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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年08月31日(日) 日曜集会 朝7時半起床。ふたつ峠を越え、新幹線の走っている街へ。片道2時間のドライブ。
日曜朝の国道は、輸送便のトラックが走っていないので、快適でした。
一日張り詰めた気持ちで居ました。でもテンションが高すぎたのか、普段は会うことのない仲間と会話を交わしたり、情報交換することもなく一日が終わってしまいました。この点は反省。
今日の集まりにしても、先週の日曜日のにしても、本来的に12番目のステップ活動の一部です。でも、12ステップを行うときに得られるはずの、心の底から湧きあがるような喜び(か何か)が得られないのはなぜなのでしょう。例えば誰かのバースディミーティングに行きあわせたときは、「おめでたいな、良かったな」という気持ちが生まれるものです。でも、こうしたビジネス的なミーティングから、喜びを発見することが(僕には)難しいのです。でも、おそらく問題は僕の側にあるのでしょう。
帰りは一転トラック便の間に挟まれるようにして帰ってきました。さすがに疲れてしまい、帰ったらそのまま寝てしまいました。
処方薬の袋が軽くなってくると次の診察が近いな、と感じることができるのですが、今回はなんかまだ重みがあります。調べてみると、「朝食後」に飲むはずの薬に「朝夕食後」と書かれていました。朝しか飲んでいなかったので、処方量の半分しか飲んでいなかったわけです。医者に「実は気がついたのが日曜日でして・・・」と正直に説明できればいいのですが、なんとなく後ろめたかったり、(薬は少ないほうがいいな)という気持ちがあって、言いそびれたりすると、処方される量と、飲む量が違ってしまって、なかなかに困った事態に陥ってしまうわけです。
レーザー複合機のトナー切れの警告ランプがついています。買ってからまだ2000枚なんて刷っていないような気がするんだけど・・・最近は家族が「便利なコピー機」として勝手に使うので、消費量が増えているのかも。
2003年08月30日(土) 藁をもすがる 日々のアクセス数が、7月の中旬の水準に戻ってきました。やっぱり夏休みの影響でしょうか。
突然パソコンのマウスが壊れてしまい、慌てて買いに走りました。前のマウスは5年ぐらいは使ったでしょうか。新しいマウスは、光学式で無線です。光学式は嬉しいけれど、無線はやっぱり微妙にレスポンスが悪いです。ほんとうに微妙な話なので、パソコンで絵でも描く人以外は気にならないでしょう。僕も絵は描きませんが、アイコンとかビットマップは作ります。
WSMの翻訳もようやく再起動しました。
薬を変えるのと同時に、なるべく行動するようにしたのも良かったかもしれません。
イチゴの株分けができたので、鉢をベランダから庭に下ろしました。ベランダは日当たりが良かったけれど、庭は半日しか日が当たらないので、ちゃんと育つか不安です。それでも、買ってきたときには3株だったイチゴが、現在10株で順調に行けば、来年には30個ぐらいの収穫が望めるのじゃないか、と子供と一緒に喜んでいます。
夜になり、子供たちが「この夏は一回も花火をやっていない」と訴えたので、だって花火買ってないじゃんと反論したのですが、先日子供祭りで配られた、わずか10本ばかりの花火を出してきました。仕方なしに、夕立の後で、淋しく花火をしました。
手に入れるのが遅くなったのですが、「バック・ツー・ベイシックス」(基本に帰ろう)の日本語訳が送られてきました。プリンターのトナーが切れそうだったので、インクジェットプリンターで印刷したので時間がかかりました。ざっと目を通しただけですが、いままで得ていた断片的な情報から想像していた延長線上のものでした。そりゃ、都会のAAはいまのままでも別段困りはしないだろうけれど、これから田舎へ田舎へとAAのメッセージを運んでいくためには、「ともかくミーティングに出なさい」だけではダメなのは明白です。
僕のような立場のものにとっては「藁をもすがる気持ち」なんですよ。自分が生きていくためにはね。
2003年08月29日(金) 人生休み休み 娘が小学校から下痢ピー菌をもらってきたらしく、僕を除く家族全員が下痢で苦しんでおります。いろいろ主婦の仕事が降りかかってくるのはやむを得ないとしても、食卓がおかゆばっかりになってしまうのは、何とかならないものかと思ってしまいます。僕は普通のご飯なんですが、おかずがありません。フランクフルトソーセージ一本をおかずに食事をしております。
子供の頃に、百科事典を読んでいたのですが、そこにラバとかラクダの解説に「粗食に耐える」と書いてありましたが、いまの僕がまさにそんな状態です。
新しい坑うつ薬が効いてきたようです。といっても、別に新薬ではありません。ノルトリプチリン(商品名ノリトレン)という伝統的な三環系抗うつ薬です。さっそく副作用の「口が渇く」とか「眠気」とかが出てまいりました。「口が渇く」ほうですが、ミーティングで5分もしゃべっていると「喉がガラガラ」になります。これは次第に症状が治まっていくでしょう。「眠気」のほうは、お昼寝(時間は夕方だけど)をすやすやしてしまう有様です。車の運転とか「十分に気をつけましょう」と薬と一緒にもらった紙に書いてあります。とても気持ちよく眠くなるのですが、これも次第に治まるでしょう。でも、SSRIではこういう症状はなかっただけに、ちと残念であります。一方パキシルの副作用はまだ後を引いています。
