琴 星 商 事 日 乗
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2006年03月26日(日)
  仙台へ <画像あり>


 午後の便で広島から杜の都・仙台へ飛んできました。夫婦揃って人生初仙台です。でも今日は夕方の着なので、仙台では特に何もナシ。仙台では、ね。

 お昼に自宅を車で出発し、一路広島空港へと向かった我々。愛車フィットちゃんは広島空港近くの駐車場に駐めていきます。空港傍の駐車場より無料送迎バスを出してくれるちょっと離れた駐車場の方が安いので後者を選んだんですが、その駐車場は滑走路の延長上。しかも空港は高台(つか山の上)にあるので、どーんと飛び出してきた巨大なジャンボを目の当たりにしました。いやー血圧上がった(飛行機大好き)。

 空港に着いたらまずは航空券の発券。それからトランクを預けました(6泊なので最早海外旅行のような荷物)。が、いきなりトランクを開けられるダンナ。ライターはトランクに入れちゃ駄目なんだってさ。しかも機内持ち込みも一人ひとつ。斯くしてトランクから出て来たライターは私の手荷物になりました。

 お昼ご飯を済ませ、搭乗手続へ。するとまたしても手荷物がセキュリティチェックで引っかかるダンナ。今度は何だよ、と呆れながら見ていると、犯人は入れた本人も入れたことを覚えていなかった十徳ナイフorz 持ち込めるワケないだろーさ、ええ。
 たかだか広島から仙台に行くのに、2回も荷物を開けさせられるってどーなのよ?

 広島を発つまでが波乱に満ちた一日でした。


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・過去の「今日」。

2005年03月26日(土) NHK徒然
2004年03月26日(金) 桜と海 <画像あり>
2003年03月26日(水) 蛙続報
2002年03月26日(火) 職業病

2006年03月27日(月)
  多賀城・塩竈・松島巡り <画像あり>

 東北にしては暖かい今日は夫と二人レンタカーを借りて一日観光。メインは日本三景の一・松島。その前に多賀城と塩竈へ向かいます。乗り慣れない三菱コルトでレッツ・ゴー!

 まずは多賀城跡へ。ちょこっと史跡公園(という名の広場)みたいなのがあるだけかと思ったら、かなり広い空き地が広がっててびっくりしました。土地あるなー宮城! 門の再建計画なんかも一応あるみたいですね。古代ロマン。個人的には古代東北の信仰に興味アリ。
 それから近くの陸奥総社宮と荒脛巾(アラハバキ)神社に参拝。アラハバキは東北以外では滅多にお目に掛かりませんね。何か民家の敷地内みたいな所にあったんですが、ちゃんと道端に社号標も建ってたし、多分入って良かったんだろう、うん。


左から多賀城跡、総社宮の御神木、荒脛巾神社(いっぱいぶら下がってるのは履物)。

 続いて塩竈の鹽竈神社と志波彦神社へ。このふたつの神社は同じ境内に鎮座しています。駐車場に車を止めて境内へ続く階段を上がると、右手にまず志波彦神社の鳥居。でも一宮である鹽竈神社からお参りしようと鳥居の前を通り過ぎて、奥の鹽竈神社の鳥居へ向かうと、その前に神馬舎! 馬だよ馬がいるよ!! 100円納めて人参あげてきました。首を左右へ振り振り餌の催促をする金龍号。これは癒しです。
 鹽竈神社の社殿前にはガイドさんに案内されてる団体さんがいました。その間を縫ってそそくさと参拝。鹽竈神社と志波彦神社の御朱印を見開きでどどんと頂きました。それと「うまくいく守」もゲット。それから元来た道を戻って志波彦神社にも参拝。志波彦神社の参道を引き返す時、境内から塩竈の港が見えることに気がつきました。神社は高台にあるけど、遥か古の頃にはすぐ下まで海だったりしたのかな。
 松島へ向かう前にもう1ヶ所。鹽竈神社の境外末社・御釜神社へ。社務所でお願いして拝観料100円を払うと、扉を開けて「塩釜」を見せて頂けます(撮影不可)。扉の中には4つの大きな鉄釜・・・というよりは底の浅いタライ。鉄が赤く腐食していて、中に溜まった水も赤っぽく見えます。水は年に一度海水を入れるんだそうですが、それだけで一年中水は涸れないんだとか。屋根がないので雨水も溜まるとはいえ、ホントに涸れないのかしら。それじゃいつまで経っても塩は出来んが・・・。<作ってないから


