心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年04月06日(日) 男らしい悩み

女親の場合には、自分の子供が自分の子供であることに、ほぼ絶対の確信を持つ事ができます(病院で取り違えとかなければね)。
ところが、男の場合には「ほんとうにこれが自分の子であるか」という疑念を100パーセント晴らすことは、ほとんど不能なのです。別にわざわざ疑念を差し挟む理由はないのですが、じゃあ「絶対の確信」を持てるかというと、カッコウに托卵されてるんじゃないかという疑念を捨てることはできないです。

精神病院から退院してきて間もないうちに、妻が腹痛を訴えて内科で診てもらったら「旦那さんおめでとうございます」とか言われてしまったわけです。それで、産婦人科にいったわけですが、あの「第0週」って医者の経験と勘で決めているフシがありますね。
だって、「最後の生理はいつでしたか?」と聞かれても、旦那が飲酒・入院中なんて、そんなこと気にしていないから・・・。だいたい生理周期も不規則になってただろうし。
その日付ってのが入院中で外泊とかしてない時期だったから、ひと悶着ありました。
まあ、アル中の嫉妬妄想も混じっていたでしょう。

一人目は出産が冬場で、未熟児だったので温度管理が大変でした。だから、二人目は陽気の良い5月あたりに生まれるようにと家族計画してたんですが・・・。
この時も、腹痛で内科医にいったら「こりゃレントゲンは撮れないね」と言われてびっくりというパターン。4ヶ月も早い妊娠でした。

最近は10万円も払えば、郵送でDNA親子鑑定してもらえる時代であります。
でも、仮に10万円が余分にあったら子供のために使うでしょうね。
だから、基本的には疑っているわけじゃないってば。


2003年04月05日(土) 雪の恩恵

スタッドレスタイヤと言うのは、ふつうのタイヤよりも高価であるし、磨耗が激しいし、それでいてグリップ力は低いときています。そういう意味では低性能なタイヤです。
利点は雪道でスリップしないことだけです。

スリップしないと言うことが、どれだけ重要かは強調しても強調しすぎることはありません。
などという冗談はともかく、そのタイヤをいつ履いて、いつ脱ぐかが大事な選択であります。

だいたいここらへんでは、12月のどこかでスタッドレスにし、3月のお彼岸にノーマルにする、と言う人がふつうです。でも11月に雪が降っちゃうこともあれば、3月末に降ることもあるわけです。でも、スタッドレスを多用すると、減りが早いからもったいないわけ。
だから、履き替えにはギャンブル的要素が混じってくるわけですね。
一番早く履いたのは、10月末に新品のタイヤを買ったときに、ついでにつけてもらった時。
遅かったのは、1月中旬までノーマルだったこともあります(暖冬だった)。
脱ぐほうで早いのはやっぱりお彼岸。遅かったのは、ウツでほったらかしで何と7月までスタッドレスだった時もあります。

で、今回は今週末に履き替えようと思っていたら、雪が降ってしまいました。
高速道路は事故通行止めが3ヶ所と、倒木が1ヶ所。
足止めしてくれた、お天道様に感謝。のんびりしました。


2003年04月04日(金) 失態

6月にやるイベントの会場費5万円というのは、今の長野地区にとっては法外なのではないか、何と言っても地区の年間予算が5万円なのだから・・・、という意見を腹に抱いて実行委員会会場に行きました。
例によって目的のためなら手段は問わないという卑劣な僕でありますから、いままで皆で検討した案をひっくり返すのには、特に躊躇もありませんでした。
昼間のプログラムだけの参加者から500円づつ参加費を集めるなんて・・・、と言う思いもありましたし、夜は夜でお金が必要だし、会場費のほかの経費も要るわけです。

夜の雨なので、帰りも高速を使うことにして、ゆっくりと走りながら、「本当にこれで良かったのだろうか」という後悔に苛まされていました。
今日のこの往復だけで高速代2,900円を使ってしまったわけです。そういえば以前ガソリン代も計算したけど、もう忘れてしまいました。献金箱に入れた千円札。
今日は時間がなかったから外食はしなかったけれど、食べていれば少なくとも5〜600円は使ってしまったでしょう。食費まで費用に含めるなと言われるかもしれませんが、わざわざ出かけなければ我が家のエンゲル係数を押し上げることもないのですよ。

こんなことを委員会のたびに何回か繰り返せば、5万円という金額の何割かは出てしまうわけです。その金額で得るものは「僕の発言権」という極めて信頼の置けないものだけです。
だったら、特別献金でも募って5万円を満たすという案を支持したほうがよかったかもしれない。

何が最善なのか、神ならぬ身には判るはずもないということでしょうか。
常に「少しづつ」しか明らかにされないもどかしさ、などと諦念をつぶやいてごまかすには、あまりにも大きな今夜の失態。


2003年04月03日(木) 低空飛行

うーん。すっかりウツであります。
といっても毎日会社に行っていますけど。ほとんど何にもしていません。
必要最低限のことをしているだけです。今日はそれでも、朝起きるのがつらくて、午前中休んでしまいました。受注作業が終わり、実作業が始まるまでの、比較的空いた日々にちょうどウツの周期がはまってくれました(たぶん)。
こういう時に、ごろごろサボっていなくて何か自分のためになることをすれば、もっと成功できるような気もするのですが、ウツの身にとっては「生産的なことは何もしない」もしくは「ほんとうにやりたいと思うことだけやる」ということが、一番自分のためになることなのでしょう。
家に帰っても、なにかやらなくちゃと思いながらパソコンの前に座り、そのまま何時間もたってしまっていることがあります。
なんだか、「単にサボっているだけ」という気もしますが、うまくサボる習慣をつければそれほどウツも悪化しないのでしょうか。
それにしても「判断ができない」という症状は一番こまります。