眼圧を上げる副作用もあるようなので、一応マメに眼科のほうも通うことにします。
難治性のうつと付き合うということは、坑うつ薬と付き合うということであり、ということは副作用とも付き合わなくちゃならないということです。でも、もうそれにも慣れました。人生休み休みという感じです。
2003年08月28日(木) 仲間が増えない? もし、あなたがビッグブック(「アルコホーリクス・アノニマス」)をお持ちなら、xxivページ(文庫版では16ページ)を開いて読んでみていただきたい。1955年当時のAAの様子が描写されています。
そこには
・AAにやってきて残った人の50%はすぐに酒が止まり、残りの25%はスリップを繰り返したものの酒が止まった。残りの25%にも改善があった。
・来なくなってしまった人の3分の2は、後になって戻ってきた。
と書かれています。はたしてこのことが、今の日本のAAに当てはまるでしょうか。
答えは「ノー」でしょう。75%の回復率を成し遂げているグループが日本のどこにあるのでしょう。そして、去っていった人のほとんどは(いまのところ)戻ってきてはいません。
本来だったら、どんどん増えているはずのAAメンバーが、この十年間で数百人しか増えていません。どこへ行っても「仲間が増えない」という悩みばかりが共通です。
なぜ仲間が増えないのか? ということに関して、いろいろなことが取りざたされましたが、よい改善案が実行され、仲間が増えたという話は聞いたことがありません(増えてもまた減ったという話は聞くけど)。
結論から言ってしまうと、1940年代〜50年代にアメリカで大量のメンバーを生み出したAAプログラムと、現在の日本のAAのプログラムが「根本的に違っている」ではないかと言いたいのです。
ビッグブックを中心に、12のステップを個人的に分かち合うのがスポンサーシップであり、そこでは霊性というものが大切にされたのが、もともとのAAプログラムだったとするならば、現在のAAはミーティング中心で、「ともかくミーティングに出なさい」と言うばかりです。
本来12ステップのリード役であったはずのスポンサーが、スポンシーの生活のこまごましたことにまで口を出すようになり、ステップの分かち合いはもちろん霊的な目覚めについての話ができないでいるのです(僕も出来ないけれどね)。
1年未満でAAを去っていく人たちは、ステップといえば難解な本を読むミーティングを数回体験すればよいほうであり、またスポンサーを得る機会もろくに与えられず、何度も出てくる「神」という言葉に不信を抱いたまま放り出されていくに等しいのではないでしょうか。
スリップしてもスリップしてもAAにかじりついてくるような、そんな泥沼を這いまわれる人たちしか助からないのが、いまの日本のAAではないかと思うのです。
実はこの文章は、とある私信の内容に沿ったもので、ここに書いてはマズかったかもしれません。でも、仲間が増えないことへの対策として、これだけしっかりとしたビジョンに初めて出会ったので、その感銘をおもわず書いてしまいました。すみません。
ゼネラルサービスの役割もその期間の3分の1を過ぎました。その役割へのモチベーションを維持するのも大変なのですが、役割が済んだ後に自分が何に取り組んでいくのか、何をやる必要があるのか、おぼろげながらも見えてきた気がします。やはりスピリチャリティというものを大切にしていく必要があるということです。
(珍しく30分以上時間がかかってしまった)。
2003年08月27日(水) 車検 車を車検に出しました。納車は9月中旬だったのに、車検は8月末まで・・・。なんか変な気もするけれど、おそらくディーラーの8月売上が足りなかったのでしょう。ひと月ぐらいなら笑って許してあげましょう。
昨年一年(というか今年の春まで)売上トップ車種を争ったH社とT社。当然販売店に課されたノルマも厳しく、自己登録もずいぶん行われたようです。じゃあ、新古車が年明けから大量に出てくるかと思っていたら・・・、特にそういう話も聞きませんでした。どうなったのかな、と思っていたら、あちこちのディーラーが新古車を新車と偽って売ってしまっていたというニュースが流れてきました。おそらく、たいていのディーラーがこれをやったのでしょう。
ローンを組んだ場合は、それが完済されるまではディーラーの名義になっています。だから、新車でも新古車でも車検証を見ただけでは区別はできません。車検の時期が3年より数ヶ月短いだけ・・・。露見したディーラーは、自賠責と重量税の差額を返還し、謝罪して回ったというけれど、それで皆納得したのでしょうか。数千円といえども詐欺とよべるかもしれません。それに、新古車だとすれば最初からある程度値引きされた価格が提示されるのがふつうですし・・・。
ともかく車検で2日間車がなかったので、仕事に行くのに困りました。ほんとうはこの時期に出張しているはずだったので、車ナシでも困らない予定だったのです。昨日は駅前まで歩いてタクシー(990円)、今日は2時間に一本しかないバスを使いました(200円)。
車を所有するためには、車本体の値段も払わなくちゃなりませんが、日々の燃料費、それに油脂類の交換、ワイパーやバルブなどの消耗品、駐車場代、各種税金、任意保険などで、年50万円ぐらい必要だと、以前計算したことがあります。仮に300万の車を買って6年乗ると、合計600万円費用がかかります。年100万円。
実はタクシーとバスを組み合わせて使ったほうが安上がりなのかも・・・。
でも、夜中にミーティングに行くには必需品であります。10月になったらETCを買うぞ!
