新するかもしれません。掲示板も覗くでしょうが、人のサイトまで覗きに行くかどうかはわかりません。意外と客先がインターネット常時接続だったりして、ネットサーフィン可能だったりすることもあるのですが、たぶん今回は無理でしょう。

行って見ないと状況がわからない。明日は明日の出たとこ勝負。思い悩まずに今日一日。



2003年09月08日(月) 多忙

予備校も尽きてしまったので、忙しい日はまったく雑記を書くヒマもありません。

金曜の徹夜が祟って、土曜日の午後の仕事は頭痛(たぶん原因は睡眠不足)で2時間ほどで切り上げてしまいました。帰りに電器屋でインクジェットプリンターを購入しました。今まで使っていたプリンターは知り合いから譲り受けたもので、故障もなく何年も動き続けてくれました。最近では新しいインクカートリッジを買うこともなく、すべて安いリフィルインクをあてがわれていましたが、特段トラブルもなく動いていました。しかし、機械部分の磨耗というのは防げません。フィード精度が落ちて、紙の横方向に白いシマ線が入るようになりました。

我慢すればまだ使えるのに、新品を買ったのは、単に安かったからです。展示処分品なので、なおさらです。ためしに値切って見ましたが、取り付くシマもありません。
で、土曜はそのまま寝てしまいました。

日曜日もやっぱり仕事。すこし早めに切り上げて、プリンターのセットアップをしましたが・・・あれぇ? カラーのインクカートリッジがないぞ! 1時間以上探したものの見つからず・・・。

月曜の朝一番で、電器屋に苦情を言いに行ったら、あっさり一個くれました。メーカーのサポートも一個送ってくれるそうです。

WSMの翻訳は担当ぶんは最後まで日本語になりました。あと簡単な推敲をして終わりにしたいと思います。

水曜日10日から22日まで富山に出張の予定です。その間のミーティングやメッセージは、いつもお世話になっている方々に、またもお願いしました。もう、そちらに足を向けて寝られないひいらぎであります。
ところで、自分はいったいいつになったらミーティングに出られるのか・・・。富山でどっか行けるかなぁ。


2003年09月05日(金) 望遠鏡

10時出社・10時退社。出張は来週水曜日10日から、おそらくは22日まで。場所は富山。

夜の帰り道、南の空に火星を見ました。あれがそうなんですよね。赤みを帯びているし、あんなに明るいし、他の星と違って瞬かないし、間違いないと思うのですが・・・。

子供の頃の趣味は天文学でしたから、実家には天体望遠鏡もまだあります。この、まだあることが問題でして・・・。
中学ではクラブ活動は天文クラブ。高校では地学のクラブに入って活動していました。天体位置の計算に興味を持って、計算機に興味が移り、そしてコンピューター(計算機)へと分野が変わってしまったわけです。高校を卒業するときに、「東京の大学に行くんだし、天文もやらない、もう星を見る機会も無いだろう」と思いました。そこで、天体望遠鏡すらろくに持っていない地学のクラブに、自分の望遠鏡を寄贈しようと心に決めたのです。
しかし、両親はそれを承諾してくれませんでした。せっかく高い金を出して買ってやったのに(安物だったけど)手放すとは何事だと。僕は、機械を大切にするというのは、きちんと管理して擦り切れるまで使ってやることであって、箱に閉まって腐らせておくことではない! と主張したのですが、仕舞って置く場所だけはたくさんある田舎の家に置いておくことが決まってしまいました。
一度、寄贈するとクラブに言ったのに、前言撤回するのは恥ずかしかったですな。

その後、その望遠鏡を使うことは滅多にありませんでした。ただ、兄の家族が実家に泊まりに行った時など、甥にせがまれて使うこともあったようです。しかしそこは、何も知らないトーシローのことですから、夜闇の中で部品は次々に無くすは、結露したものを乾燥させずにしまいこむのでレンズにカビが生えてしまうわ、と使い物にならなくなってしまいました。
今では、実家の奥の家屋で、動かない骸をさらしている望遠鏡。

親とも衝突したし、一方的に押さえつけられたことも数知れず・・・。すべては許しの中に流れていったけれど、この一件だけが、どうしてもどうしても未だに許せないでいるのです。

翻訳でひさしぶりに徹夜。あと半ページぐらいなので、裏の締め切りには間に合うでしょう。


2003年09月04日(木) シジフォス

シジフォスの神話というのをご存知でしょうか?
ゼウスの怒りによって、シジフォスは岩を山の頂上へ押し上げる荷役を命じられます。しかし、シジフォスが岩を山頂に押し上げると、たちまちその岩はごろりんごろりんと、ふもとまで転がり落ちてしまうのです。しかたないシジフォスは、また最初から岩を押し上げて・・・。彼の苦役は永遠に終わりません。

朝10時に出社して、夜10時に退社して、忙しがっているうちに、日々がどんどん過ぎていってしまうのです。今忙しいのは、ちょっと前まで鬱だと言って休んだりしていたのが原因なのは確かなのですが、今年は全般的に忙しいのです。数年前なら定時出社・定時退社が続いたこともあったのにな〜、と思い出してしまうのです。
以前より忙しくなっているのは確かな事実です。リストラで人数が減っても仕事の総量は減らないので、ひとりひとりが忙しくなってしまうのがひとつ。もうひとつは、仕事の単価が下がってきた(デフレのせい?)ので、同じ収入を得るにはよりたくさんの労働が必要になるのです。そして、僕の仕事にはとりあえず時間が必要なので、仕事が忙しくなると、果てしなく他の時間を侵食していきます。

