ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2002年12月10日(火) 時間 SF小説の話をしてしまったので、ついついそんな話を。
R.A.ハインラインの小説に 『愛に時間を』 というのがありました。内容はどうでもいいような話でしたが、タイトルだけは今でもよく覚えています。僕にとっては、愛情=時間です。心の中にどんな感情を抱えていても、それを行動に移さなければ意味がありません。憎んでいても、礼儀正しく接すれるのなら、それはそれで良いのでしょう。愛を持っていても、それを現実の行動にできなければ、ひとりよがり。行動のない信仰は、死んだ信仰。
ところが、行動するためには時間が必要で、しかも人間の時間は限られているときています。寿命もあるし、誰にとっても一日は24時間しかない。その24時間を酒に費やしてきた自分は、大変ゆがんだ自己愛(エゴイズム)の強い人間なのでしょう。
さて、愛情に限りがあるかどうかはともかく、時間は有限です。
気持ちだけがあっても、時間を割いていなければ、やっぱり愛を実践していることにはならないのかもしれません。
労働も愛なのかもしれませんね。 もし労働が苦痛との等価交換ならば、働くに値する仕事はこの世にはありません。「大切なのはバランスだよ、バランス」 と、昔スポンサーが教えてくれました。
家庭・仕事・AA・自分のため、限りのある時間と心のエネルギーをどう分配していくか。
あのときのあなたのソブラエティと、同じ長さのソブラエティを僕もいただきました。そして、同じようにバランスの大切さと難しさを感じています。
同じ道を歩ませてくれて、ありがとう。
2002年12月09日(月) 男の頭 どうして女の人というのは、男の脳と女の脳が違うということを理解してくれないのでしょうか。
新聞を読みながら食事をしていて、妻と娘の話にうなずいていたら、「どうしてあなたは、<うん・うん・わかった>しか言わないの!」と怒られてしまいました。でもね、新聞を読むという作業に割り込んできたのは、あなたたちなんだよ。男の脳は、一度にひとつの言語的作業しかできないんだ。話を真面目に聞かせるためには、まず新聞を読むのを止めさせないといけない。
ところが女の脳は違うときている。 彼女たちときたら、テレビを見ながら平気で話をしている。そのくせ、ドラマの筋はちゃんと失っていないんだから大したものだ。ところが、こちとら、ニュース解説者のコメントが納得できるか考えているところに話し掛けられると、どっちの話の理屈も筋もすっかり忘れてしまうんだ。そんなわけですんで、「話があるときは、きちんと声をかけて、注意をそちらに向けさせてから」ということでひとつよろしく、とお願いしてあるのですが・・・。
どうやら、そこまであらたまってする話ってのも、そうそうないみたいなのです。別に、どうでもいい話に時間を割いたってかまわないんですけどね。新聞やテレビのニュースだって、同じ次元の「どうでもいい」話なんだから。
2002年12月08日(日) なにもかも疲れたぞー 会社の仕事も持ち帰ってしまったし、AAの委員会の議事録も細かいことを忘れないうちに書いておかないといけない、それに翻訳のチェックも一日3ページという自分に課したノルマが最近こなせていません。すぐにやる必要はないけれど、評議会の報告書も7年分手に入ったから、少しずつ目を通したいし、そろそろ年賀状の準備もしないといけません。
しかし、体も心もお疲れなので、もう投げ出して寝ることにします。 その前に日記でも書いておこうかな、と思った次第です。あんまり真面目にやるとうつ病になっちゃう(もうなってる)。
病院には二十数人が入院されていました。 司会をやっているとどうしても「先生役」になってしまいがちなんですが、その要素を完全に排除できるほど成長できていない自分を感じます。
夕方から雪になり、明日も降りそうなので、深夜なのにスタッドレスタイヤへの交換をしました。 交換自体は苦にならないのですが、タイヤの格納場所がはるか頭上なので重いタイヤを持ち上げるのに疲労困憊した次第です。
http://8204.teacup.com/m_matusima/bbs の管理人さんが、あちこちの掲示板に同じ文章を投稿したことが問題視されているようです。しかし、それ自体にはネチケットに反する部分はないように思います。 逆にいえば、それを指摘する投稿が匿名でされていることはその文章の価値を下げている点で残念です。
掲示板は誰のものか、という点が無視されているのもちょっと残念なところ。netnews でもそんな話は繰り返し出た話題ですが、コンセンサスとしては「個々の投稿の著作権は投稿者に帰属するものの、全体はそこに参加している人々の共有財産」。人の記事をキャンセルする権限は、参加者から付託されるべきものであって、掲示板の設置と同時に自動的に発生する権利ではありません。
また、俺の掲示板なんだから、俺の好きなことを書く、という理屈なら、この日記みたいなものを書いたほうがよろしいのじゃないかと思う次第です。
まあ、http://sky.iruka.ne.jp/cgi-bin/a1/iruka.cgi?bluecat での話のように、「宣伝よりはひきつける魅力」でなければならないのでしょうね。もちろん、その魅力は「理想」であって、それに向かって歩く道が回復なんでしょうけど。
2002年12月07日(土) 地区委員会 今日は、地区委員会でした。 年の最終ということで、役員の改選も行われました。
