無責任賛歌
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| 2004年10月04日(月) |
読み飛ばしていい日記その2 |
下痢治まらず、病院に行って薬もらう。 熱高し。
2003年10月04日(土) 追加日記3/『少年名探偵 虹北恭助の冒険 高校編』(はやみねかおる・やまさきもへじ) 2002年10月04日(金) 前日の嵐/DVD『あずまんが大王【1年生】』/『HUNTER×HUNTER』15巻(冨樫義博) 2001年10月04日(木) 新番第3弾……いつまで続くのよ/『おとぎストーリー 天使のしっぽ』第1話ほか 2000年10月04日(水) 止まる息とふらつく自転車とドロドロと/『本気のしるし』1巻(星里もちる)ほか
| 2004年10月03日(日) |
読み飛ばしていい日記その1 |
突然の腹痛とゲリで、練習休む。 (以下三日間、寝込んでいたのでたいした記述はありません。悪しからず)
2003年10月03日(金) 追加日記2/『二十面相の娘』1巻(小原愼司)ほか 2002年10月03日(木) 何が最悪?/アニメ『NARUTO ナルト』第1話/『愛人(あいするひと)』2巻(吉原由起)/『番外社員』(藤子不二雄A) 2001年10月03日(水) 新番2弾!/『X』第1話/『女刑事音道貴子 花散る頃の殺人』(乃南アサ)ほか 2000年10月03日(火) 博多はよか、よかァ/映画『博多ムービー ちんちろまい』ほか
| 2004年10月02日(土) |
たいしてマンガ読んでないのかなあ。/『PLUTO プルートウ』豪華版1巻 |
小雨のぱらつく中、博多駅の紀伊國屋へ。 いつもは本を買いに行くためだけに出掛けるのをしげは嫌うのだが、今日は目的のブツが浦沢直樹の『PLUTO』だから、何の反対もせずイソイソと出かける支度をするのである。DVD『サムライチャンプルー』の2巻も入手。ついでに『MONSTER』のDVDも予約してしまったが、ちょっとここらで給料上がってくれないと、月々のDVD代がハンパな額じゃなくなってきているのである。……いや、買うの控える方がマトモな発想というものではないのか(^_^;)。
手塚治虫×浦沢直樹『PLUTO プルートウ』豪華版1巻。 先に書いときますが、内容には一切触れません。このマンガの面白さ語り出したら、それこそもう絶対に止まらないから(^o^)。いやもう、これだけ密度の濃いマンガ読まされたら、なんかしばらくほかの 連載中から、こいつだけは豪華版が出るんなら絶対そっちで買おうと決意していたのだが、いや、やっぱり買ってよかった。 「とりあえず中身読めりゃいい」と仰る方にまで1800円出して豪華版買えとまでは言わないけれど(こういうのは売れ行きが悪いと次巻から出なくなることもある)、やはり雑誌サイズの大きなページでカラーページも再現されてる、となると、迫力が違うのである。表紙のメタリックな装丁もすっげーいい。アトムの輪郭の切り抜きの向こうからゲジヒトが覗いてんだからもう<カッコいいこと! 手塚治虫の『地上最大のロボット』を付録につけてたのは、すでに何冊も持っている(^_^;)身にしてみれば「またかい」なのだが、これで初めて『アトム』を読む、という人にはボーナスだろう。 でも、しげは『プルートウ』読んだ後、『地上最大のロボット』を読んで、「つまんない」と言って放り出してしまった。そりゃ昔のマンガだし、少年マンガどころかコドモマンガなんだから、表現が単純なのはその通りなんだけれど、エッセンスは感じてほしいところなんだけどなあ。
書庫から溢れ出てるマンガの山を見ていると、それなりの量を読んできたもんだとは思うけれども、では自分がマンガだの小説だのの読み巧者になれたのかというと、そんな自信はない。こないだ『ダ・ヴィンチ』を読んでいて、月間マンガ売り上げベスト20を見たら、買ってるやつが『鋼の錬金術師』8巻の1冊だけだったので愕然とした。 多分、私がひと月に買うマンガは30冊から40冊、ヘタをしたら50冊近く買う月もあると思うのだが、そういうのがほとんどメジャーではないのである。今、売れ筋のマンガに少女マンガ系、オタク系、が多いってこともあるんだろうが、つくづく自分の感性と若い人たちとの感性との間に溝があるんだなあ、と感じざるを得ない。