心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年03月15日(土) 朝食兼昼食は「オトウサンノデバン」。

「オトウサンノデバン」には2パターンあって、ひとつは卵を割るだけでできるチャーハンとかピーマンきるだけの炒め物とかというパターンがひとつ。もうひとつは、冷蔵庫の中身が総出動するだけの簡単パターンです。今日は後者でした。お湯沸かしてお茶を入れ、お味噌汁の残り物に味噌を足して増量し、焼いたほっけをレンジであっためなおし、サラダとご飯をテーブルにならべればなんとなく「食卓」という雰囲気になるから不思議です。
ただ、子供にせかされるとそれもするんだけど、自分ひとりで出勤なんて時は、それも面倒くさくて朝食抜きでコンビニでお握りを買っていったりするのですが、忙しくて、結局夕方までおにぎりが残っていたりします。朝食抜きは体に悪い。

さて、今週はミーティングに出てないことに気づいたので、隣のグループへ行くことにしました。
さすがに夕食まで自分で用意する気にもなれず、妻が帰ってカレーを作ってくれるのを待っていました。遅くなったおかげで高速道路を使う羽目に。外食するための750円は不許可だけど、高速道路代750円はなぜか許可されるのでした。不思議であります。

ちなみに、ホームグループのほかに、週に3回直近の会場へ行って、週4回を維持しようとすると、仕事が終わってからだと高速を使うことになるので、高速料金+ガソリン代+会場あたり500円の献金をするとだいたい週に1万円。一ヶ月で4万円の出費となります。
これに病院メッセージ(病院はたいていイナカにある)、委員会などが加わるというわけです。こんなことが何年も続けられるわけもなく、金銭面の制約から週に1〜2回のミーティングと、あとメッセージと委員会活動というところに落ち着いています。献金強化しないと。
それも、仕事に火がつくと吹っ飛んでしまうのが現実です。今自分がAAに使っているお金が、多すぎるのか少なすぎるのか、それはさっぱりわかりません。書籍とか電話代とか、計算するのが嫌になるような費用もあるし・・・。恵まれているとは思います。

仕事を理由にAAから遠ざかってしまう仲間を責めることは決してできません。たまにやってきてくれたときは、やはり笑顔で迎えたいものです。飲まないで世間を泳いでいる姿や、仕事の愚痴でさえも、やはりメッセージになりうるし、ひきつける魅力になりえるのじゃないですか? 数と多様性が生物の力の源です。


2003年03月14日(金) 魔力

リストラクチャリングなんてものじゃなくて、単なる人員整理で二人が会社を去っていきました。
個人的には親しかったわけなので、動揺もしているし、とても残念に思っています。でも悲しいまでに実力本位なこの業界です。ただそのモノサシが何本もあるという不思議なところですけど。それに、求人の多い彼らの年代なら、このいつつぶれるか分からない零細企業よりも安定したところが見つかるでしょう。

それにしても、いつからか自分が三流技術者であることを自覚してしまって、横綱相撲を目指すのではなくて、いろいろと小ざかしい余技を身に付けることで生き残りを計っている自分が、なんか切なくなってきます。 ただ、労働が苦痛と金銭の等価交換に過ぎないとするならば、うつ病患者である自分はこの経済社会のなかに自分のいる場所を見つけることができないでしょう。

さて、そんなわけで、今週は心も体もすさみきった状態で週末を迎えたわけであります。
ともかく部屋の惨状をなんとかせねばなりません。 整理整頓棚卸しをして、風通しをよくしないといけないのは心の中だけではないのです。 が、どっちの整理もなかなかできないのが実情です。それにしてもセックスの問題と言うのは、取り扱いが難しいですね。まあ、容易に個人が特定できるような情報を流してしまった僕も反省していますが、それは伝統3の問題であるとか、アノニミティをなんだと思っているんだとか、AAはセックスの問題については意見を持たないんだとか・・・。

あのね、AAも社会の一員であって社会的責任から自由であるわけじゃないのよ。
外部から見ればAAはひとつであって、私たちには○○というローカルルールがあってなんて言い訳が通用するわけがないではないですか。全体の福利と言うものをもう少し考えてくださいな。「私たちはお酒を止めるための男女の集まりです」なんて広報活動をしている一端で、別の人間が精神病院からつながりたてのおねーちゃんを、長い仲間がたぶらかして一発やっちゃった(下品)とか言っていて「ひきつける魅力」が発揮できるわけがないじゃないのさ。(ひさしぶりにひいらぎ大暴走)。

ともかく、自分の整理整頓棚卸しと休養。


2003年03月13日(木) ラーメン屋

何年か前、ラーメン屋を営んでいるメンバーから、別の店のラーメンを薦められたことがありました。

「あそこのラーメンは一度食べてみるべきです。何の変哲も無いラーメンですが、忘れられませんよ」

ところが、広い道路沿いに面したその店には駐車場もなく、しかも隣の赤ちょうちんはいつも開いているのに、そのラーメン屋は閉まっていることが多く、なかなか寄ることができないままに、ずっと時間がたってしまいました。
医者に行くために仕事を夕方に切り上げ、その店の前を通ると、珍しく開店しているではありませんか。 さっそく帰りに近くの堤防道路に車を駐め、訪れてみました。
入ってみると、ラーメン屋ではなく食堂でした。老夫婦が二人でやっているという話でしたが若い店員さんもひとりいました。どこにでもある町の食堂です。チャーシューメン650円を頼んでみました。 大鍋でスープを作っている以外、とりたて気合が入っている要素はありません。 チャーシューもかじってみたら、中身が冷たいし。縮れ細麺は製麺屋から仕入れているのかな? スープは東京風、でも脂っこい。
確かに特別なところの無いラーメンでしたが、忘れられない印象でした。
チャンスがあればまた食べに行くでしょう。 夜の営業は老夫婦にはきついのか、あまりやらないそうです。 日曜日も混み過ぎてやらないのだとか。