2003年08月26日(火) とても眠い 日々雑記ので「調子が悪い」と書いていますと、いろんなところで(メールでも)ご心配いただきまして、ありがとうございます。
月曜日に医者に行って相談したところ、とりあえず薬を変えてみることにしました。去年から使っているパキシルという薬ですが、たいへんよく効いてくれて副作用も少ない(SSRIだから?)のでしたが、最近は主作用の効きが悪くなり、副作用(男の下半身への影響)も無視できない状態でした。以前副作用のほうを原因に、薬を切り替えようとしたのですが、失敗しております。今回は主作用のほうが原因なので、切り替えへの踏ん切りは簡単につきました。
別にパキシルが悪いとか、効かなくなる薬とかじゃなくて、僕の脳内の物質分泌の状態が刻々と変わっていっており、薬のほうがその補助をしくれなくなると、別の薬が必要になるというふうに考えています。たぶん、今回の薬も来年ぐらいには切り替えているでしょう。
この新しい薬がとても眠いのです。そんなわけで、月・火と一日中(会社でも)寝ているありさまでした。(日曜に強行軍をした反動もあるかもしれません)。
やっと水曜になって自力で起きられるようになったので、押している仕事のほうに取り掛かろうと、前向きな気持ちで仕事にでてきて、これを書いております。
2003年08月24日(日) 東京は暑かった 午前五時半起床。というか眠れませんでした。
バスの中でもなかなか眠れず、眠れた頃には山梨のサービスエリアでトイレ休憩、そしてまた眠れぬままに新宿へ。今回の場所は、新宿に近くて助かりました。それにしても、暑かったです。なんといっても湿度が高いのが最悪。駅から数分歩き出しただけで、じわりと汗が湧き、それがいっこうに乾きません。べっとりとした感触のままに代々木のオリンピックセンターへ。
算数オリンピックと同じ階でした。みんな子供達がめがねをかけているのが印象的でした。ずいぶん前から半数以上の子供がメガネをかけるようになっているのに、ドラマに出てくる子供は(ほとんど)メガネをかけていません。ドラマと現実が乖離している一例でしょうか。
午前・午後とも発言量が多過ぎる自分を発見。でも、何も言わずに帰るのはイヤなんですよ。せっかく片道3時間半以上かけて行くのだから。
終了後、WSM・ASOMの日本語通訳をしてくださっているDさんと会話をしました。
3時20分にオリンピックセンターを開放され、そのまま仲間と話をしながら新宿へ。たった十数分片手に荷物を握り締めていただけで、手のひらが赤く腫れてしまいました。昔は重いバッグを手に電車で移動していた僕も、すっかり車で安楽をすることを決め込んでしまって、手のひらすら軟弱になってしまったというわけです。
時間がありすぎるので、涼しいヨドバシカメラの中で時間つぶし。でも何も買わず。デパートへ移動。どうせ帰りのバスの中も眠れないのだから、気楽な読み物(皇室の経済)と小説を買いました。
うつで調子が悪いとか言いながら、強行軍を行ったおかげで、帰宅後はヘロヘロ。睡眠不足が原因の激しい頭痛と、倦怠感でいっぱいで、何も手につかずに寝てしまいました。まあ、過労が睡眠を呼んでくれる良い例です。それに「自分の決めた範囲のことはやった」という達成感が少し安らぎを与えてくれます。「やった」ことが現実にどれだけ意味があったか、を考えると、まったく無力という言葉がふさわしいのですが。
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