20年前と今とやっていることが、さして変わりがないという悲しい現実を前にして、この先もずっと同じようなことを続けていくのかなぁと思い悩んだりしてみます。誰だい? 21世紀になれば、コンピューターは自分でプログラムを作るようになって、人間のプログラマーは要らなくなるなんて言ったやつは。確かに、特定の業務用途では自動プログラムが行われているけれど、それは20年前でも同じことだったし・・。

果たして、老いて働けなくなるまでこれを続けるのでしょうか? だとすれば、これを行うために僕は生まれてきたのでしょうか? 答えは多分「イエス」なんでしょうね。自信を持って「イエス!」と言い切るまで回復はできていませんけどね。老いて働けなくなるまで続けられるのなら、それに増す幸せはないはずなのです。シジフォスを思い起こさせる繰り返しの中に、たぶん幸せが宿っているのでしょう。

後ろで妻が「毎日毎日洗濯物がちっとも減らない」と怒鳴っています。僕はそれには何も言わずに、ただ口の中でちいさく「シジフォス・シジフォス」と唱えるのでありました。


2003年09月03日(水) 運動会!

10月の第1土日には、山梨でのラウンドアップと九州での全国フォーラムが重なっておりまして、僕にとってはどちらも重要なことであります。
困ったことに、来週の仕事の予定すら立たない状態でして、来月のことなど話そうなら鬼が高笑いしてしまいそうです。ただ、そうなるとなるべく直前になって態度を決めても大丈夫なほう=山梨のラウンドアップを選択するのがスジでしょうか。福岡への切符はたやすくは手に入らないし、無駄になってしまったときの経済的損失が大きいですから。

ところが、ここに来て新要素誕生です。なんと土曜日の午前中に下の娘の運動会があることが判明しました。というのも、ハンディビデオカメラが磨耗してしまって(8ミリビデオですよ今時まで)、買い換えたものかどうか相談していたのですが、いったいいつまでに買い換えれば良いのか、相談しているうちに10月4日が運動会ということが判ったのです。つまり、それぐらい僕は、家族のことを放りっぱなしにしているということです。

家族に対する一年間の埋め合わせを、たった半日で済ませるわけにもいかないでしょう。でも、AAを優先して運動会を休むというのは、誰が同見ても本末転倒というものでしょう。
仕方ないので、現在の予定は「土曜日の午前中は運動会。午後から山梨へ移動、(おもなプログラムは終わっていたにしても)ラウンドアップに参加して宿泊。日曜日に帰ってくる」というパターンになっています。

もっとも、その頃仕事で日本にいなかったりすると、手も足も出ないのですが、その公算も少なくはなさそうです。


2003年09月02日(火) 魂胆が気に入らない

新聞もろくに読めない忙しい状態です。いや実際にはネット上の新聞社のサイトは読んでいるのですが、毎朝誰かが届けてくれる紙に印刷された新聞のほうは、あまり目を通す暇もなく、朝食を食べながらざっと読むのがせいぜいというところです。

うつの時には活字を読もうという気分すらなく、うつが明けたときには、遅れた仕事を取り戻そうとあせって働いていて、そのうち過労が原因で下り坂にはいり・・・、という周期を延々と繰り返しているような気がします。

話がそれました。
うろ覚えの記事によれば、酒類販売がまた規制緩和されて、またたくさんの場所で酒が売られるようになるとか。例えば100円ショップとか。コンビニチェーンの中には、全店で酒を販売すべく申請を準備しているところもあるとか。政府も不景気で歳入不足なのは理解できるけれども、なりふり構わず税金を集めようとするのはなんとも、こっけいな施策にしか見えません。

ソブラエティ1年目は、酒を売っている店に入るのも自信が無くて、コンビニも酒を売っていない店を選んで入っていました。最近では酒を置いていない店のほうが珍しい地域もあります。まあ、酒を止めたアル中は世の中では少数派ですから、気にしてもらえなくても、それはしかたないことかもしれません。

問題は・・・
あまり依存症の予防には興味が無いのですが、気軽に酒が手に入る社会は賛成できません。やっぱり未成年のうちからたくさん酒を飲む機会を与えてしまうだろうし、そうなれば若年層の依存症者が確実に増えるでしょう。依存症者というのは非常に税金などのコストがかかるのです。入院・通院に関わる健康保険、アルコール性肝障害などの病名で支払われる保険金、器物の破壊、不安定な就労や失職による利益の遺失、酒酔い運転による交通事故、離婚、生活保護などなど。トータルコストは膨大です。

水道や高速道路は赤字だからといって、すぐに値上げするのに、酒税は上げないで総量を増やそうという魂胆が気に入らない。微々たる税収増なんて吹き飛ぶぐらい新しいアル中さんたちが使ってしまうでしょう。そして、その大半が死んでしまうわけです。
行政も縦割りだけれども、政治家たちも縦割りなのが悪いのですかね。政府の総コストとか、社会全体のトラブル解決コストとか、そういうことは考えずに、自分達の懐だけを心配する利益集団だからね。


2003年09月01日(月) 復帰

お盆明けの週は、2日しか出勤せず、その翌週はずっと半日勤務ですごしていたのですが、今週から通常勤務に戻りました。
自然な経過でもってうつが良くなったのか、それとも切り替えた薬が効いたのか・・・。測定することが不可能な事象は世の中にたくさんあるものです。ただ、体力のほうはドリンク剤の助けを得ていることは確かです。

休んでいた間に仕事が勝手に片付いてくれていればいいのですが、残念なことに仕事はすべて残っております。泣くほど忙しい状況が待っていたりするわけです。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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