左から鹽竈神社社殿(左宮・右宮)、御神馬、志波彦神社神門。
鹽竈神社は別宮の方が格上なんだけど、左宮・右宮で丁度人のいない写真が撮れたので。

 ここまでで時間はお昼少し前。松島まで車を走らせ、雄島の手前にあったガストでお昼を食べてから、いざ松島観光。遊覧船にも乗りましたが、すごいですよ遊覧船。乗船料1400円払って乗ったら、船内で2階グリーン席乗換券を600円で売ってるの。つまり2階に上がるには2000円。払わねーよ1階でいーよ。風も強いし乗換券求めて行列出来てるし、のんびり1階の窓際で景色を眺めました。カモメの餌(多分かっぱえびせん)まで船内で売るから、カモメが群れなして船のあとを追ってきます。
 景色は良かったですよ。ホント島だらけ。人の住んでる島があるどころか、小中学校まである島もあるとは知りませんでしたよ。全部無人島だと思ってた!

 瑞巌寺と円通院に参拝し、甘味処でお茶して、奥松島の方までドライブして帰りました。
 ちなみに今日の写真は全部KissDN。たった1日で136枚も写真撮ってました。デジタルって偉大。銀塩だったら絶対撮らないモノもたくさん撮ってるもんなー。サーキュラーPLフィルターも使ったんですが、効果の程はどーなんでしょ? 今回は比較用の未使用写真を撮ってないので、よく判らないです(笑)。


左、遊覧船内より。右、白衣観音前の展望台より。赤い橋は福浦橋。

 明日は一人で仙台市内をぶらつく予定。


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・過去の「今日」。

2004年03月27日(土) 瀬戸路のプチ・トリップ <画像あり>
2003年03月27日(木) 開花宣言

2006年03月28日(火)
  歩け歩け仙台 <画像あり>

 今宵も仙台のホテルより更新です。

 今日は仙台市街をブラブラしてきました。いや、ブラブラというと生易しすぎます。とにかく歩きまくり。ホテルを出て、駅前のアーケード街の中にある三滝山不動院に詣で、アーケードを突っ切って桜岡大神宮に参り、広瀬川を2回渡って大崎八幡宮まで行き、来た道を戻ってアーケード街のドトールでお昼とお買い物、それから駅前を通過して三度広瀬川を渡り、対岸の高台の上にある愛宕神社へ。手元の地図で見ると10kmくらいは歩いたんじゃないでしょうか。普段の1ヶ月分を1日で歩いてしまったんじゃなかろーか。マジで。
 しかも大崎八幡と愛宕神社は長ーい階段の上。愛宕神社の石段の下に立った時は一瞬本気で参拝やめようかと思ったんですが、此処まで歩いてきた労を無にする方が悔しかったので、根性で登って下りてきました。

 午後からは風も強くなり、3時頃からは雨もパラつきだしました。愛宕神社の参拝を終えて石段を下る時は、広瀬川を渡ってくる強風に吹き飛ばされるかと恐かったくらいです。雨は、4時前にホテルに戻ったので傘は使わなかったんですが。

 今日一番の見所は、大崎八幡宮。境内が工事中だったので、ピカピカの社殿は新築かと思ってしまうほどの物なんですが、なんと伊達政宗の命によって建てられた国宝建築物。権現造に黒漆塗りでプチ東照宮みたいです。


全部大崎八幡にて撮影。黒漆がピッカピカでした。豪華絢爛。
真ん中は大鳥居に掛かっていた扁額。「八」の字が鳩になってます。鳩は八幡様の神使。

 明日筋肉痛になってないかがとても心配です。明後日に来たりしたらショックです↓↓


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・過去の「今日」。

2005年03月28日(月) Face
2003年03月28日(金) ツッコミといふ愛

2006年03月29日(水)
  杜の都 <画像あり>

 今日は一日中小雪が舞っていました。風も強かったので時々吹雪。なのに何故仙台の人は薄着なんでしょうか? 東京じゃ桜が見頃を迎えている(らしい)のに、こちら仙台はやっと梅が開花したとか言ってました。気温だって東京の真冬並み。なのに何でファッションだけは東京と同じく春物になっているの?? ダウン着込んでマフラーまでしている私なのに、地元のお嬢さん方は春物ジャケットにミュールとかで歩いてますよ。寒くないか? 冷えないか?

