心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年07月24日(土) 「心の病気の方への質問100」に答える(その5)

81.気持ちがとても穏やかになれるのはどんな時ですか?

 衝動が満たされたとき。

82.逆に激しく動揺するような時はどんな時ですか?

 不安を解消できないとき。

83.占いを信じますか?

 縁起は担がないが、げんはかつぐほうです。
 ソリテアは好きですよ。

84.宗教を信仰していますか?

 一応仏教徒になっていますが、お寺より教会に出入りすることのほうが多いです。

85.独身の方、結婚しようと思う人がいたら、相手の家族には病気のことを正直に話せますか?既婚者の方、相手の家族は何と言ってますか?

 だまして結婚したようなものですが、あまり文句は言われませんね。

86.↑病気を理由に交際や結婚を反対されたことがありますか?

 はい。医者、両親、相手の親、AAのメンバーなどなど。

87.病院へ通院するのが苦痛に感じることはありますか?

 「薬が郵送でくればいいのになー」と思うことはあります。

88.催眠療法を受けたことがありますか?

 ありません。

89.薬の副作用や、心の病気が原因で、他の病気も併発していますか?

 過敏性大腸炎はたぶんそうでしょう。筋緊張性頭痛もそうかもしれません。

90.病院はいくつ通院していますか?

 2つ。

91.もしもこれさえ飲めば、またはこれさえやれば必ず病気が治るというものがあったら、どんなに高額でもやってみたいですか?

 「必ず」治るんだったら、破産しない程度で。
 だれかうつ病に電気ショック療法をしてくれる医者は知りませんか?

92.病気が治ったら何かやりたいことがありますか?

 正直言って想像がつきません。

93.もしもずっと治らないとしたら、どう生きて行こうと考えますか?

 いままでどおりに、なんとかなるでしょう。

94.同じ心の病気の人と恋愛関係にあったことがありますか?または現在そうですか?

 妻もうつ病ですが、結婚と恋愛関係は違うよね。

95.↑心の病気同士だと、一緒にいると分かり合える?それとも逆にお互い辛くなりますか?

 相手は健康な人が望ましい。

96.今のあなたは幸せですか?

 そう。自分で選んだぶんだけ。

97.病気になって良かったなんてことはありますか?

 病気にならなかったら行かなかった土地へたくさん行けた。

98.心の病気の人に叱咤激励は禁句とされていますが、実際言われて傷付いたりした言葉はありますか?

 「甘えてる」って言われるのはやですね。
 もちろん自分が甘えていることは重々承知なんですが、そういうお前も「甘え」は持ってんだろうがと思っちゃうから。

99.未来の自分を想像出来ますか?どんな風になってるといいなと思いますか?

 きっといつかは死ぬでしょう。酒を飲まずに死ねたらいいなと思います。

100. 最後に自分自身に向かって一言どうぞ!

 壊れていないものは修理するな!


2004年07月23日(金) 率直に行こう

率直に社長に「この案件は継続しても、売り上げが立つまでかなり困難な時期を経ないといけないと思います。その間の経費を自分で捻出する自信がありません。である以上、部品の出荷をやめて財産保全したほうが、債権者との話し合いがスムーズに行くのではないでしょうか?」と言ってみました。
すると社長は、会社を閉じた後のことまで社員に指示は出せないよ、自由にしてくれと言いました。実際に経理を担当する奥さんは、何ヶ月か先の売り上げで買掛金債務の支払いをするよりは、今月中に新品(同然)の部品を返送して、買掛金そのものを減らすことに魅力を感じたようです。

台湾に行ったままの社員ともやっと連絡が取れ、日曜日の便で帰ってきて、月曜日に最終的に方針決定することにしました。彼が一人でもこの仕事を続けてやりたいと言うチャンスを残してあげるためです。

自分が残権処理に携わらないと決めたとたんに、なんだか気持ちが楽になりました。

社長が倒れて以降2年余り、僕は管理者として、部下の出荷するソフトの品質と納期に責任を持つという立場に置かれてきました。それぐらいなら良かったものの、買ったものの支払いがいつ必要で、売り上げがいつ立つかとか、お客さんの支払条件が手形か現金かとか、追加の作業の費用はどうやったら請求できるかとか、そんなことを考えるのが仕事でした。相談事やトラブルはとりあえずすべて僕のことろへやってくるのです。
それはまったく僕には、慣れない、似つかわしくない仕事でした。もちろん、結果もうまく出ませんでした。自分ひとりのことさえマネジメントできない人間が、人のことや金のことまで考えるのは、能力オーバーだったのです。