こちらがトシ食った分、今更通り一遍な恋愛ものとかヤンキーマンガとか、読む気になれなくなっちゃってはいるのだが、それにしても、人気マンガのリサーチ能力が学生のころに比べると格段に落ちている。結婚して本屋の立ち読みの時間がなくなっちゃったってのも大きいよなあ。 けれども、じゃあ「売れてるマンガ」に食指が惹かれるかというと、なんかタイトル聞いただけでゲンナリするようなのが多くてねえ。みんな同人誌上がりじゃねえかってくらい、クサイんだわ(^_^;)。 正直な話、『ハガレン』だって原作派の方には申し訳ないが(また私の周囲って、原作派しかいねえんだよな、これが)、荒削りで物足りない部分がかなりある。日本製のファンタジーはゲーム系から流れた関係で、マンガも小説も全体的にレベル低いから(「富士見ファンタジア文庫」系のことね。世界観デタラメだもん)、愚作が腐るほどある中では比較的おもしろいってだけの話だ(錬金術を魔法でもエセ科学でもなく、「等価交換の法則」によって世界を構築する原理として描いた点が新しくはあったが)。 加藤くんとか、ハガレンを「壮大で重厚」って言ってたけど、この程度の設定で壮大とか言わんでくれと言いたくなる。『指輪物語』やら『ゲド戦記』の立場、なくなっちゃうでしょ。作品ってのは、その作品に見合った適切な評価をしないと、かえってその価値を貶めてしまいかねないのである。 それでもたとえば『DEATH NOTE』や『PLUTO』などのように、「これはすごい!」と感嘆するマンガが出てくると、まだまだマンガを読んでいたいなあと思うのである。いや、『ハガレン』も悪くないけどさ、もっともっと面白いマンガ、いっぱいあるんじゃないのかねえ。昔のマンガファンってのは一度ファンになったら、たとえそのマンガが完結してもずっとファンでありつづけたものだけれども、なんか今の若い人って一時的に熱狂はするけど、「読み捨て」感覚でマンガ読んでる気がしてさ、それが一番の溝になってる気がするんである。 まあ、こういう溝って埋める必要もないのかもしれないけど。
イギリスの雑誌“Empire”が行なった「史上もっともセクシーな映画スター ベスト100」という人気投票で、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』や『キング・アーサー』のキーラ・ナイトレイが1位に輝いたとか。私には「なんだかなあ」だった『キング・アーサー』だったけど、お膝元のイギリスでは人気が高かったわけね。 ベスト20は以下の通り。
1.キーラ・ナイトレイ 2.アンジェリーナ・ジョリー 3.オーランド・ブルーム 4.ハル・ベリー 5.ジョニー・デップ 6.マリリン・モンロー 7.ジェニファー・コネリー 8.ヒュー・ジャックマン 9.スカーレット・ヨハンソン 10.ユマ・サーマン 11.コリン・ファレル 12.ポール・ニューマン 13.マーロン・ブランド 14.ナタリー・ポートマン 15.ブラッド・ピット 16.リタ・ヘイワース 17.グレイス・ケリー 18.モニカ・ベルッチ 19.エリック・バナ 20.ブリジット・バルドー
多分アメリカで投票したらかなり違った結果が出ると思うけれど、それにしてもベスト20見てるだけでなんか違和感を覚えてしまう。こういうのが「イギリス人らしさ」ってことになるのかねえ。よう分からんけど。 つまりこれは「セクシー」という言葉についての感覚自体が違ってるってことなのだろう。日本人はどうしてもこれを誘うような匂うような「イロケ」とのみ解釈してしまうが、英語ではそれも含めての男性女性の本質的な魅力、といった意味合いで使われている感じだ。 ……というのは好意的な解釈で、往年の名女優、名男優が必ずしも上位に名を連ねていない、ヨーロッパ系映画の俳優があまり顧みられていない(BBがやっと20位だ)、という点を考えると、セクシーもくそもねえ、ただの人気投票じゃないの、という気がしてくる。それが証拠に、6年前にも同じアンケートを取ったそうだけれど、その時の1位、ケイト・ウィンスレットは今回35位にまで沈んでいる。イギリスでもどこの国でも、若い人は特にだろうが、話題作以外の映画なんて見ようともしていない、という傾向が強いようだ。 日本人では唯一、栗山千明がベスト100に名を連ねているそうだが、これも『キル・ビル』以外に日本人が出てる映画を知らからなんだろうね。
