ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2002年02月26日(火) 喪失 らいでんグループの書きかけの地図を失いました。
いつもはZIPの100MBのディスク上で作業をしています。会社のPCにも、自宅のPCにも、ノートパソコン類にもすべてZIPドライブが装備されていて、どこに移動しても作業が継続できるというのが、僕の環境です。で、そのZIPディスク上のデータは、HDDにコピーしておくのが習慣です。データの編集は、ZIPディスクのを取り扱い、HDDはあくまでバックアップ用です。ところが、間違ってHDD側のデータを編集していたのに気づきませんでした。そう、せっかく編集した地図データが、ZIPの古いデータで上書きされてしまったのです。
不思議なことに、怒りとか憤懣とか、喪失感とかは発生しませんでした。かわりに、すこし陰気な諦念が訪れました。まあ、また書けばいいのです。どんなに頑張っても(データ復旧ソフトを使っても)失ったデータは返ってきません。あがけばあがくほど、自分が苦しくなるのは経験から学んだことです。
20年近くパソコンを使ってきて、今手元にあるデータはここのところ6年ぶんぐらいです。ファイルひとつ失ったからなんだというのでしょう。まあ、前回9か月分のデータを一挙に失ったときは、心が平静を取り戻すのに、かなり時間がかかりましたが。
2002年02月25日(月) 賑やかなミーティング いつもより少しだけ早く仕事を切り上げて、ミーティング場に向かいました。
途中のコンビニに、パンとジュースを買おうと立ち寄ったら、仲間に出会いました。不思議なものです。最近コンスタントに来ているメンバーは、全員が揃いました。病院からの外泊で来てくれた仲間もいました。僕らのミーティング場は、大きな公民館の2階にあります。正面玄関から入ると、前のホワイトボードに、どこの部屋でどんな会議(やら習い事やら)をやっているのか、書いてあります。第3会議室は、市の催し物か、地元の町会の集まりでもないかぎり、たいていはAAが使っています。
表玄関から入って、見上げると、階段の上が第3会議室。その階段を上れずに帰って行く仲間がいることは、知っていました。決して敷居が高いわけじゃないのですが・・・。
「あそこでとって返した」と経験を話す仲間もいます。
ドアをくぐれば、仲間はあたたかく迎えてくれるもの。何で飲んだの? なんて聞きはしません。また一緒にやろうよ、と言うだけです。ハードルは、その人の心の中にあるものでしょう。
近くの病院からは、若い患者さんが看護婦さんに付き添われて、また、大学病院からはドクターも現れました。え? すっかりクローズドじゃなくなっているって? 大丈夫。悪影響はないと思うし、もしあってもそれは長続きするような影響じゃありません。
2002年02月24日(日) 権兵衛トンネル 木曾谷と伊那谷を結ぶトンネル工事が進んでいるそうです(国道361号線)。え〜、ちなみに伊那地方に住んでいる人に「伊那谷」というと怒られます。
「これは谷じゃない、平野なんだ」
たしかに、長野県の県歌にも「松本・伊那・佐久・善光寺、よっつの平らは肥沃の地」とありますね。でも、北半分は桜で有名な観光地のほうまで広がりを見せて「盆地」っぽいですが、南のほうへ行くと河岸段丘の目立つ地形になっていきます。でも、僕はあの平らが好きなのです。「陽光溢れる」というようなイメージがあります。なにせ、そこで2ヶ月の入院生活もしたことですし。
で、木曾のほうへは一度も言ったことがありません。電車で通過したことはありますが、国道を車で走ったこともありません。そして、そこには長い間、断酒会もAAもありませんでした。断酒会が出来たと言うニュースは新聞にも載りました。でも、AAを求めてくる人にとっては、谷を北に抜けて松本まで来るしかないのです。でも、それはちょっと遠すぎるのです。
中央アルプスを越える道は険しすぎて、伊那方面のAAミーティングへの参加は事実上無理なのだと聞きました。あそこにトンネルができればね〜。という話が何回でたことでしょう。トンネルを出て下れば、そこは伊那谷のミーティング場。トンネルを抜けて、そこへ通う人がきっといつかは出てくると思います。
2002年02月22日(金) 何のためにやっているのだろう 駅前の英会話スクールに通うのが、だんだん面倒になってきました。最初のうちは「初心者の域から脱してやるぞ」という意気込みで行っていたのですが、少しずつ慣れてきて、さらに自分の進歩があんまり感じられなくなってくると、「何のためにやっているのだろう」という思いを心の中から拭い去ることが難しくなります。
英語がすぐに仕事に役に立つわけじゃないし、レッスンを週末に集めたせいで、週末のんびり過ごせなくなっているのも事実です。こうやって、体が疲れているとかいろんな言い訳が湧いて出てくるのですが、とりあえず「お金を前払いしてあるんだから、途中でやめちゃうと大損」という強烈な現実が、僕を駅前まで歩かせるのです。