人手が足りなくて自分も現場に駆り出され、朝から夜遅くまで働いているほうが、会社から離れていられる分よっぽど気楽でした。しかし、出張を終えて帰ってくると、他の仕事が難問山積で迎えてくれるのでした。

ともかくそれも来週で終わりです。特に来週後半には怒気を含んだ電話が一杯かかってくるに違いありません。

ちょっと遠かったけど、AAミーティングに参加。悩み事はご飯を食べてからすることにします。


2004年07月22日(木) ゼロデイ来る

朝一番から病院へ。
いきなり包帯を取られて、傷口を石鹸でじゃぶじゃぶ洗われました。
「縫った後の傷口からはばい菌は入りません。普通に生活してください」
そう言われても糸が見えているのは嫌なので、バンドエイドを張ってもらいました。
診察料金720円、自己負担220円。

午前中に社長が社内にいる全員を招集しました。
今月一杯で会社をたたむそうであります。
今月20日締めの給料は25日に、30日までの給料は30日に支払われるとのこと。
借金のある会社なので清算はできないので、自己破産ということになるのでしょう。手形を使う会社ではないので「支払不能」ではなくて、「債務超過」という理由になります。ここのところ見知らぬ人が応接に出入りしていたのは、そうした資料を作るためだったのかも。

普通の解雇だったら、給料一か月分の予告手当てが出るところですが、そんなものが払えるのなら破産はしないでしょう。買掛金も8月末支払いのものも7月末に支払うと言っていましたが、同時に「銀行の話では全額は無理だろう」とも言っていました。

社長の希望では、現在社員が抱えている仕事は納品までこぎつけてもらい、口座に振り込まれた金から、社長夫妻が会社の仕入れ費用だけを取って、残りは銀行が管理するので、解雇後の社員に分配して欲しいと言います。しかし、簡単な仕事ならともかく、自分にお鉢が回ってきている仕事は、そう簡単に終わりそうにもありません。
ずるずる仕事をしていたら、下手をすると失業保険すら棒に振りかねません。

未払いの買掛金が生じる以上、会社に債権者がやってくることは避けられません。そんなところですでに解雇された従業員が働いていることを想像することすら難しいです。
一日考えあぐねてみたものの、結論は「申し訳ないが、金の切れ目が縁の切れ目」。予告手当て分の債権は放棄する代わりに、仕事からは手を引かせてもらうことに決めました。ほかの独身の社員がどうするのかは知りませんが、僕には養わねばならぬ家族があります。
大恩ある社長にこのような冷たい態度を取らねばならないのは切ないですが、仕方ありません。

会社がつぶれるときに甘いことは言っていられないのは良くわかっているつもりです。でも・・・。


2004年07月21日(水) 痛い

夕方会社に戻って、社用車のステーションワゴンを降り、荷物を車から出そうと荷室から台車をまず下におろそうとしました。ところが台車を持った場所が悪かったらしく、傾けると同時に開こうとする台車の金具によって、僕の左手の小指は押しつぶされてしまいました。

必死で小指の根元を右手で握って止血すると、しばらくして血が止まりました。でもちょっとバンドエイドを張っとけば大丈夫と言える状態ではなかったので、会社の人に市内で一番大きい私立病院へ連れて行ってもらいました。この病院は救急指定病院なので、24時間365日受け付けてくれます(ただし、小児科医はいません)。

赤い看板の救急入り口から入り、トリアージステーションに行くと、すぐに処置室へ連れて行ってくれました。きっと止血に使った右手が血だらけだったせいでしょう。
対応してくれた医師は「僕は手科外科にいたことがあってね、手の処置は詳しいんだよ」と頼もしいことを言ってくれましたが、実際に処置するのは若手の医師で、しかも見学している医師が二人覗きこんでいました。
「神経も、筋肉も断裂していないようだね。でも傷口は縫う必要がある。部分麻酔でこれからすぐ始めよう」