 今日は北山の方を巡りました。
 仙台駅の総合案内所?でバス路線の検索をし(次のバスの時間まで表示されるから、何処のバス停から出る便が早いかとか判って便利)、指示通りに北山廻り子平町行のバスに乗って輪王寺へ。

 余談ですが、バスって好きになれません。東京でも殆どバスに乗ったことがなく、しかも東京のバスといえば210円均一。だから「バスというものは料金は均一」という固定概念が高2の終わりまであったのです。沖縄修学旅行でバスに乗って、どんどん跳ね上がっていくバス料金に本気でビビりました。バスなのに料金が4桁って! だから目的のバス停が近付くまで料金も判らず、しかも小銭を用意しなきゃならないバスってドキドキして嫌なんですよ。行き先表示の地名もローカルすぎて、何処を通って何処ら辺に行くのかもよく判らないし。御陰様で広島では一度たりともバスに乗ったことがありません。

 閑話休題。輪王寺は境内が工事中でした。何の工事って、仙台市の計画道路建設のために参道の下にトンネルを通す工事。御陰で参道周辺の杉が423本も伐採されたそうです。でも3万本植樹するんだってさ。何を植樹するのかしら? 杉3万本だったら、花粉症の人から大ブーイングが起きそうだわ・・・。そんなワケで今は少々寂しい境内でした。

 続いて政宗公を祀る青葉神社へ。青葉神社という名前から青葉城(=仙台城)の近くにあるもんだと思ってたんですが、地図を見て初めて全然違う所にあることを知りました。しかも青葉神社の鎮座地が「仙台市青葉区青葉町」。でも青葉城があるのも青葉山なのよね。何かややこしーなー。
 普通、神社の拝殿は朝から日没頃まで開けられています。なのに青葉神社の拝殿は扉が閉まってました。拝殿の中に「時の太鼓」(青葉城内で時報のために使用されてた太鼓)があるから??

 それから北仙台駅に出ますが、仙石線って本数ないんですね。一駅先の東照宮まで行きたかったんですが、20分くらい待たされるようなので歩くことに決定。途中にあったサイゼリヤでドリアランチを食べて休憩し、再度歩きます。
 仙石線の線路に沿うように(でも線路沿いに道がなくてちょっと苦労した)歩いていたんですが、何と途中、普通の住宅地に森がありました( ̄Д ̄;)!! 緑地なんて生易しいものじゃないです。森です。森を迂回してたら東照宮裏手の入口に辿り着いてしまったんですが、その「裏手」も森でした。ずっと繋がってたのかなぁ。「杜の都」とはよく言ったものです。

 東照宮に着くと、丁度交通安全の祈祷が始まるところでした。終わるのを待って御朱印をいただき、帰る頃には風が凄くて吹雪(−−
 東照宮駅に行くと電車は行ったばかりだったので、バスで仙台駅に戻ることにしました。仙石線にも乗ってみたかったのに。


左・輪王寺仁王門(重要文化財)。門の向こうに見える参道の下がトンネル工事現場。
中・青葉神社。こういう素朴な鳥居って味があって好き。左端に見えるのが社殿(の屋根)。
右・東照宮随身門(重要文化財)に吹き荒ぶ雪。

 仙台駅に着いたのは3時前。でも雪も降ってるし風も強いし、今日はここで引き揚げることに。
 駅前のヨドバシカメラでA-1用のMC UVフィルター72mmを買ってホテルに戻りました。いや、だから広島にはヨドバシもビックもないから( ̄m ̄*)
 何だかんだで今日も結構歩いたなぁ〜。


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・過去の「今日」。

2005年03月29日(火) 最近況

2006年03月30日(木)
  ザ・仙台 <画像あり>

 今朝は屋根の上にうっすら雪が積もってました。またしても小雪が舞うお天気です。

 さて本日は文字通り「仙台観光」に出掛けました。普通仙台に観光に来たら真っ先に行くでしょ?って所に。そう、伊達政宗が眠る瑞鳳殿と、仙台城跡です。
 昨日も寄った仙台駅の総合案内所で瑞鳳殿までのバスをチェックすると、「瑞鳳殿前」というバス停に行くバスは観光用の循環バス「るーぷる仙台」しかありませんでした。1回乗車250円、1日乗車券が600円で券提示で割引になる施設もあり、というるーぷる仙台。今日はこれを使うことにしました。西口バスプールの乗り場前にある券売所で1日券を購入し、5分ほど待つとレトロな外観(だけどピカピカ)のバスがやって来ました。この普通のバスとは異なる外観がるーぷる仙台の特徴。中はちょっと狭いです。座席も少ないなー。座れませんでした。