2003年04月02日(水) すぱーむ・すぱーむ・すぱーむ

いわゆるSPAM(迷惑メール)の類にはすっかり慣れっこになってしまいました。
昔から使っているHotmailのアカウントはすっかり汚れていて、毎日十数通の性器増大やら高利金融やら男女交際うんぬんのメールがやってきます。まあ、これはアイスランド人として登録してあるせいか、英語が多いです。
もちろん日本語で書かれた様々なメールもやってきます。

ところが、日本人として登録してあって、誰にも教えていないはずのアカウントにも時折そういうメールが混じってきます。たぶんMicorsoftがアドレスを売っているのでしょう。
迷惑メールはPOPメールアカウントのほうも同様であります。

ただ法律ができたせいでしょうか、迷惑度はかなり下がっています。
タイトルに「未承諾広告※」とつけて、送信者のメールアドレス・氏名名称・住所・以後の送信を停止するための通知方法が書かれていれば、違法広告メールも立派に「合法」になってしまうというわけです。それでもこのルールができたおかげで、フィルタリングできるようになってだいぶ助かっています。中には「末承諾広告*」とか小細工をしてくる業者もいますが、送信停止だけはたいていきちんと対応してくれます。

掲示板にメールアドレスを書き込んでいる以上、広告メールが舞い込むことは諦めているのですが、先日ある「業者」から一日に複数通のメールが届きました。
おそらくメールアドレスの自動収集ソフトと、メール自動送信ソフトを使っているのでしょう。
ルールに従っていない旨の指摘と、送信の停止を依頼したところ、翌日「迷惑は承知、重複も許して欲しい」と書き加えられて、同じ内容のメールがきたので呆れてしまいました。
「割り切った男女交際」のメールよりも、よっぽどげんなりさせられるメールでありました。


2003年04月01日(火) スマートマンとワイズマン

詳しく書くわけにはいかないのですが、気の滅入ることが多いこのごろです。
雑務をこなそうとメモ帳(もちろんパソコンの)を開いたら、過去のメモが目に入りました。

Don't worry. if everything worked right you'd be out of a job.
気にしなさんな。すべてがうまくいったりしたら、あなたの仕事が
なくなるじゃありませんか。 by fortune cookie

ネットニュースの誰かの記事のシグネチャ(署名)にくっつけてあった文章でした。
トラブルに対処していくことが、生きていくということなのでしょうか。
その下に、こんなメモも残してありました。
スマートであること、頭の良い、抜け目のないことは、そうでないより確かに結構なことです。

しかし、ユダヤの言い伝えにこんな話があります。
「スマート・マン(利口な人)とワイズ・マン(賢明な人)とは違う。
スマート・マンは状況から抜け出すのが上手な人だが、ワイズ・マンは状況に入るのが上手な人だ」
たぶんどっかの新聞のオンライン社説からの抜書きでしょう。
AAのプログラムは多面的で、状況に対する無力を認めて、コントロールしようとする無駄な努力を放棄しなさいと言っている一方で、棚上げは一時的な解決でしかなくて、その問題に取り組む「やる気」を取り出せるのは、あなた自身しかいないと言います。
スマートに「困難な状況」から身をかわしながら生きていくことは、一見楽そうに見えるし他の人がそうやっていれば羨ましくも見えます。でもいつかは行き詰まってしまうでしょう。

奥深い自分に正直であろうとすれば、困難な状況からうまく抜け出すことを考えるよりも、
どう関与していくか考えるほうが良いのでしょう。
利口であるよりは、賢明になりたいです。たとえそれが、周囲から愚かしく思われようとも。


2003年03月31日(月) 年度末のエアポケットにて

Apacheのログを解析するフリーウェアを貰ったので、3月のログをみてみました。
やっぱり面白いのは検索キーワードですね。
「アルコール依存症」39件は納得ですが、「信濃病院」17件がなぜか2位につけています。
以下、「砂の上の足跡」14件・「心の家路」14件・「村井病院」11件・「不思議な力」11件。「家路」9件・「朝日新聞+日曜版」9件・「ハイヤーパワー」6件・「朝日新聞日曜版」6件。「長野グループ」6件・「微罪処分」6件・「ナラノン」6件・「佐久総合病院」5件・「少年サンデー」5件と続きます、全部で350件ぐらいが検索エンジンからお越しです。

1件のところには依存やACや霊性についてのキーワードが延々とならんでいますが、なかには「ぜんぜん違うサイトでごめんなさい」というのもありまして、「1991年の小説」ってのはいったいどのページがひっかかったやら。「失業保険++アルバイト」は、お役にたてなくてすみません。「調布+アパート+事件」なんでしょうか。「kavan+anna」自己紹介のページですね。「うつ病++掲示板++名古屋」ちょっとハズしててごめんなさい。

「ゼロサムゲームとは」マージャンの話題ですか?
「フリーランス プログラマ+収入」やめときましょう、体を壊すだけですよ。
「会社++辞める++東京+脱出」・「教習所+運転+免許+会社」なんか切実だなぁ。
「服を着たままお風呂」は特殊な性癖の人でしょうか。
暴力・家庭崩壊・失職・退学・疲れた・出社拒否などという言葉で、てんこ盛りです。
お役に立てなくて本当に申し訳ないです。
この世の中は、ひとに相談できない悩みを抱えたひとで満ちているのかもしれません。

今日もミーティングに行ってきます。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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