それから、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の売れ行きが鈍いそうな。 初版290万部、と言われてもピンと来ないが、紀伊國屋で1コーナー全部『ハリポタ』という状況は見ているから、こんなに山積みにしてたら、かえって購買欲を殺ぐんじゃなかろうかとは思っていた。それでもこれまでの四作は売れていたというから、時の勢いというものは恐ろしい、と言わざるを得なかったが、それにもやや翳りが見えてきたということか。といっても200万部はハケそうだというからまだまだバケモノみたいなヒット商品であることに疑いはない。 ご存知の方も多かろうが、『ハリー・ポッター』シリーズは返品不可、書店の完全買い取り制度である。つまり、注文があった分だけ売りに出す、というシステムを取っているわけだけれども、これは小さな書店にまで本が出まわらないという“書店側の”苦情を受けて、出版元の静山社がそのように切り替えた、ということだそうな。だったら書店が「買い取った本がだぶついて困る」と愚痴をこぼすのは筋違いというものだろう。ましてや「ハリポタのせいで、ほかの出版社の本を返本しなけりゃならなくなる」なんて、書店が言うセリフか。つかさー、前の『炎のゴブレット』のときも同じニュースが流れてたんだけど、全国の書店は学習能力ないのか。 次巻は多分もちっと初版部数を落とすんじゃないかとは思うけれど、あと二作で完結なんだから、7作揃えてセットで売るとか、いろいろ売るための努力してみたらいかがざんしょかね。
2003年10月02日(木) 追加日記1/『サブカルチャー反戦論』(大塚英志) 2002年10月02日(水) もうあのクニについて書くのはやめようかな/ドラマ『迷路荘の惨劇』/『よみきり▽もの』3巻(竹本泉)ほか 2001年10月02日(火) 新番組マラソン開始!/アニメ『FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド』第1話「異界への旅」ほか 2000年10月02日(月) 出たものは全部食う、は貧乏人の躾か?/『名探偵は密航中』(若竹七海)
| 2004年10月01日(金) |
映画の日なので『アイ・ロボット』と『LOVERS』を。/『かってに改蔵』26巻(完結) |
さあ、今日もまたトンガリさんが休みだ。昨日はてっきり欠勤だと思いこんでいたのだが、よく思い出してみると、月末に出張があると上司から聞いていたのだった。無断欠勤だとばかり思いこんでいたのは私の大きな勘違いだったので、謹んでここに訂正させていただきます。トンガリさんにあらぬ不名誉な印象を与えてしまって、申し訳ありませんでした。……で、今日の休みは何なのよ? 出張が入ったとは言え、ここんとこずっと週休四日とか五日だけど、これがどうして問題にならないのかよくわかんないね。 ウチの部所での宴会が近く計画されているのだが、当然、トンガリさんだって一応は誘わなきゃならない。今日、その案内を頂いたのだが、予定の会場というのが、私やほかの同僚にとっては交通の便がよくて行きやすいところなのだが、トンガリさんの家からはかなり離れているのである。上司がロコツに「おまえは来るな」と遠回しに伝えているようで、こういうのは今一つ好きになれない。私は旅行土産とかも、会話したくなくともちゃんとあげているのである。まあ、来てくれないほうが嬉しいんだけど、断わるなら断わるでなんかイヤミの一つも言いそうでイヤだな。
帰りはしげと待ち合わせて、ダイヤモンドシティへ。 夕飯はそこのとんかつ屋で定食。ごはんとキャベツがお代わり自由なのはほかのとんかつ屋もだいたい同じだが、ここはさらに味噌汁もお代わり自由である。これはちょっとオトクなんで、私は嬉しかったのだが、味噌汁と言っても中身は「しじみ汁」だったので、貝が苦手なしげは手をつけず。砂が入っているのがどうにもイヤだと言うのである。確かに「砂」は食い物じゃないから、これは一概に「好き嫌い」とは決め付けられない。日頃のしげの好き嫌いぶりを見てると釈然としないものを覚えはするけれど。