 仙台駅から3つめのバス停が瑞鳳殿前。半分くらいの人がここで下りました。
 バス停から瑞鳳殿入口までは結構な坂道。入口から券売所(兼売店)までは石段。いきなり疲れます。しかも瑞鳳殿って戦災で焼失してて、今の建物は79年の再建なんですってねー。建ってまだ30年経ってないんじゃそりゃピカピカだよなー。大崎八幡の社殿を考えれば、焼失してなくてもピカピカだったんだろーけど。
 個人的には瑞鳳殿そのものよりも資料館の方が興味深かったです。頭骨から科学的に復元した政宗・忠宗・綱宗の顔の似具合とか、DNAで親子鑑定とか。政宗の顔は面長で目が大きくて鼻筋が通っていて、現代的な顔だったそうな。
 帰路、バス停近くのお店で良い匂いを漂わせていたスイートポテトを購入。一応カロリーを気にして、3種類あったうちから「ヘルシー」を選んでみました。バスを待ちながらもぐもぐ。

 再びるーぷる仙台に乗って2つ先のバス停・仙台城跡(青葉城跡)へ。バス停の目の前は護国神社の大鳥居でした。一昨日、広瀬川の橋の上から見えたデカイ鳥居はこれだったのね(その時は何も知らず「あれが青葉神社かな〜」とか思ってた)。その鳥居をくぐり、天守台へ向かいました。天守台からは仙台市街が一望。太平洋まで見えました(でも小雪が舞ってます)。そして此処に有名なあの伊達政宗騎馬像があります。みんな此処で記念写真撮ってました。
 青葉城資料館にはあまり興味が湧かなかったので、1階の名店街(要するに土産物屋)だけ冷やかし、萩の月を1個買いました。高いけど美味しいよね萩の月。またしてもバス停でバス待ち中にもぐもぐ。
 護国神社は「参拝」はしませんでした。個人的な感覚として、靖国神社含め護国神社は「神社」ではないと考えているので(よって御朱印ももらいません)。戦没者の慰霊施設として、平和に思いを馳せました。境内に戦艦大和の艦長さんの遺書の内容が掲示されてたのですが、遺書が記された年月日は大和が沈んだ日より4年ほど前のものでした。妻に託されていた遺書。これを書く心境、これを預かる心境、想像するには平和ボケしすぎている私ですが、それでも切なくなりました。


左から瑞鳳殿、仙台城石垣、伊達政宗騎馬像、るーぷる仙台。

 夫の仕事は今日で終わり。明日はまたレンタカーで遠出する予定です。


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・過去の「今日」。

2005年03月30日(水) 歩道橋と共に消えたもの
2003年03月30日(日) 桜日和 <画像あり>
2002年03月30日(土) 元を取るために

2006年03月31日(金)
  黄金(きん)と鯨と青い空 <画像あり>

 今日は車でちょっと遠出。目指すは石巻の金華山! 金華山黄金山神社に参拝!
 金華山は島です。船で10〜25分程度かけて海を渡ります。その船は1日僅か数便。10時35分出航の船に乗るため、8時過ぎにレンタカーで仙台を出発。その頃の仙台は横殴りの雪でした。おっかしいなぁ。今日は良い天気のはずだったのに。

 でも仙台を離れるにつれ雪も止み空も晴れ、船が出る鮎川に着いた頃には晴天! 但しめっちゃ風が強くて寒いですが。風の所為で波も高く、大型船しか出ないそうです。出港を待つ間に土産物とか飲み物とか購入し、船に乗り込みます。船は450人とか乗れるそうですが、今回の乗船客は僅か5名。波は本当に高くて、船は揺れるし甲板に波かぶってるし。客はみんな2階の1等客室にいたんですが、窓の向こうは水浸しですよ。
 25分後、船は金華山の港に着きました。空がめっちゃ青い! 海もめっちゃ澄んでる! なんて島の自然を堪能していたら、港まで神社の送迎バスが来ていました。バス代は御志納。港から神社までどれくらいかかるのか判らなかったので、乗せてもらいました。でも神社までは700mたらずでした。但し上り坂だけど。

 金華山には鹿がいます。奈良の春日大社なんかと同じく、神鹿。バスから降りたらいきなり鹿がいました。人を恐れる様子は全くなし。授与所の前に鹿の餌が売っていたので購入したら、鹿が突進してきます。紙袋ごと食う勢いなので、セロテープでとめられている袋が開けられません。鹿ァ! 落ち着けよ!! 2頭の鹿に囲まれ、夫婦二人で四苦八苦しながら餌をあげました。