仲間からのプレゼントを、やっと受け取ることができたって感じです。


2003年03月12日(水) 消耗

さすがに先週は3日県外に日帰り出張し、今回も楽だったとは言え2泊3日を使ってしまいました。
自宅に帰ると、いろんなことが溜まっていました。
いや、たまっていたのではなくて、滞っていたことがそのままになっていただけです。
こつこつやって片付けるしかないのですが、それも面倒で、かといって愚痴をこぼす相手もなくぼんやりしていたのですが、メールを携帯に貰ったので、折り返し電話をしてブツブツ文句をたれてしまいました。 男だって、理屈だけじゃなくて、単に話を聞いてもらいたいだけのことがあるのです。
欲しいものは与えてくれないけれど、必要なものは与えてもらえる。
例えばAAメンバーがそうであり、ハイヤーパワーがそうであり、家族とかもそうかもしれません。親にも、僕が欲しい量とか質の愛情は注いでもらえなかったけれど、とりあえず大人になるまで育ててはもらったという解釈に落ち着いています。大人になった後は、自分の責任ね。
でも、欲しいものは欲しい。欲しいものを否定したら、生きていく活力がなくなってしまいます。
でも、欲しいものがなくなってしまったときは、たぶん消耗しているのでしょう。
今夜は早く寝るということで。


2003年03月11日(火) ほんとは生ものを買って帰りたかったんですけど

結局セブンイレブンではウーロン茶は発見できませんでした。日本製のダイエット茶しかなかったのです。
前夜の夜店で1Kg100元という「出がらしを乾かしたんじゃねーのか」というお茶を仕入れておきましたが、凍頂茶ではない(かもしれない)ところがひっかかります。
結局、空港で両替するときに2000元ほど残しておいて、免税店で買いました。(いったい何の税が免税なんでしょ)。
ちなみに台湾元を日本に持って帰っても、両替できる場所はありません。
今回はもう一回訪れることが判っているので、元が残っても構わないのですが、使えない金が手元にあるのもなんですから・・・。
ティーバッグのヤツは、ホワイトデー対策として(ああ色気が無い)。カンのやつ(茶葉のままのやつ)は、本当に花粉症に効くのか実験台になってくださる方にプレゼントしたいと思います。そんな人いるのかなぁ。


2003年03月10日(月) まさか営業をする羽目になるとはねぇ

一時間の時差は、夜更かし組には大変助かる援助です。
一日しゃべりっぱなしだったせいで、喉が痛いです。
日本と同じように不景気なんですが、こちらのほうが活気に満ちているのはなぜなのでしょうか。全般的に見れば、こちらのほうが貧しくて、生きていくのに精一杯という人たちもおおいのでしょうが、なんだかみんな精一杯生きているという感じです。
豊かではあるんだけれど、みんながなんとなく生きているような気がする日本にくらべると、不思議な活気に満ちているのです。

そうは言っても、食うに困るようでも、困るんですよね。
6月後半は富山で、7月には一週間台湾に来ることにきまりました。
仕事がもらえて、ありがたいことでございます。
現金で払ってくれるところは、特にうれしいです。


2003年03月09日(日) びよんど・ざ・ぼーだー

戦争が近づいているせいでしょうか、セキュリティチェックが厳しくなっていました。
用心して、財布も鍵も携帯もPDAもトレイに出したのですが、鳴ってしまいました。ベルトも外したんですが再度鳴りまして、挙句に女性職員にキ○○マまで触られる始末です。

中正国際空港の温度は13度。
飛行機に乗るたびに、養鶏場のトリのような気持ちになるのですが、今回はぐっすり眠ってしまいました。慣れたとて10時間以上かかるアメリカ本土や欧州には行きたいとも思いません。ビジネスクラスに乗ることも一生ないでしょうし。
卒業旅行の大学生たちで、たいへん混み合っていました。
イミグレーションカードを書き忘れたせいで、長い入国審査の列に並びなおす羽目になりました。その間に次の便が到着してしまい、欧州の言葉を話す背の高い人たちに囲まれました。日本人には高飛車な審査官も、心なしか欧州人にはていねいだったりして。
自分でホテルまで来いという無理な注文なので、タクシーをアレンジしようと旅行会社のカウンターに向かっていたら、途中で白タクの客引きにつかまってしまいました。正規のタクシーならカローラクラスで800元。でもなぜか空港税がかかって1200元。ベンツSLの白タクは1300元で、ちゃんと領収書ももらえました。

「境界のないメッセージ」がWSMのテーマですが、台湾・香港・中国の間には、厳然とした境界があって、AAもなかなかうまく連携できないようです。でも、ビッグブックの翻訳とかを協働しようという動きはあるようです。
ちなみにGodは、中文では天帝もしくは大帝と訳すのだとか。でも、Creater=創造主とかなっている場所はどうするんだろう?


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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