小学館の広告に浦沢直樹の『プルートゥ』の発売が「9月30日」と書いてあったので、「フタバ図書」で探してみたのだが、ポスター広告はあったのだけれど、ゲンブツは見当たらない。店員さんに聞いてみると、「明日発売」とのこと。福岡はどうしても東京に比べて、二日は遅れてしまうのである。ホントはもう荷物届いてんのは知ってんだけど、わざと一日、二日は「寝かす」からなあ。 以前は貸し本屋のころから付き合いのあった知り合いの本屋が「寝かさずに」本を出してくれてたから、新刊も広告記載の発売日通りか、一日早く入手できていたのだけれど、去年ついにツブレちゃったんで、それができなくなった。まあ、仕方ないけど。 一日買い損なうと、きっと入手困難になると踏んでるので、これだけは毎日本屋通いしてでもゲットしなければならんのである。
今日は映画の日で千円興行。だもんで映画を2本ハシゴする。 『アイ、ロボット』。前にも書いたが、アシモフの原作はモチーフに使われただけ。 役者と演出次第じゃ結構楽しめる作品になったと思うんだけれど、主演がウィル・スミスじゃ、ウスいSFにしかならんのである。これ、もっと渋い役者がやんないと生きないよ。それこそ渡辺謙あたりに演じさせてやりたいわ。 ストーリーそのものはSFミステリーの骨組はきちんと取ってて、謎解きにもそうムリはない(そのために謎が簡単過ぎて犯人すぐ分かっちゃうけど)。だから一応つまんなくはないんだけど、そりゃ普通のB級SFとして見たら、ということであって、わざわざアシモフのロボット三原則をモチーフに使うってんなら、どうしてももっとハイレベルなものを期待しちゃうじゃないのよ。 そもそも三原則自体、“矛盾”“欠陥”があることはSFファンならみんな知ってることなんだから、それを“うまく”つじつま合わせなきゃ、物語は成立しないのである。なのに結局は「逃げ」を打ってるから、どうにも不満が残るのである。アシモフの名前使う必要、ないんだよね。 「黒幕」の正体もありきたり。『マクロスプラス』や『攻殻』見た後じゃ、トテモトテモこの程度のドンデン返しじゃ、感動なんてできませんわな。いや、ルーツを辿れば映画のロボットものはやっぱり『ブレードランナー』に行き着いちゃうんだけど。 「どうしょうもない」とまで言い切っちゃうほどにひどくはないけど、なんか物足りない感は強く残った。この程度の作品を「SFとして面白い」とか言っちゃいけないよね。
続けて、『ヴァン・ヘルシング』を見ようかと思っていたのだが、時間が丁度合わなかったので、『LOVERS』に変更。しげはあまり興味示してなかったのだが、ムリヤリ誘った。これでつまんなかったら、あとが怖い(^_^;)。 原タイトルの「十面埋伏」と邦題とのギャップがなあ。でも、実際、映画はラブシーンがやたら多くて(しかもすべてアオカン(~_~;))、アクション・シーンが一つ息つくたびに別の息吐きまくってくれるので、見ていてちょっくら気恥ずかしいのであった。 出演予定だったアニタ・ムイが急死したため、ラストにかなり変更が加えられた、という事情は『キネ旬』で読んで知っていたが、尻切れトンボ感がするのはやはりその通りだった。ヒロインの小妹(おお、「妹」か!?)が、「今度会う時は敵同士よ」ってセリフ吐いときながら、すぐ男のあと追いかけて、逃避行しようって、そりゃ意表突かれますですよ。最後の対決は草原の戦いがいきなり雪山になるし。『姿三四郎』&『続姿三四郎』でひとつぶで二度美味しいって趣向か?こりゃ。竹やぶの落ち葉の描写からてっきり季節は秋だと思ってたんだけれど、もしかして主役の二人、冬になるまでずっと戦ってたんかい。映画館でも後半はやたら失笑買ってたなあ(^_^;)。 厳しい見方をすれば、キャストが一人亡くなったからって、映画を完成させないわけにはいかないんだから、代役立ててでも「本来の」結末を描くべきだった、と言えるだろう。当然、張藝謀監督は、朝廷と飛刀門との最終対決、一大スペクタクルを描くつもりだったのだろう(英語タイトルはまさにその“House of Flying Dagger”「飛刀門」である)。「事情」を知らない観客にしてみれば、ラストはあまりに唐突で、「これで終わり?」ってなもんだ。 けれど、役者を使い捨てのように扱う映画がやたらあることを思うと、張藝謀監督の判断、映画監督としてはダメダメでも人間としてはキライにはなれない。山田康雄が亡くなったあと、毎年『ルパン三世』が愚作を連発され続けてる状況とか見てると特にねえ。だからまあ、今回は映画としてどうこう、ということはホントはあまり言いたくないのである。 しげは「なんであの女(ヒロインのチャン・ツィイーのことね)、カネシロに行くんだよ、アンディ・ラウのほうがずっといいじゃん!」と憤慨していたが、自分がフラれたからって、嫉妬に駆られて女殺そうとする男のどこがいいかね?「素直に身を引く男なんて、本気で愛してない!」とか言うんだけど、身を引かなきゃそいつ、ストーカーって言われると思うんだけど。そっちのほうがいいなら、そういうタイプの人を好きになってくださいな。そんときゃ私ゃ素直に身を引くから。