 バスを降りたところから社殿までは石段を登ります。途中には随身門、そして登り切ったところに拝殿と本殿。どれも木造で、海風の所為か白っぽくなっています。
 参拝を終えて石段を下りると、猿が1匹境内を駆けて行きました。日光でも見なかった野生の猿なのに!(宮崎では見たが)
 帰りの船は12時10分金華山発。それに合わせて今度は徒歩で港へ向かいました。バスは裏参道を登ってきたんですが、徒歩は表参道。表参道沿いの草地には鹿がいっぱいいました。すごっ。
 港まで下りて海を見ていると、何と岩場にはムラサキウニらしき影がうじゃうじゃ。すごいなー自然満載だなー。
 帰りの船の乗船客は7名。相変わらず荒波を進み、揺れまくりながらも鮎川の港に戻りました。

 お昼は鮎川の食堂で。私はいくら丼、夫は鯨の刺身定食。ここ鮎川は捕鯨が盛んだった所のようで、今でも鯨が食べられます。いつ何処で獲ってきた鯨なのかは知りませんが・・・。


左から金華山黄金山神社、鮎川港、金華山黄金山神社境内の鹿。

 続いては内陸へ戻り、涌谷町の黄金山神社へ。金華山でお参りしたのも黄金山神社、これから行くのも黄金山神社です。どちらの神社にも「天平時代、奈良の大仏を作っていた時に日本で初めての金が陸奥国で出た」という出来事に因んでいるんですが、これから行く涌谷の黄金山神社が天平産金遺跡がある方。奈良の大仏にメッキされてた金箔は此処で採れたものなのか〜と思うと、何か凄くないですか? 黄金山神社のすぐ横に「天平ろまん館」なる施設がありますが、まさにロマンですよこれは! 天平ろまん館では砂金採り体験も出来ますが、風が強くて寒いのに屋外で砂金取りは凍えそうなのでやりませんでした。他所でやったことあるし。

 それからのんびり下道で仙台まで帰りました。また松島とか通っちゃった。

 >>鮎川にて。C-PLフィルター使用。

 明日午後、広島に戻ります。それまで何しようかなw


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・過去の「今日」。

2004年03月31日(水) 桜と海と鉄の鯨 <画像あり>
2001年03月31日(土) 花見の予定が・・・(TT)

2006年04月01日(土)
  さよなら仙台 <画像あり>

 実は昨夜まで「早起きして中尊寺と毛越寺に行こう」計画がありました。でも二人ともお疲れなので、早起き計画はボツにし、空港近く(岩沼市内)の竹駒神社と金蛇水神社に詣でる計画に変更。平泉はいつかもっと季候の良い時期に、恐山とか出羽三山とか山寺なんかと一緒に訪れたい。

 9時過ぎにレンタカー(新型青フィット)でホテルを出、ほど近いところにある国分寺薬師堂(国重文)へ。陸奥国国分寺の講堂跡に建つ薬師堂は、政宗が建てさせた桃山様式の建造物。大崎八幡の派手派手しさと違い、素朴な建築です。
 境内に入ると、餌も何も持っていないのに鳩が集まってきます。私たちが動くと後ろを付いてきて、歩みを止めると周囲を取り囲む鳩たち。随分人慣れしてると思ったら、授与所で「鳩の餌」を売ってました。今日は時間に余裕があるので、御朱印と一緒に鳩餌も購入。御朱印してくれた若いお坊さんと少々お話をして、ベンチに座って餌を撒きました(ちなみに餌は豆だけじゃなくてトウモロコシとか稗?とか粟とか五穀系MIXでした)。遠慮のない鳩たちは手から直接餌も食べるし、餌を求めて膝にも乗るし、餌の入った袋目掛けて飛んでくるほどの図々しさ。餌がなくなっても手を出せば掌に乗るくらい飢えてます。
 鳩に後を付けられつつも、手水で手を洗って薬師堂を後にしました。
 すぐ近くに国分尼寺もあるのでそちらにも行ったのですが、本堂再建中でなーんにもない感じ。しかもこれから法事と思われる方々が喪服で集まっていたので、工事で立入禁止になっていない狭い範囲をぐるりと見て、早々に引き揚げました。

 4号バイパスを南下し岩沼市内に向かう途中、佐々直(笹蒲鉾屋)に寄って笹蒲鉾を購入。多賀城に私の伯母が住んでおり、昔からお歳暮とかで頂いてたのがここ佐々直の笹かま。なので敢えて阿部とかじゃなく佐々直でお土産購入。ここのチーズ入り笹かまやおとうふかまぼこが美味しいのです。

