心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」

たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ過去へ未来へ


2003年06月25日(水) 食事と入浴

僕の感情は、僕の思っている以上に「体調」に左右されやすいのです。

例えば仕事を追えて帰宅するときに、すっかりマイナス志向になっていたとしても、風呂に入り夕食を食べ終わる頃には、かなり気分も上向いて前向きになれるのです。問題が何も解決しなていないのに、気分が変わるのは、僕の内部状態が変わったからでしょう。だから、風呂に入って血行が良くなり、疲労が回復して、カロリーを供給された身体が、精神の状態を変化させてくれるのかな。

妻がとても高額な浄水器を買ってしまいました。そういうインチキな商売に引っかかるのは気に食わないのですが、もともと彼女が結婚前に形成した財産(つまり貯金だな)を使う限りは、僕につべこべ言う資格はないわけです。それに、あまり突っ込んだ話をすると、逆に僕の日ごろの浪費癖をつつかれて、やぶへびということになりかねません。困ったものです。

仕事が忙しかったり、うつが酷かったりしたせいで、AAの関係の作業に手を染められないまま、ひと月以上が過ぎてしまいました。とはいっても、ある程度の精神集中がないとできない作業なので・・・。今日は朝が早かったし、明日も出張、そしてとんぼ返りしてミーティング。今夜は早く寝ることにしようかな。


2003年06月24日(火) コントロール

一日中怒られてばかりでありました。
だいたい怒っている人というのは、トラブルを抱えている人であり、そのトラブルを自分では解決できないので怒っているわけです。自分で解決できれば、怒りを他の人にぶつけたりはしないですから。つまり怒りとは「自力解決不能の表明」であり、言い換えれば「無力の表明」でもあるのです。ただ、怒ることでパワーを得ることができ、問題の解決を他者に迫る能力が「自分にあるのではないか」という幻想が誰にでもあるのでしょう。
で、こと仕事で僕に怒ってくる人というのは、僕自身が解決をしくじった問題があるからであり、その解決を僕が提示できれば、怒りは収まってくれるのです。しかし、僕だって解決不能な場合もままあるわけです。そうすると相手の怒りはいや増すのですが・・・。
僕はアル中としての年季を積んだことと、それと技術者として経験からやっと学んだことは、
「その場逃れのためだけに、できない約束は絶対するな」
というものであり、「きょえー、どうしてくれるんだよぅおうおう」という問いに対して、「ともかくできないのです」と冷たく言い放つことが両者にとって最善であるということです。
それでも、「くそー、そうやって開き直ってろ、このクソ野郎ぉぅガリゴリガリ」といって携帯電話が切れてしまうと、ちょっと後ろめたいというか、可哀想というか、何でオレがこんな言葉まで浴びなきゃならんのだ!という感情が混ぜこぜに浮き上がってくるのです。

人あしらいのうまい人というのはいるもので、「なあ、俺はこんなに困ってるんだよ。助けてくれよ。なんか考えてくれよ」と言われると、それをムゲに断ってしまうのは、こちらが人でなしになってしまう気がして、夜9時まで働いてしまったりするわけです。それで、明日も朝がいつもより2時間早いと・・・。

うまく操られてしまったのも悔しい気もするのですが、それは仕事だからしかたないとしましょう。でも、そうやって人を操ってまで仕事をこなして、楽しいのかなぁと思ってしまうのです。

手持ちの金は有限だから、金の力には限りがある。それを超えたところで、怒りで押し付けようとする人もいれば、感情を操ろうという人もいる。セックス・友好・注目・安全。ちらつかせるのも人間で、食いつくのも人間。


2003年06月23日(月) 未来とイチゴ

興味の無い人はまったく知らないでしょうが、GIFの特許が切れます。
2003年の6月にアメリカで期限切れになり、だんだん他の国でも切れていって、来年の7月にはフリーになるというわけです。この特許が振りかざされた頃には(飲んでいたんだけれど)、2003年なんて「遠い未来」にしか過ぎないと思っていたのに、実はもうそこに来ていたなんて、感慨深いです。鉄腕アトムの誕生日よりも感慨深いです。僕は山下達郎よりも若いので、「アトムの子供」世代ではないのです。飲んでいなくて、生きていればいつかは未来がやってくるわけですね。

ひさしぶりに90分のミーティングに参加しました(ちなみに、長野は90分ミーティングのほうが多いです)。だいたい、この一ヶ月の間に、片手で数えられるぐらいしかミーティングに行っていないので、なんか「久しぶり」な感覚でした。

イチゴの株からはランナーが伸び、無事活着に成功している鉢もあります。3週間も子株を育てれば、ランナーを切っても良かろうと思っていたのですが、一応調べてみたら「8月末まではそのまま育てよ」と書かれていました。しかも、春先と違って、これからの時期は日に1〜2回水遣りをしないといけないとか。
水は朝夕にやれ、とは親父の言葉です。夕の水は蒸発が少ない夜間に土に浸透し、朝の水は植物が水を使う昼間の需要を満たしてくれるという話でした。
夜に懐中電灯で水撒きであります。