帰宅して、買って来たマンガ本を何冊か読んだら、疲れてたらしくすぐに落ちた。 読んだマンガは、まず、竹本泉『トゥインクルスターのんのんじーEX』。 第2巻がずーっと出ないな〜、と思っていたら、連載が打ち切られてページ数が足りなかったのであった。面白いのになあ。それを補うのにゲスト作家を呼ぶってのはちょっとどうかとは思うけれど、面白いからヨシ。アンソロジーだと思えばいいのだ。絶対にヌードは描かない竹本さんだけれど、鶴田謙二さんはしっかりおーるぬーどののんのんじーを描いてくれていてマル。あさりさんも久米田さんもいい絵描いてる。けれど竹本さんもう45歳なんだね。月日がたつのは早い。
川原泉『ブレーメン�供截鬼�(完結)。 川原泉最大長編となった本作もついに完結。これまでのキャラクターも聡登場して、いかにも最終回にふさわしいムードだけれど、テンション自体は初めのころに比べて下がっちゃったような。人類の傲慢を告発する点では実に正統なSFの王道を描いているのだが、これまでのキラたちの活躍で、ブレーメンたちへの差別も宇宙的に随分と緩和されているので、虐待事件も簡単に解決しちゃうんである。盛り上がりがないっていうか。でも川原さんは連載がちゃんと続いてくれてるだけで嬉しいのである。
久米田康治『かってに改蔵』26巻(完結)。 「打ち切り打ち切り」と作者のストレスが前面に出すぎて、読んでてツライ完結編。26巻も続いてるじゃん。『タッチ』なみよ? 単行本出してもらえないマンガ家さんだっているのに。作者自身、自虐的に言ってるけど、「かわいそう」ぶるのはやめたがいいよなあ。「不可抗力」ネタは納得しちゃうけど、やっぱこれ、「ギャグの面白さ」とは違う。共感強要マンガとでも言うべきか。最終回のネタは長らく引いたけど、1巻のころから伏線引いてたんで、確信犯なんだろう。意表をついてて、シメとしては悪くない。ギャグマンガじゃないと思ってみればね。
え〜っと、もう何年前のアニメになるんだっけ、「2001年製作」だから3年も経つか。TOKYOPOPによるTVアニメシリーズ『SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール』が、メリッサ・ジョーン・ハートの主演で実写映画化されることが決定とか。 日本じゃイマイチマイナーなアニメがアチラでは大人気、ということはよくあるけれど、『サムライ・ガール』とはまた「いかにも」な好みだねえ。『サムライ・ジャック』のヒットとはあまり関係なさそうだけど。 でも外人さんを主役に、ということは、設定もキャストもかなりオリジナルシリーズより変えられちゃうんだろうな。学園ものになるかどうかすらあやしい。 けれどそれで日本のファンが激怒する、ということは今回はあまりないんちゃうやろか。『サムライガール』と言っても知らないオタクも多いだろうし。原作があるものをアニメ化、実写化すると、必ず怒り出すファンがいるものだけれど、それはあまりに有名な、そして人気の作品を改変しちゃうからである。完全オリジナルだったら、そういう意味での批判は起こりにくい。今回は、「無名の、人気のない原作を使う」ことで批判を回避したわけだ。批判に弱い製作会社は、今度からこの手を使ったらどうか。 『トンデラハウスの大冒険』とか、『ワンサくん』とか『超人戦隊バラタック』『氷河戦士ガイスラッガー』『超光速ガルビオン』『超時空騎団サザンクロス』、このへんの作品なら、実写化リメイクしても、誰も文句言わないと思うぞ(^o^)。
2003年10月01日(水) 別れの謂れ/『おそろしくて言えない』1巻(桑田乃梨子) 2002年10月01日(火) たかが賞金で金持ちにはなれない/アニメ『あずまんが大王』最終回/『西洋骨董洋菓子店』4巻(よしながふみ) 2001年10月01日(月) 貴公子の死/ドラマ『仮面ライダーアギトスペシャル』/『終着駅殺人事件』ほか 2000年10月01日(日) スランプと○○○の穴と香取慎吾と/映画『マルコヴィッチの穴』