AAのミーティングも同じ傾向があるかもしれませんね。ミーティングに出ることで、即効性のある何か(心の安らぎとか)を毎回得られるわけじゃありません。どちらかって言うと、長い時間の中で仲間が見せてくれる姿、飲まない仲間は、肉体・精神・心理・経済・信頼・家族・人間関係などなどがゆっくりとでも(行きつ戻りつでも)回復していく姿を見せてくれます。飲んでしまう仲間の姿は、「自分も同じようになり得る」という強烈なメッセージを与えてくれます。それに気づくには、それなりの長い期間が必要なはず。
AAでは、誰かがミーティングに来なくなっても、強引に誘ったりしないものです。ミーティングに行かない言い訳は、いくらでも考えつけます。「何のためにミーティングに通っているのか」見失うのは簡単で、探し出すのは難しい。僕もそうでしたから。
10年目のバースディの仲間の言葉が思い出されます。
「これが趣味のサークルか何かだったら、10年は続けてこれなかったはずだ」と。
2002年02月21日(木) 疲れ目? 岡崎までは、長野道→中央道→東名経由。300Kmといったところでしょうか。朝9時出発で、午後イチの打ち合わせに間に合わせるとすると、移動時間は4時間です。途中でお昼ご飯も食べないといけません。前回岡崎の自動車工場から豊田ICまで移動するのに、1時間近く要した憶えがあります。となると、豊田ICを降りるのは12時前にしたいところです。できれば11時30分ぐらいが望ましいです。天気は良く、愛知県内に入ると、暖かな春の予感がしました。
東名に入った頃・・・交通標識が読めなくなりました。なんとなくぼやけた様に見えて、大きな文字も読み取れないのです。抗うつ剤の副作用で、瞳孔の調節がうまくいかず、ものがまぶしく見えるという症状が出ることがある、とは医者から聞いていました。おそらくこれがそうなのでしょう。
いや、この一年間、いろいろと薬を変えてみているので、その症状は別の薬の話なのかもしれません。いずれにせよ、次の診察の時には確かめて見ないといけません。帰りは同僚に運転をまかせました。悪いと思いながら、長野県内に入ったところでぐっすり助手席で寝てしまいました。
2002年02月20日(水) イライラ Palm という小さなPDA(個人情報アシスタント)にBig Bookの原文を入れて読むことにしました。日本語版のほうは文庫本があるので、どこへでも持っていけます。しかし、英語のほうは辞書を引きながらでないと、意味がわからないところもあるので、PDAに入れて、そのまま単語を引いたほうが楽なのです。データのほうは、リンクにもある http://www.recovery.org/ からひっぱってきましたが、それを見るツールが、昨日・今日ともにダウンロードできません。なんだかサーバーのメンテナンス中だったみたいですが・・・・
イライラしました。そのツールでなくても、別の代替品はいくらでもあるのに、ただ「あれは評判が良いから、ぜひあれが使いたい」、なのにダウンロードできない。ぶつぶつ言いながら2日間すぎました。
「自分の思い通りに事が進まない」とイライラするのは、飲んでいた頃と変わりません。
(明日は、愛知県岡崎市)
2002年02月18日(月) ひさしぶりのホームグループとBigBook第4版 先週はホームグループのミーティングがお休みだったので、今週は2週間ぶりのミーティングという仲間も多かったかもしれません。遠くの病院から外泊で来た仲間が、退院してやってきてOneDayの緑色のメダルをもらいました。病院とミーティング会場との間を送り迎えをしてくれる仲間がいるおかげで、そちらの病院に入院した患者さんがAAを知り、地元の僕らのグループに顔を出してもらえる。ありがたいことです。自分が地元で同じだけのことが出来ないのは残念ですが、こればっかりは無理はききません。
転勤族の仲間も久しぶりに現れました。4月28日にまだ長野にいるようなら、スピーカーをやってくれないか? と依頼してみましたが、4月の上旬に引っ越すようで無理のようです。いちばん近くの病院からは、病棟の看護婦さんとケースワーカーさんに見守られつつ、女性の若い方がいらっしゃいました。
アメリカの本屋さんに頼んでおいたビッグブックの第4版が届きました。おどろいたのは、ソフトカバー版とハードカバー版とページ数もまったく同じなら、その内容もまったく同じなのです。「ビッグブックの〜頁」という引用のされ方をするので、混乱を避ける意味でやってるんですかねぇ。ソフトカバー版のほうは、翻訳のためOCR用に分解される運命です。「前半の部分について、原文と日本語の新訳を読んでおいてください」と言われています。実は僕は、新訳のビッグブックを最後まで読んだことはないのです。
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