2003年06月22日(日) 工事費無料

「工事費無料」のうたい文句に釣られて、Bフレッツに申し込んでしまいました。だって、3万円近い工事費が無料になるんですもの。ただ、自宅の近くまで「白い配線」が来ていないので、敷設には意外と時間がかかるかもしれません。

低空飛行からもやっと脱出できたようで(まだわからんけど)、月曜から仕事にもミーティングにも復帰できそうです。数日休めば復帰できてしまう状態だと、「単に疲れがたまっていただけでは?」という疑念が浮かんできがちです。確かに「疲れがたまっている」状態であったことは確かでしょう。けれど、それだけに原因を求めると本質を見誤るのでしょうね。
たまに「ひいらぎはうつもあるのに、仕事もしてて大変だね」と言われるのですが、僕自身としてはこうした「徹底的休業状態」をたまに2〜3日作るようにすることで、大きな穴を開けないようにしているだけなのです。

月曜に出て行けば、たぶん怒られもするでしょうし、客も電話口で怒鳴っていたりするのでしょうが、あまり気にしてもしかたありません。だって、仕事上の諸問題は僕でも解決不可能な状態なんですから。これが、「すごい努力をすれば解決可能な状態なのだが、それは嫌なので渋っている状態」とかだと、ちょっと良心のうずきもあるのですが、「いくらがんばってみたところで解決不能」という状態だと「いくらあんたが怒ったところで、オレにもどうしようもないがな」と開き直っちゃうしかないんです。

神様は必要なときに必要なものを与えてくれる。一見必要の無い無駄なもののように思えても、後になれば真意が理解できるものもある。だから、与えられたものはありがたく受け取っておこう。



2003年06月21日(土) 保育参観

日のあたる作業でした。炎天下で日干しになるかと思いました。
ペットボトルに麦茶を入れて持っていったのが正解でした。もっとも、人目をしのんでそれを飲んでいるのは、なんとなく「酒の隠れ飲み」を思い出させるのでした。
なんにせよ、子供は楽しんでいたようです。

彼女にとってみれば、慣れない集団生活が始まって、まだ3ヶ月とたっていないわけです。上の子の時には、二親そろって育児には慣れていないので、いろいろと不安もあり、育児サークルに入ったりして「社交性を身につけ(させ)る」こととかに熱心だったのです。3年保育だったから、一緒に入園した子供も多く、園児みんなが揃って集団生活に慣れていく過程を見ていました。
ところが、下の子の場合には保育園に入るまでは、家庭というカプセルの中でずっとすごしてきたわけです。2年保育ですから、3年保育の子供達が1年間仲良しを積み重ねた中に、新人として入っていくわけです。そのストレスは厳しいらしく、発汗障害で手の皮がぼろぼろになってしまいました(足も)。
上の子も小学校に入ってなんかストレスがあるらしくて、手の皮がむけています。
そういえば僕も、子供の頃は皮がむけたっけ。遺伝とは恐ろしいものです。

女の子は一人か仲良し二人で遊んでいるのが多いですね。男の子は一人ぼっちか、もしくは群れています。群れにはリーダー格を中心として、なんとなく順列っぽいものがあったりする雰囲気。進化してもサルはサルかな。
約束どおり、午後は倒れていました。


2003年06月20日(金) Difference between a day and a life

このままではイカンなと思うのです。
何が?というと、明日は下の娘の保育参観なんです。
ああ、できる事なら休みたい。なぜかと言うと、プールの組み立てやらどぶさらいやらの作業が待っているからです。そして、何事にも少し遅れ気味で参加する僕は、プールの組み立てなどの華やかな(?)作業には加われず、便所の裏のどぶさらいなどを毎回やっておるわけです。いや、別に日のあたらない作業が嫌だといっているんじゃありません。朝から体が動くか心配なだけです。

上の娘は3年保育で、3回とも保育参観には参加しました(一度は親子で大遅刻でしたが)。下の娘は2年保育なので、今回を逃してしまうとあと1回だけ。上の娘3:下の娘1というんじゃ、可哀想じゃないですか。カミさんは、「午後は倒れていてもいいから、午前中だけ(参観の間だけ)がんばってね」と冷たいことを言います。

はいはい、確かに我々アル中は「期限付き」なら「結構がんばれる」んですな。「一生」といわれるとダメなんだけどね。



2003年06月19日(木) 日常

だいたい僕はひんぱんにトイレに行くタイプなんです。

朝起きて一回。仕事中も午前中に3回、午後3回ぐらい。夕方から夜にかけて3回ぐらい。ところが、同じ会社の中には、「朝来てから夕帰るまで、一回もトイレに行かない」という人もいるのです。僕からしてみれば、「どっか壊れているのじゃないか」と疑ってみたくなりますが、それでも特に体に不調はないようなのです。

で、うつになると全般的に代謝が落ちるようで、まずご飯を食べない(食べたくないし、お腹もすかない)。トイレにも行かない。知らないうちに時間がどんどん過ぎていく・・・。一日に2回トイレに行けば十分だったりします。

そういえばジャンボ宝くじを連番10枚買っておいたのですが、見事に300円だけでした。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


My追加