| 2004年09月30日(木) |
男が男に恋をする。まあ、自由だけどよ/DVD『鋼の錬金術師』9巻 |
劇団ホームページの方の日記、ここんとこずっと加藤君が飛ばしっぱなしであるが(いや、以前からずっと飛ばしっぱなしなのだが)、最近は特に読むたび膝を叩いて笑わせてもらっている。 つーのがもうねー、加藤君と其ノ他君がさ、最近とみに親密になっているのだけれど、そのアツアツぶりを彼が日記でトウトウと告白しやがるもんだから、もう読んでるこっちは笑顔がフリーズするしかなくってねえ。オトコがオトコにホレることは確かにあることだろうが、かと言って、ホントのホンネは語れず書けずの私には逆立ちしたって書けない文章なのである。いや、これ貶してるんじゃないからね(さらに誤解のないように書いとくが、其ノ他君はちゃんとノーマルで、鴉丸嬢というりっぱな彼女さんがおられる。加藤君はどうか知らないが)。 http://note2.nifty.com/cgi-bin/note.cgi?u=ZVF11173&n=dan
例えば昨29日の記述には以下のような文章が。
> でもね、付き合いが深まれば深まるほど、○○○さんいい人!! > つか、いい男!(ウホッ)
「○○○」の部分は其ノ他君の名前である(本人は気にしてないみたいだけど、芸名あるんだから、できるだけそっちで書こうよ)。 「付き合いが深まれば」って、この「深まる」って表現が、私にはどうしても使えないのである。根が劣等感の塊なので、誰かに「深く付き合ってもらえている」と考えること自体、なんだか相手に対してすごくおこがましい態度を取ってるような気分に陥ってしまうのである。「じゃあオマエとオレとは浅い付き合いなのか」と怒られたら返答のしようもないのだが。 女性を誉めることに関しては私は全く遠慮はしない。なにか下心があるんじゃないか、と誹るやつもたまにいるが、私には女性に関して内心何か思ってるのに黙ってるほうがカクシゴトをしているようで好きになれないのである。もっとも、私も独身のときには女性を誉めたことはなかった。それこそ相手に「誤解」されたら困るからで、結婚して何が一番助かったかというと、堂々と女性を誉められるようになったことかもしれない(^o^)。もちろん、たとえ女性であろうと、「誉める必要はない」と判断した女性を誉めたりしないのは当然である。 でも男はなあ、独身だろうが結婚してようが、なんか誉められないのだねえ。身内意識が強ければ強いほどどんどん誉められなくなる。これにはともかくベタベタしたのを極度に嫌う職人の家に生まれたという「育ち」の問題もあるんだろうとは思う。 加藤君のように素直にオトコを誉められるって、羨ましいのだれど、それでもこれだけは言いたい。「ウホッ」はやめよう、「ウホっ」は(-_-;)。
> 見た目コワモテですけど、すんげー優しいし、しっかりしてるし、誠実だし、清潔で美しく健やかな(略) > もう憧れるところが多すぎてねぇ…
男が男を誉めることのムズカシサは、こういう文章に表れてしまう。 つまり其ノ他君に比べると加藤君は、反作用的に「見た目は優しいけれど、実はすげー冷たいやつで、へにょへにょしていて、卑劣で不潔で薄汚い病気持ちである」ということになってしまうのである。 そこまで自分を卑下してしまうと、其ノ他君がどんなにすばらしい人間でも、そのホメ言葉がウソっぽく「見え透いたお世辞」のように聞こえてしまう。男が女を誉めてもあまりお世辞に聞こえないのは、男と女がそもそも全く違った存在だからだろう。 「言葉は意味を伝える手段としてはあまりにも拙劣である」と感じるときはまさにこういうときで、ホンネで言ってるのかソラゴトなのか、表現上は区別がつかない。加藤君の気持ちを疑っているわけではないが、愛を語ることには誤解が常に伴うことを覚悟せねばならない。雄弁は絶対に沈黙以上のことが語れないのだ。
> 同じ歳の男がこんなにもいい男になってるというのに > 俺のこの有様はどうだ。 > 泣けてきます。ほんとに股間に同じモノぶら下げてんでしょうか。 > ひょっとして俺のうまい棒かなんかじゃねえの?