「親指以外の指の時には、指の根元のここに麻酔を打つんだ」とサインペンでマークしてくれました。若い医師は忠実に麻酔を打ちます。「神経がこう通っているから、ここが一番痛くない。とは言っても痛いがね」。(うう痛い)。
そして、ゴムの物体を取り出すと、僕の小指にかぶせました。「こいつは通称逆コンドームといって、止血に便利なんだ」「質問です。○○法でやらないんですか?」「それだと止血効果しかないが、これだと止血と駆血が同時にできて便利だ。止血だけだと、小指に余った血が処置のときに出るが、駆血すれば血が出ない。ほらコンドームと同じ臭いがするでしょう」(するする)。
若くて美人の看護婦さんが「大丈夫ですか? 痛かったら言ってくださいね」と声をかけてくれましたが「麻酔だから痛くないですよね」と自己ツッコミを入れて視界から去りました。

「じゃあ、つぶれている部分は取り除くんだ」「さて縫おう、垂直に入れて、垂直に出すんだ。だめだ、やり直し」「この場合は、切れている皮膚のほうから針を入れる。なぜだかわかるかな?」(わかりませーん)。
こんな風にして、処置室の中はなごやかな実習ムードに包まれていました。救急外科なんてのはきっともっとすごい怪我を日常的に相手にしているのでしょう。僕にとっては一大事でも、医者にとってはただの怪我であり、腕を磨くチャンスであったのでしょう。

処置が終わると、看護婦さんが流しで傷口を石鹸で洗ってくれました。しみてるのでしょうが、麻酔が効いているので平気でした。トリアージステーションの前では、ずいぶん待たされていると文句を言っている人がいました。

本当だったら治療費はいったん自費で支払って労災の申請をするのがスジなんでしょうが、お金が帰ってくるのは何ヶ月も先なので、健康保険を使わせてもらうことにしました。自分の車のドアに指を挟んだことになっています。

左手の小指はコンピューターのキーボードを打つときに大切な指です。ShiftキーとCtrlキーを担当していますから。しばらくは左手の薬指が、この二つのキーとTabと1qaz(最左列)をまかなうことになりました。


2004年07月20日(火) 「心の病気の方への質問100」に答える(その4)

61.最初に診断された時、どう思いましたか?

 最初に「うつ病」と言われたときは酒を飲む量を正直に申告しなかったので誤診だと思ったです。「依存症」だと言われたときは、ああやっぱりうつ病じゃなかったんだと。そしてもう一度「うつ病」と言われたときは、「おいおい両方かよ勘弁してくれよ」。

62.最初に診断された時と、今の病名は同じですか?

 基本的には変っていないでしょう。

63.病気になる前は、どんな性格でしたか?

 子供でした。

64.↑病気になってから性格が変わったと思いますか?どんな点?

 大人になれませんでした。

65.心の病気は偏見の目で見られることも多いですが、もっと社会に理解されるようにするべきだと思いますか?

 基本的にはイエス。
 社会活動家の人たちは尊敬しますが、自分がそういう活動をしたいとは思いません。自分と同病の人間の相手だけで精一杯。

66.実際そうではないのに、落ち込んだ時に「鬱病みたい」などと言う人が結構いますが、何か感じますか?

 事実だし。

67.既婚者でお子さんのいる方へ・・・育児は自分ではどの程度できていると思いますか?

 ままごと程度。

68.↑お子さんに対して、自分自身の病気について説明しましたか?

 別に説明はしていません。

69.↑どんな風に?理解してくれましたか?

 両親はどちらか一方が寝込んでも不思議でない存在。
 父親は「エーエー」という不思議な集まりに行くらしい。

70.あなたが運営しているサイトは心の病気についてのコンテンツがありますか?

 それが基本テーマです。

71.↑心の病気のサイトを運営していて良かったと思う点はどんな点ですか?

 楽しいからやっているだけです。

72.逆にイヤだなと思う点は?

 請求書が来ること。

73.自分自身のことだけでも大変だと思いますが、サイトをやっていると同じ病気の方から相談を受けたりしませんか?

 相談しているのかはわかりませんが、ときどきメールが来たりします。

74.↑重荷に感じたりしたことはありませんか?

 「ない」といえば嘘になるでしょう。
 でも基本スタンスはウェルカムです。

75.逆に親しくなった人に何度も相談したりしましたか?

 フレーム(議論の白熱)はやったことがあるけど、あれは相談だったのか?

76.心の病気のサイトは閉鎖されることが非常に多く感じられますが、閉鎖しようと思ったことはありますか?

 いつでも閉鎖できると思っているからこそ、続けていられます。

77.↑それはどういう時?

 請求書が来たとき。

78.心の病気についてコンテンツがある方へ・・・なぜ心の病気のことをコンテンツに入れていますか?

 義務感。楽しいから。恩返し。再飲酒への保険。

79.病気のことで、嫌がらせをされたりしたことはありますか?