1年間、仲間のしもべを務めてくださったみなさん、ご苦労様でした。新しい役員の顔ぶれを前もって予想できた人は、多分ひとりもいないんじゃないですか? やっぱり、ひとりの考えで選ぶのではなく、皆で選ぶところが良いのでしょうね。残念なことに、すべてのAAメンバーが、AAのサービス活動に参加できるわけではありません。そもそも参加する・しないは自由選択権が与えられているわけなんでが(本当はそうじゃないよ)、したくてもできない、という人も多くいます。
仕事の都合で委員会などに出席できず、また実務に割く時間のない人もいます。サービスに参加できるというのは、ある意味大変に幸運なことなのです。それにしてもGさん、来年も引っ張り出されるとは思ってもみなかったことでしょう。
さて、明日は病院メッセージの日です。雪になる可能性があるので心配していたのですが、どうやら大丈夫そうです。僕にとってはスポンサーと会うチャンスのある、滅多にない機会です。もうあなたに電話をすることもなくなり、そのかわり僕のプログラムは、他の仲間と電話したり文字でやり取りをしたりということに変わってきてしまいました。でも頂いた力に感謝を忘れることは、この先もないでしょう。
ただ、それを言葉ではなく、行動で示すとなると、なかなかあなたの前に顔を出しているチャンスが訪れないのは残念なことです。でも、そのうちにいつかきっと、猫やその他の動物であふれたお宅へ、家族みなで伺うという約束は忘れていません。
2002年12月06日(金) 具体的行動 12のステップには「表を作る」という作業が2回あります。
ひとつはステップ4で、自分自身の「棚卸し表」を作ることがあります。棚卸し表がAAの中で重要視されているのは、それが「具体的な行動」を伴う最初のステップだからでしょう。 (ステップ3も具体的行動という話もありますが、あれは「決心をする」という心の中の話なので、とりあえず置いといて)。 「仲間と一緒に」ではなく、必然的にひとりでする作業の始めとして、通過儀礼的な役割も持っているのでしょう(良い意味で)。「もうひとつ、表を作る作業があるんだよ」と気づかせてくれたのは、ステップ5を聞いてくれた人でした。 「ステップ9の埋め合わせは、<機会あるたびに>だから、する人もいるし、しない人もいる。 でも、ステップ8で表を作る作業だけは、必ずいつかするんだよ」 と提案をいただきました。
実は埋め合わせは、退院したらすぐにでも始めたい作業でありました。飲んで迷惑をかけた人々に、謝って回りたい、許しを請いたいと。しかし、そんな思いとは裏腹に、仲間の提案は 「今のそんな行動には何の意味もない。 ともかく、飲まない日々を積み上げることが、今のあなたの埋め合わせだ」と諭されて、性急さの無意味を知ったのでした。また、自分の 「心からの言葉」 の軽さの事実を知らされた日々でもありました。
いつしかそうした焦りも失い、表面上は静かな日々の中で、自分が過去に関わった人々との関係を再度整理してみる勇気も失ってしまいました。しかし、仲間に追い越されながら、やっとの思いで掴み取った6・7のステップが、「これで良いはずがない」 と僕に伝えてくれます。表を作ります。その先のことは考えずに、ともかく表を作ります。
でもまあ、僕のことですからね。また、ずるする延ばして3年ぐらいかかるかもしれませんが(早くも言い訳)。
2002年12月05日(木) 駅そば 経費削減だと叫んでいるし、仕事も忙しいから・・・と思って油断していたら、横浜の展示会に行って来いと言われました。 業務命令なら仕方ありません。狭い業界ですから、うちの会社の社長の具合が悪いという話は、燎原の火のように広がっておりました。
「危機ではなく、幻想の終わりに過ぎない」
まったくそのとおりで、日々の安全や安定など、自分自身が作り上げた神話に過ぎないわけで、それに安易に安住するから、いざというときに心が対応できなかったのです。帰りの横浜線の中で、仲間が貸してくれた本を読みました。八王子の駅で、立ち食いそばを食べました。何年ぶりに食べたのか、思い出すこともできません。どんぶりの底が見えない濃いつゆを見た瞬間、過ぎ去った年月に思いをはせたりしました。
2002年12月04日(水) 前進はトラブルから生まれる 関東はAAメンバーの数も多く、献金の額も多いので、いろんな意味で活発だという話を常々しているのですが、じゃあ関東がもっとも日本のAAで先進的かというと、そうとは限らないのです。たとえば、セントラルオフィスには有給の職員もいて、電話を受けたりしてくれているわけなんですが、関東甲信越の場合、委員会やら集会やらの議事録の発送を依頼されていたり、ラウンドアップなどの催し物の受付業務をしてもらったいしています。その上、アルコール相談の電話まで受けてもらっているので、当然大変忙しいわけです。しかし、これがオフィスの正しいあり方なのでしょうか? という議論はなかなか深まってこないのですね。
ところが、献金の額が足りなくて、オフィスの運営に苦労しているところだと、本来のオフィスの目的は「12ステップコールのリレー役」なんだから、ともかくそれをやろうという意識が生まれてきます。
「12ステップコール」は、アルコールに苦しんでいる人や、その家族、医療福祉スタッフがAAに連絡を取りたいときに、まずオフィスに電話をかけるわけです(それしか公開してないから)。オフィスはそれに直接相談に乗るんじゃなくて、それを地元のグループに転送する。グループのメンバーはリレーのアンカーとして、相談してきた人と連絡を取り、AAの説明をし一緒にミーティングに行ったり、仮のスポンサーになったりする。各グループが12ステップコールの受け手をオフィスに登録する。そういう仕組みが動き出しているのは、実はグループもメンバーも少ない地域だったりするのです。
差し出すのはお金じゃなくて、時間と手間でもいいわけですな。
もくじ|過去へ|未来へ![]()
![]()