「うまい棒」って、それは「誰かにしゃぶってほしい」という謂か(^_^;)。 そういうタトエを乱発すると、またハカセに吐かれちゃうぞ。 これもまた誤解を生じるといけないのでクドクド書かねばならないのだが(書いても分からんやつには分からんのだが)、いろいろ加藤くんの文章を俎上に挙げているのは「こんな文章書くもんじゃない」と規制をかけているのではない。ウェブ上に公開された文章に関してはどんな感想を持たれるのも覚悟せねばらない、ということなのである。たとえ事前に「オレの文章キモいですよ」と防波堤を作っておいても、「いやほんとにむちゃくちゃキモいね」とサラッと突っ込んでくるのが「世間」というものなのだ(^o^)。あるいは「沈黙」でもって答えるのね。 「軽く半泣き」くらいですんでるのなら、まだまだ今の「試練」は軽いのだ。
さてまたトンガリさんは休みである。いいなあ、一週間に一回の出勤。 こっちは相変わらずトンガリさんの仕事を一部肩代わりしてもうテンテコマイだってのに。昼間はずっとメシを食えず、しかも残業で帰りは8時。 しげに迎えに来てもらって、帰りに「庄屋」に寄ったのが今日、最初の食事だった。これからしばらくはこんなふうにちょっと忙しい毎日が続きそうなので、トンガリさんの顔を見ないですむのなら、精神衛生上は気が休まるのだが。けれど仕事してほしいときにはサボって、いない方がいいときにはジャマしに来るのがトンガリさんの常だから、決して私の神経が休まることはないと思うワケである。
DVD『鋼の錬金術師』9巻。 第31話から34話まで、強欲のグリードは結局たった4話の出演でした。どっちかと言うと「アニメ派」な私だが、原作でも好きなキャラだったんで、うまく本筋に絡められなかった脚本、演出にはかなり不満。 スロウスがきれーなねーちゃんになってたり、ラースが大総統じゃなかったりって変更には、文句ないんだけどね。原作の量が少ないんだから設定をあれこれ補完するのはやむをえない処置だろう。ラースの手と足の設定なんか、「等価交換の法則」自体を揺るがすことになるわけで、テレビ放映時に見たときもゾクゾクしたし。蓋し、予定調和に「ゆらぎ」が生じたとき、物語は面白くなるのである。 もっとも、ホーエンハイムがまだ出てこないのは最終回までには間があるので仕方のない変更なのだろうけれど、おかげでグリードの行動原理がイマイチはっきりしないという欠陥を生んでしまった。カッコつけてるばかりで、何しに現れたのかわかんないままに死んじゃうんだからねえ、ストーリーエディターの會川昇と実際に脚本を担当した大和屋暁とのコンビネーション、うまくいってなかったんじゃないか。ホーエンハイムの代わりに、ダンテ婆さんとかライラとか、新キャラクターまで出しといたのに、こいつらがまた思わせぶりなだけでグリードにうまく絡んでない。「見せるところは見せる」ことしないと、客は引くぞ。このへん、『エヴァ』に影響受けたと正直に告白してる水島監督の弱点が露呈してる感じね。 グリードとエドをきちんと対決させたのはよかったけど、「釜茹で」はやっぱり見せるべきじゃなかったかなあ。マーテルさんが助かったのは嬉しかったんで、一応評価はプラマイゼロ(^o^)。
アニメの新作情報については、いちいち感想を書いててもキリがないのでたいてい省略してるのだが(実際にゲンブツ見たときに書きゃいいんだし)、ちょっと「なんじゃこりゃあ!」な企画をまた知っちゃったのでとりあえず書いとく。いや、一部、すっげえ怒るか呆れ果てるかするおヒトがいるだろうから(^o^)。 え〜、どんなんかっちゅーと、『戦闘妖精少女 たすけて!メイヴちゃん』。あの、神林長平の『戦闘妖精雪風』を“美少女萌えアニメ”に「改作」したという、いったい誰が発想したんだと呆れてしまう点では、『サムライ7』か『岩窟王』に匹敵するんじゃないかってくらいの脱力企画である。