 11時過ぎに竹駒神社に到着。ここは日本三稲荷のひとつにも数えられるお稲荷さん。でも日本三稲荷には色々な異説があり、伏見稲荷は不動で豊川稲荷がそれに続くものの、残りは祐徳稲荷(佐賀)とか笠間稲荷(茨城)とか最上稲荷(岡山)とかが挙げられます。
 お稲荷さんらしい真っ赤な一の鳥居をくぐり、古そうな随身門と向唐門を通って、ピカピカの社殿前へ。実は竹駒神社の社殿は1990年に過激派の放火によって焼失しており、現在の社殿は94年の再建。
 拝殿内では11時から始まったと思われる月次祭(多分)の真っ最中。巫女舞なんかも奉納されていました。今日は気候も良いし土曜日なので、参拝客も随分多かったです。

 続いて金蛇水神社へ。竹駒神社と違いそこまでメジャーな神社ではない・・・と思っているんですが、到着してみると人の多さにびっくり。駐車場にも結構車が駐まってる。巫女さんもちゃんといたし、社務所にも複数の神職が。思ったより大きな規模の神社なんだなー。
 大きな藤棚と牡丹園があり、見頃の時期にはきっと綺麗なんでしょう。今はまだ冬枯れに近い境内の植物たちです。


左、竹駒神社一の鳥居と社号標。広角撮影なので歪んでますな。
右、金蛇水神社境内。なるべく人が写らないように撮影。

 金蛇水神社の近く(参道入口横くらい)にあったハナトピアという施設のレストランでボリューム満点のお昼を食べ、やや早めですが空港へ。空港内で宮城の地酒を3本も購入し、今回は検査で引っかかることなく搭乗口へ。

 定刻通りに離陸した飛行機ですが、気流が悪いらしく結構揺れます。離陸後40分くらいまでは通常の高度を飛行していたんですが、気流の悪さで高度を下げ、窓の外は雲で真っ白。飛行機ではいつも窓に張り付いて青空を眺めている私は、背もたれに背中を預け見るともなく窓の外に目をやっていたんですが、白い雲の中に更に白いものが。
 富士山!?
 再びカメラのスイッチを入れ、窓に張り付く私。行きは日本海側を飛んできたので、帰りは太平洋側だとは思いもしませんでした。でも雪を被った円錐状の山容は間違いなく富士山。
「左手に富士山が見えております」
 機内アナウンスにはじかれるように、それまで手にしていたコンデジIXYではなくKissDNを足下のバッグから取り出す私。機内アナウンスが入ればシャッター音響かせたっていいだろう。つーか富士山が雲に紛れすぎてて、IXYじゃピントが合わないのです。KissDNでもAFじゃピントが合わず、MFにしても元がボヤボヤしすぎててピントがあってるのか合ってないのかファインダーじゃ微妙に判断出来ない! それでも富士山が翼に隠れて見えなくなるまでシャッターを切り続けました。


左、離陸後30分くらい。この頃はまだ青空が拝めました。
中、富士山上空。雲と同化しかけてるのでコントラスト上げないとよく判らない(ピントは合ってた)。
右、富士山が後方に去った後、真下の山々。富士山もこれくらい近ければ労なく写せたのに。

 飛行機はその後も低空飛行を続け、それでも機体は揺れ。着陸態勢に入ると薄雲の向こうに陸地が見えました。福山・尾道・三原の街並みを上空から確認。山陽自動車道を眼下に眺め、「まだ結構高度あるなぁ」なんて思っていたら、山の上にある空港にすぐ着陸しました。仙台空港は海岸沿いなので、一旦空港上空を通り過ぎて海上で旋回してから滑走路に進入したんですが(離陸時もその逆)、山の上だと何だか離着陸もあっという間。ジャンプ台みたい。

 ずっと預かってもらっていた愛車フィットちゃんを引き取り、一路自宅へ向かいます。旧型フィットはサスが固いことを実感。細かい路面状態もダイレクトに乗り手に伝えてくれます(伝えてくれなくていいんだけど)。
 広島は曇り時々小雨。桜はまだ少ししか咲いてません。


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・過去の「今日」。

2005年04月01日(金) どうしよう〜
2004年04月01日(木) 当たらない御守 <画像あり>
2003年04月01日(火) 満開宣言
2001年04月01日(日) 最終日

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