 とあるホテルのロビーを歩いているとき、酔っ払いから「おーい、アル中」と呼ばれたことがありました。ご当人も重症なんですけどね。

80.↑どのように対処しましたか?

 無視。




2004年07月19日(月) 進捗なし

3日間家にこもってパソコンと格闘していたのですが、仕事のほうは進捗なしと言っていい状態です。金曜の晩にはトラブルでメインマシンのOSが起動すらしない状態だったのに比べれば、開発環境も整って夢のようであるのですが、仕事は進んでいません。

子供たちはパパの仕事を邪魔しようとしているわけではないのは判っているのですが、それでもうるさいことに変りません。まあ、夜寝て昼間仕事をしようと思ったのが間違いだったのかもしれませんね。昼は暑い上に騒音が多いです。いままで自宅に持ち帰りの作業は、たいてい深夜に作業していたので、昼間こんなに集中できないとは思いませんでした。

東京での集会では評議員立候補者が一人だけだったとか。人数が足りなくて再選挙の可能性は考えていましたが、まさか一人とは思いませんでした。とは言うものの、自分も2年続けて断った人なので、人のことをとやかくは言えません。関心を集めるわけでもなく、好きなときに好きなところへ行けるわけでもなく、多数に従えばよいわけでもなく、書類ばかりが送られてきて、しかも読んでないと白まれ、仕事中にも携帯が鳴る(なぜかミーティング中にはかかってこない)。ふつうに考えれば損な役回りであります。

まあ、AAは自由であります。良心に従って行動する自由はあるのです。一方で、どんな役割にだって、一人のAAメンバー以上の能力は期待されていないのも確かなことです。

「何を決めたところで、2年もすれば皆が忘れてしまう」

言いえて妙というのでしょう。だからといって口に泡を飛ばして話したことが無駄になるわけじゃありません。「愛の神」は面倒なことのなかに宿っているのでしょう。

それにしても、こんなことなら東京へ行っていればよかったかもしれません。後知恵は予測よりは常に良いわけであります。


2004年07月18日(日) 「心の病気の方への質問100」に答える(その3)

41.病気はいつか治ると信じられますか?

 うつ病は治って欲しいと願っていますが、一生治らなくても仕方ないと納得しています。
 アルコール依存症は治らない病気です。

42.病気ではない人には理解出来ないと思いますか?

 人間の想像力には限界があるので、根本からの理解は無理だと思います。

43.自分自身の存在さえ否定してしまったことがありますか?(自分は必要ない人間なのではとか・・・)

 いまでも時々。

44.あまり症状が芳しくない時は、どのようにして1日を過ごしますか?

 寝てます。

45.1人で買い物や映画など出かけられますか?

 はい。

46.↑逆に1人の方が気楽でいいと思ったりしますか?

 はい。

47.人込みは苦手ですか?

 あまり好きではないけれど、時々なら良いです。

48.病気の発作で救急車を呼んだことはありますか?

 救急車を呼んだことは一度もありません。

49.薬とアルコールを同時に飲んで大変なことになったことがありますか?

 同時に飲んだときは大変なことになったと思ったけど、後にアルコールだけでもっと大変なことになりました。

50.何をしている時が一番楽しいと感じますか?

 言えません。

51.逆にどんな時が一番辛いと感じますか?

 眠れないとき。

52.愛読書はありますか?

 『もっと素直に生きてみないか』加藤諦三。
 『ビルはこう思う』ビル・W。
 『Perl基礎講座』

53.好きなテレビ番組は?

 ラグビーの試合中継。

54.好きな異性のタイプは?

 自分のことを好きでいてくれる人。

55.独身の方へ・・・病気になってから恋愛できなくなったなんてことはありますか?

 既婚です。

56.既婚者の方へ・・・配偶者は病気のことについてなんと言ってくれていますか?

 うつ病については同病相哀れむ。依存症は「あなたの問題」。

57.感謝している人はいますか?

 いろんな意味でいろんな人に。

58.日常生活で病気のために一番困ることは何ですか??

 朝起きられない。
 アルコールほど「欲しい」と強く思ったものは他にはありません。

59.心の病気は見た目に分かるものではありませんが、自分から病気のことを他人に説明する方ですか?

 自助グループでは大いに。そのほかでは慎んで。

60.女性の方へ・・・薬を長期間飲んでいると、妊娠した場合胎児に影響がある場合がありますが、子供を産みたいと思いますか?

 男です。



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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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