もともとはアニメーターの山下いくとさんのイタズラ描きから生まれたものだそうだけれど、随分前から模型誌とかに発表されてて、話題になってたとか。そっちの雑誌まではチェックしてなかったから、私が知ったのは今日が初めてである。原作ファン、激怒しないのかなあ、こういうの。 けれど、スタッフ自体はそう悪くない。監督・脚本はもりたけし、絵コンテはもりやまゆうじである。すごくおもしろくなるかもしれないけれど、おもしろくなったらおもしろくなったで、「いいのか、それで?」ってフクザツな心境になっちゃいそうな、ちょっと困ったアニメになりそうなのである。なんかホントに最近、アニメはなんでもアリだわ。 http://www.comptiq.com/top_news/04_09/28_b.html
タカラから“好きな夢を見られるマシン”『夢見工房』ってのが発売されてるそうな。 その正体はと言うと、「照明」、「音楽」、「アロマ」、「音声」の四つの効果で、寝ている間に脳に働きかけて好きな夢を見せようというもの。つまりはいわゆる「睡眠学習」の応用なんだね。受験勉強でこれを試してみた人は結構いるんじゃないかと思うけれど(英単語カセットに吹き込んで、ヘッドホン付けたまま寝たりしてな)、成功したって話はあいにく、聞いたことがない。もっとも、パッケージには「『夢見工房』は、見たい夢に近づくことをサポートするマシン。確実に見られるわけでなく、それをサポートことがコンセプト」と書いてあるそうだから、詐欺にはならんのだろうけれど。 一番の“効果”を上げるのが「音声」で、見たい夢を表すキーワードを3個、本体に録音することができて、これが睡眠中に自動的に再生され、記憶を刺激するのだそうな。例えば、「ハーレム」「ヌード」「もえもえ〜」とか入れたりすると、まっぱだかのせくしぃなねーちゃんとか美少女とか眼鏡っ娘にもみくちゃにされる夢が見られるかもしれないのである。もっともまっぱだかの黒人たちに火だるまにされる夢になっちゃうかもしれないが。つか、自分の声で延々と耳元で「ハーレム」「ハーレム」とか囁かれ続けても、悪夢しか見られんって気しかしないぞ。 ちょっと試してみたいようにも思うのだけれど、価格がいちまんごせんごひゃくよんじゅうえんと、おもちゃにしてはいささか高過ぎるのである。だって、自分でMDに声録音して流すのと何が変わらんの。録音、再生だけなら、2、3千円で安いMDデッキが買えるっしょ。アロマ効果の装置が付いてるとしても、こういうのってせいぜい五千円程度じゃないのかなあ。おもちゃの値段の相場なんて知らんから、「こんなもんだよ」と言われたら「はい、そうですか」としか答えようがないけど。なんかねえ、一瞬は確かに「おもしろそう」とは思うのだけれど、値段聞くと、こんなキカイに頼らんと、自分の意志だけで夢くらい見たらんかい! と言いたくもなるのである。 まあ、世の中は広いから、それでもやっぱり万円出しても買ってる人はいるんだろうな。なんでそこまでして好きな夢見たかったのか、どんな夢を見られたかよりもそっちの気持ちの方を聞いてみたくなるのである。 http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20040930/toy159.htm
2003年09月30日(火) 映画の栄華/『ロン先生の虫眼鏡』1巻(光瀬龍・加藤唯史) 2002年09月30日(月) 今時の格闘オタク/アニメ『天地無用! GXP』第1話/『Heaven?』4巻(佐々木倫子)ほか 2001年09月30日(日) 新人さんの名前は?/『不幸な子供』(エドワード・ゴーリー)ほか 2000年09月30日(土) 邪馬台国と背後霊と泥繋がりと/映画『モンティパイソン 人生狂騒曲』ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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